第1話 極秘任務 パート1 Valkyrie
脚本/
監督/
【これまでのあらすじ】
フリードマンからケイトに対して君なら司法長官の調査チーム
が勤まるだろうと言っていたとしてFBIで働かないかと誘われる。
こんなチャンスは滅多にないと。ケイトはラニにリックとの関係
と仕事について相談する。彼とは付き合っているが将来の話は
していないこと。面接を受けたとはいえば怒るかと思ったとして
ケイトはリックに告げる。リックは確かに怒っているが、DCの仕事
を受けて向こうにいけば君には会えなくなり関係は終わるという。
ケイトは父・ジムに相談するが・・望んでいた仕事だという彼女。
マーサはリックに対して愛して居るのは分かるし尻込みしていた
のはいつか上手く行かなくなると分かって居たからなのでしょと。
リックはケイトに関係を続けたいという。それがどんな決断でも。
キャサリン・ホートン・ベケット、結婚しようというリックは
膝をついて指輪を差し出す。
【ストーリー】
ケイトは、「ええっ嘘、これってプロポーズしたのか」と告げる
と別れる気かと思っていたという。凄くマジメに話していたから
と。これってイエス?ノー?と問うリックに対して先に言わせて
欲しいという。FBIの捜査官に採用されたこと。これはチャンス
でありここで諦めたら一緒後悔するという。もしこのせいであなた
のキモチや考えが変わるなら・・というが、君を引き留めて置き
たいとか失いたくないとかからではななく、オレに取って君の
居ない人生は考えられないのだという。どんな困難でも君の為
ならば乗り越えられるとし君も一緒にそれに立ち向かうならばと
語る。するとケイトは、リチャード・エドガー・アレクサンダー・
ロジャーズ・キャッスル・・返事ならばイエスよと、結婚する
という。指輪を受け取るとあまりにダイヤの石の大きさに驚く。
上手くやっていけるわよね・・と。
●ワシントンD.C 2ヶ月後
ケイトは町中で犯人を追いかける。ケイトに追いつめられた男
は人質に女性を取るとケイトに対して銃を置けと要求する。
ケイトは銃に仕掛けを施してそれを蹴って相手に渡す。相手の
ところに飛ぶと軽く煙りが立ちこめ、相手が驚いた隙に男を
捕まえる。しかし実は人質に取られていた女性も犯人の仲間で
ありケイトに銃を向けてくる。そして発砲しケイトは銃弾を
受けて倒れる。
レイチェル・マコード(Lisa Edelstein)がやってくるとケイト
に対してこれで核コードがチェチェンに渡ったわよと語る。
女性が無抵抗なのはおかしいと思わなかったのか。話を一切しな
いのは言葉の訛りを隠す為かと思ったという。事件は単独犯との
情報が有ったという。しかしマコードは情報が正しいとは限らな
いとし自分の判断と直感を信じるべきだという。
チーフのカール・ヴィランテ(Yancey Arias)がマコードの元に
やってくる。
ヘンドリックス(Jocko Sims)はケイトに対して人質の訓練をして
いるのか?と問う。みんな失敗するもので訓練で良かったと思わ
ないと駄目だという。
そんな中ヴィランテは司法長官からの連絡で最優先事項の捜査・
事件が発生したという。国家安全の危機だという。ケイトは
リックと久しぶりに会うことになっていたが・・
マーサはリックが帰宅したことに対してサイン会のツアーはどう
だったかと問う。とにかくくたびれたとし11日間に12都市を回っ
てサインしたという。アレクシスが戻っているのか?まだコスタ
リカに居るのではないかと問うが戻って来ていた。旅行はどうだ
