BONES 骨は語る シーズン10 第15話 砕かれたギャンブラー The Eye in the Sky

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第15話 砕かれたギャンブラー The Eye in the Sky

脚本/Gene Hong
監督/Arlene Sanford

【ストーリー】

ブースはトイレに行ったブレナンに対して大丈夫かと声を掛ける。
今尿を掛けている所よとして一人で出来るという。ブースはホントに
それで分かるのか。結果は信頼出来るものなのかと語る。二人目かも
知れないんだぞと。ブレナンは私は結果が出てから興奮するわと語る。
ブースはおかしいと思ったのだとし、ピーナツバタークッキーのせい
なんかじゃなかったんだと。結果を速めるために検査キットを振って
みたらどうか?とするが、2、3分で分かるからと宥める。あの時に出来た
子だとしてブルネッロを一本開けてキッチンで燃えた夜だと。
しかしブレナン最近はかなり頻繁だったしいつ出来たかなんて分から
ないと語る。そんな中ブースに電話が鳴り、産業用の粉砕器から遺体
が出たとのことだった。現場へは実習生を送るので君はラボで待機する
のだという。現場は薬品だらけだから行くなという。
そんな中ブレナンが「あっっっ」という声を上げた為にブースも驚く。
検査キットがプラスを指していること。妊娠したのだという。これで
2人目だとし、クッキーも辞めなくて良いんだとキスする二人。今は
まだ秘密にして欲しいというブレナン。初めての犯罪現場になるわね
と赤ちゃんに囁くが、ママはのんびりしているんだと語る。

カムはホッジンズの元へ。
するとホッジンズはラボから急いで退避してくる。
ヤバイという彼は極低温冷却剤が漏れたという。安全装置が大げさすぎる
のだという。あれはそんなに毒ではないと。ホッジンズはカムに対して
トールビーカーが20個欲しいので申請用紙が欲しいというと、1個150ドル
もするものだとして、ホントにラボの仕事で使うのよねと尋ねる。
オレに取って仕事 = 人生だというと、オレのやることは全てラボの為だ
という。つまりNOということねというカム。発明好きは知っているが
ラボでやるのは許可できないと語り自宅でやるよう注意する。これから
粉砕器で遺体を回収にいくと語る。

産廃の現場では既に実習生のジェシカが調べていた。
この美しい形の大腿骨頭と腸骨耳状面から見て被害者は30代白人男性。
カムは美しいのかと驚く。ホッジンズはクロバエの幼虫はいないので
24時間以内に殺された遺体だという。
そんな中ブースが上機嫌で現場のみんなにコーヒーを持って来て配る。
凄く気が効くのねというと今日は祝いたい気分だという。虫男くんが
NO.1だとし、君もよくやっているとジェシカに言う。私の名前知っている
んですかと尋ねられるとスクインツくんだという。被害者の携帯の一部
があるというホッジンズはアンジェラに見せようと語る。カムは遺体
の傷が黄色く変色していることから粉砕器に入る前に死んでいるという。
またこの施設内にピッキングして入っていることからして、従業員では
無いだろうという。
ホッジンズがデンタルフロスのように糸を引いているのを見てサイコー
だなと語るブースにそこまで来ると気持ち悪いぞと語る。

カムは頭蓋骨を見つけたと語る。ジェシカは頭蓋骨の突起部分は殆ど
取り除かれているとし、顎も頬も眉もないという。身元特定が大変だ
とするが、ホッジンズは顔の復元に役立つのがあるという。なんと
そこには顔の皮膚がべったりついていた。

ジェファソニアンのラボ。
アンジェラは頭蓋骨の欠けている部分を粘土で埋めたと語る。カムは
ホッジンズが見つけた顔を縫い合わせていた。まるでフランケンスタイル
だというと、二人でできあがった骨と皮を被せる。死後一日なら捜索願
も出ていないはず。粘土も大まかなのでヒットしないかも知れないという
アンジェラ。

