[E] BONES 骨は語る シーズン10 第22話 未来に向かって The Next in the Last

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第22話 未来に向かって The Next in the Last

脚本/Stephen Nathan
Jonathan Collier
監督/Ian Toynton

【以前のあらすじ】

アンジェラはパリの物件の資料を見ているのかとホッジンズに問う。
ホッジンズは俺たちパリに引っ越そうと語る。
ジミーから負債の回収を迫られたブレナン。ブースが再びギャンブル
依存症になっていることを知り家から出て行くよう告げる。しかし
彼は集会で自分がギャンブル依存症であることを告白して立ち直ろう
と努力していた。ブレナンはあなたを信じているとしてあなたはここ
に泊まるべき事を告げ実質許すことに決める。

【ストーリー】

ブースはブレナンに対してこの資料は何かと尋ねると、私に来た仕事
のオファーだという。研究所に大学の学科、いつも色んなオファーを
受けているとし、あなたにも来ている事を告げる。これは仕分けして
いるとしメモまで挟んで検討していること。「有力な候補」「将来性
有り」「自由裁量権」・・。IVリーグの環境に縛られたくないからね
というブレナン。ブースはギャンブルの件で面枠をかけたがこういうのは
二人で話有って決めるべきだろうと語る。あなただってワシントンを
離れて昨年ヨーロッパに行ったと指摘するがあの時はまず君に話をした
というブース。あなたの仕事のオファーもまとめて置いたとする中、
あなたは国家安全保障局で働きたいと言っていたでしょという。カンザ
スなら私の働く大学も有るという。こんなことを言うのはアンジェラが
パリに行くからかと問うと、それを否定するブレナンは私たちの問題
だという。最近は色々と有ったとし、ギャンブルのこと、刑務所に入った
こと、そして撃たれたり、子供が生まれたり・・私たちにも変化が
必要ではないかというブレナン。しかしそんな中ブースに電話が鳴る。
アダムズ公園で遺体発見だという。クリスティンは父に幼稚園に連れて
行ってもらうという。これが俺たちの暮らしだとするが、ブレナンは
今はねと語る。

現場に向かう中、ブースはこれって大事な仕事だろうと語りそう思えない
かと問う。大事な上に殺されずに済む仕事もあるという。

そんな中遺体を目にすると酷い状態だった。
カムは遺体を動物に喰われやすいように皮膚がキレイに剥がれている
という。しかし大した噛み跡はないというブレナン。ホッジンズは
喰ったのはネズミ、コヨーテ、アライグマではないという。空を飛び回る
ハゲワシを見てあれかというブース。
パリに引っ越すのだろうとホッジンズに語ると、有終の美を飾らせてくれ
という。皮膚は綺麗に歯がされていて遺体も計算したようにきちんと
置かれているというブレナン。カムはまるで私がやったみたいだわと
語る。ブレナンは鼻梁(びりょう)の高さから見て被害者は男性、真性
肋骨の端部の状態から20代半ばだという。ポーズを取らされていると
いうカム。何かのメッセージなのかというブース。古代エジプトでは
墓泥棒をすると皮膚を剥がされ、手を切り落とされたという。このオベ
リスクはエジプトのものだというホッジンズ。こういうことをするのは
ペラントだというブース。カムはペラントは死んだとしみんなで遺体を
確かめたでしょと。ペラントは賢いとしホッジンズから盗んだ金で未来
の準備をしていたのかもと。喉に何かあるとして調べると花が入って
いた。カムは花言葉は何かとホッジンズに尋ねると、この花はキラント
デンドロン。花言葉は「用心しろ」だという。

ラボに遺体を運ぶ。
心臓は無いが灰と肝臓の一部が残っているので毒物検査してDNAも調べ
られるというカム。肋骨の切り状には出血痕が認められないので傷は
死後のものだというブレナン。オベリスクに刺すために皮を剥いだのか。
ペラントがフリン捜査官を殺して遺体を岩の上に置いた手口に似ている
という。クラーク博士は模倣犯なのかと問うと信奉者かもというブレナ
ン。顔を復顔してとクラークに求めるカムだが、僕はアンジェラさん
ではないという。そこにアンジェラがやってくると確かにねという。
出発は来週だしペラント絡みでしょという彼女は、正直ヘタなのは見て
居られないという。クラークは侮辱だがありがたいと語る。
ウェンデルもホッジンズの荷造りのためにやってきたがペラント絡みの
事件なのかとしてやってくる。被害者は20代後半だが腸骨稜が異常に
薄いと語るブレナン。ウェンデルは骨軟化症なのかと問うとビタミンD
欠乏ねというブレナン。日光か栄養が不足しているのでしょうという
クラーク。カムは筋組織から見てその両方だという。外出しない人だ
ったみたいだというカムに引きこもりなのか、それとも監禁されていた
ことも考えられるという。

