第16話 辛口グルメリポーターのマズい事情 The Big Beef at the Royal Diner
脚本/Hilary Weisman Graham
監督/Alex Chapple
【ストーリー】
カムはホッジンズに発明好きは分かっているがラボでやることは許可
できないと語る。ジェシカかホッジンズに割れないビーカーを発明
したらどうかという。アンジェラたちと飲んでいる際にホッジンズは
発明が完成したことを祝う。アンジェラはジェファソニアンは大もう
けねというが、ホッジンズはオレの発明にジェファソニアンは一切
完治しないと言われているので俺たちのものだという。バジリはカムに
対してイランにいる兄のハミッドが病気なので国に戻って最善の治療
を受けさせると語る。しかし国外追放された身なので危険ではないか
というカム。バジリは飛行機の予約をしているとし数時間後には発つ
ことを語る。ブレナンはブースに対して大きな変化があると依存症は
再発するきっかけになると語る。ブースは捜査の過程で裏カジノに
潜伏する。ジェシカはブースはもうこれ以上勝負する必要がないのに
何をしているのかと問うと、きっといい手が来ているところだという。
ブレナンはみんなに彼はギャンブル依存症である事を語る。
ブレナンはブースに支援者と話をしたかと問うと、ブースはオレを尋問
するのかという。ブースはブレナンのみて居ないところでカージナルス
の勝ちに200ドルを賭ける
【ストーリー】
ダイエットブートキャンプの教官のキルゴアはスーザンやケリーなど
多数の体格の良いものたちを軍隊式で鍛えて痩せさせようとする。
脂肪吸引する方が良かったとため息が漏れる参加者達。
キルゴアは教育ママ・スージー(スーザン)が壁登りの見本を見せると
し、自分から参加したのだろうと語る。文句があるならPTAに話せと
いう中ダンプみたいな体を動かせ!と容赦ないキルゴア。スーザンは
上手く壁に登るが反動で落ちてしまい落下した先には何と腐敗した
遺体が有った。
ブースは夕べはフライヤーズが勝利した祝だとしてブレナンやクリステ
ィンにパパ特異のパンケーキを作る。クリスティンは骨盤帯みたいだ
と語るとブースはそれを否定し、ミッキーマウスだと語る。ブレナン
もクリスティンに賛同し、この部分が恥骨でこっちが腸骨ねと語る。
クリスティンが解剖学に興味を持つのは悪い事ではないというブレナン
だがブースはまだ4歳だと語る。その年頃はメープルシロップとかアニメ
のネズミに興味を持つべきだと語る。仙骨を食べるねというクリスティン
に対して厳密に言えば座骨だけどねと。先生に歌を習ったという
クリスティンは骨の歌を歌う。
「足の骨の次は脛の骨、脛の骨の次は膝の骨、腰の骨の次は背骨、
背骨の次は胸の骨」と。しかし今度はブレナンが胸の骨なんて言い方
が正しくないとし、胸は舌骨と鎖骨と頬骨とそれから肋骨で成り立って
いるのだという。
そんな中リーキン公園で浅い穴に埋められた遺体が発見されたとの
電話が鳴る。
現場へいく。
骨盤入口部が狭くて頭蓋骨の頭頂部が平らだから白人の男性だという
ブレナン。更に何か重い物で潰されているように見えるというと
カムはあそこの女性がこの遺体の上に落ちたせいだと語る。それだと
死亡時と死亡後の傷を区別するのが難しいと語る。ブースは何の臭いか
と問うと遺体に腐食性物質がかけられているという。こういう腐敗の
仕方は初めてだというカム。酸と塩基を混合させたようだという
ホッジンズ。腐敗が促進されている部分も有れば中和されている部分も
有るというホッジンズ。
キルゴアは土の中に酸が混じっていたのかと問うと服に化学物質が
ついているとして直ちに危険回避行動を取れとして、生徒達に裸に
なるよう告げる。
ラボへ。
肋骨と鎖骨と第6から第9胸椎が骨折しているというブレナン。
被害者の服は食べ物の染みだらけだというホッジンズ。脊椎に洞発性
特発性骨増殖症の痕跡があるとしこの被害者は糖尿病患者だという
ブレナン。余分な臓器があるとし膵臓は2つと腎臓が3つあるという。
カムは瘢痕組織から見て被害者は腎臓と膵臓を移植されているという。
アンジェラはそれなら全米臓器配分ネットワークのデータベースで該当
者を探すという。
ブースは昨晩はプラス1500ドルになっていた。
携帯で確認しているとオーブリーがやってきて嬉しそうですねと語る。
被害者はチリ・ルーベンだったというと、オーブリーはテレビ番組の
「チリ・ルーベンのピリ辛チェック」は最高だという。ブースは見た
事がないというと、パソコンでオーブリーは番組を見せる。
スパイスモービル号でアメリカ中の大衆レストランをチェックして回って
