情熱のシーラ El tiempo entre costuras 第10話 思わぬ再会

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第10話 思わぬ再会

監督/Inaki Mercero 脚本/Susana Lopez、Carlos Montero
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【前回までのあらすじ】
モロッコを離れる際にバスケスはシーラに対して本当にマドリ
ードに帰りたいのかと問われる。シーラは厄介者から解放され
ますねと語ると、貴方は決して厄介者ではなかったとされる。
母親もシーラに対して自慢の娘である事を語る。
ヒルガースは前の旅券は破棄してくれとして、新たに渡された
パスポートはアリーシュ・アゴリウクというシーラの名前を
反対から書いた名前だった。
ヒルガースからは、ドイツ人は重要な話を初稿の席でするもの
でありその席には夫人も同行するという。調べて欲しいのは、
彼らが「何時」「何処に」集まるのかということ。シーラには
二つの条件があり、マドリードの上流社会からは一歩も出ない
こと。そしてイギリカ国籍の人とは絶対に接触しないことだと
いう。先ずは工房に客が来ないとこれまでの指示も計画も意味
がないという。エルザ・ブルックマンからの信頼を得たシーラは
あなたならばマドリードで成功するというお墨付きをもらう。
マルティーナとドーラには客に来てくれるドイツの夫人達の会話
を全て報告してもらうことに。そんな中ヒルガースからは緊急
事態のこととして脅迫、急用、身の危険があった時の手順も聞か
されるのだった。

【ストーリー】
1940年10月スペイン・マドリード。
シーラは夜家にいると何者かが尋ねてくる。
やってきたのはベイクベデルだった。こんな時間に申し訳ない
という彼は全て終わったと語る。大臣を解任されたとし明日には
発表されるであろう事を語る。恐らくこのような記事だとして
「ベイグベデルは外務大臣はその職を去る事になった。これま
での功労に感謝の意を表する」と。感謝なんて白々しいという。
昨日の午後フランコ総統と逢ったこと。彼がアンダイエでヒトラー
と会談する前に話したいことが有ったという。スペインはドイツ
側について戦争にすべきではないと私は訴えたが、彼は私に
優しく接してアフリカで一緒だった頃の話までしたのだという。
そう親しい関係ではないがフランコは私を全く評価していなか
ったとし、私も彼に好感を持てなかったという。無愛想で出世
しか頭に無い男で、私は自由主義ではないがフランコのあの
誇大妄想的な全体主義には嫌悪感を覚えるという。何が一つの
偉大で自由なスペインだと語ると、連中はドイツに忠誠を示す為
に私を首にしたのだという。それで十分なのにフランコと義理の
弟のセラーノはデマを流したのだという。私に国を裏切らせたの
はロザリンダであると。よくて軟禁されるだろうとし軍法会議に
かけられある朝銃殺されるかもしれないという。シーラに一つ
頼み事があるという。ロザリンダへの手紙で、何とかリスボン
に届けたいという。彼女はケジュタポに尾行されていると分かり
スペインを出たのだという。ヒルガースに渡してくれれば彼なら
外交封印袋を使って届けられるという。シーラは必ず渡すことを
約束する。私はロザリンダのことを愛しているとし、二度と会えなけ
れば君からその事を伝えて欲しいと言われる。また彼女の事を
尋ねて上げて欲しいとし、住所は手紙に書かれているとのこと。
シーラは今に何もかも終わるしきっと上手くいくとして励ます。

シーラはベイグベルクの手紙を預かったということをヒルガース
に連絡を入れる。いつものように博物館にいくと尾行されている
事を知る。外は雨が降っていたがシーラは君が悪くなり逃げると
通りかかったタクシーに乗ると自宅に戻る。
しかし自宅では男が待っていた。シーラに対して久しぶりだという
男は何年ぶりかという。彼はイグナシオで、シーラの元婚約者だった。
お互い随分としょっせしたねとすると、元婚約者への挨拶がそれ
なのと問われる。何をしているのかというシーラに対して話が有る
という。どうして私を監視しているのかと問うと、もう私のこと
を忘れてくれという。忘れられたらどんなに楽なのかというイグナ
シオ。自分は現在内務省の治安局に勤めていること。マドリード
に定住する外国人の監視をしているとし、君は今モロッコ人なのだ
ろうと。目的は何なのかと問うと、服を着替えたら身分証を見せて
くれという。

