サイバー諜報員 ~インテリジェンス~ Intelligence 第10話 カメラの向こうにいる男 Cain and Gabriel

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March 3, 2014
第10話 カメラの向こうにいる男 Cain and Gabriel

脚本/Pam Davis 監督/Kenneth Biller
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アリゾナ州・テンピ。
テッドは駆除業社のビンセント・カネロから許可証を見せて
もらうと劇物である三フッ化ホウ素、塩化メチレンなどの薬品
を引き渡す。「一体何を殺すんだ?」というテッドに対して、
「頼まれれば何でも・・」と答えるビンセント。

サンフランシスコ。
ダイナーにカプチーノを購入しに来た”ジャノ”。
しかし注文が終わった際に、何故かジャノの名前を”アントン・
ラディック”と呼ぶ店員の姿に驚く。
それと同時にケインという人物から電話が鳴ると、俺はお前の
正体を知っている人物だと語る。住所をメールしたので30分以内
に来いと告げ、不審な行動を取ればチェチェンの組織にお前の
妻と赤ん坊のことをバラすぞと脅す。
アントンは指定された倉庫へとやってくるとそこにはビンセント
が居た。頼まれてたものだとしてビンセントは車に乗せた大量の
薬品を手渡す。ケインはアントンに対して、自分が持っているボタン
を押せばすぐに獣たちがお前の家族を襲いに来るとして、ビンセント
を殺させると命令に従わせるのだった。

アメリカ・サイバー軍。
9時58分。ガブリエルは脳に色々とセンサーを付けられて検査を
していた。10時には検査が終わると言っただろうとして、博士や
ネルソンに語る。チップは感情に影響を及ぼす酵素と関係深い
のだという博士はテストをしなければならないとして理解を
求める。最近私生活で感情の変化は有ったかと問われる。号泣
したとか大笑いしたことなど・・・そんな事はないというガブリエル
に対してネルソンは扁桃体に聞けば分かることだぞと脅す。
現在ガブリエルの脳ではチップと融合している最中であり、
お前がお前で有るかどうかを恒に確かめていかないといけない
のだという。「チップは常に人間の能力を上回っているが人間性
を失っては駄目だ」という。
そんな中リリアンから事件が発生したとしてお呼びがかかる。

事件とはビンセントという犯罪組織・セバスティアーニの一族の手下
が政府に寝返り証人保護の元で過ごしていたが、フェニックス
警察によると3日前から連絡が取れず行方不明になっているという。
またアントン・ラディックというチェチェンの科学者はテロ組織
を見限るまで組織内で化学兵器を作っていたが、アメリカに寝返り
政府の保護下に入ったのだという。その二人が接触している映像
が有り何故か共犯の関係になっていると語るジェームソン。
ビンセントは害虫駆除会社をしていて塩化メチレン760リットル
テトロドトキシン40kgなど大量の毒物を合成出来る薬品を
手にすることが出来る人物だという。
二人が結びついた背景に証人保護プログラムにアクセス出来る
黒幕が居るであろうこと。内部犯行かに思われたが外部から
アクセスした形跡が有ったという。ネルソンは法執行機関の
極秘データにアクセス出来るなんてまるで忍者のようだと語る。
影で操っている騎手を捕まえないといけないこと語る。

博士によるとビンセントが発注した化学薬品はどれも半減期が
短いもので、効力を発揮するのは48時間だという。
ガブリエルは二人が倉庫で接触したカメラ映像を見て、バン
のバーコードからサンフランシスコだと語る。
トンネルとゴールデンゲートブリッジを通過しているとのこと。
リリアンは博士とジェームソンとネルソンに対して、ハッカー
を追跡するよう求める。ガブリエルとライリーとリリアンは
サンフランシスコで直接化学兵器を取り押さえるのだ語る。
ネルソンたちはリリアンが何故直接自ら出動するのか理解に苦
しむが、リリアンにはサンフランシスコに娘・レベッカが住んで
いたのである。

三人で専用機を使ってサンフランシスコへと向かう。
フライトは5時間の予定。ライリーはガブリエルが落ち着かない
様子をしていることに気が付きどういうことなのかと問うと、
ガブリエルは俺の特等席をリリアンに取られたのだという。
ライリーはそんなに座りたければカバンでも置いて取って置けば
良かったと皮肉るが、ガブリエルは習慣を代えたくはないのだ
とし、験担ぎのようなものだという。勝利している時にクツした
を履き替えないのと同じようなものだという。

司令部からネルソンらの報告が入る。
証人保護プログラムにアクセスしたものはログファイルを見る限り
国内にいること。博士は神経毒が拡散された際のシミュレーション
モデルを計算した事を告げそれを見せる。大体あの薬品では12から
15kgの毒を精製で来ること。分析した結果、市内で散布されれば
サンフランシスコ全域の100万人に影響を与えるというものだった。
しかし博士によると何処かしっくりしないものが有り、化学物質
の量からすると死に至る量ではなく、寧ろ筋肉の壊死、麻痺による
運動障害、脳以外の全身が機能しなくなる程度だという。

ガブリエルはリリアンに対してレベッカのことが心配なのかと
問う中、チップでも未来は予測できないという。ガブリエルは
娘に退避するよう連絡は入れたのかと問うがリリアンは規則は
破れないのだという。最善の方法は攻撃を食い止めることであり
任務よりも自分の利益を優先すれば娘の命を危険にさらすことになる
のだという。
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アリゾナ州から運ばれた化学燃料がチェチェンの化学兵器を
作っていた人物の手に渡る。しかし燃料を運んだビンセントも
それを受け取ったアントンも二人とも証人保護プログラムと
して政府の管理下の事で身元を変えて生活している事を知る。
フェニックス警察はビンセントと連絡が取れなくなったことで
サイバー軍に応援を要請する中で、二人を引き合わせたのは
証人保護プログラムのデータベースにアクセス出来て、外部
から法執行機関の厳しいセキュリティを突破出来る人物で
ある事が分かるが・・・