いるのだという。ツイッターフィートだとし彼は先週新しいエピソード
の撮影でワシントンD.Cに来ていたようだという。プロデューサーに
話を聞きに行こうという。
アンジェラはホッジンズに対して被害者がかけられた化学物質の製品を
調べているという。ホッジンズは俺が考案した「ハニカム構造のゴム製
カバー」を製造したいという会社から連絡が有り弁護士と確認をしてもらっ
ているが、一個売れるごとに1ドルが入るという。会社は手始めに2千万個
の出荷を考えていると。このことをカムは知っているのかと問うアンジ
ェラ。ここで開発していればジェファソニアンに金が入ったハズでしょ
と。ホッジンズは正式に発売が決定されるまでは様子見しようと告げる。
そんな中製品の分析が終わり、水酸化ナトリウムと硫酸は市販されている
もので洗浄剤のものみたいだというそれも排水管用のものだと。
■概要
・リーキン公園でダイエット中のブートキャンプをしているものたちが
遺体を発見。ブレナンは骨の状態から白人男性だということを突き止め
る。
・更にラボで検査していると被害者は糖尿病患者で膵臓と腎臓がそれ
それ2個、3個と付いていること。瘢痕組織から見ても臓器移植している
ことは明らか。
・アンジェラが臓器移植ネットワークから身元を割り出すと、彼は
グルメ番組「チリ・ルーベンのピリ辛チェック」で有名なチリ・ルーベ
ンだと判明。彼らはスパイスモービルというバンに乗って全米の大衆
レストランを批評して回っていたが、先週からD.Cで撮影していた事を
知り、番組関係者から話を聞いていくことになる。
■感想
今回はそれぞれの私生活ネタが比重高きものとして描かれました
ね。これだけ個々の問題を抱えながら物語が進行していくっていうのも
これまでに無いのではないのかな。大抵一話でリセットされるのが常
だし・・
舞台がロイヤル・ダイナーになったというのもまた私生活の一部を
垣間見るようで良かったです。
毎回登場するのに、ウェイトレスとかシェフの名前とか一切知らなかっ
たし、なかなかそれらの人たちとのコミュニケーションも見られなかっ
たですからね。スタッフによると付き合いからして10年のようだ。
因みにウェイトレスの名前はジョアン。シェフの名前はフランキーだ
った。
ジョアンはブレナンの会話を聞いているからなのか、骨の名前にも
詳しく、ブレナンが
「解剖学的に正確な骨の歌を作りたいが思ったよりも難しい。」
「必要なのは篩骨と韻を踏む骨」
だとした際にジョアンが
「恥骨じゃダメなのか?。腓骨や鼻骨でも韻を踏める」
としていた。
しかし10年も付き合っているという割りにブレナンのサラダにオリーブ
を入れて出したのは、よく理解していないのではないか(笑)
骨の歌を作るとか言っていただけに今回は骨の名前がやたらと出て来た
ね。しかし歌は正直歌のリズムにも乗っていないようなラップにも
なっていないようなただ歌詞を並べただけだったけど、原語版で見れば
ちゃんと音楽になっているのかな。以前の「ココナッツの歌」の時も
正直あんまり歌としてはリズムに乗っていない曲とも言えない感じに
思えたんだけど・・
そして何よりも気になるのはブースのギャンブル依存症の再発。
今回は犯人が金を儲けている人物なのに浪費癖で文無しだったという
ことを考えるとブースの流れにも繋がるようでちょっと怖い。
スポーツカーと家を複数購入し宝石好きだったという。
■法人類学的視点
・左側頭骨と頭頂部の骨折。ヒビは冠状縫合から上顎骨、頬骨突起に
まで達している。ブレナンは長さを測れば凶器の大きさ、形状が分かる
かもと語る。
・左側の第3から第8肋骨に斜めに一直線の骨折。くぼみの湾曲具合から
判断すると凶器は円筒状。音響用ブームではないかとされていた。
・右手の中手骨に擦り傷。第2、3、4の基節骨にも同様。バーテンダー
とケンカしたことが判明。
・右の肩甲骨の関節窩の縁にヒビ。そのヒビは下の肘頭まで達している。
ただし骨修復から3週間前のものだとされていた。死因とは遠いもの。
ブースが調べたらメンフィスで作った傷で病院に行っていたことが判明
していたけどね。
・後頭骨に三日月型の傷。チリが植毛をしていた下についていた傷
なので気がつかなかった。X線で見直すことになる。
・鼓室乳突起に出血痕があるが脳血管にまでは達していないこと。
溺れた後だということで、肺の組織が損傷して和加になかったが、溺死
だろうとされていた。
科学的視点
・洞発性特発性骨増殖症の痕跡から糖尿病患者だとしていた。
しかもその為に臓器を何個も移植していたけど、金さえあればそんな
臓器を何個も繋げることは可能なのか?
