第7話 死ぬのはあなた I Want You to Die
監督/Kevin Bray 脚本/Warren Hsu Leonard
【これまでのあらすじ】
ニアはアナに私を殺してと語る。ネイトにそう言われたことを
話すと私はそんな女ではないとして薬は渡さなかったと否定する。
しかしネイトが安楽死させていた。薬を渡したのは愛していた
からだという。彼をハメたアナ。イヴは自分を守る為でしょとする
と、サムを殺した人を守る為だという。オリバーはボクも悪い
ことをしたとして例の隠し子を捜したとコナーに語る。名前は
フィリップ・ジェサップだと。ビルはアッシャーに対して地方
検事が私の過去に関する捜査を開始したとしお前とは縁を切ると
いう。シンクレアは彼氏の真実の姿を知るべきではないかとして
ボニーに対してティファニー・ハワードのことを語る。彼女は
集団暴行されたのだという。
【ストーリー】
●ハプストール家。
ミカエラはコナーと行動する。嫌なら来なくて良いというコナー。
ミカエラは少し考えているという。今度ばかりは何を言っても
無駄だというコナー。
ローレルはウェスと行動する。どうしようというローレルに対して
ウェスは止めるんだという。その彼は銃を手にしていた。
— 4日前 —
ウェスは着替えているとタンスの中からゴロンとリーバイが置いて
いった銃が出てくるのに気がつく。
●ミドルトン大学・ロースクール。
アナは依頼人を救うためには誰かに罪を着せるしか無く、その相手
はマザー・テレサだった場合、どうやって殺人犯に仕立てるか
と生徒に尋ねる。プロッサーは通常はまず人格の問題点を調べる
という。しかしテレサは誰よりも私利私欲がない人。アナはそれを
使うのだという。自分を神のような存在と思っているかも知れない
し自己中心的で事実は児童虐待者かも知れないと。
・ローレルはハプストール家の事件の件でフィリップは友達
はゲーム仲間が4人居るだけで写真も一人で写っているものばか
りだと語る。孤独も恐れるゲームマニアかとアッシャー。反社会性
人格障害だと主張できる。殺人を犯す傾向にあるというアナ。
プロッサーは特にホスピスケアに尽力した人で動機があるとは
思えないという。しかしアナは動機は有るとし愛の為だという。
・コナーはフィリップの動機は金かも知れないことを語る。
彼は最低賃金で働いていること。遺産を狙う動機があると。
陪審員を動かすには感情的な動機が必要だというアナ。
ミカエラは白人である自分が貧しくて孤独なのにハプストール
兄妹が裕福で腹が立ったのではないかと。
マザー・テレサに殺人は可能だったのか。被害者は小さな子供
で彼女は貧しい子供たちと交流が有り、貧しくて弱い子だという
アナ。
・ウェスは、フィリップはハプストール家の近くに住んでいる
ので、まずは街に居たのを照明するべきだというと、まだ出来て
いないのかとアナは逆に問う。開示書類を調べて現場の状況を
見直しフィリップが犯人の証拠を掴んでという。公判前に片付け
たいというアナ。フィリップを見つけたことは兄妹に言わない
のかというと、ダメだとし言えば面倒になるという。詳しいことが
分かるまでは内密にとアナ。
コナーはミカエラにベッドで囁くのも禁止だぞと語る。
●聖アブラハム病院。
ネイトは看護師のブレンダからニアからだという。誕生日に
プレゼントする為に編んでいたものだという。妻がこれを編んで
いたのか?とすると出来が良すぎるという。私が少し端の始末を
したから・・とブレンダ。そんなネイトの元に召喚状を届けに
来る女性。
フランクはシンクレアがニアの死を怪しんでニアの血液検査を
求めているとアナに報告する。火葬されたというアナ。しかし
治験用に血液サンプルを取ってあったのだという。あの時の薬を
渡したのかと問うと、ネイトには渡していないという。フランク
は事実を言うべきだとしみんなを守れないぞという。守りたい
ならシンクレアを殺してよというアナ。
アナはイヴ・ロスロ弁護士の元を尋ねる。
イヴはあなたが来ると思っていたとし、ネイトと共に彼女に弁護
を頼むことになる。
■感想
なんだかんだ言って少しずつ面白くなってきた。
初めてボニーがアナに対して感情的になって、本音で語る姿を
見た気がする。今まで何処かボニーってアナから強くいわ
