情熱のシーラ El tiempo entre costuras 第12話 新たな標的

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第12話 新たな標的

監督/Inaki Mercero 脚本/Susana Lopez、Carlos Montero
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【前回までのあらすじ】
シーラはヒルガースに知り逢いが困っているので助けて欲しい
とするが、どんな事情で有れ任務以外には関わるなと言われる。
バキータの義兄・エドゥアルドは、彼女が今すぐに捕まると
言っている訳では無いが時間の問題ではないかという。シーラ
はアルバの母に頼んで、友人に複雑な経歴がある人がいるので
アルバの夫に逢わせて欲しいと語るが、それに失敗する。
イグナシオに助けを求める中、シーラのことに警戒していた彼
はまさか助けを求めているのがパキータだったとは意外に
感じて居た。私にはあの子がいないとダメなんだというパキータ
の訴えにイグナシオも揺り動かされ共産党員だった過去を
消され、そして新しい身分証を渡される。ようやく息子のエリ
ーアスとパキータは再会する。ヒルガースからは新たな任務だ
としてマヌエル・ダ・シルバの情報を集めるよう言われる。

【ストーリー】
1940年12月、スペイン・マドリード。
町並みはすっかり冬景色だった。シーラはモロッコにいる母に
手紙を出す。『仕立ての仕事をしている毎日で時が進むのが
早いとし、母と別れた日が遥か昔のようにだという。マドリー
ドは内戦の痛手から少しずつ立ち直っていること。それなのに
私のキズは癒えず、癒えそうになると何かが起きてキズ口
を広げるという。強くならなければ・・焦ってははいけないと
と思っても孤独だという。』

図書館にいくシーラはそこでヒルガースの面会し、母親への
手紙を出してもらう。クリスマスも共に過ごせずに辛かっただ
ろうと言われるが、一人で過ごすのは初めてではないという。
必ず届けると約束するとのこと。ヒルガースはロンドンから活動の
強化を求められているとして、マヌエル・ダ・シルバのことを
覚えていないかと問われる。ここに写真があるとし、今は彼の
仕事について実業家でリスボンに居るが我が国イギリス外交官
ととてもよい関係を続けていてイグリスの企業と沢山取引して
いるという。一方でドイツ人とも関係を築き始めていること。
ビジネスとしてドイツに利益をもたらし、そしてイギリスを排除
するような関係だという。何の売買をしているのかは分からない
とし、食料、鉱石、あるいは武器なのか。そんな情報を入手して
欲しいのだという。彼はポルトガルにいるが、シーラの情報に
よりマドリードに来ることが判明していること。
更にヒルガースはベルタ・ステアリングというスペイン人の写真
を見せると、夫はドイツ人で大きな影響力を持つナチスの有力者
だという。マヌエルはマドリードに来たらベルタが開く夕食会に
出席する予定だとしシーラには夕食会に招待されるようにベルタ
と親しくなって欲しいのだという。シーラは時間が無いのにそんな
信頼を築くことは難しいというが、まずは客の力を借りて工房に
来る様に仕向けて欲しいとのこと。あなたにしか出来ない任務だ
と言われる。

シーラはその日から客にベルタのことを聞く。
スペイン人の客はベルタは口数の少ない人で、とても感じが悪い
という。ユーモアのセンスはゼロだという。あるドイツ人の客は
ご主人が仕事でドイツへ行ってからは彼女に逆らえないという。
客にするつもりならば苦労するだろうと。彼女には決まった
店が有り、フローラ・ビシャレアルを贔屓にしているのだという。
客の一人・マリータは明日ベルタに逢うので話をするが、店を
変えるかは分からないという。その席に同席させてもらえないか
とシーラは頼む。マリータは了承する変わりにお願いがあるのだ
という。私は最近婚約した事を告げると、シーラはウェディング
ドレスならば私が仕立てるという。それはもう想定済みだと
いうと、大晦日に社交クラブでパーティーが開かれるのでそれに
一緒に行って婚約者や彼の家族を紹介させて欲しいのだという。
シーラは了承する。

