ナイト・マネジャー The Night Manager 第4話 不協和音 Episode #1.4

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第4話 不協和音 Episode #1.4

監督/Susanne Bier 脚本/David Farr

【ストーリー】

エレナ・アポーストル (Tabata Cerezo)の誕生日の為にみんな
が集まる。父のアーポウはこの世で一番美しいと語る。パリ
から取り寄せたという最高級品ネックレスをエレナにプレゼ
ントする。みんながその光景を注目しており、エレナは
みんなにそのネックレスを見せる。しかしエレナは嬉しそう
にしなかった為に少しは笑顔を見せろと語る父はネックレス
を娘の首にかける。
パーティーは大盛り上がりでジェドはローパーと踊る。
コーキーはゲイ友にキス。バガルティ(Nasser Memarzia)は
赤いドレスの高級時計をした女性に綺麗だとして手にキス。
サンディはアーポウに対してスペインは緊縮財政だろう
と言うと、5年前は豪勢だったし明日稼ごうという。
サンディは友人が心配しているとし例のものは大丈夫なのか
と問う。ちゃんと届くというアーポウ。みんなが楽しく
踊る。メルセデス(Marta Torne)はキャロラインと踊る中、
メイド(Esther Regina)がアーポウを呼びに来る。
なんと室内でエレナは首つり自殺をしていた。

ジェドはエレナに辛かったのねと語る。ローパーはこっちまで
辛いと語る。商談は延期になったとするとサンディとコーキー
はアラブの友人はどうしますか?と語る。彼が見張られたら
危険だという。コーキーは子供のパーティーに招待するとし
大勢集まるし披露できる手品をとコーキー。
そんな会話にジェドは不機嫌になると、それに気がついた
ローパーは不謹慎なことを口走り悪かったと語る。

■スペイン・マヨルカ島

ジョナサンはダニーと散歩しながら会話する。
二人にはタビーとフリスキーが相変わらず監視していた。

ジョナサンは彼らの目を盗んでダニーから情報を聞き出す。
この土地が全部なのかと問うと、スペイン政府はここでしか
パパに売ってくれなかったという。ここへはよく来るのか?
と問うと夏の間だけだという。パパに会えて嬉しいだろう
としテニスとかしてもらうのかと問うと、ダニーはルイス
としているとしパパはいつも居ないんだと語る。仕事で忙し
いからなとジョナサン。部屋はいくつあるのかと問うと
23個でキッチンは3つ、プールの横に事務所が有り、パパの
部屋には書斎がある。パパの要塞で鍵も一つでパパは隠して
いるという。中には何か有るのか?と問うと、パパはミント
のおかしが入っていると言っているという。警報装置も
ついていて毎日11時にテストすると。海に入ろうとすると、
ダニーは気をつけた方が良いとし、そこで足を切ったことが
あると語る。

■スペイン・マドリッド / Madrid

鐘の音が町中に鳴り響く仲、ジョエルはアーポウのことを
アンジェラと共に監視していた。娘が首を吊って以来毎日
この教会に来ていること。昨日の午後はわざわざ検察庁に
電話して武器の違法売買の情報をたれ込んでいたこと。
名前を聞かれて電話を切っているという。彼には神父の助け
が必要だと語る。

・教会
静かに祈って居るアーポウの前に神父(Jose Luis Moreno)
がやってきてアンジェラを紹介する。
あなたには救済が必要だとすると、アーポウは眠れないとし
毎晩自分に問いかけているという。「何かできた筈」だと。
あんたも親になる身なら分かるだろうと。検察庁に電話した
そうだがあなたの手は汚れているとし洗い清めないといけない
という。ローパーを知っているのか?と。友人とは言えない
が・・彼はあなたら親子を地獄に落としたのだという。関わり
を持たなければ娘さんは無事だったこと。あなたはよく耐えて
いるとし私は天使側に居る善良な人間だという。絶対に騙し
たりはしないという。力を貸してというアンジェラ。
コーキーを知っているか?と問うと、ローパーの右腕だという。
そこを変えましょうという彼女。

ローパーはジョナサンに対して君はピンクか?赤とか左翼
とかそんな類か?と。オレはどうでも良いがコーキーが
心配しているのだというローパー。ヤツとは共に修羅場を
くぐったこと。インドの留置場で一週間過ごしたことも
有ったという。有るとき一生分笑ったと。当時も酒を飲んで
いたのか?と問う。ジョナサンは自分の父がペルファストに
いた時に同じ部隊の軍曹がある晩酔っ払って地元の女に
作戦をバラしたこと。尊敬する父は酒と女に溺れたヤツの
せいで命を落としたのだという。酒飲みでもピンクでもない
なら何者なんだ?というと、ジョナサンは「自由人」と語る。
自由に考えて自由に働く。山に登りベッドでミントクリーム
を食ったりしてもダレにも文句を言わせないオレも自由人
だというローパー。

