キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン6 第16話 147号室の容疑者たち Room 147

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第16話 147号室の容疑者たち Room 147

脚本/Adam Frost
監督/Bill Roe

【ストーリー】

・ベスト・トラベラーホテル
エラ(Kelly Hawthorne)はアジア系のグウェン(Julia Cho)
が異動されてきたことに対して珍しいことを告げ何処から
来たのか尋ねるとグウェンはオールバニだという。都会に
憧れてきたとするが、エラは客室係なんてどこでも同じだ
と語る。

早朝リックはケイトが横で寝ている中、コーヒーの臭いが
しないか?と尋ねる。ケイトはそれなら妖精が入れている
のではないかと語る。
しかしキッチンに行くとテーブルにはコーヒーカップから
湯が立ち上っているのを目にする。アレクシスがテーブル
の下に隠れていた。何で居るのか?と問うと家庭教師のバイト
で遅くなったから泊まったのだという。パイと別れたのだ
から戻ってこいというリック。違約金ならパパが払うという。
自分で何とかなるから・・というアレクシス。そんな中
ケイトは私たちも捜査だとして連絡が有ったことを知らせる。

ケイトはリックと現場に行くまで会話する。
パイと別れたと思ったらまだボロ屋にいるのは何故だとリッ
ク。ケイトはアレクシスも自由時間が楽しいのではないか?
というと、バイトや授業、就活で疲れ切っているというリッ
ク。プライドがあるのではないかというケイト。プライドが
あるなら誇り高くしているだろうと。家に戻りたくない理由
があるんだと。

・現場/ベスト・トラベラーホテル
エスポに状況を尋ねると被害者は147号室に泊まっていた
ジャスティン・マルケット(Zack Duhame)。家は近所にある
という。ラニは胸に一発、銃創を見た限りでは使用された
のは小さい口径の銃だろうという。体温や死斑を調べた
結果、死亡推定時刻は夜の22時から24時。周りの部屋は
空だったので銃声を聞いたものはなく、客室は40%しか
埋まっていないという。連れは居なかったのか?とリック。
ライアンは念のために昨日のフロントに確認している所だ
という。鍵は壊されていないので犯人は一緒に居たヤツか
知り合いではないかというリック。
ケイトは状況を見ると、被害者は冷蔵庫のペットボトルの
水を取り振り返った時に撃たれていること。イスと一緒に
倒れたのだという。リックは荷物がないことが気になる。
そして近所なのになんでホテルに泊まるのか。
携帯には人と会うやりとりの形跡はなく通話もメールも
死ぬ何時間も前から記録はないという。
ライアンはフロント係と話したら不審点が有りだと語る。

フロント係のジェーン(Erika Godwin)から話を聞く。
マルケットは8時頃来たとし予約は無かったこと。彼は147号室
に泊まりたいと強く希望していたこと。手ぶらでハンサムで
一晩だけの利用となるとこういう客は大抵女遊びが目的だと
いう。会うというメールをしていた見たいだという。
しかしケイトは携帯にはメールは跡は無かったと語る。しかし
ジェーンは間違い無く携帯で連絡を取り合っていたと語る。
防犯カメラ映像を見せると、そこには折りたたみ式の携帯を
使っていた。現場に落ちていた携帯とは違うとかたる。

エスポは被害者名義の携帯は一台だけだという。映像は秘密の
第二の携帯で犯人が持ち去ったのだろうという。ホテルの部屋
の外にはカメラも無ければ死角も多く参考にはならないという
ライアン。ジャスティンの個人サイトを見つけたとし俳優業
をしていたようだと。

