クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~ Reign 第3話 初めてのキス Kissed

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第3話 初めてのキス Kissed

脚本/Doris Egan
監督/Holly Dale

【ストーリー】

メアリーは修道院長に不安だと告げる。ここを出ることが不安?それとも
フランソワとの結婚が不安かと問われ、次のフランス国王と結婚するの
が信仰と国民のため、そしてスコットランドの為だと言われる。
彼女の務めは待つことだというアンリ国王は私が婚礼の日取りを決める
までだという。大事なのは国の為になることだというフランソワ。
それを聞いたメアリーは私と結婚したくないのねと語る。

【ストーリー】

スコットランド国境。
少年は水汲みとニワトリからタマゴを取りに来ると、国境には兵士が
佇んでいた。少年はイングランド人には刃向かわないとし僕のウチは
農家だけど朝食くらいならご馳走できるという。タマゴが足りるかな
という兵士は後ろに大量のイングラント軍が待機していることを語る。

ノストラダムスはカトリーヌ女王に対して眠れる薬を処方する。
そんな中ノストラダムスにはビジョンが飛び込んでくる。
「剣」「鷹」「駒」「人が倒れ刺される」・・これは戦だとし、
それに犠牲者が見えたという。火の粉はこの城にまで覆うという。

5人で会話していた。
メアリーはケナに対してキスした最高の相手は誰かと尋ねる。
大人の男だとするとメアリーは誰なのかと問う。言えるのは同じ年頃の
男は経験がなさ過ぎるってこと。彼らとするくらいなら自分でした方が
マシと語る。次はグリアだとして初めてのキスはと尋ねる。
するときっと近い将来だと語る。私はみんなと違い家柄が良くないので
間違いは許されないのだという。でも運命の人を見つけたという。黒髪
で長身で素敵な貴公子・トマス様・・・ポルトガルの王子だという。
現在貿易交渉のために来ているが時間をかけているのは私に遭いたいから
だという。王子に夢中なんて危険だというエイリー。政略結婚が狙い
なのにあなたと結婚はしないという。トマスはバッシュと同じで王位
は継げないけど財産があるという。確かに王族が目をつけても私なんて
遊びだと分かっているというグリル。

そんな中、城の女官がメアリー女王に対して叔父様のギーズ公クロード
様がお目にかかりたいとして来ているという。
クロードと遭うメアリーは君の母からの手紙を預かっているとし、後で
読んでくれという。それよりスコットランドで緊急事態が起きていると
の知らせだという。イングランド軍なのか。国境が危ないとし兵が集結
して様子を探っているという。母は兵を送ったのではないかという
メアリーに兵の数が足りないのだという。同盟国のフランスなら力を
貸してくれるという。しかし国王は返事を渋っているのだという。
クロードは君は同盟を強くするのに婚約したのに婚礼が延期している
のは何が有るのかと問う。メアリーは彼らの駆け引きだとし、フランソワ
も国王も我が国との関わりを避けているという。手袋のように引き出し
にしまいフランスが寒くなったら取り出し婚礼をあげるつもりでしょう
と。永遠に絆を結ぶのが怖いのだろうというクロードは、それでも今は
祖国の非常事態だとし、兵力増強の為に女王として手を打たないといけ
ないという。

メアリーはアンリ国王とフランソワたちが居る会議の場にいく。
国王はスコットランドの状況について話有っていたとし同情すると
いう。荷馬車や火薬、食料など必要なものは援助するというが、メアリー
は今必要なのは兵力だという。援軍を求めるメアリー。しかし国王は
いつ攻め込んで来るか分からない国々に四方を囲まれていること
を継げる。同盟国でしょとし逆の立場なら喜んで我々は援軍を送ると
いうメアリー。8個中隊・・6個でも良いとするが、王は首を振らなかった。
スコットランドを見殺しにするのですねとし、多くの犠牲者が出る
と語る。王は6個でも全滅すれば更に兵を補充し、またやられるの
繰り返しになるという。敵に弱さをサラしたいかとし、スコットランド
国境は泥沼だと語る。フランソワはメアリーに父は政治的に複雑な
んだというが、人が死ぬのだとし複雑なことはないという。
僕は君に賛成していること。君の国を助けるべきだという。
イングランド軍がスコットランドに侵略すればフランスにも脅威だと
いう。いつの日かフランスとスコットランドを共に治める時が来るハズ。
今はまだその力はないとし待たないといけないと。もう待ちくたびれた
というメアリー。その力がないなら力を手に入れる方法を探るべき
だというメアリー。