オーブリーはブースに対してペラントの資料ファイルを読んでいたら
夜が明けたという。こんなヤツに3年間もつきまとわれていたなんて・・
と。本気でまた担当するのかと問われ家族が心配ならば僕が担当する
というオーブリー。気持ちは有りがたいがオレの家族に手を出すヤツは
オレが捕まえるというブース。
そこにキャロリン検事がやってくると、ブースがやる気を出して目を
輝かせていることに感激する。ペラントと同じ警告が有ったと報告する。
オーブリーは金のことかも知らないとしてホッジンズの金・46億ドルは
見つかっていないという。そんな大金のためなら人も殺すというブース。

ホッジンズは身元はどうかとアンジェラに尋ねる。アンジェラは事件を
解決してから終わらせるという。証拠になりそうな微粒子はどうかと
いうカムに対して今の所グルテン、チーズとトマトだという。ピザ
なのかと。そんな中復顔から顔認証でヒットする。
被害者はフランクリン・ホルトというフリーのパソコンコンサルタント
だという。パソコンにペラントと不吉だという。

オーブリーとブースはホルトの自宅へと行く。
こんな事件を博士とやっていたなんて凄いというオーブリー。
そんな中ホルトは一人暮らしだとしていたが、家の中から物音が聞こえ
る。オーブリーが窓から覗くと壁に血痕、そして中に女性がいるという。
中に入ってブースが女性の攻撃をかわして取り押さえる。
彼女はリーラ・ストローン。ホルトに逢いに来たら血があったから
通報しようとしていたという。私は彼と付き合っているが、2、3日連絡
か取れないから来てみたのだという。彼は殺されたことを語ると最近
誰かに脅されてなかったかと問う。彼は誰にも遭っていないとし、ITを
やっていたから家から出ることは殆ど無かったという。オーブリーは
スクインツを呼びますと語る。

■概要

・アンジェラとホッジンズがパリへと引っ越しすることを決断。
それを受けてかどうかブースとブレナンも環境の変化を求めて、ジェフ
ァソニアンとは一度離れることを考えていく。
・そんな中事件が発生。アダムズ公園のオベリスクに皮を剥いだ人間
の遺体が刺さっていた。それはまるでクリストファー・ペラントのやり
方と同じ。
・ブレナンは骨の状態から、被害者は男性で20代だと語る。
・そんな遺体の口からは花が詰め込まれていて、その花言葉を調べる
と「用心しろ」というものだった。
・ペラントの模倣犯なのか。それとも弟子のような人物が居たのか。
そもそもペラントが盗んだホッジンズの財産/46億ドルの行方も分かって
いない為に、ペラントがその金を使って予め何かを仕掛けていたのでは
ないかと疑っていく。

■感想

いよいよシーズン10のファイナルエピソード。
終盤に来てメインキャラクターたちが、ジェファソニアンから離れる
と口々に言い出したので、統括しているカムとしては困惑するばかり。
アンジェラとホッジンズが来週には引っ越しするという中で、ブレナン
とブースも新しい道に進むことを決意していく。

優秀な研究員たちを一気に失ってどうなるのかってことで、アンジェラ
の代わりに復顔したクラーク博士の流れからしても、果たしてこれまで
通りのラボの形を保っていけるのか不安な流れがある。

そういう意味では途中からブレナンにしてもブースにしても、
それぞれ自分たちが教えてきた生徒たちの能力を測るようにして少し
距離を置いて今回の事件を任せるという流れは興味深く写ったし、
それが出来ると確信したことで、一応ブレナンとしては安心して
去ることは出来る。

