[E] スーツ / SUITS シーズン3 第16話 辿り着いた答え No Way Out

リンク広告 テスト




第16話 辿り着いた答え No Way Out

監督/Michael Smith 脚本/Aaron Korsh
Daniel Arkin

【これまでのあらすじ】

マイクはウソを辞めると言うが、ローラに頼んで弁護士登録
データもいじってもらえば良いと語る。しかしハーヴィーは
犯罪者の心得は「死体を動かすな」だと。マイクは僕には
未来が無いとし一生このままは嫌だという。ジョナサンから
投資は書類作成係よりもエキサイティングだとしてマイクに
転職を勧める。マイクはレイチェルに本音の所では転職して
欲しいのだろうと問うと、”私は”転職して欲しいことを告げる。
クエリング(Damon Gupton)はハーヴィーに対して君の部下は
ハロルド・ガンダーソン(Max Topplin)と結託して君らにとっ
て不利な証人を賄賂で口止めしたという。クエリングがハロルド
との裏工作に気がついたこと。ローラに頼めと今度はハーヴィ
が告げる。法曹協会へのハッキングは重大な罪と言ったでしょ
とマイク。しかしここまでクエリングは来ているとし、君が
辞めても解決はしないというハーヴィー。スコットはハーヴ
ィーにマイクが辞めるのを止めたこと。私がいつ何を聞いて
も”話せない”とそればかりだと失望させる。ドナはマイクは
居なくなるので危険は無くなるとし、スコットにマイクの件を
打ち明けても無意味だと語る。
「彼女は怒る理由を探している。今回だけじゃない。今ま
でもだし今後もずっとだ」と。マイクはクエリングの元に行く
と「あなたはライバル会社から金をもらい訴訟をデッチ挙げ
た。資格剥奪だ」とマイク。するとクエリングは「弁護士は
オレの生き甲斐だ。奪わないでくれ」とし訴えは取り下げる
ことを告げる。マイクはハーヴィーに対して法曹協会にハッ
キングしてもらった事を告げここに残りたいと告げる。

■ストーリー

ドナはハーヴィーのオフィスに来ると”解決”を祝して飲みま
しょうと語る。何故解決しても浮かない顔をしているのか。
私はあなたにハッキリ言ったハズだとドナ。マイクがここに
残ろうと同じでスコットに打ち明けてはダメだと。ハーヴィー
は分かって居るという。それでは何故沈んでいるのか?
「彼女は怒る理由を探している。今回だけじゃない。今ま
でもだし今後もずっとだ」と言っただろうとし、君はオレと
彼女が上手くいって欲しくはないのか?と問うハーヴィー。
あなたに幸せになって欲しい。何が幸せかは自分で決めてと
ドナ。

マイクはレイチェルの待つ自宅へ。
レイチェルはご馳走を作っていた。マイクはそこで彼女に
転職はしないことにしたと告げハーヴィーにも残ることを
告げたと語る。レイチェルはそれで良いのかとすると私は
口出ししたくはなかったがあなたに言われただけ。
“やっぱり詐欺師を続けたいなんて・・”と失望する彼女。
僕を応援してくれるのではなかったのか?というマイク。
オファーを受けるのではなかったの?というレイチェルは
チャンスなのに・・と。君は僕に恨まれたくないから意見を
言いたくないとし・・意見に従わなければ君が僕を恨む・・
それってズルいよというが、私は意見など言いたくなかった
と語る。転職の気が変わったのはどうしてなのか?と問われ
マイクはクエリングと離したこと。彼は昔大金を得る事より
クライアントの為を選んだ。それで全てを無くした。ただ
弁護士だけは続けられた。彼の生涯を奪いたくないし僕も
辞めたくないというマイク。事務所にいれば悩むが、でも
辞める方が辛いという。まだ決心が付かないのだという。