ったかと問うと最高だったというアレクシスは”彼との写真”を
見せてあげるという。パイ(Myko Olivier)はアレクシスにマッチ
は何処かと尋ねる。リックがあれが娘の彼氏かと思い声をかける
と、彼はリックのことをMr.Cと呼ぶ。パイってレモンパイのパイ
なのか?とするとEはなくギリシャ文字のパイだという。綴りは
どうであれ俺の創造性は変わらないっすという彼。いきなり若者
言葉で”~っす”と言われたことにリックは怒りと嫉妬に近い
思いになる。アレクシスに話が有るとするが彼女は彼にもチャンス
をあげてとし良い人なのよと語る。
ケイトからリックに電話。緊急捜査で会えなくなったというもの。
一ヶ月半も会っていないんだぞというと、残念なのは私も同じだ
という。この埋め合わせは必ずするという。そんなケイトは
サイバーテック社に捜査の為にいた。
ケイトは帰宅すると人の気配を感じ銃を構える。
するとなんとリックの姿が有った。どうしても会いたくて来た
という。来ちゃ駄目なのよというが・・
翌朝、宿題が有ったとしてケイトは早起きしていた。まだ訓練中
の身だからとし資料を頭に入れておかないといけないという。
どんなことをしているのかというリックに機密事項だとし
話せる訳が無いと語る。休日返上だから相当大事件だろうとし、
しかも自宅に泊まったということは現場近くだ。二人で捜査
したくないかとし早く解決すれば週末は2人で過ごせるという。
私は情報漏洩で逮捕されるのだとして無理だということを語る
ケイト。いかなければいけないとする中、ケイトに迎えが来た
ので紹介する。相棒のレイチェル・マコード。
そんなケイトは一枚の写真を落として行く。機密ファイルの中
から先ほど落としたものだった。
ライアンは赤ちゃんのオムツ変えの練習。エスポジートはまだ
生まれるのは先だろうとするが、あと4ヶ月だからという。
リックはそんな二人に電話する。サイン会のツアーでファンには
婚約を報告したのか?と問うエスポジート。リックはライアンは
今おくるみの練習をしているだろうと。リックは今書こうとして
いる小説に一枚の写真だけを使って捜査をしようとするシーンが
あるとし知恵を借りたいという。これは国の安全に関わるもの
だとし写真は破壊された変圧器で、ネットで見つけた写真だ
という。端にはシリアルNOが付いているとしこの番号だけで
分かる物なのかと。相手にしている暇はないとしてエスポジート
は電話を切ろうとするがプロバスケのチケットをあげたら相談
にのってくれる?というリックの誘惑に負ける。
「AP5739215」というシリアルNOだというリック。
トリー(Maya Stojan)はバージニア州北部のアレグラ電力のもの
でワシントンDC地域、アッシュトン・ハイツだという。この変圧器
が2日前に破壊されたという報告がありFBIが捜査しているという
トリー。エスポジートは実際の事件なのか?と問う。何で変圧器
を壊すのか?テロリストか?停電狙いなのか?
ケイトはアッシュトン・ハイツの地図を見ながら見解を述べる。
ビルの警備システムが停止していること。
このビルの企業は政府の請負会社が多いという。その一つが
サイバーテック社だというケイト。何者かがこの会社のクリーン
ルームに入り込み極秘の暗号モジュールを盗んだという。暗号シ
ステムを使えば軍事衛星も意のままだとマコード。衛星
ネットワークを完全に停止することも出来るとのこと。我が国の
防衛機能はほぼ失われるというマコード。犯人の情報は?
