第6話 ホーム・パーティ Variations Under Domestication
脚本/Will Pascoe 監督/John Fawcett
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アリソンは私たちは命を狙われている事を告げ、クローンだか
らだとしてコシマやサラに告げる。サラはベスはポールのこと
を調べていた様だとする中で、ポールとオリヴィエという人物
が接触し、興味深い会話をしていることを盗聴・録音していた。
そこでは「監視役の仕事は干渉することではない」としてポール
に言い聞かせるものだった。
コシマはミネソタ大でデルフィーヌというフランス人と知り合う。
一方アリソンはドニーもスパイで監視役かも知れないと考えて
家の中を探す。隠していると思われた箱を開けると「爆乳フェ
ラ娘」のDVDが見つかる。一方ヴィクはコカインを失った事
でボスから指を切断される中、サラにソックリのアリソンの
姿を目にしてしまう。アリソンは何とかヴィクから逃れるが
その事実をサラに伝える。
一方ポールはベスを演じていたサラが偽物であることを首の
傷跡から見抜いていた。サラ対してベスはどうしたのかと問う
中、彼女は自殺した事を告げ、あなたこそ私のことを深夜に
検査していた事を告げ、何故監視などしているのかと問うと
ポールはベスの件では理由は聞かされていないのだという。
ドニーが寝ている中アリソンは先にベッドから目覚めると、
部屋を撮影していた盗聴器の映像を調べる。サラが行われた
ように寝ている間に検査されたような形跡がないのか。
ドニーは朝4時頃一人で起きて寝室から出て行った事を知る。
目覚める中、ドニーは一人でせわしくパーティーの準備を
する中でアリソンがやってきた事を知ると、あと三時間で
みんなが来るのに何の準備もしていないとしてアリソンを責め
る。しかしアリソンは寧ろあんな夜中に何処に行っていたのか
として問い詰める。全部終わったら話し合おうと言うが、
アリソンはドニーをゴルフクラブで殴り飛ばす。
一方ポールはこの件は軍とは関係無いとしてサラに伝える
中民間郡司会社に雇われている事を語る。この任務も望んだ
ものではないとし2年間ベスと過ごしていたという。目的の為
の手段だというとそっちだって金を得るためにベスに成り済ま
すという偽物を演じていたのだろうと語る。お互い正直に話す
べきだというポール。医者が私を検査していたが何を調べて
いたのかと問うが、検査は何かは知らないとしオリヴィエが
検査を指示していた事を語る。僕が君を守りたいと言ったこと
は本当だとしてリオデジャネイロの件を考えて欲しいという。
サラはシャワーを浴びる振りして窓から逃げ出す。
すぐにサラはコシマに連絡するとポールは何も知らないようだ
と語る。コシマはその手の実験に際して影響を与えない為にも
何も聞かされないのが普通だという。
コシマは現在ある人と友達になれそうなんだと告げるが、
サラはもう少し真剣になるよう求める。ポールは元軍人であり
危険だという。そんな中サラの携帯にアリソンからのキャッチ
の電話が入る。アリソンはすぐに来て欲しいとサラに助けを
求める。その後アリソンはドニーにヘルメットをかぶせて
地下室へと階段に突き落とす。
サラはアリソンの家に行く中で、携帯にはGPSが取り付けられて
おり、ポールはサラの行き先をモニタリングしていた。
アリソンはドニーを椅子に縛り付けて、箱の中身がなんだった
のかを話すよう求める。中身はファイルのようなものだった
とし、私のことを調べていたのでしょうと語る。私の人生を
アナタはウソの塊のようにしたとし、中身をすり変えたと告げる。
ミネソタ大生物学科。
コシマはデルフィーヌに声を掛ける。今日の予定を尋ねると、
デルフィーヌはセミナーにいくのだという。コシマにもその
パンフレットを見せるとそこには「ネオリューション」と書
かれていた。ちょっと妖しい集団ねと語る。
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サラやアリソンたちは自分たちをクローン被験者として監視し
ているであろうことを知り、誰が監視者なのかを疑っていく。
サラはポールが監視者であることを知り、お互いに事情を探り
合う中で、彼自身は監視者でありながらも真実は知らされてい
ないことを知る。一方アリソンは身近にいるドニーのことを
疑い縛り上げて自供させようとするが、その日はなんとアリソン
家でご近所さんを集めてホームパーティーの日だった。