ただ正直科学捜査に関して、ホッジンズの知識は貴重だし、そもそも
アンジェラのようにソフトを開発してアンジェラトロン自体を動かす
ことが出来る人物なんて居るんでしょうかね。
まぁ彼女は入口は、単なる画家だった感じだし、その後色々と後づけ
して、機械工学を勉強したみたいな流れも有ったけど、ブレナンが
居なくなるよりもアンジェラやホッジンズの変わりを見つけるのは
難しそうだ。そういう意味ではこの二人が残ったのは良かったね。

事件に関しては正直ペラント絡みにするのは悪くなかったけど、
手首が回せない女性が男性を殺して、解体してオベリスクに遺体を
乗っけたというのは考えづらいよな。

最初に被害邸に居たリーラの攻撃を交わしたブースは見事だったし、
ラストで列車の中の攻防では、何処かの映画で見た光景だったけど、
まさかのスタンガンに向けて銃弾を当てるというピンホールショット
以上の腕前にビックリ。

■法人類学的視点

今回はウェンデルとクラークがほぼ主導して調査した感じ

・切り傷が左右の肩甲骨、胸骨柄の下縁にも及んでいる。
これはペラントの被害者への切り傷と同じだとしていた。
骨用のノコギリを使用しているのだろうと。

・しかし条痕は微かに違いが有るとして、胸骨柄の条痕は僅かに波を
打っているという。躊躇い傷ではないかとしてペラントならば躊躇う
ことはないからも同一ではないとしていた。

・カムはホルテの現場の血痕から見て彼は銃で撃ち殺したと考えて
いた。しかし遺体には弾による外傷はない。しかし傷はオベリスクに
刺すために切り取られた部分にあるのではないかとする。

・左肩甲骨に放射線状の骨折があるというクラーク。骨折の中心は
出血痕が有り、これは死亡時のものだと分かる。弾丸の静水圧衝撃
が原因だとウェンデル。

・ただ不可解なのは上層を隠す為に組織を切り取り骨の自然な曲線に
沿って切除していないこと。中央部の切除には高度な技術が必要だ
というクラーク。

・ブレナンは研修生たちに調べた結果を求める。
骨の傷は躊躇い傷かと思っていたがよく調べると犯人は動きに制限
が有り、まっすぐ垂直にしか切れなかったという。
遺体を切る時に手首を回せないのだという。つまり犯人は「橈尺骨
癒合症」という珍しい疾患を持っていたこと。

■科学的視点

・アンジェラは被害者のホルトの部屋から、何の証拠も見つからない
としていた。ホッジンズは賢いハッカーがそんなに自分の仕事を簡単に
盗ませるハズはないという。アンジェラはレンジのソリッドステート
チップやテレビ、時計に至るまで調べたとしていた。

・デイジーは「ストレンジ・ブルー」が証拠品の中にあるのを知るが、
それが証拠品ではなくアンジェラたちの持ち物だと考えていた。
デイジーは「この映画大好きだ」としていたけど、アンジェラはその
映画がビデオテープだということに気がついて、「こんなの誰も見ない」
として暗に否定し、その中にデータが録音されているのだろうと
していた。ビデオテープでは見ないとしていたのか、このつまらない映画
は誰も見ないとしていたのかアンジェラの真意は定かではない(笑)
でも彼女、冒頭の復顔の件でクラークを撃沈させているからな。

・案の定、情報はビデオテープの中に暗号化されて隠されていた。
解読するには数ヶ月かかるが、ブースが怪しいとした人をより分ける
アルゴリズムを使って最小限の解析を試みていたようだ。

・データ解析するとホルトとエリクソンはメールでやりとりしていて
一緒に仕事をしていたことが分かる。

・ホッジンズは被害者が毎回食べていたピザの中にクラドスポリウム
というカビが付着していた。このカビは糸状のものを作る菌糸であり
菌糸の伸び具合から成長具合が分かるという。
ピザの配達の後に殺害されたものなのすどうか。配達は8時から10時。

・ホッジンズは最後にマンハッタン計画の展示室から借りたオリジナル
のカルトロンを持ってくる。実験かと思ったけど、これはアーネスト・
ローレンスがその手で作った初期の質量分析計。前から使って見たかっ
たのだというホッジンズ。
重い同素体元素は軽いものより下に沈む。ピザの箱はセルロースで、
炭素と酸素と水素の原子鎖だとしていた。沈んだものはバリウムにアン
チモンと鉛。弾丸の残留物だということを語る。

