[E] アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった And Then There Were None 第3話 Episode #1.3

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第3話 Episode #1.3

脚本/Agatha Christie
監督/Craig Viveiros

【これまでのあらすじ】

U.Nオーエンはアンノウン・・・名無しの意味だというウォー
グレイヴ元検事。ブロア刑事は共通の知人が居るはずだと語る。
ヴェラはあの詩「10人の兵隊」が死因に関わっていることを
告げる。将軍は助けなどこないと言った後殺されていた。
ヴェラはシリルからヒューゴー叔父さんの事を好きでしょ?
というと、好きよ愛しているとヴェラは告げる。アームストロ
ング医師は「一人が真二つにして6人に・・」ということを
見てあの詩による殺人だと認めるという。私たちは賢いので
助け合おうと医師は元検事に語る。ロンバートは鍵を掛けていた
のに銃が盗まれた事を語る。マスターキーがあるハズ。
この中の誰かが鍵を持ち、銃を取り出したのだろうという。
元検事はこの中に人殺しが居ると語る。

【ストーリー】

雷鳴が轟く兵隊島のオーエン夫妻の邸宅。
生き残っているのはウォーグレイヴ元検事、アームストロング
医師、ブロア刑事、ヴェラ、ロンバートの5人だった。

ヴェラは過去のことを思い出す。
シリルとオリヴィアと楽しそうに遊ぶ。オリヴィアはヒューゴー
が来てくれたお陰だという。本当に出来た甥っ子だという。
ヒューゴーの立場なら普通はあの子に優しくは出来ないという
オリヴィア。ヴェラは立場とは何なのかと尋ねると、主人が
死んだ時に私は妊娠を知らずに甥のヒューゴーに遺産が渡る
ことになっていたが、でもシリルが妊娠し生まれたことで
その話は流れたのだという。彼に必要なのは持参金のある嫁
だが本人は愛ある結婚を夢見て居るのだという。金がなければ
養えないのに、愛は金のかかる道楽だというオリヴィア。
シリルとヒューゴーはヴェラに野球をやらないかと誘う。
ヴェラは女の子だから打てないというが・・

医師はここでジッとしているのかと問うとブロアは他に何か
することがあるのかと問う。かがり火を焚いて合図するとか
手はあるというが、この嵐では無理だという。
ヴェラは紅茶を入れてくるとして部屋を出ようとすると、
隠した銃やナイフを持ってくるのか、紅茶に毒を入れるのでは
ないのかとしてみんなを殺す気かも知れないという医師。
入れるのはレモンだけだとし、犯人は4人同時には殺さないと
いうヴェラ。一人ずつ詩の通りに殺されているのだから・・と。
それに詩には銃は出てこないと。ブロアは動くときは一人、
またはまとまって動くのだと語る。

ロンバートは元判事に対して大勢を死刑にしたんだろうと問う。
それに値する時だけだという。しかし毎回執行にも立ち会って
いるのだろうと問われると罪人に対して死刑を言い渡す権限が
有ったこと。大いなる権限には責任が伴うという。権限を行使
しその結果を見ないことは無責任で臆病だという。シートン
の時も見たのか?という。シートンは無実と言われていたという
ヴェラ。有罪だという元判事はシートンの日記には歪んだ心
の闇が記されていたことを語る。「被害者は汚れており自分は
世界をキレイにした」と。彼は情報を操り警察を弄んで楽しん
でいたのだという。如何にもサディストだと。死刑執行の時
はいつもと違い落ち着かなかったこと。彼は頭巾を拒み私に顔を
見せたかった様だと。私も彼と同類と示す為か、あざ笑うため
か。「正義」をな・・と。無意味だったとし、私はいずれ歴史に
埋もれるが彼は血塗られた伝説と共に記憶に残るという。
ともかく正義は果たされたと。世の中は彼の闇から救われたと
いう元検事。

■感想

いよいよ最終話。
今回のシナリオでは結局全員が死亡することで、そのタイトル
通りに進行するという形で幕を閉じた。

この原作も有名になりすぎたので2つ有るウチのどちらの
エンディングを選ぶのか脚本家次第という状態になっている。
場面は変えているけど基本的にはどれも歌に沿って殺して行か
ねばならないので、大したアレンジが出来ないというところも
有り、ラストでどうひねりを加えるのかという所がポイント
となっている。

ヴェラが生き残るのかそれとも最後に反転するのか。
裏を突くか裏の裏を突くのかの違いとして描かれる作品だけど
映画版では1974年、1989年版共に裏の裏を突くパターンだった
けど、今回のドラマ版では裏を突く状態で終わりを見せた。
ただし自害を求めるというものではなく、自らヴェラが自害
しようとしているところで黒幕登場という形になっている。

シナリオとして上手くアレンジして欲しかったのはヴェラの
過去の殺人の件を自白させた流れを世間に公表させるという
流れを演出して欲しかった。その為にも劇場版などと同じくして
死の偽装を誰にするのかということの流れを下手にアレンジ
すべきではなかった。
その後に本土に戻ってからヴェラの告白が分かるようなトリッ
クにして、そこで初めてヴェラが自殺に追い込まれるみたいな
形で良かったのではないかと。