メアリーはボールを蹴り飛ばしているとシャルルが僕と遊ぼうとして
やってくる。何かを蹴らずには居られないというメアリー。
そんな彼女にシャルルは普通の女性とは違うとし、ドレスを汚したくな
くて普通は座っているという。でもあなたは楽しんでいると。
そんな中蹴ったボールは木の上に引っかかってしまう。
メアリーが木の上に登ってボールを取っているとそこにグリアはトマス
が現れる。グリアはメアリーのことをトマスに紹介。グリアはトマス
のことをパルメラの領主だと語る。トマスはメアリーのスカートを
覗きながらよく森を散策するのかと問う。シャルル王子のボールが
引っかかったので取りに来ただけだという。スコットランドがポルトガル
に待ち伏せしているように見えるとし、外交問題に発展するという。
メアリーは下に降りるのでトマスに後ろを向くよう告げる。
トマスはポルトガルは降伏しますとしてメアリーに挨拶する。
メアリーはグリアに対して私の第一印象は最悪になってしまったが
彼は魅力的な方だと語る。計画があるというグリア。
今度の船遊びの晩、バスケットを持って2人きりで月明かりの時に
こぎ出すのだという。メアリーはそこで初めてのキスねというと、
全ての始まりだというグリア。幸運を祈ると言うと待つだけの価値
はありそうねと語る。

王とバッシュは剣術の稽古をする。
バッシュが軟弱になったのを見て王は女性が出来たのかと告げる。
細身のシャーロットか、ふくよかな胸のイザベルかと。バッシュは教
えないと告げる。そこにフランソワがやってくると援軍の頼みにやっ
てくる。イングランド軍はスコットランド国境に居るが全軍ではない
とし、素早く叩けば勝算はあるという。手を打つべきだとしスコット
ランドとの関係は危うくなるという。王はでも決めたことだとして
援軍は送らないという。それなら剣術で私と勝負して欲しいという
フランソワは私が勝てば援軍を6個中隊で良いので送ってくれと語る。

■概要

・突如イングランド軍がスコットランド国境に待機して今にも攻め込
んで来そうな緊急事態に見舞われる。
・メアリー王女の叔父のギーズ公クロードから、スコットランドで
起きている事態を聞かされ、フランス側に同盟国として援軍を派遣
するよう求めるが、アンリ国王は援軍は絶対に送らないとして頑なな
態度に出る。
・フランソワも同盟国としてスコットランドとの関係を悪くすべきで
きないと主張し勝負をする。フランソワが勝利して、国王に約束の
履行を求めるが、国王とは皆と約束を交わすが国益になると思えば
守るしならねば破るだけだとして、そういうことを覚えておくよう
フランソワに語る。
・グリアが知り合ったのは貿易交渉でフランスに来ているポルトガル
の王子のトマスだった。しかし彼の立場はバッシュと同じ庶子であり
王位継承権はないとされていた。
・グリアはメアリーにトマスを紹介する中、トマスはメアリーの天真
爛漫さに一瞬にして気に入る。

■感想

このドラマ、テーマは「待つ」「忍耐」「我慢」ってところで全体が
動いているな。メアリーの婚礼の日を「待つ」だけでなく、女性は
みんな良縁・良い相手が現れているのを待っている。

ブロンドよりもブルネットの人物たちに魅力的な人が多いのが珍しい。
メアリーは群を抜いて魅力的だけど、そもそもブロンドの象徴になって
いるフランソワが正直私にはまるで魅力を感じない。

メアリーがトマス/ポルトガルとの関係を模索していることを語った
際にはフランソワは必死になって婚約しているんだぞとしていたけど、
婚約という名で縛り付けているだけだからね。

国王が絶対的権力を振るう中で彼としては努力はしたけれど、
国王を動かすほどの力はなく、そんな国王は同盟国であるハズのスコッ
トランドには放置プレイ状態で、他の女性と遊びまくっては視聴者を
苛つかせている感じ。

国王は頭が切れるのか腕が立つのかよく分からない人物だ。
冷静に自国の利益の為に戦況を見極めているのだろうけど、この駆け
引きは「国」同士のものだけでなく女性を巡る「個人」の問題でも
駆け引きを楽しんでいる。

王子・王女は「人ではなく国と結婚する」としているのに随分と
良いご身分だ。

■4人の女官

今回はとりわけグリアがメインだったかな。

冒頭ではみんなでこれまでに一番良かったキスの相手の話になったけど、
みんな思わせぶりなことを話していたけど誰一人言えるものなんていな
いという。

グリアはポルトガルの王子のトマスと知り合いになり、なんとかして
関係を成就しようと計画している。

レイスというコックにデートの計画を話す際に、グリアは何故結婚に
必死になっているのかを語っていた。父は家族よりも犬を大事にしている
人物で、家族を楽にさせる為に結婚相手に求めるのが財産を持っている
事と家柄の良い相手。私みたいな平民が社会で成功するには土地と称号
を持っている人と一緒になってのし上がるしかないとしていた。
彼女には4人の妹が居るとし、送り出された際のあの子たちの目は父が金
を投資する時と同じ目をしていたことを語る。

ただグリアがトマスと関係を結んでいくのではないかという気配は
色んなところで感じられた。
グリアがメアリーに相手を奪われたことで、何か怒りの矛先をぶつけて
いくかなと思った。しかし相手が王位を継承する相手だということ
を知って結局は無理だという現実にさらされ身分の違いを改めて実感
したのか。

■選択するのはフランスだけじゃない!!

