NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 第14話 見えざる脅威 Masquerade

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第14話 見えざる脅威 Masquerade
「aka.マスカレード」

監督/
脚本/

【ストーリー】

バーでアルフォンソ(Jeremy Ray Valdez)はロイ(Arjay Smith)
に連れられてやってくる。アルフォンソはやっぱり良いという。
ロイは彼女が出来ないというお前の愚痴を一年も聞かされてもう
ウンザリしているのだからここで根性を出せという。近くで
話を聞いていたリン(Ginny Weirick)はアルフォンソに対して
いつものあなたで良いのではないかという。いつもの俺なら
こんな所に来ていないよとして良い感じの雰囲気になるが、
テレビに写る警察とのカーチェイスシーンを見て、アルフォンソ
はあれは兄貴の車だという。そんな中兄のローマン(Yorlin Madera)
からの電話で急いで逃げろという言葉を発し、その直後車は
爆発する。

●NCIS
ジヴァとトニーは出社する中、彼に何でタップダンスをしている
のかと問う。全国タップダンスデーの為に練習しているという
トニー。パーティーへの参加権を獲得する為だとし、パーティー
に行きたいという。ツイートとブログの書き込みで見つけたの
だという。タップの記念日だというサイト。記念日は山ほどある
のがビックリするという。出会いも期待出来るという。
ジヴァは昨年海賊になったちまおうデーのパーティーに行ったと
いう。
そんな中オフィスで一際目立つのがマクギーだった。
ジヴァはなんでマクギーはタキシード姿?という。マクギーによる
とオンラインウェディングだという。スペインのゲーマー仲間だ
という。
そんな中ギブスがやってくると出動だと語る。マクギーはもう少し
だけ待って下さいとして誓いの言葉に入っていた。ギブスもその
要求を認める。そしていざ結婚の誓いが終わるとマクギーは
用意していた紙吹雪を投げる。
お前はネットのしすぎだというトニーだがジヴァはあなたもそう
だと語る。爆弾で海兵隊員が死んだというギブス。マクギーは
タキシードを着替えたいとするが、もう待っただろうとして許して
もらえなかった。

●現場
何も無い所で良かったというジヴァ。爆弾の破片が相当広範囲
に飛び散っていること。車の所有者はローマン・ベガ
兵長(Yorlin Madera)だというトニー。クワンティコ基地所属で
イラクから戻ったばかり。オリーブ通りで信号無視してパトカー
に追われて路面の穴にはまった瞬間に爆発しているというマク
ギー。ジヴァは過酸化アセトンだという高性能爆薬だという。
独特の臭いが有って不安定な物質。ただトリガーらしきものがない
し爆発を見てもアクシデントだろうとジヴァ。マクギーはどう
して海兵隊なのか?という。ジミーは胴体を見つけたというと、
ダッキーは身元確認には黒こげで遺体はバラバラなのでDNAしか
ないという。ダッキーはもう現状出来ることは終わったとする中、
ジミーに見つかっていない身体のパーツで見つかって居ないもの
を探す様告げる。するとマクギーは忘れていたとして紙袋に
入ったものを渡す。頭の残骸。

「ボウリング場の裏に落ちていた・・・ボールのように」

ダッキーはそれを聞くと君が同様の目に有った際にはこんな無神経
な扱いを受けない様祈るという。ダッキーは膝蓋骨や頸骨も
見つかっていないと語る。マクギーは決してバカにしたつもり
ではなかったというが・・ギブスはレッカー車の手配をしろと
語る。電話しようとするが携帯電波の通りが悪くなる。掛かり付け
のセラピストの所もそうなんだというトニー。マクギーはセラピ
ストに通っているのかと問うと、身体の方だとし膝が悪いという。
線量計を取り出すと、無線に干渉するものを探しているという。
やはり放射線が出ていること。トニーはペストの次は被爆なのか
とし誰かが相当僕のことを恨んでいるという。僕も隣にいたと
いうマクギーはトニーに対して何でも自分自分ですねと語る。
当たり前だろうとし健康状態が心配だとし被爆したのだという。
お前は冴えないオタクだから良いが僕には美しい未来があるのだ
という。ギブスが良いニュースを持って来ますよという。

真っ黄色な防護服を来たアビーが心配したとして駆けつけてくる。
車から検出した放射線は微量なので大丈夫だという。
トニーは”マクパニック”に大丈夫だと語る。しかし何から放射線
が出ていたのか。車はコバルト60を運ぶのに使ったみたいだとい
う。この物質は原子炉で作られる副産物で、使い道は採掘やX線
写真だというアビー。放射能爆弾もだというギブス。
どうして兵長が運んでいたのか?ジヴァはそもそも爆弾は何処に
有るのか?と。