れると譲歩してしまうところが有ったけど、何でそこまで低姿勢
なのか分からなかった。やはり幼少期の性的虐待の件で助けられ
たことがきっかけで仕えているのかな。ってことはやはりあの映像
は事実ってことか。
ドラマはいよいよハプストール家で起きるアナとシンクレアの
事件から数えて4日前に戻るばかりとなり、過去・未来が融合
する日が近づいている。
それにしても今回はみんなが青い服を着ていたのだけど、何か
意味は有るのかな。
シャロンはプルシアン・ブルーの服。アナもローレルも青い服
を着ていた。
■今こそ未来を振り返れ!!(って意味不明な日本語)
・冒頭のハプストール家の件の時系列
・s2-2
最初はウェスがハプストール家から逃げてローレルやミカエル
と合流する。コナーだけはアナを見捨てられずに止血して
いる光景が有った。(2ヶ月前)
・s2-3
ミカエラがコナーを説得して逃走。ネイトが現場に向かう車の光景
が有る。(7週間前)
・s2-4
警察・救命士がハプストール家へ。ネイトが生徒を助けに来る。
逃げる途中でミカエラにケイレブから電話。(4週間前)
・s2-5
ボニーとアッシャーが別に現場にいた。(3週間前)
逃げる際にボニーはトイレで血を洗い流していた。
・s2-6
フランクが病院に駆けつける。監視カメラに写るためにアナに
会いに行ったのだろう。その後キャサリンを山中に置きに行く。
恐らく罪をキャサリンになすりつける為か・・(2週間前)
・今回のハプストール家
そして今回はいよいよ(4日前)まであのハプストールのアナの
重傷事件から近づいてきた。
で、今回の流れを見ると2人一組で行動を起こしていることが
分かる。
コナーとミカエラ。
ローレルとウェス。
まだこの当時はシンクレアは死んでいなかったけど、誰かが
屋上から彼女を中庭に突き落とす光景がある。その人物が
ボニーっぽい感じ。ボニーは誰かの遺体を動かすなりにして
トイレで血を洗い流したのか。
ウェスはリーバイの忘れ形見の銃を手にしていた。
■今回の事件 / ストーカー・自殺
アナが弁護士するのはデール。
マルコ・ティッドウェルを追いつめてビルの15階から墜落させた
ということで、検事補のネルソンが依頼人のシャロンに変わり
起訴しようとする。シャロンはデールによってストーカーされて
いた事実があり、自殺したのはデールの責任だとして起訴しよう
としていた。
「自殺は依頼人と無関係だと証明する為の行動が必要」
シャロンの不利な点は・・
・浪費家だった。
・夫のマルコは依存症で週3回は教会での依存症の会に通っている。
(依存症者は通常より3倍は鬱になりやすい傾向)
・通報しているが、人物名を特定していない通報
「ヤツに聞かせる為に通報した、アイツのせいで死ぬ。さような
ら」
結果としてローレルは調査しているウチにシャロンが浮気している
ことを掴む。その相手が何とネルソン検事補。マンションの
受付係がそれを証言したことで、デールは無罪となる。
■今回の事件 / ニアの死
シンクレアはニアの死に関して血液検査をさせてほしいと訴え
を起こす。この件ではネイトとアナは、アナのレズパートナー
のイヴ・ロスに弁護を依頼。イヴはアナとネイトの件を知って
いるんだっけか?
アナは都合良く「あなたが欲しい~」みたいな感じで誰にでも
利用出来そうな人にそう言っている感じがするのだけど、この
二人のバッティングは状況によっては最悪ではないのか。
アナがニアに頼まれた時の薬を使っているのかと思ったけど
それは否定していた。
看護師のブレンダとネイト。
ブレンダはニアに肩入れしていて、ネイトの誕生日のプレゼ
ントの為に手編みのものを編んでいて、それを手伝っていた
ことを語っていた。
ブレンダを演じているのが、「CSI:ニューヨーク」で
レギュラー出演していたリンジー・モンロー役のAnna Belknap。
まさかこんなところで出てくるとは思わなかった。
末期がんの患者を世話しているだけに彼女は、その辛さを
知っているのだろう。
今回のアナの授業が「マザー・テレサ」の欠点を探り出して
罪を着せるというものだったので、このエピの流れに繋がって
いるのかも知れない。
ただ本当のところ、ネイトが使った薬って誰が処方したの?
