第19話 終わらない街ラスベガス(前編)CSI: Immortality
脚本/ Anthony E. Zuiker
監督/Louis Shaw Milito
【ストーリー】
サラはラボの主任として応募する。
その頃爆弾を作成する男がいてジャケットの中にそれを隠し持つ。
エクリプスホテル/カジノではブラスが警備員として監視する。
49番テーブルのチェックの男はイカサマ師だと報告。
そんな中、カーミミが換金所へとやってくる。対応に出る換金の
女性の前にこの1ペニーを換金してくれと言うと、彼はジャケット
の中の爆弾を見せる。しかし何を要求するまでもなく彼は爆弾を
爆破させる。
FBIロサンゼルス支局。
キャサリンはCSIからスカウトされそこで働いていた。管轄外の
事だが私のカジノだとし次の便で行くという。テレビでは
エクリプス(Eclipse)で爆破テロ事件と報道されていた。
ラッセルは今夜は莊でで事に当たると告げる。
爆破の阪井は5m * 4m、死者3名、負傷者多数だという。
グレッグは爆弾のパーツを集めるとしモーガンはフロア全体を
見て回るという。ホッジスはヘンリーに起爆地点の記録を取ろう
と語る。ラッセルはサラに対して主任のポストに志願したのだろ
うとすると力の見せ所だとしてやってみるかという。不謹慎だが
カジノを狙った自爆テロ事件にしては被害が少ないという。
公共の場で爆発させるなら大勢道連れにする計画のハズだと。
サラの見立てはどうかとすると、これはテロだという。無差別
殺人事件、ベガスが震えていると。
サンディエゴ港。
港湾パトロール隊員のシンタは不審者に対して両手を挙げろと
告げる。不法侵入の通報が有ったとしサンディエゴ署の警察官
も来ているという。2秒で手をあげるんだとすると、男はフカヒレ
だとし鮫が人に襲われたという。その男はグリッソムだった。
ブラスの元にキャサリンがやってくる。
あまりに早く到着したことに驚くブラス。これもFBIの特権かと
する中死者は3名で怪我人は数えられないと報告する。
救急車によって運ばれようとしているのはロミーナ・ゴンザレス。
フロアの従業員仲間だとブラスはキャサリンに語る。
キャサリンに防犯カメラに彼女が犯人と言葉を交わすやりとりが
写っていたと語る。キャサリンは救命士の手を止めてロミーナに
少し話を聞く。非番だけど金が稼ぎたかったので出て来たという。
爆弾犯との会話は何だったのかと問う。
するとカートを持ってフロアで葉巻などを売っていた彼女は写真
を持っていた為に男から君の子かと問われたという。イヤホン
で誰かの指示を受けていたようだと。そんな中ロミーナの意識
は薄れてきたためにフェメロールを投与。子供の名前はヘレンと
マリアだとする中、彼女は意識を失う。急いで救命措置を行う。
鑑識活動を行う。
キャサリンはサラを見かけると久しぶりだとしてハグする中、
ニュースを聞いてロサンゼルスから飛んで来たという。
何をしたらいいのかと問うとサラは利害の対立になるので捜査
に参加出来ないことをキャサリンに告げる。しかし私はエクリプス
のオーナーでありこの建物と中身の責任者だという。それは
知っているが不味いのは分かっているでしょとサラ。
困らせる為に来た訳ではないが父が残したカジノから死者が出た
ので傍観している訳にはいかないという。捜査させてもらうという
キャサリン。
シンタはグリッソムのことを調べた所、ラスベガス警察の鑑識課
の主任をしていたのかという。大昔のことだとギル。しかし何で
人の船に不法侵入していたのかと問うと、私のボートはあっちに
あるとしこの船の所有社は魚類鳥獣規則8599項に違反していると
いう。カルカロドン・カルカリアス(ホホジロザメ)のヒレだけを
切り取り傷ついたまま海に捨てるのは違法だと語る。捕獲が許さ
れるのは科学まては教育目的をユウする場合のみでこの船は許可を
得ていないこと。証拠を押さえて記録を取るのが私の仕事だと
いう。国内外の法廷で心配を仰ぐためだという。今は海のCSIを
しているってことなのかと。フカヒレスープは残酷な犯罪の産物
だと語る。
防犯カメラ映像を見るキャサリンとブラス。
換金なんて嘘だとし子持ちだと知ってわざと巻き添えにしたんだ
という。現場の指揮はサラに任せるとし私はヤツの写真を全米
のデータベースに照会して名前を突き止めるという。
男はカーミミだと判明する。
夫人のアイシャ・カーミミに署に来てもらい話を聞く。
クリスチャンやユダヤ人ならば良かったのかとすると、サラは
あなたの夫のしたことを見てと語る。偏見抜きであれはテロと
見るのが常識的見方だという。彼は私と結婚する為にイスラム