●NCIS
関係者には出来る限りマスコミに話すなと言っておけというが、
もう無理みたいだという。テレビ局ZNNの名物アンカーのガイ・
ロス(Kent Shocknek)はワシントンDCに放射能爆弾・・ダーティー
ボムが持つ込まれた可能性にテレビニュースの中で言及する。
マクギーはまだ爆弾だと決まった訳でもないのに・・トニーが
シャワーにこもる間、資料は集めて置いたというマクギー。

ローマン・ベガ兵長。1981年ペルーのリマ生まれ。両親が亡くな
り、弟のアルフォンソとメリーランドの叔母さんの所に来たこと。
カーチェイスの途中に弟に電話しているというジヴァ。

ヴァンスはギブスをウォルター・ケイン(John Getz)とオフィス
で引き合わせる。ずっとギブスのことを追っていたというケイン。
私のブログか?とギブスジョーク。いずれ会うことになると思って
いたこと。ベガの件・・・ケインは民間情報機関のトップだという
ヴァンス。戦争続きで政府の情報機関は手一杯だというケイン。
ヴァンスは交戦国以外の情報収集は民間に委託しているのだとい
う。ペルーもそうなのかというギブス。現在リマの組織を追って
いるとしリベルタード・ヌエバ(新たな自由)の存在が目に余ると
いう。表向きアメリカの麻薬撲滅政府に反対する市民団体だと
いうケイン。アメリカの介入で死者が出たと言っているが、それ
は嘘っぱちで、アメリカを煙たがり攻撃を計画していること。
介入する手を緩めさせる為。ベカはリベルタードのメンバーとリマ
で会っていたという。何よりも身内が居ないのによく帰国している
こと。ウチは十分捜査はできていないが奴らはワシントンDCに来て
いるとし、ベガが唯一の接点だったと。議会で証言しないと軍需
契約法案の件で・・。ヴァンスはまともな情報活動も出来ない
のにトップが必要もないおもちゃに金をつぎ込むせいだという。
ギブスに電話が鳴りマクギーはベルモントホテルで弟がEメール
を受けたとのこと。

●ベルモントホテル
アルフォンソは2時間前にロビーに来てゲスト用のパソコンを
使っていること。その後に102号室へ。人が出入りしているという
マクギー。中からテレビの音が聞こえると、トニーはドアに
ケリを入れてNCISだと叫ぶ。すると中にはボディガード
(Marlon John)とアリソン・ハート弁護士(Rena Sofer)、そして
アルフォンソの姿が有った。その人は依頼人だとすると、ややこ
しいことになりそうだとマクギーは語る。

■事件

信号無視してパトカーとカーチェイスする車がテレビ中継の最中
に爆発する。辺りは携帯の電波が通りづらくなっており、マクギ
ーは線量計で調べると放射性物質が車から出ていることを見つけ
る。使用された爆薬は過酸化アセトン。そして飛び散っていた
のはアビーによるとコバルト60。
車の所有者はローマン・ベガ兵長。イラクから戻ったばかりの
海兵隊だが、出身はペルーのリマ。アメリカ政府は民間業者に
情報収集を委託しておりペルーの情報を調べていたウォルター・
ケインによると、ローマンはリベルタード・ヌエバという表向き
麻薬撲滅政策に反対する市民団体に所属していたことが分かる。
その市民団体はアメリカが麻薬撲滅の為にペルーに介入したこと
で死者が出たことを恨み、介入を辞めないと放射性爆弾を
落とすと脅して来ていることが分かる。

■感想

11話にも出たアリソンの再登場。必ずまた絡んでくるだろう
雰囲気は有ったけどね。

第11話 空駆ける夢 Ignition 「aka.ロケットマン」 監督/ 脚本/ 【ストーリー】 ●ウェストバージニア・ア...