マリータはベルタと喫茶店で逢う中、シーラは偶然を装いマリータ
に声を掛ける。マリータはベルタにシーラを紹介すると、彼女は
仕立て屋で天使の手を持っているという。来シーズンのデザイン
を持ってきたとするが、ベルタは私たちは久しぶりに遭ったの
でそれは今でなくてもいいでしょと語りシーラを除ける。
ベルタはマリータに対して新しい家族について話す事が沢山有る
のではないかとするとシーラは仕方なく退席する。その直前に
シーラはベルタにウチの工房にも是非来て下さいとするが、私らは
決まった場所があるのだという。
シーラは帰り道にも相変わらず銃を持つ男に監視されている事を
知る。

大晦日の社交界のパーティー。
シーラはマリータと出かける中、そこでなんとシーラは自分の事
を常に監視している例の男が居ることを知る。あの人は誰かと
問うと婚約者のお父さんの部下の人だという。招待状をもらって
きたというマリータ。お父様は誰なのかと問うとすぐに紹介
するという。婚約者の父だとして彼の前にいくと、なんとゴンサー
ロ・アルバラード・・・シーラの母とは愛人でシーラの父だった。
ゴンサーロからは踊りませんかと誘われると、君にまた逢えて
嬉しいことを聞かされる。今は違う名前を使っていること。モロッコ
人だとしても誰にも言うつもりはないという。それなりの訳が
あるのだろうと。貴方の部下はまだそれを突き止めていないのです
ねとすると、シーラのことを脅かすつもりはなかったのだという。
君に似た人を見たということから君かどうかを確かめたかったのだ
という。
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時代は1940年の年末。シーラは久しく逢っていない母に手紙を
出そうとするとヒルガースはシーラの功績を考えて、その手紙
を必ず渡すことを誓ってくれる。そんな中シーラが舞踏会で
持ち込んで来たマヌエル・ダ・シルバの件で新たな任務が与えら
れる。ダ・シルバはポルトガルで事業を行っていてこれまで
イギリスと有効な関係を築いて来たが、ドイツ側とも精通し始め、
不穏な動きを見せているということだった。ダ・シルバが
マドリードに来る際、スペイン人で夫はナチスの有力者である
ベルタ・ステアリングという人物の邸宅で食事会に招待される
為に、なんとかしてシーラの力でベルタの食事会に呼ばれるよう
工作して欲しいとのことだった。シーラは店に来る客をツテに、
ベルタの情報を集めて、なんとかして彼女に接近しようとするが・・

1940年度の大晦日から1941年に至る新年に向けた流れの中で、
交流を通して密かに起きている情報戦・諜報活動に参加し、思想
を振りまいている人たちの姿を描いたもの。
1941年というと日本ではヨーロッパで発生している戦争の流れに
便乗して太平洋戦争に突入した年でも有るけど、スペインでは
その時、どんな流れの中で再び戦争への道を歩んでいくのか。

スペイン内でもドイツ派、中立派、イギリス派みたいな形で
公の場(ピアノコンサート)ではハッキリと色分けされた形で席が
用意されているところが驚きであり衝撃的だった。
名目的には国籍で振り分けているのだろうけど、あの場に居れば
諜報活動などしなくてもどの国に肩入れしているのかが分かるもの
があり、有る意味ではこのドラマを象徴するようなシーンの一つ。

問題が解決した流れと、新たに懸念すべき問題が発生した。
何よりもシーラにとって酷なのは、親しい人にも容易には逢えない
現状があるところかな。
父親ゴンサーロとの関係は例え微妙だったとしても、血のつながり
のある家族だし、親から遠く離れている状況の中で頼るべき人の
居ない今の状況の中で、慕ってくれている父親に対して肩入れして
いくというところもなんとなく心情的には理解出来る。

ただ諜報活動しているという立場上、決められたルールを守らない
とやはり多くの活動している仲間が不利な立場に追い込まれる
ことにも繋がる。

装飾品が盗まれたとして、ゴンサーロの息子のエンリケから訴えを
起こされ指名手配されていたシーラだけど、そういった懸念すべき
ものが自然と解消された流れは良かった。

