パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット Person of Interest シーズン2 第3話 美しき迷い子 Masquerade

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September 27, 2012
第3話 美しき迷い子 Masquerade

脚本/Melissa Scrivner-Love
監督/Jeffrey G. Hunt
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“ヤツは頑張った。立場も理解している・・しかしもう任せて
は置けない。”そう告げた後、ペントハウスから人が落下して
下に落ちる。俺が処理しておくと告げる。

ルートによって捉えられていたフィンチがリースらの助けで
戻ってくる。リースはフィンチのオフィスでルートに関する調査
を津告げてきたが彼が戻ってくることを知って声を掛けようと
する。しかしフィンチは気遣いは無用だとして、言葉を遮る。
リースは調べていたルートの資料を隠す中、新しい番号が出て
居る事を告げる。名前はソフィア・カンポス(21歳)。
ブラジルの外交官・ヘンクター・カンポスの娘だという。現在
ニューヨークの領事館で勤務していた。

ソフィアはブラジルのサンパウロ生まれのスイス育ち。
6つの言語を話すことが出来る人物で、5年前には母をガンで
失い、オックスフォード大学への入学を延期しているのだと
いう。父親の転勤には3度付いてきていて、これまでにベルリン
ミラノ、モスクワに行っているという。父親の政党は昨年の
違反行為を行っていた。また彼女の國では政治犯による誘拐
事件は珍しくないとのことだった。
更に現地の情報によるとヘクターは今年大統領選挙に出馬する
という噂も飛び交っているという。そんな選挙に於ける動き
で娘が狙われている可能性は否定出来なかった。

ソフィアが外出するのをリースを目視で確認する。
フィンチと電話で連絡を取りながら、彼女につけられている
ボディガードの存在を確認する。
二人が洋服店に入るのを知ってリースもまた服店に入る。
ソフィアのことを他の護衛にさせる為に、リースは現在の
ボディガードのポケットに高級な時計を仕込み万引き犯として
でっち上げる。

ファスコはカーターの元に行く。
カーターは現在クイーンズで起きたギャングによる銃撃事件で
手一杯だった。ファスコは意味ありげにカーターを呼び出す
と、箱を彼女に渡す。アリシア・コーウィンが借りたホテル
で見つけたモノで、これを調査しているものたちは彼女の
証拠は消えたと思っている様だという。中身を見たが医療機器の
ようなものが入っていて分からないとのこと。ファスコは
今回のフィンチの誘拐事件を見ても分かる通り、この手の件には
関わるべきではないことを告げこれ以上の関与は消されるかも
知れない事を語る。しかしカーターは私たちは刑事だからとして
捜査は辞めない事を示唆する。するとファスコは刑事となって
学んだりは「知ってはいけないこともあるって事だ」という。
こういうのは嗅ぎ回るだけ無駄だとすると、手を引きたいので
あれば引けばいいというカーターは自分は捜査する事を語る。

リースはフィンチに電話すると、フィンチは警備会社と興信所
を買収した事を告げ、リースにはジョン・ランデルとして
ソフィアの護衛官の面接に行って欲しいと告げる。そのまま
何とかしてボディガードの職を手に入れること。
リースは面接に来た4人のボディガードの財布を全て抜き取る
中、スタッフから身分証を見せて欲しいと言われた際に、
ボディガードたちに財布を返していく。それを見たヘクターは
自分の財布を守れない奴らに娘の守衛は勤まらないとして、
リースを雇うことに決める。
ヘクターからはこれまで娘には6人の護衛官をつけたが、
いずれも娘を扱いこなせなかったという。政治家故に何かと
記者にも追われて世間からの注目も浴びやすい現状が有り、
ゴシップが命とりになることもあるという。それらの好奇の
視線から娘を守って欲しいとのことだった。
ソフィアに新しい護衛官を紹介するが、彼女はリースを見て
目つきの悪さから不合格だと語る。しかし父親が雇うという
ので仕方なく容認するが、私の為に働くと言うことを忘れるな
と上から目線で言われるのだった。
ソフィアは父に対してこれからロシア領事との食事会でしょ
と告げるとポルトガル語でこんな男に子守されるよりはマシ
だと告げるが、リースはポルトガル語で返信するのだった。

フィンチはヘクターが大統領選に出馬するのであれば娘の
役割は広報担当だろうと語る。リースはソフィアの携帯に
ペアリングしようとするが、wi-fiも無線にも接続しない設定
となっていた。フィンチはなんとか携帯を入手して、設定を
変更するようリースに求めるのだった。
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フィンチを無事救出したものの、事件発生の可能性は後を
立たず、マシンは休むヒマもなく数字を送り続けてくる。
今回はブラジル人外交官の娘のソフィア・カンポス。
立場上自由に行動を取れない娘は、その不満をボディガードに
ぶつけて我が儘を繰り返す。
そこにつけ込み、リースが彼女をボディガードとして密着マーク
して彼女に迫る脅威がなんなのかを調べていく。

