シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察 Shades of Blue 第8話 善悪 Good Cop, Bad Cop

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第8話 善悪 Good Cop, Bad Cop

監督/David Boyd 脚本/J. David Shanks

【これまでのあらすじ】

スタールは10年前にウォズがゼペダをハメたのは何故だ?と
ハーリーに問う。ミゲルはオレは真実だとしある男を捜して
くれと面会に来たハーリーにフランク・コヴァッチの名前を
出す。フランクって男が真犯人なのに自由の身で居る。
マニーに対してハーリーは娘と寝たのかと問う。このことは
娘には内緒でと語る。ウォズはFBIに密告したのかとサップ
に問う。彼は仕方が無かったとするとビルの上から突き落と
す。トゥフォはまだ息があるという。トゥフォはサップの
部屋を調べるとカーペットの下から俺たちを訴えることに
同意した免責契約証が有ったとウォズに告げる。
ハーリーはウォズにサップには手を出さないよう約束していた
が、病院に通報があり爆発物が発見されたという。ウォズ
はICUに行くと昏睡のサップの注射器に空気を入れる。
ハーリーがウォズの動きが分かった為に急いで病室に駆けつ
けるが・・間に合うことはなかった。

【ストーリー】

ハーリーはサップの死を知り涙する。
ウォズはサップの母の元へ。
その後ウォズは自宅に戻ると妻・リンダはやっぱり帰ってい
たのねと告げ、何が有ったのかを問う。サップが死んだこと
を告げる、長年刑事の妻をしているので少しくらい信用して
話をしてという。長年警察をやってた結果俺たちは広げざる
を得なかったこと。許容出来る範囲を超えたという。サップ
はそう言った正義に異議を唱える連中を密告していた。あな
たまで居なくなったりしないか?これすらも今まで通りに
暮らせるのはサップが死んだからだという。優しくて面白い子
だったというリンダ。あなたがチームを引っ張らないとバラ
バラになるわと語る。

クリスティーとマニー(Juan Castano)は彼女の自宅へ。
ママは病院に行っているのでいないことを語る。しかし悪い
印象を与えたくないというマニー。思ったよりも酷い傷だ
とすると、ゴツゴツした結婚指輪をしていた人に殴られた
からねと。ママのチームは私の家族。罰してくれるので
私を信じてという。君は信じるが警察は信じないというマニー。

ベイカーはスタールにサップの解剖は?と問う。
敗塞栓症に伴う低酸素症と特定されたという。血の固まりが
肺の血管に入ったんだと。ウォズの貸倉庫で証拠に撮った
爆薬が病院で使われたと分かったか?シリアルNOでもないと
結びつけるられないというスタール。ICUには防犯カメラは
なく有るのは爆弾騒ぎの状況証拠だけ。それとウォズの告白
よと。ハーリーに引き出させるのよとベイカー。

ハーリーはウォズの元へ。
約束したでしょうとし「神に委ねよう」と。免責保障の紙を
見たんだと言うウォズに、彼女は仕方なくやったのかもとは
考えなかったのかという。どんな理由で首根っこを押さえら
れたか・・。ウォズはすぐに相談にくれば解決策を考えられ
たという。手を出さないと約束したでしょというと、オレだ
ってサップが好き。確かにオレは嘘付きだとし、全部責任は
取るというウォズ。

ハーリーは仮眠しているとクリスティーナの電話で目覚める。
教科書をミカエラの家に忘れてきたという。娘はハーリーに
そのままの格好で寝たのか?と問う・そもそも何時に帰ったの
か。サップが落下して亡くなった事を告げると、それがママ
だったらと考えばかりいることを語るクリスティーナ。

・Murphy’s Tavernの倉庫

チームウォズ/64分署の面々はT4、テス、エスパーダ、ハーリ
ーの順に集まってくる。

■事件

12分署のNYPDがFBIによってマークされる中、FBIのモグラが
居るのではないかとして疑いの目を向ける。そんな状況の中
モグラと鳴らざるを得なかったハーリーは、サップがモグラ
としてウォズに疑われているのを知り、彼はサップを始末
しようとしているだろうことを考えてスタールに告げる。
スタールは先回りして何とか止めようとするが、ウォズは
サップを犯行現場から突き落とし運ばれた病院でトドメを
刺す。悲しみに触れる中でもサップが裏切りものだったと
知って一同気持ちに蹴りをつけようとしていた。