■解決への道

容疑者として浮上した人物は多かった。40億ドルの金ならば人殺しも
するわなというセリフが語る様に、ペラントが残したホッジンズから
盗んだ金の争奪戦が行われていた。

フランクリン・ホルト(被害者)。
オーエン・エリクソン(ダンロップ投資会社・セキュリティ責任者)
ダンロップ(投資会社のCEO)

が容疑者として浮上。

ダンロップ投資会社は独裁者や悪党の金を扱っている会社なのでその
情報は公に捜査でもされたとなればダンロップとしては都合が悪い。

ドラマでは菌糸から死亡時刻を特定していき、容疑者が骨を損壊した
時の傷の微妙な変化に気がついていく。

ピザを運んだものが犯人の可能性が出て来た為に調べると、誰かが
取りに来たという。忙しくて誰だか分からないとしていたけど、
女性だということくらいは分かりそうだけどね。

防犯カメラでピザを持つ手は確かに橈尺骨癒合症を患っている人物だ
と分かる。

■その他

・ブースもオーブリーに仕事を任せる

今回途中からブレナンもブースも相棒や部下に捜査を任せるところが
有った。どれだけ捜査を一人でもできるのか。
オーブリーのダンロップへの取り調べは自らの境遇の身を削っての
ものだった。父のフィリップは金融詐欺をしている為に、ダンロップ
が嘘をついているからくりについても理解している感じだった。
脅し方に関してもツボを付いていたし、ブースとしては合格点だったの
だろう。
ラストでは列車で格闘するシーンではちょっと助けていたけどね。

・別れに悲しむものたち

ブレナンの別れに一番悲しんで表現していたのは意外にもカムだった。
バジリくんが慰めていた。
ブレナンはカムに言えなかったことについて謝罪。
「私こういうのは得意じゃない」としていた。
アンジェラは意外とあっさり受け止めていた感じ。

ブースがFBIを辞めるというのを一番悲しんでいたのはキャロリンだ
った。ちょっと形は違うけどなんだかこの二人「クリマイ」の
モーガンとガルシアっぽいところもあるからなぁ。

・金に固執しないホッジンズ

戻って来た金だけど、その金は要らないということで寄付することに
決めたようだ。その金のせいで多くの人が亡くなったり傷ついたり
していること。ジェファソニアンに寄付したりどうか?

・ブレナンの最後の言葉。

最後にペラントの言葉が有った。これをみて居る時には自分は死んで
いるが、デジタルの世界では永遠に生き続けるのだという。
それを証拠にペラントに真似た人物が出て来たりしたし、彼の技術は
見るものには尊敬に値するものがあるのだろう。

「僕が死んで終わりと思ったのなら力を見くびっている」

としていたけど、ブレナンは

「私たちは物事の終わりを探し求める。でも終わりというのは幻想。
科学が証明してる通り、宇宙は絶え間なく変化している。だからこそ
私たちは友情や愛にいつも驚かされる」
「ペラントは過去の人。あんな男に私とブースの新しい人生を奪わせた
のしない」

これはタイトルが示すもの通りのものが有るね。

■使用された曲

・Comfortably Numb by Pink Floyd
・Hey You by Pink Floyd
・Mother by Pink Floyd
・Marooned by Pink Floyd
・Time by Pink Floyd
・The Thin Ice by Pink Floyd
・Wish You Were Here by Pink Floyd

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 州検事補
Dr.クラーク・エディソン (Eugene Byrd) 法人類学者
デイジー・ウィック (Carla Gallo) 研修生
ウェンデル・ブレイ (Michael Grant Terry) 研修生
アラストー・ヴィジリ (Pej Vahdat) 研修生
クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘

クリストファー・ペラント (Andrew Leeds) 過去の男
リーラ・ストローン (Lindsey Kraft) ハッカー、ハック名”メインフレーム”
オーエン・エリックソン (Derek Mio) ケビンダンロップ投資セキュリティ
ケビン・ダンロップ (Tug Coker) ケビンダンロップ投資会社CEO
ダンカン・クリー (Jaimyon Parker) ピザ屋のバイト
— (Blaine Holtkamp) ジェファソニアン・テック
ジミー・コシンスキー (Matt Burns) 胴元、回想シーン
フランクリン・ホルト () フリーのパソコンコンサルタント、被害者
フィリップ・オーブリー () ジェームズの父、金融詐欺

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