被害者は手を使う職業の人ねというカム。ブレナンは脊椎にシュモール
結節の痕跡もあるという。カムはそれはどういう意味なのかと問うと
ジェシカが説明する。ドイツの病理学者シュモールの名が由来で軟骨が椎
体内に押し出されて突出したもののことで、高齢者にも見られるという。
ブレナンはウォレンさんは凄い優秀な実習生ね!と語ると、カムは夫婦
揃ってご機嫌だと語る。このくらいの年齢でシュモール結節があるのは
重たい物を長時間持って働く人だという。
ホッジンズは服にダンボールのカスが付着して居たという。ジェシカは
推測で語ろうとするが普段からブレナンは推測で話をするのを禁止して
いるので辞めようとするが、今日のブレナンは仮定と考えるべきで話し
ても許せる気分だという。ジェシカは引っ越し業者ではないかという。
ブレナンが同調するがなんか怖いと語る。

アンジェラはブレナンを呼ぶと何か有ったのかというブレナン。
色々と上手く行かずハグして欲しいというアンジェラに意味は分からない
けど良いわとしてハグする。すると痛みを感じるブレナンにおっぱいの
痛みでしょとして妊娠したのではないかという。また甘いもののせいとか
言わないでよとし、上機嫌なのは糖分の取りすぎではないという。
凄いニュースなのに何故黙って居るのかと問うが、まだ誰にも言わない
でと語る。
そんな中、照合した結果、候補者は12人ヒットする。
復元した顔をネット上で探したという。ブレナンは職業で絞れないか
として引っ越し業者とか運送業者だという。するとジェフ・ドーバー
一人になる。オズ倉庫引っ越し社で働いているとのこと。

オーブリーはオズ倉庫引っ越し社で責任者のバリーから話を聞きに行く。
ジェフなら今日は無断欠勤しているとのこと。殺害されて発見された
事を告げ、誰か恨んでいた人に心当たりはないかと尋ねると、同僚の
ウエストと仕事先で言い争いになってて居たということを聞いたという。
客から苦情で返金するハメになったのだという。

ジェシカは骨盤に死亡前の骨折が複数有り、大腿骨にも斜骨折の跡も
あるという。殺される前にケンカでもしたのかというカムに対して
骨修復から2年前のものなので死因とは関係無いという。
そんな中、またガラスが割れる音が聞こえるとジェシカは、ホッジンズ
に対してまたビーカーを割ったのか”縮れ毛さん”と語る。2週間前に
も割ったというと、ホッジンズはあれはフラスコだという。バイアル
も割ったというとあれは3週間前だという。教育コープでは失敗すると
その裏にある知恵を学べと言われるとし、割れないビーカーを発明すれば
良いのだという。カムはプラスチック製ならあるというが、ジェシカは
ガラスの方が滅菌しやすいとして違う視点を持たないとダメだという。
プラスチックは溶剤で溶けガスが透過することもあるというホッジンズ。
アンジェラはホッジンズが発明を考えているのを知って、またその顔を
していると指摘する。
アンジェラは被害者の携帯の基板からポーカーのアプリが満載だと
語る。複数サイトに登録して金銭的なやりとりも多いと語る。ギャンブ
ラーだったのねと語る。

■感想

既にDlifeでもシーズン10放送後にシーズン11の継続放送が決定。
今回ギャンブラー役で「バーン・ノーティス」のマイケルの
弟が出て来たけど、バーン・ノーティスの最終シーズンの放送も決定
したようだ。バーン・ノーティスは今みて居る「マーリン」のシーズン3
「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」のシーズン3が見終わったら
見ようかなと思っていたので、dlifeで放送するなら待ちましょう。

ドラマでは、ブレナンに第二子の妊娠が判明する。
最近随分と恰幅が良くなってきていたのは誰の目から見ても明らか
だったけど、まだ第一子の影響があるのかと思っていたら、
第一子(ヘンリー)が生まれたのは2011年9月21日。妊娠が発覚した
とする報道が2014年12月に行われて、2015年6月14日に第2子出産した
様子。
妊娠が発覚したのはS10の10話前後の事だろうし、出産からすると
S10の22話の最終話の放送日は2015年6月11日なので、出産ギリギリ
まで仕事をしていたのね。まぁ撮影は随分前に終わっているのかも
知れないけど。