「ジャスティン・マルケット ルースター劇団所属、
「プラトーノフ」オフオフオフ・ブロードウェイに出演中」
とリック。

・ルースター劇団所属
エディ(Alexis DeLaRosa)とローラ(Kelly Kruger)の俳優が
舞台で稽古し、パム(Samantha Sloyan)という撮影技師が
ケイトとリックが来たことに対して止める。非公開であること。
ジャスティンの件で来た事を告げバッジを見せる。ローラ
は3ヶ月前から彼と付き合っていたことを語り稽古に来ない
から変だと思ったという。昨日の朝に会ったこと。ジョギング
後に彼は仕事へ行ったという。単発の仕事で、彼は売れっ子
ではないが構わないとしその分一緒に居られるからと言って
居たというローラ。彼はベスト・トラベラーホテルに泊まって
いたがその理由は分かるかと問うリック。浮気の可能性は?
とケイト。危険なことや犯罪の関与はどうか?、恨みを持つ
人は居ないかとケイトは質問攻めにする。この前変な女に
絡まれて脅されたそうだというエディ。パムはかなり彼は
動揺していたという。9丁目のコーヒーショップの外で起きた
ことだというローラ。
確認すると女性は店の常連でアニタ・ミラー(Alexie Gilmore)
だという。今連れて来るとのことだった。

■事件

ホテルの一室で売れない俳優のジャスティンが殺害されて
発見される。事件捜査をしている中で、コーヒーショップ前
で彼と争っていたという女性の存在が有ることを聞いて彼女
アニタを探して署につれてくるとあっさりと自白して殺害
を認める。
しかし彼女はこの二週間の記憶が曖昧で供述に信憑性が
あるのか疑問だった。更に捜査しているウチに、第二、第三
の自白をしてくるものたちが現れ、いずれも犯人しか知り得
ないことを自供で語ることから正確な犯人が分からなくなる。

■感想

私生活上のネタもそれなりに面白かった。やっぱりアレクシス
は大いにストーリーに絡ませて活躍させて欲しいところ。
ケイトはアレクシスが実家に戻らないのは自分が居所を奪って
しまったのではないかと考えて行動を起こしていた。

若い頃に愛だと勘違いして妄信してしまうことの怖さを感じる
ところだけど、それは誰でも陥る罠。
その辺はリックが2度も離婚している事情を考えれば、一度や
二度のミスなど訳が無い。問題は取り返しが付くかどうかの
状態だろうね。

冒頭のベッドのシーンでケイトは横向きで寝ているけど、
薄着で寝ているので胸が見えそうだった。
そういう所、ホントよく気がつくな(笑)

■捜査

被害者のジャスティンは147号室で殺されていた。
そして次々と3人の人物がジャスティンのことを殺したとして
自白する為に署に訪れる。
そもそもジャスティンは売れない俳優では有るけれど、
何故殺されなければならなかったのか。

3人の人物、アニタ、カーソン、ドワイトが自白してきた人物。
みんな共通点が分からないとしていたけれど、明らかに
アルコール依存症なり怒りの抑制が出来ない人物だったり、
引っ込み思案だったりとカウンセリングが必要とまでは言わ
ないまでもそれなりに人生感を変える為に何らかの自己啓発
なり他人の力を介する必要性のある事案であることはいう
までもない。

今回はアレクシスもまた自分では解決出来ないことに対して
自己責任ではあるけれどそれでも頼るべき時には頼るべき
ことを説く流れが有ったので、何処かで繋がりがあるかと
思って見て居た。

・何故147号室なのか

ジャスティンは男性なのでホテルの一室を借りて買春して
いるのではないかとされたけれど、劇団に行くととても可愛
いブロンド女性・ローラという彼女が居た。こんな可愛い人
が居るのに浮気などするハズも無い。
ローラ役のKelly Krugerはカナダの俳優。
このドラマはリック役のNathan Fillion、ケイト役の
Stana Katicもカナダの俳優さんだよね。

■捜査2

今回の事件は如何に共通性の中から矛盾点を探すのかという
ところが鍵となった。何せ3人共同じことを証言しているし、
口裏あわせしているのとはちょっと違うが、それでも2週間の
記憶(2月10日~23日)が曖昧だという点では共通したところ
がある。

そもそも難解となったのは自白とアリバイの関係だった。

・検死

・死亡推定時刻は夜の22時から24時
・現場はベスト・トラベラー・ホテルの147号室
・冷蔵庫、水のペットボトル、小口径の銃弾、イスで倒れる。

・終盤だが後に異常な量のプロプラノロール誘導体が検出
される。高血圧の治療薬で記憶を消したり変えたり出来る
というもの。

・それぞれにかけられる容疑

・最初のアニタはコーヒーショップ前でケンカ。
動機は”二股をかけられた”ことによる突発的な殺人なのか。
しかしカード履歴からレストランにいたことは証明されている。