・遺体から水酸化ナトリウム、硫酸、洗浄剤のような排水管用のものが
検出。
・更にフライドポテトとキャノーラ油、ビーフにケチャップ。
・血液からはアルコールとマリファナが掲出。
・ホッジンズは彼は多汗症だったとして、腋窩から分かることは沢山
あるとしていた。
・チリの毛包を分析するとコカインの常習者だが殺した日に使用した
かどうかは分からないという。
・車が発見されると、彼の生活が滅茶苦茶だということが範囲。
ゴミだらけで精液までついている。乾き具合から最近の物だとしていた
カム。仕事とはいえご苦労様(笑)。花みたいな香りがするというホッジ
ンズは、ガスクロマトグラフで分析すれば臭いを分離して科学的に
再構築出来るとしていた。
・臭いの正体はベンズアルデヒド、酢酸エチル、セージ・・香水だ
としてジョアンが付けているものだと判明。乾いた精液はジョアンと
Hした時の物らしい。
・肺の組織からはグリセリン、硫酸ナトリウム、植物タンパク加水分解
物。更にアロエベラにココナツオイルも入っていた。石けんのことだった。
■その他
・ホッジンズの発明
「ハニカム構造のゴム製カバー」を作った彼。
その商品を売りたいとして会社が接触してきたとのことで、商品が
1個売れると1ドル支払われるという。
最初から2千万個を作るというのだから凄いけど、問題は先日のエピ
の中でカムがジェファソニアンでの開発を認めると言っていれば
その利益はジェファソニアンのものになったというのに、無関係だと
言った事で、微妙な感じになってしまった。
ホッジンズは前にも金持ちだったのに今回は自分で稼いだ金なので
嬉しいことを語っていた。
後々話す事になるけど、カムのテンションがどことなく変だった。
そして彼女は嬉しそうに「私が規則に従って悪者にならずに済んだ
のは初めて。堅苦しい官僚的規則に従ったから・・」と語り、寧ろ
ホッジンズたちのことを認めていた。
・アラストがイランに渡る影響
兄の病気の為にアラストはイランに渡航。入国禁止・国外追放にされて
いるのに行ってしまったことについてカムは、自分が結婚に関して
急がずにいるのも要因の一つではないかと感じている様だ。
今回は元々はクラークが担当ではなかったのかな。
ロイヤル・ダイナーが事件に巻き込まれたからなのか、アラストからの
メールの為なのか。
アラストからクラークに届いたメールをカムに伝えていた。カムに
メールしても信じないのでクラークを経由したみたい。
クラークは「自分は嘘がつけないのでアラストも私に頼んだ」みたい
なことを言っていたけど確かにクラークなら嘘はつきそうもない。
それを証拠にカムのことを「仕切り屋」とも語っていたね。
でも先週見た「メンタリスト」では犯人だったのでなんか違和感が(笑)
カムはブレナンにも相談していた。
ブレナンらしく結婚に関係無く愛しているので一人で行ったのだろう
ことを語り、私でもそうすることを語っていた。それを聞いてカムも
ちょっぴり肩の荷が下りたようだ。
・ブースのギャンブル依存
やっぱり続いているのか。先週のラストを見たら何か勘違いとか
理由が有ってのことかと思ったんだけど・・
普段は忘れるハズもないギャンブルの克服メダルを忘れて行ったし・・
ギャンブルで稼いだ金で彼はブレナンにネックレスをプレゼントして
いた。そんな金でプレゼントされたと知ったらどう思うんだろう。
でもブレナンはネックレスをプレゼントする時に、君が相手で良かった
として語っていた。それを思い出してギャンブルをやめて欲しいけど。
・クラークとブレナン
二人はチームだとしていたけど、クラークは彼女のことをテンペランス
と呼ぶことに照れていた。そういう勇気はないと思っていたという
ブレナン。
・ジョアンも骨に詳しい
4歳のクリスティンに骨を覚えさせようとするブレナンだけど、
ジョアンも詳しかった。チリに襲われたのではないかという疑いが
遭った際に「もし私が彼の事を傷つけたとしたら彼の仙腸関節を
いくらか痛めたことくらいよ!」という。
スクインツ翻訳によると「セックスの最中に骨盤を動かしすぎて生じる
怪我のこと」だという(ブレナン談)
■使用された曲
・Dem Bones (feat. Sunnie Pelant & David Boreanaz) by Bones Cast
・F.D.J. by The Safes
・The Bones Song (feat. Emily Deschanel) by Bones Cast
・The Bones Song (feat. Emily Deschanel & Sunnie Pelant) by Bones
Cast
■出演者
テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官
Dr.クラーク・エディソン (Eugene Byrd) 法人類学者
クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
ジョアン・デマルコ (Nicole Sullivan) “ロイヤルダイナー”ウェイトレス
フランキー・クーパー (Mike Starr) “ロイヤルダイナー”シェフ
シド・ローレン (Kurt Fuller) 番組プロデューサー
ケネス・モートン (Adam Shapiro) 番組の照明
チリ・ルーベン (Jimmy Smagula) 人気テレビ番組のホスト
ローガン・マンゼス (Noel Gugliemi) バーテンダー
キルゴア (Rico E. Anderson) ブートキャンプの教官
スーザン・ボウルズ (Kelly Schumann) エクササイズブートキャンプ
ケリー・マクマホン (Nikea Gamby-Turner) エクササイズブートキャンプ
グレン・フィッシャー (Brian Robinson) “ロイヤルダイナー”皿洗い
— (Don E. Ford) FBI Office Agent