・朝
マイクが屋台でコーヒーを買っていると突然連邦検事局の
2人がやってくる。一緒に来て欲しいと言われここでは話せ
ない内容だという。

スコットはハーヴィーのオフィスへ。
私と喧嘩して朝10時前から酒なのか?と問われ、「マッドメン」
ならねと言う。あのドラマの主人公は傲慢なんだよなと
ハーヴィー。マイクは残ることになった。これからは君と
真っ直ぐに向き合うというハーヴィーは怒っては居ないよな
と問う。今夜はパッとやろうとし気分転換だと。
そこにドナがやってくると、今ステファニー(Karen Glave)
から電話が有ったこと。それって連邦検事局の友達?と問う
とマイクが事情聴取されていると語る。

・司法省/連邦検事局
取り調べ室でマイクの前にエリック・ウットオール
(Zeljko Ivanek)がやってくる。エリックは自己紹介しようと
するが南部地区の連邦検事でしょとして知っていると語る。
大変なことをしたのは分かるな?と問われるとマイクは
何のことなのかと問う。

“ハロルドと結託して証人を買収しただろう・・ヘシントン
石の訴訟で有利になる様に”と。

和解しただけで後ろめたいことはないという。君の一存では
ないのだろうとし雑魚は要らないという。親玉のハーヴィー
を捕らえたいという。彼を売るなら取引しても良いとエリッ
ク。

■感想

いよいよシーズン3の最終話。
2018年現在アメリカではシーズン7が放送中。
日本ではwowowがシーズン6を半年くらい前に放送していたけ
ど、他の放送局はどうなのかな。
Dlifeではこの枠でそのままシーズン4に突入していく様だ。

シーズン3はとにかくイギリスの法律事務所が関わって来た
為に、内部分裂しそうな感じの弁護士事務所の人たちの光景
が描かれた。そして終始クライアントのヘシントン石油に
よって振り回された印象が大きかった。

更に全体的にはそれぞれの恋愛関係に一方前進しては、解消
されるという流れが実に多かったこと。
ドナの破局から始まり、その流れはルイス、そしてハーヴィー
に繋がっていった。

そして最後に残されたのはマイクにとって弁護士とは何かを
考えさせられ、それによる経歴詐称問題が常にノドに骨が
突き刺さるようにして存在していていつでもそれが爆弾に
なり得ることが描かれた感じだ。

■司法省に目をつけられる

今回の単独エピソードとしては、解決した後に不要に問題を
広げてしまうという流れが多かった。
マイクも素直に辞めることが出来たのにそれをしなかった事。
またハーヴィーにしても別れた後になってマイクの真実を
語る流れが有った。

そんな中、ヘシントン石油の件の火種はまだ残されていた感じ
で、クエリングが汚い形で前回仕掛けて来たかと思えば
今回はその流れを連邦検事局が引き継いだような格好だった。

狙いはマイクではなくハーヴィーだとしたのはZeljko Ivanek
が演じるエリック・ウッドオール。映画でもドラマでも
精力的に出演する俳優さんで至るところで見かける印象もあ
る。今回は顔見せ程度で意外とあっけなく幕引きを図ったもの
の、その彼が出て来たことは今後のハーヴィーや事務所への
圧力があることを感じさせる。

■問われる法曹界の倫理感

大小それぞれにグレーゾーンで闘っているが、そのゾーンを
超えているものたちが居るのも確かだ。

・前回クエリングはライバル会社から金を受け取り、訴訟を
デッチ挙げて弁護士資格剥奪される程の罪を犯そうとした。

・ハロルドと取引して偽証したハーヴィーのクライアント。

・ハーバードロースクールだけでなく法曹界にもハッキング
して経歴詐称を行ったマイク。

・マイクの経歴詐称だけでなく資格まで獲得したことを知って
も尚雇い続けるピアソン・スペクター法律事務所。

・エリック検事補は弁護士を呼ばせない為に、マイクを
名目上テロ行為の疑惑があるとして拘束した。
(連邦修正第4条の権利侵害だ(c)リット)