・サムもまた自供しにやってくる。ニュースでの報道を知り
来たのではないかとされた。取り調べ室に於いてケイトは
偽証は犯罪だとしていたけれど、サムは答えられないのでは
ないかと思いきやアニタが語るのと同じように犯行現場の
状況を語り始めた。動機は”むかついた”上に怒りっぽい性格。。

・ドワイトは可哀想だったな。
自分が言う前に、みんなケイトが自白しようとしていることを
先回りして全てを答えてしまっていた。

・容疑者

ハゲ男で赤いバンに乗っていた男がいずれの家の前でも目撃
されている。ドワイトはその車のことを覚えていた。自宅
近くのハウストンストリートの裏に駐まっているのを見た
という証言。そこから防犯カメラ映像によってバンの
持ち主がマイルズ・マドセンだと判明する。

■核心へ

ドラマではマドセンがアポロ・ピクナルという会社で雇われて
いたが実体はEHI(エターナル・ホライズン協会)。
協会の創立者のバウアーによると、彼はトランスパーソナル
心理学を教えているもの。
当初会社に行った際にはストックホルムにいるとしていたけ
れど、ストックホルム症候群にかけた流れが有ったのかな。

■結論

3人から改め細かいところを尋ねる。
147号室に入る所から殺すところまでの記憶。
するとリックがあることに気がついた。
冷蔵庫は死角にある為に中にあるペットボトルの本数など
見えるハズも無いこと。5本だったとか6本だったという
意見の食い違いがあることから少々不自然なところも有った。
要するに本数が減ったのは時系列が関係していることを示唆
しているのかと思ったんだけどね。

ロングアイランドにもホテルの支店が有ってそこのホテルで
起きたこと。ただしジャスティンは俳優でありその会社が
殺したものではなく、より強烈な記憶を植え付けることで
トラウマに近いものを吹っ切れると考えて居た様子。

偽の記憶を埋め込んだことと、ストックホルムにいるとして
いたバウアー博士が実は会社内にいたというところがマヌケ
だったけど殺していないことは事実だった。

殺害したのは劇団で編集作業をしていたパムだった。
カーンポストという編集会社で働いている彼女だが兄の
アラン・クラークはEHIの実験のせいで命を落としている。
EHIの存在を潰す為に随分と手の込んだことを考えたみたいだ。

■その他

・アレクシスが実家に戻れない理由

アレクシスの方からケイトに相談があるのかなと思っていた
けどケイトの方が居場所を奪ってしまった罪悪感がありそう。

アレクシスの中の罪悪感はあれほど父の反対を押し切って
家を出たのに結局リックの方が正しいことを言っていたという
事実。

ケイトは
「恋は麻薬と同じでどんな賢い人も馬鹿する。我に返った
時に何てことをしたのと反省する。」

父親に自分の間違いの尻ぬぐいをさせたくない気持ちは分かる
けどね。

・映画ネタ

・オーウェルの「ビッグ・ブラザー」みたい。
EHIのバウワーの会社に行く際に語ったセリフ。

・映画「インセプション」の世界だ
薬を使って記憶が操作出来るとした際のセリフ。

■使用された曲

・Castle Theme

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

Dr.ガスタヴォ・バウアー …… エターナル・ホライズン協会(EHI)
アニタ・ミラー …… 自白する・不動産業・アルコール依存
サム・カーソン …… 自白する・怒り
ドワイト・カルザーズ …… 自白する・公認会計士
Dr.ホロウェイ …… 精神科医
ローラ・ウエストボーン …… 俳優、ジャスティンの彼女
パム・クラーク …… 映像編集”カーン・ポスト”
グウェン …… ベスト・トラベラーホテル清掃
エディ …… 劇団員
ジャスティン・マルケット …… ホテルで殺害・俳優
ジャスミン …… EHIの受付
ジェーン …… ベスト・トラベラーホテル受付
エラ …… ベスト・トラベラーホテル清掃
アラン・クラーク …… パムの兄
マイルズ・マドセン …… 赤いバンの男

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