またしても変な話だった。そもそも今回のエピソードはサイバー軍
にとってはもっとも得意とする分野だろうし、ガブリエルにとって
はフル回転で能力が発揮出来るであろう内容であるところを見ると
まるでその能力が活かされる気配のない展開にただただもどかしさ
とドラマ上の都合の良さばかりを感じる。

相変わらずドラマのメインは人間とは何かを、チップによって
ロボコップ化しているガブリエルなどの人間離れした行動や感情
を通して訴えかけているところが有り、時に才能に秀でている
ことが人間扱いされないことや、逆に障害者もまた同等のものが
有り、そのことを通して市民や視聴者にとって問いかけるものが
有りそうだ。

サイバー軍という役職の特権を利用した子供を助ける行為は、
果たして倫理的にはどうなのかということ。大義的には子供や社会
を助ける為のハズのリリアンの行動の中に、寧ろ家庭として
見てみると、決して関係が上手くいっておらず、本当の意味で
助けていることになるのかどうかの本質的な部分にもふれて、
色々と考えさせられることも有る。ルールを守ることが、人間として
当然だけど、度を超えたルールの遵守が逆に人間っぽくは見えなく
なるというところがまた皮肉な感じだ。

今回の容疑者を見ると全く主張も分からないではないのだが、
何でガブリエルのことに精通しているのかということに関しては
まるで説明もなく、法執行機関のシステムにも入り込めるだけの
スキルを持つ人物ならば、トップシークレットであるクロックワーク
計画の情報を盗み出していると見ても良いのだけど、正直容疑者が
行おうとしていることとはまるで違う分野での事なので、そう関心
を持つ分野とも思えない。

一つの情報を以て千にも万にも情報を得るハズのガブリエルの
レンダリング機能は影を潜めていた。相手はキーボードを打つ手も
おぼつかない人物だったのに、ガブリエルがまるで相手を突き止める
こともなく、周りの人が殆どの情報の精査を行っていたところが
違和感が有ったな。
科学者とプログラマー的技術者はまるで違う分野なのに、
扱いとしても一緒くたに犯人像を設定づけており、屈折していて助言する
人がいないとしつつも、献身的に支えてくれている妻がいる。
学生時代をタコマ大学のスポーツ畑で育ったような人物が、何故
そんなにスキルが発達しているのか。
今の時代、外に出なくても外の情報が沢山得られる分だけ、
より孤独を感じるというのは分からないでもないし、気が付くと
世の中は監視社会で、どこもかしこも防犯カメラ映像ばかりという
怖さを感じるものが有るけど、そういう事件が起きたらこその
サイバー軍ではないのかという感じがするので、他の刑事ドラマ
以上の対応を見せて欲しいところだよね。

爆弾についてもガブリエルならば一瞬で起爆装置を解除しそうな
気がするんだけどね。

一応サイバーレンダリングの3D化技術は使われたけど、もう少し核心
のところで使えれば良いのにね。
ジェニングス製薬の株主総会の場で使うとか。

私生活・家族のことで感情移入し捜査に支障を来していたリリアン。
そんなリリアンに助言するガブリエルだけど、ガブリエルこそ
アメリアという元恋人との関係の為にこの世界に入り、当初は暴走して
いたことも有り、最も良いアドバイスを与えられる人物ではないのかな。

・リリアンの娘・レベッカ役のLaura Wiggins

「シェイムレス 俺たちに恥はない」でカレン・ジャクソン役、
「ザ・ファインダー 千里眼を持つ男 」の7話でハリケーンから
逃げる生徒役。

・Safe With Me by Angela Lee Sloan
・”Spoiler Alert” by Roeland Ruijsch

ガブリエル・ヴォーン (Josh Holloway) サイバー諜報員
ライリー・ニール (Meghan Ory) 元シークレットサービス
Dr.シェナンドア・キャシディ (John Billingsley) 博士、チップ開発
ネルソン・キャシディ (P.J. Byrne) ジェナンドアの息子
クリス・ジェームソン (Michael Rady) サイバー軍
リリアン・ストランド (Marg Helgenberger) サイバー軍の司令官
アダム・ウェザリー (Tomas Arana) 国家情報長官 (DNI)

ジョナサン・ケイン (Alan Ruck) 主犯、神経麻痺患者
Mrs.ケイン (Stephanie Nash) ジョナサンの妻
レベッカ・ストランド (Laura Wiggins) リリアンの娘、画家
アントン・ラディック (Dean Chekvala) “ジャノ”、元チェチェンの化学兵器開発
エリック・ハンソン (John Pollono) 投資詐欺
— (Deena Freeman) Registrar
ジェナ・ハンソン (Monica Herman) エリックの妻
テッド (Tom Konkle) 化学薬品引き渡し
— (Ana Lucasey) Barista
シェパートン (Lou Richards) ジェニングス製薬・CEO
ハンナ・ハンソン (Brooke Robinson) エリックの娘
アレックス (Dante Swain)
ビンセント・カネロ (Jack Topalian) 害虫駆除会社
— (Gerald Webb) Cybercom Agent Leader
— (Paul Lacovara) Security Man
ジョーンズ (LeRoy Mobley) Cybercom Agent

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