今回の容疑者とされていた海兵隊・ローマンはペルーのリマ生ま
れでアメリカに渡ってきた人物という設定だった。
国は違えどチリ生まれで、10歳の時にアメリカに渡ってきた
ジヴァ役のCote de Pabloさんを彷彿とさせる。
形は違えど役の中では外国系の人がアメリカ政府系の仕事をして
いるという意味ではアメリカの寛大さを感じるかも。

気になるのは何故アリソンがギブスの事ばかりを追いかけて来て
いるのか。金儲けの為かとギブスは語っていたが無料弁護をして
いることを告げる。
今回の民間情報機関のトップのケインは、ギブスのことをずっと
追っていたと言っていたので、実はこういう民間企業にアリソン
は資金提供を受けて居たのかなと思ったけど、よくよく見ると
S7-11の時にベル大佐の関係者がNCISの面々を探っていることが
語られていたよね。そんな大佐を弁護して釈放させたのは
アリソンだった為にギブスのことを探っていた流れが有ったのか
な。

しかしクライアントとはいえ、ギブスに拘る理由は有るのだろう
か。過去にアリソンの関係者がギブスの法を無視した
行動によって冤罪で辛い目に有ったりしたのかな。
色々と可能性としては想像出来るけれど、アリソンは途中のシーン
ではギブスのデスクに勝手に座り込んでいたし、最後はギブス
の家に勝手に入り込んでいたという状況が有った。

■捜査・経過

タイトルとしたら”ゴースト”っぽい感じのエピソードだな。
まぁ内容的には捜査上、法律に於ける柔軟性が試されるという
ものだったけれど。

噂の真相が明かされないウチは人々の中で恐怖心ばかりが増幅す
る。噂が如何にいい加減なものなのか。情報源は秘匿特権だと
されるも、テレビで公共に情報を流す限りはある程度は信憑性の
ある情報としてその裏付けは必要だ。特にこういう事件に於いては
よりそれを感じる。

日本政府が震災直後の福島原発の件でパニックを起こさないよう
に、テレビ局と共に情報操作していた可能性は否定出来ない。
あの時に登場してきた原発の解説者が言っていた事は本当のこと
なのか。
今にして考えて見れば誰が考えてもメルトダウンは起きていたの
は明らかなのに、時間が有り希望があるみたいな言いようで語っ
ていた。それでもパニックが起きなかった。

・取り調べ

アルフォンソが兄のローマンと最後に会話した人物。
取り調べ室ではギブスが行うもハート弁護士も同席していたので
ジヴァは思わずポップコーンを取りに行く。
余程11話の時のギブスとの衝突で好奇心を抱いたのか。

アルフォンソにリベルタードのことを尋ねるが知らなかった。
兄は何に巻き込まれたか知らないがビビっていたという。そして
携帯会社に勤務しているアルフォンソにある倉庫(バージニアに
ある)への通信を追跡して欲しいと言われた。

・倉庫に潜入

線量計を持ってトニーが相当気にしていたところが有った。
ジヴァに対して倉庫の扉を開けてくれと言うも、彼女は令状が
ないという。トニーは差し押さえ物件であり、所有は銀行であり
そして株主は国民であることから令状は必要無いという。

この手の事件・捜査では杓子定規ではいかないものだというと、
ジヴァから誰にも話した事のない話をトニーに語る事になる。

倉庫には過酸化アセトンと伝染が山ほど有り、タイマーも幾つか
有ったことから爆弾を作っていたのだと語る。

・ジヴァ in ソマリア by サリーム

変な英語(笑)
トニーはこの一連の潜入劇の中で弁護士アリソンは現実を考えた
方が良い事を語っていた。
そのことを受けてジヴァはサリームにも似た様なことを言われた
と語る。トニーはカフパウ中毒のテロリストなんか真に受ける
のかとしていたけれど、彼も脅威から身を守っていたこと。理由
がどうであれ彼のしたことは許せないが、そこが問題であり、
アメリカはテロリストと同じレベルではないこと。どんな場合
でも法を遵守する。それが法治国家。法より都合を優先したらど
んなことがアキルかよく知っているという。サリームとは同じ
レベルに落ちたくないとジヴァ。

・ミスリード

歯科医では過酸化アセトンが使用される。
その為にクレジットカードが使用された歯科医を調べる。
驚くべきことに歯科医に色々と通っている状況がある。
その中の一人ショア医師(Brad Greenquist)の元にも通っていて
歯科医は妙に被害者の歯のことを気に入っていたみたい。
ショアはX線装置が盗まれたということで、その数15台。
装置にはコバルトが使われて居る。それらを集めて爆弾を作ろう
としていたのではないかと。

・おとり捜査

ローマンを釈放すれば必ず弟と会うはず。そう思って尾行して
いたトニーとジヴァ。

ローマンを捕まえて話を聞く際に、ギブスもある意味では法律
という面倒なものに縛られたくないのか、弁護士を必要としない
とする書面にサインさせていた。
これは「Major Crimes」では当たり前の光景だけどね。

何故ペルーに行っていたのか。
すると何と彼にはグロリア・ガルシア・ラミレス・デ・アロヨ・
フエンテスという看護師の彼女がいた為に通っていた。
あまりにも名前が長い。自分がよく知っている南米の名前
をみんな混ぜたような名前(笑)
トニーはこんな恋人が居たらテロをするハズはないとしていた。