シーラは服を着替えに部屋に戻るが部屋は開けておくよう言われる。
シーラは急いでロザリンダへの手紙を下着の中に入れて隠す。
イグナシオに対して旅券だとして渡すと、国籍を変えた理由を聞か
れる。旅券を盗まれたので友達がモロッコの国籍を取ってくれた
のだという。その名前も現地語のベルベル語だという。僕を捨てた
アイツは?と問われるとあなたにはドウでも良いことだという。マド
リードに来た目的を問われると働く為だという。工房だとすると
見せて欲しいと君の部屋もだという。色々と調べる中下着にまで
手を伸ばす彼を見て、それはやり過ぎだとして止める。
誰がニセの工房を開いたのか僕は分かっているという。しかしシーラ
は偽物てはないとし、朝の9時から夜の9時まで働いていると語る。
ベイクベデル大臣とはどういう関係なのかと問われテトゥアンに
居た時の友人だという。愛人だと思っているのであれば違うと語る。
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イギリスの秘密諜報部のヒルガースからシーラに対して
スペインのマドリードで工房を開いて、ドイツの要人たちの
動きを知らせて欲しいという打診を受けて、諜報員としての活動
を行う。イギリスとしてはスペインがドイツと共に戦いに参加
することを望まず、イギリスよりの政策・主張を広げている
ベイグベデルをスペインの外務大臣として影ながら後押しする格好
だったが、フランコ総統とフランコの義理の弟のセラーノは
ドイツに忠誠を示す為にベイグベデルのデマを流し、愛人のロザリ
ンダが彼を唆してイギリスよりの政策をさせたのだと語る。
ベイグベデルは解任される前日にシーラの家にくると、ロザリンダ
宛の手紙を彼女に渡して欲しいと頼む。彼女は現在リスボンにいる
とのことだった。

マドリードに戻ったということは当然旧友たちとの再会もまた
このドラマの楽しみであり、内戦によってどのように変わっている
のかということが安否の問題も含めて興味深く描かれる。
ただ正直内戦が有った様な外観的形跡はなく、言葉だけで進行して
いる感じがする所には違和感があって、内戦とか戦いで傷ついた
人たちの姿が一切存在していないように見えてしまうところがちょ
っと感情移入がしづらいかな。

1話のエピソードでは1922年3月の頃から始まった。
親友のパキータと母・ドローレスらと共にマヌエラ夫人の工房で
働く幼少期の姿が有った。
そしてその12年後の1934年にはパキータはエミリオと結婚し、シーラ
はそんなパキータたちと式の前に訪れた祭りの中で役所で働く為に
試験を受けようとしていたイグナシオという大人しそうな男性との
出会いが有り、順調に進んで婚約にまで進んだはずだったが、
タイプライター店で出会ったラミーロと恋に落ちて、1936年5月には
シーラはスペインでの内戦の混乱が起きる前にモロッコのタンジール
へと渡って行った。
そして巡り巡って今回はその上陸から4年後の1940年の10月。

もう随分時間的経過が有ったのかなと思うけど、シーラがマドリード
から脱出して僅か4年なんですよね。
ただ内戦が起きたとする4年ならば状況は一変していてもおかしくは
ないだろうし、人の生き死にに関わるところも有るハズなので
今回はイグナシオとの再会、そしてマヌエラとの再会によって
そんな事情が語られた格好だった。

背景では勿論このドラマのメインの流れであるスペインの政治を
巡りドイツとイギリスの介入によって挟まれる市民や政治家たちの
苦悩する姿が有る。

婚約の最中に逃げられたイグナシオとしては突然シーラのことを
笑って許せる状況ではないだろうし、役所に入って早くも内務省の
治安局で定住する外国人の監視活動を任されているところを見ると
昇格した感じがする。当時のイグナシオはどちらかというと冴えない
男風に思えたけれど、時代や情勢が変われば彼自身の人となりも
変わるものなんだね。