そもそも銃弾の数を冷静に覚えているなんてのは滑稽すぎるし
元々何発入っていたのか分からないのに、それをネタにするの
は少々陳腐だ。
ヴェラがクビを括ってからの状況も会話で間延びしすぎて、
何処かのSMビデオみたいな状態で滑稽な状況となっているのも
哀しい。

ただこの島で起きた事件が迷宮化される為に仕組むというのは
面白いアレンジの仕方だった。
まぁ今時の科学捜査ならばすぐに発射残渣なんかでバレてしま
いそうですが・・・

■第6・・第7・・の死

生き残っているのはシナリオのところにも書いたけど
ウォーグレイヴ元検事、アームストロング医師、ブロア刑事、
ヴェラ、ロンバートの5人。

・ウォーグレイヴ元検事の死
銃弾によって殺されて発見される。無くなった銃が使用され
結婚や肉片は壁に飛び散っていた。

「5人が法律を志し、1人が大法官府に入って4人になった」

・アームストロング医師の死

この人の死が一番よく分からない死に方をしたな。
検事の計画にとっては一番重要的役割を果たしていたことに
なるけれど、気がつくと医師は屋敷を飛び出して行方不明に
なってしまった。協力・同盟関係を結んでいた元検事が死んだ
(と思っている)ことで発狂してしまったのか。

「4人の兵隊が海に出かけて一人が燻製のニシンに飲み込まれて
3人になった」

燻製のニシンとは人の注意を反らすという意味だというヴェラ。

※燻製のニシンについてはwikiに詳しい説明が掲載されている。

・ブロア刑事の死
熊に襲われてやられる。前回のラストには熊の置物の中に
銃が隠されていたよね。

「3人の兵隊が動物園を歩いてた。大きな熊が一人を抱きしめ
2人になった。」

・元兵士ロンバートの死
ヴェラが海岸で2人切りになり、2人しかいないのであれば
相手が犯人だと感じたのか。彼女はロンバートを射殺した。

「2人の兵隊が陽向に座った。一人が陽に焼かれて残りは一人。」

・ヴェラの死
最後に自分の部屋で首を括って死のうと考えていた。
劇場版ではロンバートを殺した罪悪感で自害するように黒幕から
誘導されたりしたけれど、ヴェラの中では罪悪感は寧ろ度々
挿入されているシリルの死。そしてヒューゴーの軽蔑の目が
大きかったように思える。

「最後に残った1人の兵隊は首を括りそして誰もいなくなった。」

■その他

・これまで描かれていなかった過去

・ヴェラの過去も明確には描かれていなかった。
シリルは何故溺死しなければならなかったのか。ヴェラは
ヒューゴーと婚約することになっていたのに何故破談になった
のか。
シリルはオリヴィアからシリルが生まれた事でヒューゴーには
遺産が渡らないということで、持参金を持つ女性の婚約者が
必要だとオリヴィアに吹き込まれたことがある。シリルを
殺せば遺産は再びヒューゴーに戻るとされた為に、誘導して
シリルを殺害した。赤い水着でプカプカ浮かび光景はその後
探す過程でヴェラ自身も溺れた感じを演出する為の布石だった。

・ブロア刑事
この人の罪も酷かった。ヒョロヒョロとした若者のゲイに対する
嫌悪感から留置所に運ばれて来たランドーのことを顔が分から
なくなるくらい踏みつけて殺していた。

・元検事
やたらと死刑を出す判事としても有名。そして死刑執行を
自分で見ないと気が済まない。シートン事件を裁いたときに
彼は本物の社会病質者だったが、決定的な証拠は見つからず
無罪ではないかとされていた。しかし日記には確かに犯行を
示す物が書かれていた。
シートンの死刑の際に検事を見て笑う彼。その事で検事も
自分の中に有る社会病質性には気がついていた様だ。

・ちょっと不自然?

ドラマでは砂浜で野球をしていたみたいだけど、イギリスで
野球がこの時代に行われていたことはない。クリケット
なのか?

■使用された曲

■出演者

ヴェラ・クレイソーン (Maeve Dermody) 体育教師
シリル・オギルビー・ハミルトン (Harley Gallacher) 溺死した少年
エドワード・アームストロング (Toby Stephens) 女性の神経症の専門医。元外科医。
ロレンス・ウォーグレイヴ (Charles Dance) 高名な元判事
ウィリアム・ブロア (Burn Gorman) 元巡査部長。デイヴィスという偽名
フィリップ・ロンバード (Aidan Turner) 元傭兵。元兵士

オリビア・オギルビー・ハミルトン (Catherine Bailey) シリルの母
ヒューゴー (Rob Heaps) シリルの叔父
エドワード・シートン (Joseph Prowen)
ジェームズ・スティーブン・ランドー (Tom Clegg) ブロアが殺した?
ユーリック・ノーマン・オーエン () ???

— 死去 —
アンソニー・マーストン (Douglas Booth) パーティー好きの遊び人
エセル・ロジャース (Anna Maxwell Martin) 「兵隊島」の邸宅の使用人
ジョン・マッカーサー (Sam Neill) 元将軍
トマス・ロジャーズ (Noah Taylor) 「兵隊島」のオーエン夫妻の使用人
エミリー・ブレント (Miranda Richardson) 信心深い年配の独身女性

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