というヴィランテ。指紋もDNAもなく高度な犯行だというマコード。
犯人は何らかの軍事訓練を受けていること。変圧器を破壊し、
補助発電機を停止させた後にこちらのダクトを昇っていった
とケイト。停電5分後にはリセットがかかり防犯カメラは復旧する
というマコード。このような犯行は5分以上はかかるだろうと
し当時の映像はないのか?と問う。ヘンドリックスは全て確認
したが何も写っていなかったと語る。
■事件
NYPDからワシントンD,Cでの司法長官の調査チーム/FBI捜査官
としてのキャリアをスタートさせたケイト。リックはD.Cに行く
前のケイトにプロポーズし、どんなに困難でも二人ならば乗り
越えられると告げる。
FBIとしての捜査訓練を受けつつもケイトはマコールと共に現場
にも出る。上司のヴィランテによるとアッシュトン・ハイツ地区
の変圧器が壊されてサイバーテック社から暗号モジュールが
盗まれたというのだった。これを使えば軍事衛星も意のままに
操ることが出来る。防衛システムは破壊されるとして捜査は急
を要するものだった。その為にリックと1ヶ月半ぶりに会う約束
をしていたケイトは約束をすっぽかすことになってしまうが・・
■感想
シーズン6の始まり。
この形式でドラマを構成すると正直これまでの形態での捜査や
関係が成り立たないことは明らかで、無理矢理リックが関わって
いくことで一応存在感を発揮した格好だった。
相変わらずリックファンには悪いけど、この人のウザったらしさ
が目に余る(笑)彼が関わることで助かるという事情は分かるに
しても、どうも彼は両親からの愛情に飢えて育ったからなのか、
娘に固執し、そしてケイトにも固執する光景がある。勿論
愛情有っての物だけど、度を超すとやはりうざったらしい。
唯一リックに共感出来るのは、何処の骨とも分からない男・パイ
をアレックスが自宅に引き入れてしまったことかな。
今後はパイとの関係も気になるけど、名前(Pi)からして相当
怪しいし。
FBI捜査官としては、知っている顔が多かった。
相棒のマコードを見ると演じているのは「Dr.HOUSE」の
カッディ先生役のLisa Edelsteinだけど、一瞬頭が混乱して
「CSI:NY」のステラかと思った(笑)
リックとケイトは一応今回のエピソードの冒頭でプロポーズ
した。二人で行えば困難も乗り越えられるということで、
離れても好きな人を演じることとなった。
「クリミナル・マインド」に於けるJJとウィルの関係とか
「CSI:科学捜査班」に於けるグリッソムとサラの関係に似ている
けど、やはり遠距離は辛いね。
ニューヨークからワシントンって一見近そうに感じる。
日本人からすると隣り合っているんじゃないの?って感じだけど
距離的には360km近く離れていてアメリカの地図だけを見ると
それでも近そうな感じ。ちょうど距離にして東京から京都を
直線的に計算するとほぼ同じだというのがだから驚く。
そしてヘンドリックス役には「The Last Ship」のバーク大尉
役のJocko Sims。
上司のヴィランテ役にはYancey Arias。色んな作品に出すぎて
いてどれを上げて良いか分からないね。
■今後どうします?
リックは幾らやるなと言われても勝手に首を突っ込みたがる
性格だからな。
ケイトが折れないとこの人一生ケイトの捜査に首を突っ込んで
来そう。リックがある程度情報を掴んだから今回は多めに見られ
たけれど、ケイトは首になることも覚悟しないといけないのかも。
それ以上にリックが逮捕される可能性もある。執筆活動なんて
何処でも出来るのだろうから、大人しく執筆していろと小一時間
だけど、それをやったらドラマが成立しない。そしてそのドラマ
を成立させる為にはやっぱりエスポとライアン、そしてリック
の家族との絡みは必要に思える。
■捜査
サイバーテック社近くの変圧器が襲われてビルに侵入する為に
防犯装置が一瞬だけゆるんだことで犯人に突入された。
ケイトが捜査に於いて色々と意見する際には勘も冴えて、
リックが居なくても十分にスキルを発揮しているけれど、それ
以上に一枚の写真からFBIよりも先読みしているリックのスキル
は遙かに超えている感じ。
ケイトはビルの下には下水道が通って居ることに目をつけて、
ゴルフ場に逃げたのではないかとされた。
そこでは情報として事件2日前に90年代後半のゴールドのセダン
が目撃されていること。
・ゴールドのセダンの男
リッチモンドが解析したが車のNOからは割り出せず、顔認証
からはジャック・ブロンソンという海兵耐の偵察部隊の人物
だった事が分かる。退役するまではずっと極秘任務の潜入捜査
をしていたという。
・ブロンソン邸