■感想

やっぱりFBIの捜査がえぐいな。
でも今回のウォズの光景を見れば、助けるに値する人物なのか
どうかは分からない。ただそんなウォズを捕まえる為に
まるで人をコマのように使っているFBIにはまるで肩入れする
ことを難しくしている。

サップの殺害2度のチャンスがあり、2度引き返すことも
出来たけれど結局ウォズが病院で爆弾未遂騒ぎを起こしている
間に殺害してしまった。

それぞれに抱えている不安感と憤り感は全てはサップの死の
悲しみ以上に、サップが内通者だったというところに責任を
向けているけれど、誰もがみんなこうなる根っこは自分に有る
と考えて、ハーリー自身も責任を感じていた。

ウォズによると、FBIに接触された時点で言えば良いとして
いたけれど、例えそうだとしたら助けることは出来たのだろう
か?ハーリーがスタールに操られる前にウォズに話して二重
スパイのようなことをしていれば違った人生が待っていた
のか?

スタールに対してハーリーは語る。
「私が情報提供者にならなければ・・あなたに逮捕され
てすぐウォズに相談して居ればサップは死なずに済んだ。」

スタールはそんな言葉を聞いてもどうもサップの死は避けら
れないものだとして当然のように振る舞っているところが
憎らしい。

それにしてもサップが亡くなってカートに載せられている
シーンで流れるSimon & Garfunkelの「The Sound of Silence」
は涙が出るな。サップがユダヤ教徒なのでこの曲を選出した
のかな。

■警察官としての信念

とても難しいものがあるね。
ウォズにしてもリンダに語っていたけれど、
「長年警察をやった結果俺たちは広げざるを得なかった。
許容出来る範囲を・・サップはそういった正義に異議を唱える
連中に密告していた。今までどおり暮らせるのはサップが
死んだから・・」

ハーリーにしても最初は正義を全うしようとしていたのだろう
し、常に蚊帳の外に置かれているローマンだって刑事としての
正義と一般人の正義の間で揺れ動いているけど少なくとも
人々の暮らしを良くして街を守りたい思いが有る。

ローレルには自分たちのようになって欲しくないと感じて
29分署に写るべきことを語る。自分を見失って欲しくない
と。しかし今のローレルはタイミングの悪さも有って
ここのみんなからは蚊帳の外に置かれていると思っている。
その状況が如何に幸せなのか・・だよね。

警察官といっても一概には言えず、悪さにも色々とある。
今回登場してきた57分署の警察親のトレストマン
(Andrew Hovelson)とホリスター(Theo Stockman)は、そういう
意味では市民を守る為に血を流しているとは言えず、
警察官という力の誇示を糧に生きて居るような人物だった。

■それぞれに抱えるサップへの不信感

ウォズとスタールのせいでサップは悪者にされている。
そんな状態でウォズとかトゥフォはよくサップの母に顔を
合わせられるな。

テスなんかは今回随分とサップを蔑むセリフが多かった。

ウォズは何とかリーダーとして納めようとする為に、
「この一点だけでアイツの全てを否定出来ない。子供を助け
ようとして死んだんだ。それを忘れるな」
と語る。

ハーリーはウォズに対する不信感を募らせていた。
事情を全て知っている訳だからね。
そんなウォズにハーリーが語る。
「約束したでしょ。神に委ねようと。どんな理由で首根っこ
を抑えられていたのか・・」

これはまさにサップではなくハーリーの心の声だよね。

トゥフォもまた免責書を見てしまった為にどうしても
サップを許す事が出来ずに居る。

■今回の単独事件

クリスティーナの彼氏のマニーとニコ・ザヴァラ
(Evan Reiser)が夜の公園で警察官からボコボコにされた。
ただ殴るのは違法で間違い無いけど、彼らは相当ウソをつい
ていてビールを飲んでいるしマリファナを吸っている。
彼らが撮影した動画には彼らに有利な面と不利な一面が
写っているわけだ。
短絡的に考えればSNSに動画を掲載してしまえば警察官の
方が責められる可能性は高いがその為には動画を多少都合
よく編集する必要もあり、将来への影響も不透明だ。

