キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン6 第11話 放火魔のワナ Under Fire

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第11話 放火魔のワナ Under Fire

脚本/Andrew W. Marlowe
David Amann
監督/Paul Holahan

【ストーリー】

火災が発生する中、ケイトはジェニー(Juliana Dever)から
電話を受ける。ケヴィンから連絡がないのでどうしている
のかと思ったとし、陣痛が来た時の為の練習をしているが
繋がらないのだという。何処に居るのか分かるか?と問われる。
一体何が有ったのか?夫は?と問われるとケイトはジェニー
に対して落ち着いてきいてと告げ問題が起きたと語る。

— 12時間前 —

リックたちは現場に行く。火災現場に焼死体・・このパターン
は初めてだという。ライアンによると建物改装中で立ち入り
禁止になっていたという。被害者は知らなかったようだと。
ケイトは被害者の身元は分かったのかと問うと、分かって
いないという。そこにライアンはジェニーから陣痛かも知れ
ないとして電話に出る。電話が通じるか確かめるのは大事な
ことだろうという。予定日は2日前なのか?と問うと3日前だと
いう。いつ生まれてもおかしくないと。オレがパパになるな
んてと言うライアンに良い父親になるというケイト。名前は
決めたのか?と問われると、決めきれないので男か女か生まれ
てから決めるという。お勧めはコスモだぞとリック。オレの
事よりも結婚式のことを決めたら?とライアン。相手なら
決まっている・・彼女だと。しかしケイトは「ホントに?」
「何時にする?」「都合が合うかしら?」と語る。

そこにマーク・キンボール(Tim Ryan)という建築安全局の
男性とミラー(Nic Bishop)という消防士チーフに声を掛けら
れる。現場検証だとすると、倒壊の可能性があるので急いで
やってくれと指摘される。

ラニが現場にいた。被害者の身元を尋ねるが財布を持って
いたとしても丸焦げだというライアンは男か女かも不明だ
と語る。しかしラニは男だったことは分かるがそれ以外は
分からないこと。撃たれた跡が有るわねというケイトに対して
9mm弾で撃たれているので事故ではなく殺されたようだと。
するとそこにデリア・バートン (Wendy Davis)NY市消防局
副隊長が現れ、自然発火でもないことを語る。放火なのか?
というケイトに対して着火した所に燃焼促進剤の跡が有る
という。殺人を隠す為の放火なのか。しかし遺体には燃焼
促進剤は付着して居ないとし離れた場所に火を付けている
こと。遺体を確実に燃やす場合、そうはしないという。
偶然に放火するところを見てしまったのかもとケイト。そして
口封じに殺されたとリック。何か分かったら電話してくれ
として名刺を渡す。ここは危ないので行った方が良いわよと
言われリックはお先に立ち去る。「あんな人と結婚しても
良いのか・・」と呟く。建物の所有者を調べてとケイトは
ライアンたちに告げる。

・NYPDのオフィス

改装中の建物の所有者であるトゥリノ(Robert Cicchini)を
呼び出して話を聞く。被害者が誰なのかは知らないとして
あんな所に居たのだからホームレスか誰かではないかと。
何故警備員を置かないのか?と問う。3ヶ月前改装を中断して
放置していることを指摘。リックは資金難なのだろう?と。
銀行に金を借りた時に高額保険をかけていること。全損なら
保険金が下りて資金難は解決だと。トゥリノは自分の所有の
建物を燃やす訳がないという。あなたは組織犯罪に関わって
いないのか?と問うケイト。失礼だとしてイタリア人への偏見
だと反論するトゥリノ。しかしケイトはあなたがマネリ・
ファミリーだったことは知っているとし前歴には恐喝・詐欺・
暴行で捕まっていると。しかしトゥリノは昔の話だとして
否定し心を入れ替えたことょ語る。改築して転売して悠々自適
に暮らすのが夢だったという。

バートンはその頃現場に床に不自然な跡があるのを見つける。

エスポはケイトにトゥリノのアリバイの裏取りをしたことを
語る。昨日の午後8時から午前4時までストリップクラブに
いたこと。しかしケイトは誰かを雇った可能性もあるという。

・検視局

ラニは未だに被害者の身元は不明で銃弾をデータベース/AFIS
では不一致だという。頭を撃たれていたこと。肺の状態から
見て火災が起こる前に撃たれていたこと。健康で筋肉質、歯の
状態も良いのでホームレスではないこと。高度な治療も
受けて居るという。足を骨折した時に金属プレートとネジを
使っていること。
するとそこにバートンがやってくると、その怪我をした跡は
左脚なのかと問う。大腿骨前方の真ん中くらいのものなのか?
と問われラニはその通りだという。誰か分かるというバートン
は火災調査局のブレイク・マッキャンだという。私の相棒だ
ったとのこと。歯の治療痕から後にブレイクであることが
確認が取れる。