いよいよ本命さんの登場なのかと思わせる「ネオリューション」
なる怪しい思想/研究施設(ダイアト研究所)が存在し、そこで
教祖的役割を果たしているリーキー博士という人物と遭遇する。
ドラマとしてはクローンの中でも一番冷静かつ博識な存在である
コシマがその流れに組み込まれてしまうことへの不安感と同時
に、ポールという人物がオリヴィエの流れに全て合意の下で
動いている人物ではないということで、味方になってくれるそうな
気配が存在していることで心強さも有る。
しかしそもそもコシマ自身は本当に何も知らないのだろうかという
疑いの目を持っているのだけど、その辺はどうなんだろうね。
パーティーでサラとアリソンが色々と入れ替わる流れはドラマ
としてはこのドラマの見せ所なのだろうけど、もう少し面白さ
と整合性を見せて欲しい気がする。
あれだとどう見てもエインズリーが不信さに気が付いてしまう
ようなものがあるのでせめて彼女を酔わせるとかして誤魔化せば
良かったのにね。流れとしてはエインズリーこそ監視者の一面が有る
ということを示したかったのだろうけど・・・。
ドニーを散々脅した結果、出てきたのは「爆乳フェラ娘」DVD
だけでなく、実際にはジニーという女性との関係が結婚後も
多少の繋がりが有り、手紙のやりとりをしていたというものだった。
皮膚病で音信不通になったという言い訳をしていたけど、クローン
の流れにも何か関係があるのかどうか。
ヴィクはまたもの凄く邪魔くさい役だけど、今度はポールによって
右手をステープルのようなものでクギを刺されてしまった。
良い意味でポールとサラの関係を疑ってくれれれば、ヴィクも
サラに寄りつかなくなるのだろうけど、ヴィクだけはクローンの
流れに関わっていないことが分かるだけにサラにとっては今は
分かりづらいけど、貴重な存在なんだろうな。
取りあえずオリヴィエとリーキー博士の流れが繋がるものなのか。
今の所一番怪しいのはコシマを抱え込もうとしているデルフィーヌ
なのかな。
警察関係者の流れとはもうきっぱりと縁を切ったのだろうか?
捜査は続いているハズで、カーチャの件でサラはいつでも知られる
可能性があるということが今回はまるで忘れられたかのようだったね。
そういえば久しぶりにスパスイガールズのWannabeを聞いた気がする。
・Main Title Theme by Two Fingers
・Gaivota by Amalia Rodrigues
・It’s Not My Party by Diamond Rings
・Wannabe by Spice Girls
サラ・マニング (Tatiana Maslany) キラという娘がいる
ベス・チャイルズ (Tatiana Maslany) 警察官・悪徳?
カーチャ・オビンジャー (Tatiana Maslany) サラと居る所を射殺される
アリソン・ヘンドリックス (Tatiana Maslany) サッカーママ
コシマ (Tatiana Maslany) ミネソタ大の博士課程の学生・進化発生学
ヘレナ (Tatiana Maslany) クローン狩り
ポール・ディアデン (Dylan Bruce) ベスの同棲相手、元軍人
フェリックス・ドーキンス (Jordan Gavaris) サラの義弟・男娼
アート・ベル (Kevin Hanchard) ベスの同僚刑事
ヴィック (Michael Mando) サラの元彼・麻薬の売人
Mrs.S (Maria Doyle Kennedy) サラとフェリックスの養母
キラ (Skyler Wexler) サラの娘
Dr.アルドーズ・リーキー (Matt Frewer) ネオリューション
デルフィーヌ・コーミエ (Evelyne Brochu) ミネソタ大
ドニー・ヘンドリックス (Kristian Bruun) アリソンの夫
エインスリー・ノリス (Natalie Lisinska) アリソンのママ友
チャド・ノリス (Eric Johnson) エインスリーの浮気夫
オリヴィエ・デュバル (David Richmond-Peck) ポールの上司
ジェマ・ヘンドリックス (Millie Davis) アリソンの娘
オスカー・ヘンドリックス (Drew Davis) アリソンの息子
チャリティ・シムズ (Kristi Angus) アリソンの隣人
メーラ・クマー (Priya Rao) パーティーに来たアジア系
テディ (Earl ‘Bubba’ McLean Jr.) フェリックスのゲイ相手