今回はマイノリティの強みを活かしてローマンに二人の警察官
への制裁を行わせた。
しかしバーで喧嘩して外に出ると仲間/家族が待っていると
いう。ローマンを上手く正義を行う為には犠牲を伴うことが
あることを示して仲間に引き入れようとしたのかな。

■過去が迫る・・・

今回は何と言ってもスタールからやたらと執拗に何故ミゲル
をハメたのかを責められていた。色々と責められる中で
10年前にリタ・マーティンが殺された事件には目撃者が
いたことが判明。
更にこの件でナヴァが検察官として対応していることを
知ってスタールは偽名を使ってナヴァに接触し、ハーリー
との関係を指摘する。
確かにハーリーがナヴァに近づいた理由は自己保身の為だ
ったからなんとも言えないけどね。売春婦呼ばわりされたと
するけれど、ハーリーが女を使って迫ったのも事実。

しかしここでもタイミングが悪く、スタールがハーリーに
恋しているのではないかという疑惑が発生している。
意図して二人のプラベートに踏み込んで壊す目的は無かった
のか。

目撃者が居た事実は衝撃的なものだった。
今回のクリスティーナとマニーの件と似た所があるのだろう。
詳しく調べていくと、この件では口封じの為にこれまで10年間
ウォズが金を出していたことが判明。

またスタールはハーリーに疑惑の目を持っていたが、
ハーリーは彼とは結婚していた事。そして2年間毎日サンド
バッグにされていたことを語る。

■その他

・ユダヤ教にはお通夜はない

でもサップママは特別にその宗教的な形式を曲げていた。
その際トゥフォはスーツの姿の男がサップに会いに来ていた
ことを知る。これは後に何か関係してくるのか?

・告白したいけど出来ない事実

今回は至る所でこれが問題になった。
当然法的な問題もあるから容易には話せないところもある
のだろうし後ろめたさがあるから話せないのだろうけどね。
そういう選択に於いて決めるのはその人の判断だからね。

・テスとサップ

最後までテスはサップを裏切りもので、そうなった時点で
仲間ではないことを語っていた。しかしサップのデスクには
テスの誕生日(9月21日)にメッツ戦のチケットが用意されて
いた。
そこに添えられていた手紙がまた涙を誘うね。

■使用された曲

・The Sound of Silence by Nouela
・Ramblin’ Man by Ash Grunwald

■出演者

ハーリー・グレース・サントス (Jennifer Lopez) NYPD
マット・ウォズニアック (Ray Liotta) NYPD・警部補
ロバート・スタール (Warren Kole) FBI
マイケル・ローマン (Dayo Okeniyi) NYPD・新人
テス・ナザリオ (Drea de Matteo) NYPD・金髪

マーカス・トゥフォ (Hampton Fluker) NYPD
カルロス・エスパーダ (Vincent Laresca) NYPD
クリスティーナ・サントス (Sarah Jeffery) ハーリーの娘・音楽学校
デビッド・セパーステイン (Santino Fontana) “サップ”
ドニー・ポンプ (Michael Esper) 内務観察官
リンダ・ウォズニアック (Lolita Davidovich) マットの妻

ジェームズ・ナヴァ (Gino Anthony Pesi) 検事補
モリー・チェン (Annie Chang) FBI捜査官
ゲイル・ベイカー (Leslie Silva) FBI捜査官、上司
ホリスター (Theo Stockman) 27分署、捜査官、人種差別
トレストマン (Andrew Hovelson) 27分署、捜査官、人種差別
Mrs.セパーステイン (Kathryn Kates) サップの母
マニー・ブエンテス (Juan Castano) クリスティーナの恋人
アラン・ホリスター (Peter Bradbury) 警部、27分署制服警官の叔父
ニコ・ザヴァラ (Evan Reiser) マニーの友人
ミゲル・ゼペダ (Antonio Jaramillo) ハーリーの元夫
(Roger Brenner) FDNY / EMT

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