第1話 プレスリー刑事<デカ>登場 It’s All Right, Mama
脚本/Angelina Burnett
監督/Clark Johnson
【ストーリー】
テネシー州メンフィスで週末エルヴィスの歌を歌うドワイト・ヘンド
リックスはメンフィス市警の刑事だった。
J&L酒店で店主の男性が銃弾に倒れて死亡していた。
コーヒーを以て現場に現れたドワイトは相棒のホワイトと共に
制服警官のサットンから事情を聞く。お前が向かいでホットドッグを
食べている時(ナマズサンドだ(c)サットン談)、銃声を聞いてから
どのくらいで駆けつけたのかと問うと30秒だという。誰か出て行った
のを見たかと棟が誰もいないとのこと。窓が開いていて足跡も有った
ので犯人は窓から逃げたんだというサットン。周辺10ブロックで聞き
込みしてもらっているという。逃走経路を調べる為に地下室に行くが
デカイ足なのにこんな小さな窓から逃げられるはずはない・・そもそも
この足跡はサットンのものだというドワイトは、この店を封鎖しろと
してまでいるハズだという。緊迫感が走り銃を握りしめて現場を
見回る中、人が一人入れそうな棚から物音が聞こえるのを見逃さなか
った。中に居る犯人に対して一度だけ自分から出てくるチャンスを
与えるというドワイト。その後は発砲するとした為に、犯人は降参
とばかりに銃を床に置いて出てきて手を挙げる。するとズボンが
ずり落ちる。サットンにボディチェックして置けと告げドワイトは仕事
を終える。
帰宅するドワイトは母親に食事を買って帰る。
しかしドアを開けて母親・ポーラの名前を呼ぶが電気がついて居ない
割りにレコードは掛けっぱなしでコンロで水を沸かしているガスも
付けっぱなしだった。裏口を見ると男が見えたためにドワイトは
男の首を絞めて母親は何処かとするが、ポーラはその手を退けなさい
と告げると彼はマサチューセッツ州からトニーさんで隣人だという。
そこで招待してムードよく食事を取っていたのだった。ドワイトは
謝罪するが、この時間に来客が来ることは珍しく、またここでは自衛
第一だとして、メンフィスにようこそと語る。
翌朝、ドワイトは署に向かう中、署員たちの為に朝食を買っていく。
メンフィスの町はエルヴィス週間で町中にエルヴィス信奉者たちが
エルヴィスの格好をして来ていた。
メンフィス市警に到着するが、ドワイトは”オッパイランプ”が捨てら
れている事に気がつく。どうやら新任の警部補のターニャ・ライスが
捨てたらしいとし、彼女はタフな女だという。室内に入るとドワイト
は外で彼女が風邪を引いていたぞと語るとみんな笑う。
警部補は署員達に毎日サーバーに業務報告をアップする様告げ、コミ
ュニケーションが成功の鍵だとし、情報の共有をして刑事課の仕事
を効率よく進めるのだという。
一通り説明した後、ターニャはドワイトに対して貴方が噂のヘンドリ
ックス刑事なのねと語る。私のオフィスに来てと語る。
ドワイトは彼女に課を代表して歓迎する事を語る。しかしここは
頭部とはやり方が違う事を告げ、ウチのシステムはデリケートであり、
少し間違えば崩壊するのだという。例えばおっぱいランプについて
もくだらないものだがみんなを和ませるものだとし捨てる理由は無い
と語る。ターニャはホワイト刑事と共に10-15の対応をするよう命じ
られる。ここでは刑事は単純な事件は扱わないとし、制服警官の仕事
だと語るドワイト。するとターニャは私が母親だと知っているかと
告げ、5人の子を産み育てたこと。子供が私の頼みを聞かないことも
有ったが最後は聞いたわという。心の奥では私が正しいと知っていた
からで、やがて反抗することもなくなったという。今では固い絆で
結ばれた家族であること。すぐに対応する様告げ、女性にはプラスチ
ックの乳首に照らされたくない人も居るのだという。
10-15の対応中に大事件が起きたらどうするんだというドワイトは
モリス警部補とは大違いだという。そのウチ彼女も変わるだろうと
いうホワイト。
そんな中ドワイトにあなたの10-15だとして、話をしない老人だとし
認知症かも知れないという。老人に話しかけるドワイト。名前は?
