ジェシカおばさんの事件簿 Murder, She Wrote シーズン2 EP8(8) 勝利の美酒は苦い味 Dead Heat

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EP8(8) 勝利の美酒は苦い味 Dead Heat

監督/Peter Crane 脚本/J. Miyoko Hensley
Steven Hensley
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競馬場では獣医のマイク・ガンが競走馬Anchors Ahoyの診察に
来る。競走馬のオーナーのジャック・ボーエンがやってくると、
何か問題があるのかと問うが、ないという。
そんな中高級外車に乗ってビンス・シャックマンがボディガード
のグーズマンを引き連れてやってくる。シャックマンはガン
が診ている馬を調べると、どうみてもロクな走りがしなそうな
馬だという。しかし以前ガンはこの馬に2万ドルを賭けた噂が
有るのだとして、どういうことなのかをボーエンに尋ねる。
大穴狙いをしただけだろうとするが、昨年もその大穴だといった
馬を当てて、オレは20万ドルを失ったのだという。今日は大丈夫
だというと、シャックマンはこの馬が神がかり的に勝利でも
したら何か細工があるものとして徹底的に追求し、それを突き
止めたらお前達から金を取り返すという。そしてグーズマンが
お前らを葬ることになると語る。
ガンはボーエンに考え直した方が良いのではないかとするが、
ただの脅しだから大丈夫だという。ボーエンは世話係のクーキー
に対して馬をパドックに連れて行くよう指示する。

ジェシカは急いで競馬場にやってくると、トレイシーを探す。
ジェシカはパドックにいたトレイシーに声を掛けると、ジェシカ
が来てくれた事を喜ぶ。サンフランシスコに用事が有ったので
立ち寄った事を告げる。また一勝も出来ていないことを父親から
聞いたので、私がツキを運んできたというジェシカ。まだ父は
私がジョッキーになったことに不満みたいだという。

そんな中、トレイシーに声を掛けるビッキーがやってくる。
ビッキーは興奮した様子でやってくる。理由を尋ねると、夫の
カルロスは具合が悪いのに休むとは言わないとして頑固さに
呆れていた。トレイシーはジェシカにビッキーのことを紹介
する。トレイシーはビッキーのご主人のカルロスは素晴らしい
ジョッキーだと語る。

カルロスはボーエンの前で胃の調子が悪いので今日は騎乗でき
そうにないことを語るが、ボーエンはカルロスに対して、
この国に連れて来ることに苦労したが、お前を追放することは
簡単にできると脅す。するとカルロスはそれならばオレも
バラしますよとしてボーエンを脅す。そんなやりとりをしている
中、ビッキーたちがやってくる。痛み苦しむカルロスを見て
ジェシカは医務室に連れて行った方が良い事を語る。
それを知りボーエンは諦めると、近くに居たトレイシーに対して
今日の重賞レースに君が競走馬Anchors Ahoyに搭乗して欲しい
と頼む。トレイシーは驚き興奮する中、ジェシカ叔母さんとも
一緒に喜ぶ。ジェシカがトレイシーの叔母だと知るとボーエン
はジェシカに対して私のBOX席で競馬を観戦するよう誘う。

トレイシーのレースを前にして、ジェシカはボーエンのBOX席
にいく。すると隣にはカーペンター夫婦が競馬に来ていた。
妻・クリスティンはジェシカのスカーフの色を見て、競走馬
の勝ち馬を決めてしまう。ビッキーもやってくる中、
クリスティンは前兆とか予感などを深く信じる人なんだという。
夫のクリフは逆に科学的に分析して欲しいものだとして、
ジェシカにウンチクを語っていく。
ジェシカはビッキーに対してカルロスの容体はどうかと尋ねると
医務室で胃洗浄をしたのでもう大丈夫だという。ボーエンは
来ないのかと問うと、あの人はいつも自分の馬のレースは見ず
パドックに突っ立って場内アナウンスで結果を聞くのだという。
ジェシカはトレイシーが騎乗するAnchors Ahoyは正直勝てそう
なのかと問うと、あの馬は走らないからこそ20倍の倍率がついて
居る事を語る。このレースならばFrost Boyで間違いないとし、
そろそろ馬券を買いに行くというビッキー。隣に座っていた
クリフは科学的に見てEgg Rollが勝利するハズだと語る。
しかしビッキーが席を立ちすぐに場内アナウンスがある。
Anchors Ahoyの騎乗者の変更、そしてFrost Boyは出走取り消し
だという。

その頃馬券売り場では警備員のフィリップスが、シャックマンが
馬券を購入しようとしているのを見て止める。
フィリップスはヤクザの出入りを許すわけにはいかないとし、
ここは私が警備を担当するトラックだと語る。フィリップスは
シャックマンがAnchors Ahoyに出資しようとしているのを知って
何故こんな馬に賭けるのかとし、何か裏が有るのだろうとして
疑いの目を持つ。
シャックマンのことを追い出す中、フィリップスの元にケンカが
発生したとの無線連絡が入り、助けに向かう。