アンジェラがブレナンに対してハグと称して胸の痛みを確認して
妊娠を見抜く所など流石。あれだけブースもブレナンはハイテンション
だったので何か有るというのは明らかだっただろうけどね。

問題なのはやはり今回の事件を通して、ブースが「信用」を盾にして
またギャンブル依存症に戻ってしまう可能性を含めた形で次のエピソ
ードに繋げたこと。

FBI捜査官の難しさというのは明らかだけど、ブースは自分がギャンブル
依存になったのはこれまで生育環境だとしていたけど、何も生育環境
は幼少期のことだけでなく、ブースはレンジャー部隊に所属、
発砲も受けたし、刑務所に収監されたし、親友スイーツも失ったと
見ると、確かに依存してしまいそうな環境は整っている。

先日のエピソードでマックスが何気に登場して過去のことの清算的な
ことを行ったなと思ったら、今度はブースの悪い時の過去が追いかけて
来るというのだから人生は分からない。

■ブースは依存症が再発するのか

ブレナンにしてもオーブリーにしてもこれだけ心配してくれる人が
多くいるのに、ギャンブル依存って難しいのかな。
「僕は現場であなたの盾になる男。」とはオーブリー談。

ブレナンは生前スイーツのことは馬鹿にしていたのに、置き土産の
ようにして残して行ったブースとブレナンの本の中にでも書かれて
いたのか、「大きな変化があると例えそれが良い事だとしても
依存症の再発のきっかけになり得る」
という。
またブレナンらしく「ギャンブルすると側坐核内にドーパミンが放出
される」
事を告げていた。

ブースは自分は変わった。高揚感は感じたか強くなったと語る。
更にブースは出て行く時に「ギャンブルにハマっていたのは生活が
荒んでいたからで、今は君もクリスティンもパーカーもいる・・
そして坊やも」
と。

■ホッジンズは発明に興じる

金が無一文になってからでもまたホッジンズは発明しようと努力する
姿。ジェシカはビーカーをよく割っているホッジンズを見て
割れないビーカーを作れば良いとし、視点を変えるべきことを語る。

最近ホッジンズに対してみんなの呼び方が段々酷くなっていて、
ブースは「虫男くん」を連呼しているし、今回ジェシカは「縮れ毛さん」
と呼んでいた。

ホッジンズが短期間に作ったのは
・ハニカム構造の整形可能なラバーキャスト製のビーカーの保護膜。
蜂からヒントを得たもので、コンスターチに対するシリコン量を増やして
弾力性を増やすというもの。このゴムを被せれば落としても割れない
とするけど、しかし加熱は出来ないとして速効で却下。しかし赤ちゃん
に安心な壁に使えるということから、弾性変形させようと共重合した
エラストマーのものを作る。

結局最終的には落としても割れないゴムを作り、ビーカー自身を視点
に置いたものではなく、落とした先を保護するような床材を作ること
で割れ物防止になるものを作っていた。

■法人類学的視点

・死亡時の陥没骨折を見つける。左側頭骨。骨折のパターンから見て
円筒形の凶器によるもので鈍的外傷。しかしブレナンはそれを見て
これでは死なないと語る。

・最後に発見した遺体の左大腿部と左の前腕部。腕には擦過傷を見つけ
る。防御創のようなものがあり油状の物質が付いていた。
ホッジンズが見つけた大腿部とカムが見つけた腕の油状を取引する
ところとか面白かった。

・ジェシカが徹夜結果死亡時のえぐれた擦過傷を見つける。右肩甲骨
と大腿骨についたもの。切られた後で、犯人は頭を殴られ肋骨を
踏まれその上斬りつけられたという。

・タイ料理店の外のゴミ箱から筋肉と軟骨を発見。食道部分と器官で
繊維筋性の管だとされていた。
喉が切り裂かれていたのであれば舌骨と鎖骨にはその痕跡が残っている
ハズだとして