■事件

改装中の建物で火災が発生。その中で焼死体が発見される。
多くが焼け焦げてしまっている為に身元の特定は難しいかに
思われ、居場所からしてホームレスの可能性も有った。
しかし頭に銃弾を受けたことから他殺であることには
間違い無く、また検死官室で調べると遺体は大腿骨の骨折
に際して高度な治療を受けていることから見て、金属プレート
から身元の特定は可能だった。しかし調べる前からバートン
火災捜査官は、被害者は私の相棒だったブレイク・マッキャン
である事を告げる。燃焼促進剤がバツ印に巻いてあり、
過酸化ベンゾイルがチューブに入っているものを使った放火
が過去にも10件は有った為に連続放火事件だったという。
ブレイクは何年も追いかけていたとされるが・・

■感想

今回はシリアスに進めたいところが有ったのか、ふざけた
感じのやりとりにはならなかった。リックとケイトの私生活
が描かれなかったのも少々物足りなさが有ったけど、主役は
やはり10月10日が経過してライアンとジェニーの赤ちゃんが
生まれることによって主役はライアンに譲ったのかな。

犯行に関してはこれだけ繰り返していたならばパターンが
有るハズ。
しかし長いこと火災調査局の者達はそのパターン性を気づけず
にいたという点ではかなり不自然な感じにも思えるところ。
燃焼促進剤があれだけハッキリ分かる形で使われて居るのに
ね。

ライアンとエスポが火の中に閉じ込められてしまい、危機が
迫る中で彼らを無事に助けることが出来るのか。
冒頭ではジェニーとケイトの会話の中でケヴィンの死を意識
するような流れも有ったし、その死が近づく中でライアン
が遺言のようにして男性ならばハヴィエル、女性ならば
ジェニーの祖母の名前(サラ・グレース)をと言った瞬間に
突然死のフラッグがライアンからエスポに移った感じがして
言霊の怖さを感じる(笑)

捜査官が閉じ込められて時間が迫る中で助けなければならない
状況的エピソードって色んなドラマにあるので忘れてしまっ
たけど、かつてリックとケイトは冷凍室の中に閉じ込められた
ことが無かったか?それとは正反対にライアンとエスポには
灼熱の中で耐え凌ぐような行動を取らせることになる。

こういう時にマクガイバーが居れば・・・と思わず考えて
しまった。

■捜査

犯人像として考えられるのは、幾つかのパターンがある。

・火災を起こすことで欲求が満たされる異常犯。
・幼い時に火に関する事件・事故で大切な人を失っている人。
・ヒーロー像を求めるあまり消防士自らが火を付ける。
・死体を隠すために放火。

結論から言うと犯人は建築安全局のキンボールが犯人だった。
古い建物を見て可哀想だと感じる感情転移は一体何なのかな。

■殺害されたブレイクの家が有らされる

何故部屋が荒らされたのか。

それを考えれば自ずとブレイクが犯人を掴んでいたであろう
ことも考えられる。

容疑者として

・トゥリノ

火災の建物の所有者。保険金詐欺を狙ったのではないかと
される。

・アダム・ファーガソン

ブレイクのメモに書かれていた人物で、連続放火魔のアダム
を捕まえたことがある。5年前に出所していて連絡していたが
二人はグリニッヂビレッジのデリで会い、犯人像について
元放火魔からのアドバイスをもらおうとしていたようだ。

アドバイスとしてはこの手の放火魔は入念な下見をしている
こと。更には火をつけることだけでなく、つけた後の反応を
見たくて近くで見ているハズだということ。

・マイロ・パヴリク

魅惑の炎.com (PYROLICIOUS.COM)という火災フェチのサイト
を運営していた男。リックによると火災性愛というのが
あるらしい。そのサイトに動画を投稿していたこと。
終盤その流れから犯人を絞っていった。

■結論

上述した様に犯人は建築安全局の職員のマーク・キンボール
が犯人だった。ただ犯人の特定は良いけれど、NYPDならば
建築安全局にアクセスして建物の図面を見ることが出来る
のではないのか。

最後はかなり急ぎ足で犯人を特定した感じだけど、流石にあの
状況で生きて居られると思えない。

犯人は火災フェチなのか、それとも古い建築とか欠陥住宅を
見逃すことが出来ない人物像なのかよく分からなかった。

■その他

・パソコンで何を見ていたのか

ケイトから思いっきりリックに指摘していたけど、
リックは信用がないな(笑)流石にNYPDのパソコンを使って
いかがわしいサイトを見るハズもない。

■使用された曲

・Castle Theme

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

ミラー …… 消防士チーフ
Lt.デリア・バートン …… NY市消防局副隊長
ジェニー・ライアン …… ケヴィンの妻・出産
トリー・エリス (Maya Stojan) …… NYPD行動科学分析官
アダム・ファーガソン …… 元放火魔
マイロ・パヴリク …… “魅惑の炎.com”web運営、19歳の時実家放火
Mr.トゥリノ …… 火災の建物の所有者
…… WQTI58 女性ニュースキャスター
…… マーク・キンボール (Tim Ryan) 建築安全局
…… ブレイク・マッキャン 火災調査局

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