いざレース発走の時間になる。
なんとトレイシーが騎乗したAnchors Ahoyが優勝したのである。
ジェシカもビッキーも興奮する。シャンパンで祝わないと行けない
というビッキーは、騎手には売り上げの5割が与えられるので、
トレイシーは5千ドルは手にするハズだという。
そんな中、クーキーがやってくると、ボーエンさんが厩舎で
倒れて居るとしてやってくる。ジェシカは調べると、ボーエンが
胸に矢が刺さり殺されている事を知る。
殺人課刑事のミスコ警部がやってきて捜査が開始される。
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ジェシカは姪のトレイシーが騎手としてまだ一勝もしていない
ことを知り、サンフランシスコに行く用事の序でに競馬場に
立ち寄り激励しにいく。トレイシーの父は娘が騎手になること
に反対していたことも有り、ジェシカが気に掛けていた。
しかしジェシカは競馬のことに関しての知識が無く、そこで
知り遭うビッキー、クリスティーン、クーキーなどに色々と
教わりながらレースを楽しもうとする。トレイシーは急病人の
カルロスの変わりに重賞レースの騎手になることが決まり騎乗
すると、なんとその馬がレースで優勝する。しかし彼女が乗った
馬・Anchors Ahoyは駄馬として前評判は悪いハズだった。
レース後の興奮が冷めやらぬ中、Anchors Ahoyのオーナーだった
ボーエンが馬宿で殺されて発見されるのを見つける。

ジェシカは相変わらず親戚が多いなと思うけど、有名人なので
親戚が増えたのかな。金が有るところに謎の親戚が増えると
いうし(笑)

ドラマは競馬場での殺人事件が扱ったもので、賭け事の場には
金が動くので少なからずそんな事件が発生してもおかしくはない
のか。

ドラマとしては恐らく競馬などの賭け事に関連して、迷信とか偶然、
そして科学的立証の流れを取り込んで、殺人事件を構成したかった
のだろうと思うけど、そこを意識し過ぎてドラマ自体の流れは相当
歪になった印象も有る。

殺人の捜査に於いては、当然偶然などでは片付けてはいけないし、
競馬に関しては、寧ろ必然で有ってはならない部分が有るので、
その辺の流れをねじ曲げつつ、ドラマとしても一工夫したという
感じだけど、捜査に偶然を組み込んだ結果、ジェシカを助けに
くる捜査官の流れは相当違和感が有ったし、推論を突きつけるだけ
で、多くの人が自供してしまうという流れが有ったりするので、
殺人を犯したという事実に対する無実に固執する流れというのが
あまりに対価として同等に存在していない気がする。

あばれ馬がジェシカに向けてヒヒーンと襲いかかってくるところ
などを見て、あだち充先生の漫画「みゆき」での気弱な柔道家
が実際には強さが有るということを証明する時に出てきたシーン
を思い出す。

私もあまり競馬に関して詳しく無いけど、馬のドーピングはともかく
唇には刺青がして有って似たような馬に交換されないようにして
いるとのことだけど、毛並みとか色々と見極める方法は有りそう
だけどね。昔はパドックでは駄馬を見せて於いて、その後のレース
にはサラブレットを使った方法で詐欺することが可能だったのか。

色々と時間的流れがポイントとなる事件だった。
馬券購入場が如何に締め切り直前に混雑しているのか。
計画通りに行かないところが、犯罪の難しいところだけど、
出走取り消しになってしまった馬がいたり、騎手に関しても
直前でクスリを盛られて交換されるところなど、完全犯罪には
ほど遠いものが有った。

大量の抱水クロラールをコーヒーに混ぜて飲まされたのか、
それとも錠剤でそれを飲んだのかは分からないけど、
カルロス本人はそれを飲まされても気が付かなかったのだろうか。
胃の調子が悪いと言っていたので嘔吐したのかなと思ったら、
胃の洗浄をしたと言っていたので、やはり錠剤を飲んだのか。

マフィアたちが、実は一般人と同じで苦労していると訴えてみたり、
Mr.PとかMr.Wと呼ばれている辺り、この時代のマフィアとか
諜報員はそう呼ぶ傾向に有ったりしたのかな。

ジェシカ・フレッチャー (Angela Lansbury) 小説家

ヴィッキー・ガレゴス (Priscilla Barnes) カルロスの妻
カルロス・ガレゴス (Bert Rosario) 騎手、パナマ
パット・フィリップス (Ramon Bieri) 競馬場の警備員
クリフ・カーペンター (Jack Carter) クリスティンの夫、科学
クリスティーン・カーペンター (Carole Cook) 妻、競馬好き、迷信
ジャック・ボーエン (Lonny Chapman) 競馬馬のオーナー
ビンス・シャックマン (Norman Fell) 競馬の賭け屋
トレイシー・マギール (Linda Grovenor) 騎手
マイク・ガン (Clu Gulager) 獣医
テッド・ミスコ (Roy Thinnes) 警部
クーキー・ミルフォード (Derrel Maury) 馬の調教師
アーニー (Tom Dreesen)
グーズマン (Alex Rebar) シャックマンのボディガード
Mr.P (Robert Ellenstein) ラスベガスの大物
— (Freddye Chapman) 看護師
スチュワード (Don Matheson) チーフ
— (Stu Gilliam) タクシー運転手 “The Hibiscus Cab”
— (Tony Ballen) Bookie
— (Richard Paradise) Bookie
— (Joe Faust) Security Guard

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