クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン9 第14話 200 200

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第14話 200 200

脚本/Rick Dunkle
監督/Larry Teng

【Previously on ..】

JJはクルーズに対してこういう時に会うのはまずいと語る。
分かっているが話があるという。
新しいセクションチーフとしてマテオ・クルーズ捜査官
(Esai Morales)がやってくる。ロッシはクルーズは実力で今の
地位に昇ってきたとして経歴を見る。モーガンはJJにクルーズ
って知っていたか?と問うと名前程度だという彼女。
JJはクルースによく知らない振りをするのは大変だと語る。
あの件は寝かせておいても大丈夫。でももう3年ですよとJJ。
任務の事だけでも・・言える訳がないとクルース。そんな
中JJは駐車場で何者かに口を押さえられて拉致される。

【STORY】

JJは施設内に目隠しをされて拉致され椅子に拘束される。
何か幻覚剤のようなものを注射される。ティヴォン・アス
カリ (Faran Tahir)は暴れるなとして大体ならば取って
おいた方が良いと言われる。

・2010年10月・アフズニスタン米軍作戦基地

JJはストラウス部長と会うと今回の勤務ではこことD.Cを
往復してもらうことになるという。徴兵じゃないのよねと
JJ。国務省(U.S. State Department)への異動もこの為だと
し極秘任務に就かせる為の安全策だという。人事担当者にも
任務内容までは知らないとのこと。

クルーズとマイケル・ヘイスティングス (Tahmoh Penikett)
は言い争いをしていた。君のために貴重な情報源を失ったと
いうクルーズ。マイケルは逃げようとしたからだと語る。俺は
捕まえただけだとしその矢先にこれだという。
ストラウスはJJのことをクルーズに引き合わせる。
特殊部隊を指揮するマテオ。クルーズだという。クルーズは
アルカイダのビンラディンの連絡員をやっていたサヴィン・
ムバリだとして拷問死したことを語る。マイケルがやってくる
とJJの事をクルースは紹介する。BAUに所属するジェニファー
ジャロウ捜査官だと。女の尋問をやってもらうというクルーズ。
オサマ探しにプロファイリングを使うのか?というマイケルに
私はプロファイラーではなく渉外担当官だという。そんなの
必要ないとすると優秀な調整役よという。するとマイケル
はここは人を変えるとしあんたみたいな女はどうなるかとい
う。クルーズはマイケルはCIAのエリートなんだとする。
これはやつが殺したものではないことを語る。

作戦基地内に女性・ナディア・ムバリ (Nicole Shalhoub)が
人形を持ち憔悴した様子で歩いていた。ナディアはムバリの
妻だとしあなたが彼女から調べるのだという。彼はティヴォ
ン・アスカリ (Faran Tahir)で通訳として尋問を手伝って
もらうという。

・現在
JJの夫・ウィル・ラモンテーン捜査官(Josh Stewart)は、
JJからの連絡が取れないとしてFBI/BAUに息子のヘンリー
(Mekhai Andersen)を連れてやってくる。ガルシアが現在
車を調べているというホッチはシャープ捜査官(Gina Garcia)
にヘンリーを私のオフィスで面倒をみていてくれと頼む。
ガルシアは車が有ったとして道の南側だというとモーガンと
リードがすぐに向かう。クルーズが何か知って居るかも
知れないとすると、どうして部長が?と問う。国務省で一緒に
働いていたんだというウィル。ホッチは初耳だとするが
極秘任務だったので言えなかったのだという。クルーズが
来てからこそこそとまた連絡を取り合ってたのでJJに何か有
ればクルーズが知って居るはずだという。
アンダーソン捜査官(Brian Appel)は部長が捕まらないとし
車のGPSも追跡不能だという。JJと同じだというガルシア。
ホッチはロッシとブレイクを部長の家へ、アンダーソンは
JJの家族の保護。ホッチは長官に電話するという。

JJとクルーズはイスに縛られていた。
ヤツの狙いはインテグリティ(integrity)のコードだとし
絶対に話すなと告げる。アスカリは忘れていないか?として
尋問のやり方はよく知って居るのだという。

モーガンは長官は国務次官と二人きりで部屋に籠もって
話合っているという。ホッチが直接国務省へいくとのこと。
リードはJJの携帯だけ見つかったとしてガルシアに渡す。
ロッシはクルーズも車だけ見つかったが自宅の郵便と新聞は
手つかずになっていることから24時間以上は帰っていないと
いう。ガルシアはJJの携帯からデータを取り出そうとしたが
セキュリティレベルが高すぎることを語る。ブレイクは通話
記録はどうか?と問うが暗号化されているという。国務省勤務
ならば当然だろうというロッシ。渉外担当としての異動は
あくまで表向きだったんでしょうとモーガン。ホントは何を
していたのかとリード。ホッチが聞きに行っている。ストラ
ウスは上からの指示でJJを異動させた訳だから理由を知って
居たはずだというモーガン。リードは上からの指示なら記録が
ある筈。ガルシアは国家機密で手が出せないと語る。アンダ
ーソンに当たろうとし、ストラウスの記録担当だったのだと
モーガン。JJが戻ってからも極秘任務を続けていたのなら
この中に秘密の場所が有ったハズだとモーガン。クルーズと
JJを拉致したのは高度に訓練された組織だと。司法省も
ペンタゴンも国務省も職員2人が消えただけでここまで大騒ぎは
しないという。事と次第によっては救出は二の次になると
いうロッシ。そうさせないのが俺たちの仕事だとモーガン。