イグナシオは内戦時代を経験せずにシーラがモロッコに逃げて幸せ
に暮らしていたであろう姿に許せない思いがしているようだ。
今後は個人的感情に身を任せて常にシーラに目を光らせていく役割
なのかも知れない。

色々とシーラの後を尾行しているものが多いけれど、シーラが
尾行されていると感じた瞬間からずっとイグナシオによって尾行され
ていたのか。それともベイグベデルがシーラと連絡を取りたくて
密かにそのタイミングを謀っていたのかは分からないけれど、
残念ながらモロッコでの英雄もマドリードでは通じなかったようで、
ベイグベデルは失脚してしまった。

「誰がニセの工房を開いたのか僕には分かっている」
「ベイクベデル大臣とはどういう関係なのか」
「ベイベデルはイギリス人に身を売った裏切りもの。イギリスの女狐
にたぶらかされている」
とイグナシオに散々の言われようなシーラだけど、シーラは彼を嫌な
人間に変わってしまったとして非難するも、そうも言えないところが
有るような感じはする。

話を聞くと隣人だったノルベルトは真ん中の息子は国民軍がマドリード
入りした時に殺害され、一番下の子は刑務所。友達のソレは義勇軍の
双子を身ごもったが捨てられて今では娼婦になってセバーダ市場に
いるという。工房のマヌエラ夫人はアバラ通りの手芸展で繕い物
をしていたという。

ドイツ人と親しいスペイン高官の娘・アルバの社交界デビューの舞踏
会がある為に、忙しいので人を雇いたい旨をヒルガースに相談し、
マヌエラ夫人を加えることになる。
パキータとは長いこと逢っていないというマヌエラの姿が有ったけど、
結果として彼女はパキータを地下室に匿っていた。エミリオが国や
信念の為に戦っていたので、反逆者としてパキータは追われている
ところが有るのだろうか?

マヌエラはドーラとマルティーナが色々とドイツ人の会話をメモして
シーラに伝えていることから、実はマヌエラ自身が立場的には逆の
人物なのかと思ってちょっと心配した。途中で仕事に来なくなった
という点で何かシーラに悪いことが起きるのかと思ったけど、
実際にはパキータを匿っていたことに起因していた。
パキータから色々とこの4年の間に有ったことを聞かされたけれど、
子供が兄夫婦の元に奪われ、自分としても立場の弱さから取り戻せない
様子。パキータ自身あんまり体調が良く無さそうだけど、果たして
どのような対策を講じていくのか。

しかしここまで尾行されていると博物館でのヒルガースなどとの
連絡員との情報の接触は難しそうだな。車を途中で止められて
持ち物検査をされたに一瞬で見つかってしまう。今回シーラの家
を捜索するイグナシオは捜索名目で部屋を調べていたけど、
取りあえず下着に隠して見つからなかったところは良かったね。
イグナシオも最低限の礼儀だけは持ち合わせていそうだ。

■使用された曲

■検索用キーワード

シーラ・キローガ (Adriana Ugarte) お針子。ドローレスの一人娘
ロザリンダ・フォックス (Hannah New) 客
フアン・ルイス・ベイグベデル (Tristan Ulloa) スペイン保護領高等弁務官

ドーラ (Tessa Doniga) シーラの工房の手伝い
マルティーヤ (Valeria Racu) シーラの工房の手伝い
アラン・ヒルガース (Ben Temple) イギリス秘密諜報部
マヌエラ (Elena Irureta) 工房の元女主人
パキータ (Pepa Rus) シーラの幼なじみ
イグナシオ (Raul Arevalo) 内務省の治安局
アルバ (Laia Costa) 社交界デビュー
アルバの母 (Eva Martin)

エリーアス () パキータの息子、エミリオの兄夫婦に預けている
エミリオ () パキータの元夫
フランコ将軍・・反乱軍、ナチスドイツと協力
セラーノ・スニェル・・・フランコの義弟

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