科学的視点

・カムが見つけた左の前腕部に油状の物質。ホッジンズが分析すると、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、カプリン酸、ステアリン酸。
ドラッシングとか焼き菓子など料理で使われるパーム油の脂肪酸組成
だとしていた。

・ジェシカが徹夜で見つけた擦過傷は深く調べると、ティリアコラ、
トリアンドゥがデル。ゲーンソム/タイ料理に使われるもの。
微量のナンプラーやココナツミルクも検出、そしてパーム油。
傷はナイフではなくゴミ箱のアルミニウムだろうとしていた。

・舌骨から採取した木片は、ニトロセルロースと酢酸ブチル。
更にカエデの木と松ヤニが見つかり、野球のバッドが凶器であることが
判明。一人高校野球コーチをしているとしていたけど、それがネイト
だった。

■その他

・ギャンブラーたち

参加していたギャンブラーはディーラーを除いて、ATM、エリオット、
ゴールド・ディガー、”ミッドナイト”・クロウ、ジョニー。

ATM役のJeremy Ratchfordは「コールドケース」のヴェラ役。
エリオット役のSeth Petersonは「バーン・ノーティス」でマイケルの
弟・ネイト役で出演していた。

・よく分からない

ブースが呼んだジェイソンって依存症の支援者ではないのか?
単にこの人、ギャンブラーに精通している人物だったのか。

・ギャンブルする必要無し

違法賭博しているのだし、被害者が訪れた場所でも有るし、わざわざ
潜入捜査する必要は皆無だった。防犯カメラの令状だって取れるだ
ろうし・・。

・天国と地獄

妊娠が発覚したのは良かったけど、ギャンブルが始まったのはいただ
けなかった。
ブレナンも機嫌が良いのか推論を元にした発言を許していたり、
ジェシカが頑張って徹夜で調べている姿も有る。
最後にアンジェラ、ホッジンズ、ジェシカの三人で完成したゴムを
祝って乾杯していた。しかしこういうのってとっくに開発されてる。
発明っていうといびき防止用の枕を開発した「CSI:NY」の検死官・シド
を思い出すな。

・ギャンブル依存症の共演

ブースの場合ギャンブルだけでなく、父親が虐待していたので、
自分も暴力を振るうのではないかという恐怖も持っているよね。

今回の被害者もギャンブルから脱する為に努力していたが、交通事故
によって妻子を失ってしまい大変なことに・・それでも努力していた
のかな。

何よりもオーブリーの父が株に依存して全財産をすったことを語って
いた。オーブリーは自分と母が父親を幸せに出来ないせいだとして
責めていたことがあるとしていた。

■使用された曲

・Anywhere by Emily Wolfe
・Hard Time by: Seinabo Sey

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

ジェシカ・ウォーレン (Laura Spencer) インターン
クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘

ネイト・クロウ (Todd Williams) Mid-Life、離婚
マット・エリオット (Seth Peterson) 闇賭けポーカー
ATM (Jeremy Ratchford) 闇賭けポーカー
ゴールドディガー (Janelle Marra) 闇賭けポーカー
ジェイソン・サミュエルズ (Vito D’Ambrosio) 監視役?
ダスティン・ウエスト (Matthew Downs) ジェフの同僚、100万ドル貸し
ジェイン・バリー (Victoria Garcia-Kelleher) オズ倉庫引っ越し社責任者
ジェフ・ドーバー (Trevor Algatt) 被害者
— (Zack Schor) Beanie Guy
— (Ryan Stallings) ディーラー
ジョニー・ラクアトラ (Adam Tsekhman) 闇賭けポーカー、ヒゲ
ウィリー (David Hemphill)
— (Domaine Javier) Laboratory Technician
マイク (Jaylen Moore)

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