・消えた(消された)歯科医

オーラル・ハピネス.comという歯科医の関係者のソーシャルメデ
ィアらは彼がGストリートのバスターミナルの写真をアップして
いた。その写真を閲覧している人物のIPはペルーだった。

■検査・検視

・アビー時間ですよ

防護スーツをラボの中でも着ていた彼女。
指紋は何百も見つかったが皮脂の状態からして前に倉庫を使って
いた人のものだろうと。爆弾の遼を尋ねると、過酸化アセトン
の量はベガの車を5階飛ばせるくらいだという。

倉庫にはノートPCが有りHDDから中身を取り出そうとする。
暗号化された動画ファイルとソリティアが入っていた。
しかしすぐに暗号は解けてローマンがカメラに向かって語る
光景がある。
「オーラ・ミス・エルマーノス、例のものをハイチしろ。俺の
指示を待って起爆だ」

・ダッキー出番ですよ

兵長の死因は確かに爆発による外傷。しかし爆発による身体の
切断が他にも一つ。爆発前野ものでシガーライターが使われて
いる。自分でつけた訳では無い。

・アビー時間ですよ2

ダッキーの報告を受けた後、DNAを調べるとこれはローマンの
ものではなくジョン・クックという第二次湾岸戦争の帰還兵の
もの。元軍曹で略奪行為で不名誉除隊処分になっている。
タイマーの指紋からクックの指紋が見つかり、推測すると
クックが爆弾を作りローマンが指示していたのではないかと。

クックは死んでローマンは生きて居る。

■結論

冒頭からヴァンスが必要以上に軍需契約法案の件で気にしていた
よね。

そして民間の情報機関が先に話し始めたところも怪しい感じ。

結果として日本のドラマではよくある素材だけど、日本人の
危機感を煽るために自作自演でテロリストを仕立てたりして、
組織を編成させる為に同様のことを行おうとする。

犯人は軍需産業に於いて縮小されたら困ると考えた冒頭でペルー
について精通しているというケインが仕掛けた罠だった。
その罠には罠を・・という感じで、まだハッキリとは判明して
いない時に全ての証拠は揃っていると見せかけて、ジヴァが
写真の出所が判明したとしてケインの事務所だということを語る。

結局爆弾は元々爆発させるものではなくダミーだった。

■その他

・映画・小説ネタ

・「マラソン・マン」を見て以来歯医者は信用していない

歯科医が容疑者だった時のこと。しかしマグレガー橋の下で死体
が発見され遺書が見つかる。

・爆弾

マクギーとギブスがバスターミナルを調べる。
爆弾らしきブリーフケースを見つけるが、赤と黒の線が電力供給
していてどちらが起爆されるものなのか。どちらが電源を遮断
させるのかが分からない。マクギーは逃げずに戦った所は偉い。

「不正改変防止方式ならお手上げだが切るとしたら黒ですよ。」

遠慮無く赤を切っているギブス。残り時間はもう10秒くらいしか
残されていなかった。

・ギブスの仕返し

10秒の時限爆弾の脅しに対して、ケインを司法取引するかどうか
で責める際に、10秒だと語る。話せば終身刑で済むように司法長官
にかけあうというと。

・散髪具合で性格を見抜く?

トニーの髪型からすると貧しい外国の家族が一年暮らせるくらい
髪の毛につぎ込んでいないか?と。
ギブスの髪型は夫婦でやっている小さな理髪店に長年通い続け
ている感じだと。

■使用された曲

■出演者

リロイ・ジェスロ・ギブス …… 主任
アンソニー・ディノッゾ …… “トニー”
ジヴァ・ダヴィード …… 元モサド
アビゲイル・シュート …… “アビー”分析・解析
ドナルド・マラード …… “ダッキー” 検視
ティモシー・マクギー …… コンピュータ
ジミー・パーマー …… ダッキーの新しい助手、検視
レオン・ヴァンス …… NCIS局長

マーガレット・アリソン・ハート …… 弁護士
ウォルター・ケイン …… 民間情報機関のトップ
Dr.デーモン・ショア …… 歯科医
アルフォンソ・ベガ …… ローマンの弟、携帯会社
ローマン・ベガ …… 海兵隊・兵長
ロイ …… アルフォンソの仲間
リン …… アルフォンソに声を掛ける女性
ガイ・ロス …… ZNNアナウンサー
…… 守衛
ジョン・クック …… 第2時湾岸戦争の帰還兵、不名誉除隊

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