セコバルビタールを渡したのは誰なのか。
一度はネイトに不利な状況を作りつつ、それが弁護方針で
ブレンダを仲間につけるものだった。
「あなたには分からない。病に苦しむ愛する人に殺してくれと
言われる気持ち。苦痛から救うのが罪か」
その後ブレンダによって血液検査の結果をねつ造してもらった。
■その他
・ボニーとアッシャー
トロッター湖の事件をアッシャーはボニーに話した。
ボニーは女性が襲われるのを知って見捨てたことに激怒。
アッシャーは父親に連絡したら、父親が勝手に処理したことを
告げるが、その辺は如何にも坊ちゃんって感じだ。
「パーティーに行った日からティファニーの人生は一変した。
必死に忘れようとしているのにあなたはのうのうと陽気に生きて
いる。あなたを見る目が変わった」
その流れからアナがボニーの虐待の件を話したことを知る。
・フランクはオリバーを巻き込む
ハプストール家の件ではなかなか進まない。
アナからは早くジェサップが近くにいるのを突き止めろとプレッ
シャーをかけられる。
ただローレルは捜査資料の中から謎の男性のDNAが有ったことを
見つける。
コナーは猛反対するが、オリバーが今のIT関係の仕事よりも
弁護助手の仕事の方が楽しいとして色々とジェサップと接触
する方法を模索していく。
ゲイサイトに登録している為に、オリバーは自分が会って彼から
DNAを入手しようとしてこようとする。コナーとしてはオリバーを
巻き込むわけにはいかずにコナーがジェサップに会いに行くが、
彼は当然ハッキングしているので、そんな事情を知って寧ろ
自宅待機しているオリバーの方に会いに行ってしまった。
コナーがフランクを恨んでいくことになるな。
・お前が言うな・・・PART1
ネイトはアナのことを恨んでいる。
ただ元々ネイトがアナと浮気したのは誰の責任なのか。
この人は全ての責任をアナに押しつけようとしているズルイ
男だ。そして今回はそんなアナがしたように、献身的な妻を
支えてくれたブレンダに検査のねつ造を頼んでいる。
たまたま捕まらなかったけど、アナがやっていることと同じ。
・お前が言うな・・・PART2
ボニーはアナに対して激怒しているけれど、元々こうなった原因
はボニーがウェスの彼女を殺し、更にサラ殺しの件では嘘を
ついたことが原因ではないのか。それをリカバーしようとした
結果、ボニーの過去が露呈してしまうけど、そもそもの問題は
ボニーに有るような感じはする。
・お前が言うな・・・PART3
ウェスは今回自殺の案件だった為に、仕事からハズされて
イヴの裁判の監視役を任されていた。親が自殺したことになって
いるんだっけか。
ウェスはアナを恨んでいるけど、元々はウェスがサムをトロフィー
で殴っているのが問題なのではないのか。
■使用された曲
・Bye Felicia by Matt McGorry
■出演者
アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
オリバー・ハンプトン (Conrad Ricamora) IT部門、ゲイ
エミリー・シンクレア (Sarah Burns) ネイト事件の検事補
フィリップ・ジェサップ (Jefferson White) 26歳、ヘレナの隠し子
ヴァージニア・ウィルダー (Judith Moreland) 判事、ニアの件
バレット・ネルソン (Colby French) 検事補、シャロンの代理人
デール (Eric Lutes) ストーカー、シャロンを愛する
シャロン・ティッドウェル (Susan Walters) マルコの妻
ブレンダ (Anna Belknap) Oncology Nurse
イヴ・ロスロ (Famke Janssen) ニューヨークの弁護士、アナが好き
ロイド (Tom G. McMahon) バレット判事のマンションの受付
ルーシー・モデナ (Zoey Sidwell) 判事、ニアの件
プロッサー・レクト (Jack Briggs) アナの生徒
— (Jae Jung) アジア系女性
— (Carolyn Crotty) “Philly”ウェイトレス
— (Valeska Grant) ネルソンのアシスタント
— (Dani Haberman) 法学生
— (James Maple) 法学生
— (Jarrell Hall) Customer
— (Silawn Lewis) Courtroom Observer
マルコ・ティッドウェル () 夫、アルコール依存、投身自殺