ドラマの冒頭の20分を録画失敗していたので、その部分を
補って鑑賞したのが動画共有サイトでの英語版での再生なので、
多少受け取っている内容が違うかも知れません。

このドラマにしてはもの凄くオーソドックスな形の内容で、
現代の世界に於ける、マシンがはじき出した危機迫る人物の事
を未然に防ぐ為に対応していくという流れだった。
マシンに対する核心に触れるようなネタではなかったので、
過去に遡るような時系列を織り交ぜるドラマの構成ではなく、
ずっと現代の世界を描き出し、シンプルな流れで刑事ドラマを行った
という感じのネタである。

ある意味ではリースらしさが見られるものが有るし、身内の
脅威は取りあえず影を潜めてくれているので安心して見ていられる
ものが有った。

フィンチがPTSDのような形になり、パニック障害のような広場恐怖
のような状況に陥ってしまうところが有るも、最初は嫌がって
いた(フィンチにとっては)未知の生物とも言える犬との動物セラピー
を通して孤独化しているフィンチやリースの心を癒していく
流れが形成される。

ドラマを見るとマシンを操り悪行を企む人間の冷たさや、金や欲心の
為に人間が起こす愚かな行動に対して、そんな犬やペットとの
対象的な関係がなんとも言えないものが有るね。
そんな犬の流れと今回は対比して存在している、我が儘なクライアント
を”手懐けていく”リースの姿というのが皮肉な感じで描かれている。

犬は主人に従順だが、人間が実に厄介な生き物であること。
ただし人間社会でも信頼を寄せる為にはどういう行動を取れば良いのか
ということを端的に示すものが有って、クライアントが最も求めて
いるものを提供してあげることこそ、信頼を得られるという流れが
有り、有り余るほどのリースの魅力が発揮されたのでとても心地良い
流れが有った。
人間とふれ合っていれば、人間不信化しているリースやフィンチの
ような人物でも少しずつ心が解かれていくところが有るのかも知れない
し、心持ち今回はリースが笑顔を見せるシーンも多く描かれた。

そして何よりもシリアスなドラマに有って時折見せるボディブロー
のようなコメディ要素が面白く写るのもこのドラマの良さである。
力を過信しているリースに対して「4分で片づけると言ったのに
待ちくたびれたので来たわよ」と、頼もしい存在感・バディ感を
発揮しているカーターの姿が有ったり、容疑者に対してイニシアチプ
を取ったファスコがあっさりと銃を奪われて毎度のように命の危険
が迫るものの、視聴者の誰もが「彼は死ぬ訳がない」と思っている
からこそ安心して見ていられるものが有るのだろうね。その安心感
はまさにリースが持つ圧倒的な力によるところも大きいところ。

ソフィアがリースを見た時、第一印象は「目つきが悪くて恐い」
「堅物の人間」だったり、ファスコを見た時もgaranhaoと呼んでいる
「叔父のジャコボに似ている」として”種馬”だと揶揄する姿が
有り、そんな彼女の印象を変えていくところにドラマの面白さが
詰まっているのだろうね。

ソフィアの親友のギャビーが殺害されてしまった後、彼女を
立ち直らせる為に自分の経験談を語るリースの姿。
「かつては俺も自分を見失った」「あの人に会って使命を与えられた
ことが立ち直るきっかけ」となったことを解いて、上手いこと
ソフィアだけでなく電話で聞いているであろうフィンチに向けた
メッセージ性も良かった。

マシン関係、アリシア関係の流れも一応動きが有り、
マーク・スノーがアリシアの遺体を調べていること。
(何らかのチップが埋め込まれていたのか右腕に傷跡が有り)
そんなマーク・スノーに対して、かつて中国でリースと共に殺され
そうになったカーラが登場したこと。
スノーのパートナーのエバンスは5週間前に遺体として発見された事。
ハーシュが色々と嗅ぎ回っては事件を回収していること。

カーターがスノーの携帯に電話した時に変な繋がり方をしていた
ので、カーラが盗聴なりペアリングしていたんだろうね。
カーターの元にカーラが現れた際に、この女性は誰なんだと思った
けど、カーラって生きていたんだね。なんだかその辺のエピソード
は覚えて居るようでイマイチ覚えて居ないな。

・Titanium by Porter Robinson

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

ハーシュ (Boris McGiver) 政府の人間?アリシア事件もみ消し

ソフィア・カンポス (Paloma Guzman) 娘、我が儘
マーク・スノー (Michael Kelly) CIA
ヘクター・カンポス (Gary Perez) ブラジル大使館員・大統領選出馬
ジャック・ヒューズ (Nick Gehlfuss) ソフィアの彼氏
カーラ・スタントン (Annie Parisse) CIA
リック (Roderick Hill) 死体安置所
ギャビー (Taylor Gildersleeve) ソフィアの親友
モンティ・スペンサー (Isaiah Johnson) 麻薬のディーラー
— (Caroline Strong) CIA Agent
— (Emily Tremaine) Snooty Salesgirl
ウラジミール (Mihran Slougian)
— (Jamie Lynn Concepcion) Receptionist
— (Joe Paulik) Broker
— (Addison LeMay) Bodyguard
— (Oliver Solomon) Security Guard

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