自由と言っても大人と子供は違う。「子供は大人の世界を
秩序有るものだと思って育つがとんでもない。社会の
腐敗を知って初めて人は大人になれる。腐敗を喜べてこそ
自由が得られる」というローパー。

サンディとキャロラインとその息子がマヨルカ島にやって
くる。アーポウやバルガティもやってくる中、アーポウには
お悔やみを伝える。商談の前に飲み物でも飲もうとローパー。

■ロンドン
・英連邦省 (Foreign & Commonwealth Office)

■MI6 (The River House)

■モナコ公国 / MONACO

■感想

今回はローパー側の体制が少しずつ壊されて行き、組織の
一新を図らせる為にジョナサンの存在を少しずつ膨らませて
行く流れが有った。

このドラマの中での問題点を考えるはそれぞれの家庭に
問題を抱えているところが有って、そんな人物たちの寄せ
集めだということ。

人は何を一番大事なものとするのかそれぞれに価値観が違う
のだから仕方が無いとはいえ、ローパーが用心深い人物だと
いえどもそこまで手が回っていないような印象が有る。

興味深い流れとしては、ローパー側にも問題が隠されている
と思えば捜査する側にも問題が有り、案の定IEAのアンジェラ
たちが小さな組織の中で解決しようとしていた背後には
MI6などの巨大組織の負の一面が存在したのを熟知していた
からだろう。元々アンジェラはMI6に在籍していたという
くらいだからその辺の問題を見越しているのだろうし、
イギリス国籍でもベルファストという北アイルランドの出身
の元兵士の男を選んだところにも説得力を求めている。

メイヒューもまたリバーハウス/MI6は新時代に反して
「説明責任」「透明性に欠ける」ことを述べている。

■それぞれの家庭の問題

正直あんまりそれぞれの家庭の事情が分からないところも
あるのだけど、取りあえず「何故」起きたかではなく、
そのような現実が有ったということを元に推察する。

・キャロラインとサンディ

キャロラインはラングボーン卿という称号を持つ家系で
サンディと結婚したのかな。そうなるとプライドが高そう
だけど、サンディは使用人の女性と関係を持っている。
キャロラインの不満は徐々に露わになっていき今回は
ついに爆発してしまった。

キャロラインがプールサイドにいる時にジョナサンが現れる。
キャロラインはジョナサンに好感を持っていて

「全てを見ているのに何も言わない」
「ローパーは気をつけた方が良い。彼はアーポウの友人に
大量の武器を売りつけるつもり。」
「イギリスとアメリカの7者から仕入れた恐ろしい兵器を
“トレードパス”という会社(表向き農業危機の売買)を隠れ
蓑にしている。」

最後はぶち切れてタクシーで子供と帰るけどサンディは
そのまんま付いていくのかな?

・ダニー

ジョナサンに心を許したのか、無邪気に屋敷のことを話す。
建物の構造を述べるけれど、中でも重大なのはローパーの
部屋の奥には隠し部屋があること。
またセキュリティが11時にテストする隙があることを語って
いた。
これをダニーに語らせるというのはちょっと無理が有る様な
気がするんだけどね。

・アポーストル

エレナの誕生日パーティーは派手に行われていたけど、
何故か彼女は気が晴れずついにはパーティー中に首を吊って
亡くなっていた。娘が全てだと感じていたアーポウにとって
は辛い事実であり、自分が悪いことに手を貸しているから
娘を亡くしたと思いそのことで懺悔しようとしているで
あろうこと。
教会にいるアーポウにアンジェラは接近し、ジョナサンを
スカウトした時のように味方につけていった。
しかしエレナは何で自殺してしまったのかな。
スペインは不況なようなことは語っていたけれど、父親が不在
だったりするところに愛情の希薄さを感じていたのだろうか。

・コーキー

コーキーはローパーの右腕。
その理由なんかも今回はジョナサンに語っていた。イラクで
捕まった時に一緒だったこと。その後も修羅場を一緒に
かいくぐってきたのだろうね。

ただコーキーがジョナサンのことを疑っているということで
彼の方からコーキーには問題が有る事を告げる。

彼はアルコールで失敗するタイプだとして、ジョナサンは父の
話を持ち出して、酒で失敗する組織の存在のことを口にして
コーキーとローパーを引き離す作戦に出た。

コーキーってゲイなのか二人のゲイを引き連れて立ちション
していたよな(笑)

・ジェド

ローパーの弱点はジェドなのかな。確かに綺麗な人だけど、
ジェドはローパーが汚いことをしていることをキャロライン
から聞いて完全不審に陥った。その過程で彼女はローパーの
隠し部屋にも入り込んで書類を見ているってことなのかな。
ローパーの部屋にジョナサンが侵入した際に髪の毛が落ちて
いたからね。