またなんと言っても彼女の頭を悩ませていた彼女のことを常に
嗅ぎ回っていたという銃を持った男の存在が明らかになると共に、
その流れが解消された辺りもまた一つ重荷の取れたことだろうか。
ただゴンサーロって何処まで信用出来る人物なのかイマイチよく
分からず、確か内戦当時は危険な状況に有るとされていたけれど、
内戦の停戦と同時に立場が回復している辺り、何処かの諜報機関と
繋がっている流れがあるのではないかという気がしないでもない。
シーラが父親に逢った際に語っていた様に、自分で確かめに来る
ことも可能だっただろうし、やり方が周りくどかったよなぁ。

ただゴンサーロの息子・カルロスの婚約者がマリータであることから
一連の再会への流れが演出されたみたいなので、その辺は安心
出来るところか。

目的の人物と接近する為の方法論をどうするのかが見物。
今回のシーラの中のアドリブ的対応は、ベルタの完璧主義者である
という性格を見越して、上手く人間関係の繋がり感を利用して
接近したことと、ピアノコンサートの場での気絶した流れを
通してその場をやり過ごしたこと。しかしまぁ如何にも見つかり
そうなブレスレットにカメラの焦点も定まっていたので、それが
発端で見つかってしまうというのも自明の理というところは
合ったのかな。食卓に座った時に何度もチラチラっとブレスレット
が見え隠れしていたので、ヤバイなと思っていたけど案の上、
ベルタという女性もただ者ではないって感じだった。

スペイン人なのにドイツ的思想を吹き込まれて、突然シーラの前で
アルバイトゥハマトゥフライ(労働は自由を生む)とか、
ハインリッヒ・ヒトラーの言葉を引用して「自由への道は有る。
その道しるべは服従・勤勉・誠実・分別・秩序・清潔・正直・
犠牲的奉仕、そして祖国への愛」だとしていた時には、確かに
気持ち悪い女性だったけど、スペイン人がドイツ人の夫と結婚する
というのはそれだけ難しい立場であったことも有るんだろうね。

それにしてもマドリードの伝統なのか新年にブドウを食べるという
習慣があるというのは驚きだった。
あとスペインの気候的なものなのか冬でもあんまり寒そうじゃなか
ったね。

ベルタとの縁は切れたけど、ダ・シルバとはマカオのシルク繋がり
で辛うじて結ばれている感じ。二人の会話もある程度弾んでいた
様だし、再会すれば二人はまた違和感なくやりとりできるかな。

■使用された曲

・Adeste Fideles
Performed by Mark Ford
・The Blue Danube
Written by Johann Strauss
・Mambo Jambo
Written by Richard Myhill
・Jazz by Candlelight
Written by Dick Walter
・Impromptus No. 4 in A Flat Major Allegretto Op. 90
Written by Franz Schubert

■検索用キーワード

シーラ・キローガ (Adriana Ugarte) お針子。ドローレスの一人娘
ドーラ (Tessa Doniga) シーラの工房の手伝い
マルティーナ (Valeria Racu) シーラの工房の手伝い
アラン・ヒルガース (Ben Temple) イギリス秘密諜報部
マヌエラ (Elena Irureta) 工房の元女主人

マヌエル・ダ・シルバ (Filipe Duarte) ポルトガルの実業家
ゴンザーロ・アルバラード (Carlos Olalla) シーラの父
ベルタ・スターリング (Ana Milan) スペイン人、ドイツ人夫
— (Javier Mejia)
— (Bill Holden)
メアリー (Carolina Meijer) ヒルガースとピアノコンサートに同行
— (Amparo Barcia)
マリータ (Maggie Civantos) シーラの客
カルロス (Pepe Lorente) ゴンザーロの息子
マーカス・ローガン (Peter Vives) 監視していた男
アレマナ (Emilia Uutinen) シーラの工房の客
— (Puchi Lagarde) シーラの工房の客・スペイン人

エンリケ () シーラを訴えていたゴンサーロの息子
ヒルバンダ () 使用人
マイケル () ゴンサーロの友人
ガブリエラ () マイケルの妻
ヴィンクラー夫妻 () ベルタの夕食会
コール夫妻 () ベルタの夕食会
ウルリッヒ夫妻 () ベルタの夕食会

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