室内を調べると如何にも「私がやりました」という証拠が残され
ていて、爆弾、ワイヤーカッター、ダクトを登り降りするロープ
と滑車がある。
ケイトは長い髪の毛が有ったことから見て恋人が居たであろう
ことを知る。
■捜査2
・リックのピンチ
突然ニューヨークに戻ろうとしていた際にスキンヘッドの男から
銃で脅されて車に入れられた。そこで聞いた言葉は「ヴァルキ
リー」と「ドリームワールド」というワード。
その直後にスキンヘッドの男・ブロンソンは意識を失って亡くな
っている。
当然FBIからリックは取り調べを受ける。
ヴィランテは犯人ではないことは防犯カメラで分かったとしていた
が、暫く懲らしめる為に入れて置こうと語る。
・ブロンソンの恋人が判明
通話記録などから見て何度も電話しているのはジャネット・ミラ
ー(Andrea C. Robinson)という女性。彼女はシェルトン上院議員
の秘書をしていること。そしてその議員は上院外交委員の有力
メンバーであること。
携帯と車はローズモントに捨てられているのを発見。
そして町中の防犯カメラを使って顔認証をしたところで
彼女の姿を発見した。
ミラーを街のカメラでライブで見つけてそれを追跡。
急いで現場にいく。しかしケイトは地図からしてみて迂回ルート
を通った回避戦術を使い起点がローガモントだから目的地は
ユニオン駅だと主張する。
・NYPDの仲間たち
リックは話し相手としてエスポとライアンに色々と話す。
誘拐されたこと。その際にヴァルキリーやドリームワールドの
こを口にしていた事を告げると、それに反応したのはエスポ
だった。ドリームランドは中東にある極秘の特殊基地。しかし
幽霊基地だとされて政府も存在を認めていない施設だという。
まるで、「シールド・オブ・エージェント」のタヒチみたい
だれれどね。
しかしエスポが知っていたのであれば、軍隊出身の捜査官たち
は知っていたものが多いのではないか。
・ミラーを逮捕する
彼女は自分はダマされていて、彼自身も何者からダマされている
と主張する。ロッカーからはモジュールも見つかり安泰かと
思われたが、あまりに簡単に道筋を立てられ、プロの割に証拠
を程よく残していることから犯人は別のことを狙っていると
考えるようになっていく。
■犯人の本当の狙いは?
サイバーテック社のビルを狙ったものだとしても実際にこのビル
には様々な政府系企業が入っている。
サイバーテックは3、4階であり、5、6階は遺伝学研究所。
7階はコンサルタント会社、8階はオーバーライド/機密とされて
いた。
果たして生物兵器が狙われたのか、それとも8階がエスポが言って
いた幽霊基地なのか。
■ありがとうリック、永遠に・・
いやまだ亡くなるとは決まっていないけど、あのビルのラボから
相当危険な薬物が盗まれていた。何千人も殺せるもの。ジャック
は車に乗っている時に殺されたが車の換気装置に仕込まれていた。
その中に居たリックも血中濃度からはあと1日持たないだろう
ことが疑われる。
■使用された曲
・Castle Theme
■出演者
リチャード(リック)・キャッスル …… 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット …… NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ …… キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル …… キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート …… ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン …… ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ …… 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ …… 主任・警部
カール・ヴィランテ …… FBIチーフ
ジャネット・ミラー …… ブロンソンの彼女、シェルトン上院議員秘書
トリー・エリス …… NYPD・分析・解析官
…… Leather Jacket
リッチモンド …… FBI捜査官、ITテック
…… 警察署員
…… エージェント
…… ブロンド
…… 守衛
レイチェル・マコード …… FBI捜査官、ケイトの相棒
スミス …… FBI
ジャック・ブロンソン …… 35歳、海兵隊偵察部隊
パイ …… アレクシスの彼
マット・ヘンドリックス …… FBI捜査官
…… アイリッシュギャングのボス