・競業避止義務

■弁護士として・・人として・・

弱みを見せれば人は操られる。
法曹界には限らないけど案件とは関係無いところで探り
合いが行われて、本質的な問題とは別の所での戦いになる。

今回は立場上連邦検事に分が有りそれを理由にマイクや
ハロルドを拘束する姿が有った。何よりも分が有るのは
法曹界で働く人に取っては埃や傷のない人は居ないという
事実を逆手に取って「何故拘束されたのか」という事を
伝えないままで外部にも漏れない形で拘束し恐怖心を煽る。
その人となりの悪事を思い巡らせて、今の彼らに取っての
もっとも指摘されそうなことを勝手に妄想しては自爆する
形でそれが原因だろうと考えてしまう。

また信頼関係にも依るけれど二人が同時に拘束された際には
「囚人のジレンマ」のようにして、自分の忠誠心の強さから
マイクが口を閉ざしても相手(ハロルド)が口を開けば
どうにも行かない所がある

またスコットが事務所に対して不審に思うのは当然の成り行き
の中で競業避止義務が足枷となって辞めるに辞めることが
出来ないでいる。

しかし弱みを強さに繋げられる人はとても強いな。

ルイスはハロルドに嫌われていた。
彼は不条理なこと、そして恫喝されたアソシエイト時代の
トラウマを引きずりそして解雇されたことにも怒りを覚え
させる所なのだろう。
しかし逆にそんな相手だからこそ味方につくと心強く感じる。

ドナは色んな人に貸しを作っている感じでここぞとばかりに
借りを返してもらっている。ドナはステファニーから色々と
情報を引き出していた。

■紆余曲折の末

ハロルドが時間と共に落ちるのは明らかだった。
マイクはハーヴィーに恩があるのでまず落ちる事はないな
と思わせた。

結局ルイスがハロルドを取り調べ室から出すことで、今の
ところこの件での追求は止まった格好だった。

「オレを汚いという前に自分を鏡で見ろ!」
とはハーヴィー談。

しかしそれぞれが問題の根本について考えて居た。
元々の原因は何なのかというところに遡ればマイクの経歴
詐称にあると思うし、ハーヴィーもまた自ら語る様に

「詐欺師を雇い、クリフォードの時も一線を越えた。
ローラの時も今回の証人もそう。挙げ句の果てにはダービー
に偽証するよう仕向けた」

結局マイクは事務所を辞めることになった。

■その他

・ドナさまとマイク

今回はマイクが居ない時と居る時が引き合いに出された。

マイクが来てから変わってしまったのではないかという事
でマイクも責任然り。ドナはハーヴィーから君がオレを良い
人にしてくれていたんだと。
秘書以上の関係に有るよね。

・スコット

この人はハーヴィーのことを怒っている姿しか印象がなく
またハーヴィーはスコットを宥める役割しか持っていなかっ
た。この状態で続くわけもない。競業避止義務がなければ
辞めるとしていたのでそれを解いておやめ頂くことに。
ただスコットは不幸と言えば不幸な人で相当ハーヴィーに
よって振り回されたな。

■使用された曲

・End Credits Theme by Christopher Tyng
・Greenback Boogie by Ima Robot
・An Unkindness of Ravens by Sanders Bohlke
・Bloodstream by Stateless featuring Lateef the Truthspeaker
・Everything I Wanted by Nicholas Murphy (as Chet Faker)
・The Heavy How You Like Me Now (Raffertie Remix) by Raffertie and The Heavy
・Glitter Blues by Vibrolux
・No Use by Dreaming Bull

■出演者

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所”ピアソン”経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) ハーヴィーのアシスタント

デイナ・スコット (Abigail Spencer) アソシエイト
アリソン・ホルト (Diane Neal) ブランドン法律事務所の弁護士
ジェームズ・クエリング (Damon Gupton) ハーヴィの対立弁護士
エリック・ウッドオール (Zeljko Ivanek) 連邦検事/南部地区
ハロルド・ガンダーソン (Max Topplin) ブランドン法律事務所の弁護士
ステファニー・リストン (Karen Glave) 検事局、ドナの知人
(David Christo) スーツの男 / 連邦検事局
(Lilette Wiens) 連邦検事局・受付

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336