教徒になってくれたのだという。希望を求めて私はアメリカに
来た。この国なら女性も自由に愛し自由に生きられると。石打ち
の刑を受けることはないと。例え犯罪者でもただ一人の夫で
優しかったという。サラは教えて欲しいとしテロじゃないなら何であ
んたマネをしたのか。問題が有ったとしたらギャンブル癖で
彼はモスクで導師様のご指導を受けたり民間セラピーを受けて
順調に回復していたこと。しかしセラピストの先生が有る日突然
オフィスを閉じてしまいその後悪化したのだという。
■感想
ギグハーバーキラー事件後のCSI:ラスベガスの活躍を描いたもの。
元々は89分のテレビ映画扱い。日本では2話で放送したり
1話でそのまんま放送したけど、90分のドラマというのは日本の
ドラマ枠から考えても一番構成しやすいところがあるのではない
か。1話で放送しても良いし、分割しても殆どシーンを削ること
なく描く事が出来る。
CSI:科学捜査班のその後はどうなったのか。
一番気になるのは流浪の虫博士のグリッソムがこのテレビ映画
では戻ってくるし、フィンの消息はその後どうなったのか。
またFBI捜査官のロス支局に栄転したキャサリンがどのような
名目でラスベガスに戻ってくるのか。
残念ながらニックとフィンの姿は無かった。
ニックについてはやはりサンディエゴ支局のCSI鑑識課主任と
なった為にこの件で戻ってくる名目もない。
キャサリンは自分の父・サム・ブローンが残したカジノホテル
“エクリプス”でテロ事件が発生したので戻ってくるというもの
だった。
元警部だったブラスはこのホテルで警備の仕事をしている。
警察官よりも民間の警備の仕事の方が儲かると言われるけど
実際はどうなんでしょうかね。
久しぶりに見たブラスはちょっと老けた感じ。
今回仕事中にヘザーの家で車の爆破で背中を負傷していたけど
大丈夫なのかな。
メインのメンバーが2名も減ったということで、補充されるのが
誰なのか。そして今回サラは主任に応募するということで、
ラッセルとはどういう立場の関係になるのか気になる。
■事件
爆弾を持った男がカジノホテルで爆発。
体にC4爆弾を巻いて両替所で爆発させた。
イスラム教徒だった為に偏見が入るのは必至かと思っていたが、
第二の事件では子供たちのお遊戯会の際に学校の女教師が突然
爆発物を体に巻いて爆破しようとして舞台に近づく。
幸いにして子供や保護者が居る前では爆破ボタンは押さなかっ
たが、爆発物処理班が来た時にはボタンを押して爆発させてしま
った。共通するのは二人共精神的な病を持っていたこと。
そこでレディ・ヘザーの元でカウンセリングを受けていたという
ことも判明していく。
■グリッソム
サラとはやっぱり別れていたのか。
別の道を行こうとしていた際には長距離でもやっていける
ようなことを話有っていた気がしたのだけど、その辺はどうだった
のかまるで覚えていない。
サラは冒頭では主任に応募していたし、グリッソムは何処か南米
に行っていたみたいな設定だったけど気がつくと海洋学者に
なっているようで、ある意味ではシーシェパードみたいなことを
しているんだな。止めても辞めない場合には船底を爆破させる
みたいなことを言っていたし・・
そのグリッソムと言えばレディ・ヘザーとホッジスくらいなもの
だ(笑)。ホッジスがグリッソムと再会する時の感動シーンを
期待したのに無い(笑)グリッソムのことを大将だといつも言って
いたのを思い出す。またニックもグリッソムシンパでいつまで
も彼のオフィスを使えなかったみたいなところが無かったっけか。
今ではD.B.(ディーベンコーン)ラッセルが使っている。
棚に並べていた脳みそは?とグリッソムは語るがラッセルはキノコ
にしていた。グリッソムは何時までも自分の痕跡が残っていると
思ったか。
■ドラマ
グリッソムとヘザーの為の特別エピソードって感じだな。その
二人の関係を見てサラが珍しく嫉妬する。それをヘザーに見透か
されて余計に怒りが増していた感じもするけど。
事件では何者かが加害者を操って自爆させていると思っている。
グリッソムはヘザーがそんなことをするハズはないとしている
人物。
しかし証拠は全てヘザーを指す方向へと導かれており、ヘザーの
館の地下室にも爆弾の製造場所があった。
■ヘザーの過去・現在
性的ロールプレイをしていたヘザーは、2006年に娘のゾーイが
殺されたのを機会にしてセラピストの転身。一夜にしてクラブの
客はDr.ヘザーの寛恕となった。そして3ヶ月前にはゾーイの
忘れ形見であるアリソンが通学途中にひき逃げされたことでオフ
ィスを閉鎖している。
どう見てもヘザーが幸せな家族を恨んでいて同様の人物を使って
不幸に陥れているとしか思えない状況。