何も心配することはないとしすぐに家に帰れることを語る。
彼女の持ち物を調べるとWHERのネックレスが見つかる。
あのばぁさんはドッティ・コリンズ(ドロシー・カミラ・コリンズ)
だとし、WHER局のラジオの女王だという。メンフィスの伝説だとして
ホワイトに”デルタヒッツ”を知らないかと問うと覚えているという。
ドワイトは1979年WHER局で彼女を出待ちしていたことがあるとし
サインが欲しかったのだという。そんな中診て欲しいものがあると
して女性捜査官がやってくる。なんとドッティの体は激しい虐待の
痕があったのである。すぐにドッティの住所を調べろとし、誰が
こんな酷いことをしたのかと呟く。
■感想
Juliette Lewisさんが出演しているということなので見てみたけど、
彼女が出演するのは2話だったようだ。
現在GYAOで送信中だけど、3/1までで配信終了っぽい。
明日見られるかな。GYAO重いし、無料だと更に重い(笑)
ドラマはテネシー州メンフィスを舞台にした刑事ドラマ。
名前はよく聞く土地だけど、実際どんなところかよく分からない。
「PLL」のアリア・モンゴメリー役のLucy Haleの出身地。
彼女CDも出しているのでamazonで購入して聞いて見たけど、イマイチ
印象に残った曲はなかった。
さてドラマではメンフィス市警のドワイトとホワイトのコンビが
中心となって町の犯罪と戦う。
アメリカの中でも治安はあまり良くないとも言われている様だけど、
ドラマの中で映し出される光景は南部を感じさせる長閑さも有れば
やはりドラッグの存在は欠かせないところもある。
テネシー州は、アメリカでもちょうど中間地でもあるので、どちらとも
言えないけれど、wikiると、アメリカ系アメリカ人6割、白人4割の
土地のようだ。
何と言ってもエルビス・プレスリーの邸宅である「グレイスランド」
が有り、この町の人たちのプレスリー愛を示すような初回のエピソード
構成だった。
「家族を大切にする」、「絆を大切にする」としてチームワークや
情報の共有感を唱える警部補のターニャが新たに赴任する。
こういう凝り固まった価値観の根付く土地の風土に飲まれず、上司の
威厳を保ちながら自分色を出せるのか。それとも郷に入っては郷に従って
寧ろ主導権はメンフィス市警のカリスマとなっているドワイトに
合わせていくのか。
町の象徴と言えば、幼少期からこの土地に住む人には欠かせないのが
ラジオ局のWHER。その中でもドッティ・コリンズがパーソナリティ
を務めてきた”デルタヒッツ”によって成長して来たものたちは、
その彼女が虐待されている事を知り、それを助ける為に虐待者を捜し
だすというもの。
町の象徴がラジオ局のWHERならば、このメンフィス市警の象徴は
“おっぱいランプ”。女性には不快に思う人も居るとして、本来の
アメリカならばまさにセクハラとして扱われそうだけど、流石に
そこまで大事にはならない。男性のドワイトにしてみれば、人を
和ませるとしていたけれど、上述した様に女性にはあまり気分の
良いものでは無い。最終的には両方の案を採るかのようにして、その
ランプに下着を着けるという行動を取ったけど、熱で焦げないか心配
だ(笑)LEDランプにいれば、熱を持たないので安心だぞ!
事件捜査では目撃証言もまた曖昧で、町の裏社会を牛耳って良そうな
カヌという男性から話を聞くと、サビーヌという女性がドッティの
介護士をしていたという。しかしサビーヌは寧ろドッティが虐待されて
いるのを解放した立場で、問題は彼女の彼氏が犯罪に荷担している。
結局息子に成りすましたものが犯人。
本当の息子は地下室の冷凍庫によって殺されて隠されていた。
ラジオ局のWHERのドッティのラジオによって助けられた人も多い
ハズだということで、ドワイトが決起していく辺りは、外部に来た
ターニャでは分からないことではないのかな。
しかも彼女は家族の絆などを主張している割りに、子供とは疎遠に
なっている感じ。ラストのオチではドワイトもまた母親を守ろうと
して、トニーが母親から小切手を借りた身であるにも関わらずバー
で女と遊んでいることに対してちょっぴり制裁を加えたのかな。
ターニャとドワイト、互いに私生活では上手く入っていないけど、
ライブで歌っているドワイトの姿を見れば彼女の彼への先入観も
少しは解きほぐれたのかな。
■使用された曲
・Green Onions by Booker T. & The MG’s
・Witchita Lineman by Glen Campbell
・Walking the Dog by Rufus Thomas
・Boot Leg (Single Version) by Booker T. & The MG’s
・Son of a Preacher Man by Dusty Springfield
・What It Is by Little Milton
・That’s Alright Mama by Elvis Presley
・Drop Down Mama by Sleepy John Estes
・Born Under a Bad Sign (Single Version) by Albert King
・Time Is Tight by Booker T. & The MG’s
・I See A Darkness by Keb’ Mo’
・Change Gonna Come by Otis Redding
■出演者
ドワイト・ヘンドリックス (Jason Lee) メンフィス市警
チャーリー・ホワイト (Sam Hennings) “ホワイトヘッド”、ドワイト相棒
ダヴェイ・サットン (DJ Qualls) メンフィス市警・制服警官
ポーラ・アン・ヘンドリックス (Celia Weston) ドワイトの母
Sgt.JC ライトフット (Abraham Benrubi) メンフィス市警
レジナルド・グリーンバック (Leonard Earl Howze) “ボーディーン”
Lt.ターニャ・ライス (Alfre Woodard) メンフィス市警・警部補
パトリック・コリンズ / レイ・プルイット (Christopher Stanley) ドッティの息子
TJ ウィリアムズ (Dylan Kussman) サビーヌの彼、リハビリ中
トニー・ベリュー (Daniel Hugh Kelly) ポーラと仲良し、お隣さん、詐欺
ドッティ・コリンズ (Mildred Covert) WHER局のラジオの女王
タマラ・サリー (Angel Campbell) 8歳、ドッティの隣人の子
— (Jeffrey Friend)
モリス・ティスデイル (Leon Lamar) 盲目の老人
サビーヌ・バスクイエ (Darcel White Moreno) 介護人、殺される
アボニス・カヌ (Arthur Joseph) ボス
J&L パープ (Disko Blaze) J&Lの店
— (Margo Swisher) Female Uniform
ヨシ・ヤカムラ (Yuki Matsuzaki)
— (Cary Y. Mizobe) Asian Elvis
— (Michael Liu) Asian Elvis
— (Vince Canlas) Asian Elvis
— (Lawrence Sykkmon) Asian Elvis
クルーズ (Alexander Eldimiati) 捜査官
— (Satin Mitchell) Old Lady Witness
— (Anthony Phillips) Parade Goer
ガーナー (Kerry Sims)
— (Cedric Burton) 警察署員
— (Elton LeBlanc) 捜査官
— (Rhonda Schaubert) Star Struck Girl at Table
— (Andy Sims) Man Filling Out Papers
— (Logan Douglas Smith) Elvis in Purple Las Vagas Suit
— (Daniel Vincent) Man Exiting Coffee Shop