ジェドには子供が居ることが知られていた。
勿論とっくの昔にローパーは調べていたんだろうけどね。

ジェドとジョナサンが心を打ち解けていく際、素っ裸で
プールや海が泳いでいたね。
裸を見られることよりも個人的事情を知られるのが嫌みたい。
涙しているジェドの光景が有った。
見えそうで見えない裸テクニック(笑)

■調査するものたち

集まっている人たちがダレが誰かよく分からないけど、
イギリスの諜報機関のMI6とアメリカ側のCIA関係?の人物が
出て来て、メイヒューやアンジェラたちのことを問い詰める。

この二人は窓際族のような小さな部署に所属している。。
それなのに大きな機関をそれを気にしている。
【リンペット作戦】について先日アメリカ側のジョエルが
説明して、まだ捜査が追いついていないことを語って一応
煙に巻いていた。しかしドロムグールは意図して小さく
見せているのではないかと考えて居る。
確かにこれだけの組織の検挙には二つの末端組織だけでなく
大きな組織のバックアップが必要なのかもしれないけど
上手く機能していないことは明らか。

案の定最後にMI6のゴールトがモナコでリンペット作戦の
ことを語っていた。

■ジョナサンとアンジェラを繋ぐもの

ダニーの携帯電話を使って色々とやりとりしている。
一応暗号っぽいやりとりみたいだけど、一応書類の画像を
送ったことで、ローパーのからくり的なことがアンジェラ
たちに伝えられた。

「トラクターの会社7社」「親友と取引(アメリカとイギリス)
「ベイルートに買い手」「悪党経由」「レードパス」
「ヘイロー HALO」「フェリックス Felix」etc…

■次のステージはモナコへ

取引するのはバルガティという人物なのかな。
ジェドが行かないのでコーキーも行かないでいる。

ただいよいよローパーはコーキーを見限ってこの作戦には
ジョナサンを使うのかな。ニュージーランドのパスポートを
用意していた。アンドリュー・ステファン・バーチ
Andrew Stephen Birch。

ローパーはジョナサンという人物を知る為に「自由」について
語り合っていたよね。

■使用された曲

・A Proper Villa by VICTOR REYES
・I Brought You Some Flowers by VICTOR REYES
・Suspicious Mind (Including End Credits) by VICTOR REYES

■出演者

リチャード・オンズロー・ローパー (Hugh Laurie) 武器業者の億万長者
ジョナサン・パイン (Tom Hiddleston) ホテルのナイトマネジャー
アンジェラ・バー (Olivia Colman) 国際執行機関員(IEA)
ロブ・シンガル (Adeel Akhtar) バーの部下・メガネ
レックス・メイヒュー (Douglas Hodge) バーの上司の外務省官僚
ジェド・マーシャル (Elizabeth Debicki) ローパーの愛人
フリスキー (Michael Nardone) ローパーの手下
タビー (Hovik Keuchkerian) 銃を持ったローパーの手下・ヒゲ
ランス・コーコラン (Tom Hollander) “コーキー”、ローパーの右腕
サンディ・ラングボーン (Alistair Petrie) ローパーの仲間
キャロライン・ラングボーン (Natasha Little) ラングボーン卿の妻
フアン・アポーストル (Antonio de la Torre) ローパーのスペイン人弁護士”アーポウ”
エレナ・アポーストル (Tabata Cerezo) 娘
ダニー・ローパー (Noah Jupe) リチャードの息子
メルセデス (Marta Torne) キャロラインと踊る
オマール・バルガティ (Nasser Memarzia) 武器の取引相手
ヘクター・ヒメネス (Gabriel Andreu) バーの仲間
バーバラ・ヴァンドン (Sara Stewart) アメリカ大使館
カルロス (Marcos Orlamunde) スペイン人、サインをさせられる
(Alice Bier Zanden) ラングボーン家の乳母
(Nancy Baldwin) ナンシーの母、ジェドの息子名はビリー
(Esther Regina) アポーストルのメイド
(Andie Betty) ローパー家のメイド
(Jose Luis Moreno) 神父
(Emily Stride) 事務次官
(Katherine Kelly) IEAの秘書
ジョエル・ステッドマン (David Harewood) アメリカ国務省国務貿易管理係
ジョフリー・ドロムグール (Tobias Menzies) イギリス側
レイモンド・ゴールト (Jonathan Aris) イギリス側
ハリー・ポールフリー (Neil Morrissey) イギリス側
ヘイロー
トム・クィンス
ジャック・リンドゥン
アンドリュー・ステファン・バーチ

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