でもグリッソムだけはそれを信じず証拠よりもヘザーの人間性
を遵守した為に今まであなたに教わったことは何なのかと激怒
していた。
「ヘザーは罪のない人、ましてや子供たちを決して傷つけない。
彼女のセラピーの端本に反する行為だ。」
「ギル、あなたのセーフワードは?」
「ストップ」
「今こそヘザーに言うべきね」
■キャサリン
今回冒頭で赤毛のLV.1のCSIのスタッフとなったと言っていたの
はキャサリンの娘だろうね。
グリッソムはそれに気がついていないみたいだったけど
リンゼイは一方的に喋りまくり(笑)
wikiでキャサリンの欄を見ると・・
父:Sam Braun (Scott Wilson)
元夫:Eddie Willows (Timothy Carhart) s1-S3
娘:Lindsey Willows (Madison McReynolds)s1-s5
-> (Kay Panabaker) s7-s12
-> (Katie Stevens) LAST となっている。
因みに父のサム役のScott Wilsonは「The Walking Dead」
で牧場経営/動物医師のハーシェル・グリーンを演じていた。
■その他
・悪魔の吐息
ブルンダンガとよばれる世界最悪のドラッグ。南米に広く
群生する花。それらを被害者が吸わされて自制心が飛んだのでは
ないかとしていた。
・ヘンリーは実験台に・・
犯人像を想定して爆発物の量、爆発の仕方の実験をグリッソム
はしていた。何処でそんな作り方を習ったのかと問われていた。
本来地下室にあった爆弾量から見て犯人は1/4しかC4を使って
いないとしている。
・ヘザーは生きて居る
死んで黒焦げになった女性は誰なのか。
ヘザーらしき人は車で爆死したかと思ったけどね。
グリッソムは彼女の手にはいつも指輪がしてあったことを思い出し
被害者にはそれが無かったので生きて居ると感じた。
・3ヶ月がキーワード?
3ヶ月分のテープがオフィスから無くなっていたよね。
誰のテープなのか。
■使用された曲
・Who Are You by The Who
・Good Morning by Norah Jones
■出演者
D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ギル・グリッソム (William Petersen) 海洋学
キャサリン・ウィローズ (Marg Helgenberger) FBIロサンゼルス支局
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) カジノ
ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI
シンタ (Michael Beach) サンディエゴ港・港湾パトロール隊員
レディ・ヘザー・ケスラー (Melinda Clarke) LHK、セラピスト
リンゼイ・ウィローズ (Katie Stevens) キャサリンの娘
レベッカ・オブライエン (Breeda Wool) 教師、爆弾を持つ
ロミーナ・ゴンザレス (Alexandra Barreto) エクリプスホテル従業員
アンソニー・ハースト (Jason Gerhardt) 爆発処理班
アイシャ・カーミミ (Yasmine Aker) 爆弾犯の妻
Mr.カーミミ (Rick Kelly) エクリプスホテル爆破テロ
— (Paul Bartholomew) Parent
マリア (Morgan Bastin) ロミーナの娘
ヘレナ (Ariana Love Devitta) ロミーナの娘
— (Riley Rae Baker) ウェイトレス
マーロウ・ルーニー (Gabriel Cordell)
プレストン・スチェンバー (Andrew Friedman) Preston Schember
ダルトン・ベットン (Doug Hutchison)
— (Bill McAdams Jr.) Swirl Face
— (Kyle Newacheck)
— (Ryan Stallings) Roulette Cheat
ローレンス・テリト (Gregg Turkington)
アンドレ・ウィニートン (Roxy Wood)
— (Alexis Lynne Baumert) 歌手
— (Christopher Biel) 捜査官
ゾーイ・ケスラー (Annie Burgstede) ヘザーの娘
ジェイコブ・ウルフォウィッツ (Kevin Crowley)
— (Christina Veronica) Woman in bar
アリソン () ゾーイの娘