メアリーはフランス側が何もしないことを知ってポルトガルとの関係
を模索するようになる。フランソワにプレッシャーをかけた格好で、
この辺は駆け引きだったのかも知れないし、本当にあのままならば
トマスとの関係を結んでいたかも知れない。

メアリーはトマスが貿易交渉と称して何を買い付けに来たのかを気に
する。グリアの話では船を造る木材だということで、メアリーはポルト
ガルは新世界開拓の為に船や軍艦を建造していると考える。

「一国の女王が欲しいと言っても手に入らないなら買えばいい」。

アンリ国王がフランソワに王としての教育を施す中で、王は自分の
判断で国益になることなら自由に出来るようなことを語っているので、
それに対抗していたかのようだった。

ただ正直トマスが胡散臭さが蔓延していたので、王位を継承する話は
嘘かと思った。父が私を王太子にするという教皇あての書状。
父は病床にあり先は長くなく、私以外の子供たちも他界し孫は3歳。
父親は摂政を信用せずに私を王位に付かせたがっているとしていたけど
この流れは何処かで嘘だということをフランソワが掴むのかと思った。

ルイ7世時代の永遠の繁栄を願って建てられたとされる教会の跡地で
メアリーにプロポーズすることになる。

■ポルトガルの進出

ポルトガルと言えば日本人には1543年にポルトガル人による種子島へ
の鉄砲伝来の話が歴史上に出てくる。その6年後の1549年には、
日本人の殆どが知るフランシスコ・ザビエルがキリスト教布教活動の
為に来日しているし、このドラマの時代性と見比べてみると、この時
のトマスの新世界開拓の為に船の建造はアジアへり進出の為かな。

このドラマの1話では1557年のフランスが舞台だったので、時代に
照らし合わせてみると、日本側から見たポルトガルの事情だけでなく
欧州を舞台にしたポルトガルの流れを知ることが出来て興味深いのか
も知れない!?

■ノストラダムスの大予言

今回は珍しく国王が王妃に親しくしすぎているノストラダムスに白羽の
矢を当てた。彼は本当に能力を持っているのか。
王様からは「神聖ローマ帝国のマクシミリアン大帝の占い師はカードで
未来を予言した。」と言われる。ローマの占い師に劣るのかと言われ、
予知能力は自由に操れない、カードは使用しないとは言っていたけど、
王としては王妃がこれ程信頼を寄せているならば何処か秀でている所
が有るはずだとしていた。

・ローラはまた恋が出来るかと質問。
黒髪の美男子と出会うがお世辞には注意。数多くの苦難に見舞われるで
しょうが乗り越えられる・・としていた。

・グリアには顔に白い印のある男と恋に落ちるとしていたことで、
トマスの顔に無理矢理白い印が・・としていたけど、現実には料理人で
粉を扱うレイスになっていくのかな。

・エイリーは故郷に帰れるか?としていたが、二度と帰れないという。
どういう事なのかと問うと、自分の胸におたずねを・・と語っていた。
エイリーって何か秘密が有りそうだね。内通者か(笑)

国王はもっと具体的に・・とノストラダムスに語ると、
「ケシの咲く野原で獅子と竜が戦う」と語っていた。竜は存在しない
生き物だということで信用していなかったが、ポルトガルの船のマーク
が竜だった。

王妃はトマスとメアリーがポルトガルの曲で踊るのを気に入っていた。
本当に気に入っているのかは疑問。息子がメアリーと結婚すれば
死が訪れるという予言の為に誘導している可能性が有るからね。
これはまぁノストラダムスにも言えるんだけど。

■その他

・バッシュが刺された。
相当腹を負傷していたけど大丈夫か。こういう時に限って母がいない。

・フランスはもう援軍を送れない
トマスと結婚しろとは、フランソワ談。
イングランドには完全にフランスの動きは見透かされていた。
誰か内通者がいることは前から言われていたし、まぁ選択肢は限られていた
からなぁ。

■使用された曲

・Roots By The Melodic
・Pompeii By Bastille
・Simple Desire By All Mankind
・Wasting My Young Years By London Grammar
・Estampie By Robert Foster
・Tete A Tete By Ismael De Saint Leger
・By Your Side By Alex & Sam
・Beautiful Day By Joshua Radin

■出演者

メアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
キャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ女王、イタリア系
セバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。アンリ2世と愛人との子
フランソワ (Toby Regbo) フランス王太子。次期国王
エイリー (Jenessa Grant) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
グリア・ノーウッド (Jenessa Grant) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ケナ (Caitlin Stasey) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ローラ (Anna Popplewell) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
アンリ2世 (Alan Van Sprang) フランス国王、スコットランドとの同盟
ノストラダムス (Rossif Sutherland) 医師で占星術師、カトリーヌの息がかかる
クロード・デ・ギーズ (Shawn Doyle) スコットランド公爵、メアリー叔父
トマス (Manolo Cardona) ポルトガル王子、パルメラの領主
レイス・ベイヤード (Jonathan Keltz) 料理人
— (Daniel Kerr) 国境の少年
— (Duncan Lacroix) 兵士、タマゴが足りるかなと少年と絡み。
サラ (Katy Grabstas) フランスの召使い
シャルル (Peter DaCunha) フランソワの弟、7歳
— (Joe Bostick) 料理人
— (Lauren Vandenbrook) フランス女官、メアリーを呼びに来る。

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