・昔
ナディアが泣いて暴れていた。
JJは何をしているのかとすると彼女の持っていた人形は何処か
と問う。外にあるという。ヘイスティングスはウルドゥー語を
使って心配ないと語るとナディアに人形を渡す。JJは彼に
通訳を頼めるかと問うと捕虜との信頼関係を築くのが第一歩
だというJJ。
ナディアの前に行くとJJは自己紹介しこの人はマイケルだと
語る。その人形は娘さんのものなのか?何処に居るのか?
パキスタンだという。敵の仲間の名前を教えたら娘に逢わせる
と言ってくれというJJ。娘に逢わせるのは無理だというヘイ
スティングス。捕虜の娘を助け出している余裕はないという。

・現在
国家機密区分情報施設(S.C.I.F)
ハッカー対策で殆どの書類はまだ紙で保管されているという
ガルシアとリード。1分2万語を読める人が一緒で良かったと
いうガルシア。

JJが隠れて作業するならここだとしてロッシやブレイクたち
は探し出す。渉外担当だった時の部屋。
今はホッチがやってるが以前はJJがここで事件の資料を仕分
けていたというモーガン。大事なものを隠すならすぐ手の
届く場所だというブレイク。案の定金庫を発見。コードは4桁
だというとロッシはヘンリーの誕生日は11月12日、
2008年に母になった年だと語ると「2008」で開く。
ブレイクはインテグリティ(integrity)って何か?と問う。
聞くしかないとロッシ。

・ワシントンD.C
国務省ではジャクソン国務次官(Debrah Farentino)が会議を
開いていた。ホッチに対して私たちに任せると言ったハズだ
という。ホッチは情報を共有した方が良いと語る。その前に
2010年JJが再異動になった経緯を聞きたいという。ジャクソン
は国防総省の渉外担当から国務省に移ったのだという。それは
表向きだとするホッチはインテグリティとは何かと尋ねる。
すると会議で集まっていた人を退席させて二人で会話すること
になる。

■感想

シーズン5の9話のタイトルが100だった。
そしてシーズン9の14話がタイトル200として戻ってくる。

これまでのクリミナル・マインドでの大きな人事異動と
言うと、シーズン1の頃にリードの良き理解者だった
ギデオンが辞めて、「HOMELAND」に移ってしまった。
変わりにやってきたのがロッシだった。ロッシにとっては10
年ぶりの現場復帰。

JJはシーズン4で産休に入りS4-7では出産シーンが有り、
みんなが病室に集まって祝うシーンが有った。
その後5つくらいクレジットオンリー扱いだったけど復帰。
シーズン6では国防総省/ペンタゴンからの誘いがあり
一時期抜けていたのだけど、シーズン7で再びBAUに復帰
した。その時期に何が起きていたのかということを
ある意味200話目に掘り起こした格好だった。

そしてプレンティスはシーズン6でイアン・ドイル事件を
担当する為に一時期姿を消したりしていたけど、生きて居る
ことは明らかだったが、助かったと思えばまた危なくなり、
結局全員彼女の消息は知っていたのだっけか?

FBIの仕事はあくまで国内での警察の親分的役割なので、
国際的な捜査は担当できない。CIAなどの国務省傘下の組織
に任せることになると思うが、国外の難しいことは今回
プレンティスの協力を経て情報を受け取り、ドラマとしては
あくまで事件の真相を証しつつもJJとクルーズの誘拐事件
を追いかけるという流れとなっている。

どうも中東絡みというと自分は何でも「NCIS LA」をみて居る
視線になるんだよな。

しかもこの手の過去の掘り下げエピソードは大抵長期シリーズ
になれば当たり前のようにやってくる。過去から逃れることは
出来ないとばかりにね。

■今回のエピ

ほぼJJの職歴紹介になった感じ。
2008年に母親になり、2010年10月にはアフガニスタンの米軍
作戦基地にいて、そこで既にクルーズやストラウスとも面識
が出て居る。

JJはこの中でナディアという女性の子供を助けようとするが
あまりアメリカ兵士を死なせてしまっていたり、また
もう一人出来た筈の子供を流産してしまっていることが
描かれた。

この時代はまだビンラディンとの戦いがメインで、
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の名残が色濃く
現れている。

■アフガニスタン時代

アフガニスタン時代のエピソードを語るのにティヴォン・
アスカリは外せないことのようだ。元イラクの特殊部隊長で
アメリカ側についた男。
アフガニスタンのキャンプには【2010年7月から2011年4月】
までとあり、その年の4月24日にレポートがあげられている。

・2011年2月

2010年10月に初めてJJが降り立ったアフガニスタンの土地。
次に見られるのが2011年2月だった。
この年に上述したナディアの娘を助けようとして秘密作戦の
筈が読まれて部隊を全滅させられた。

・2011年3月

JJは妊娠した体でアフガニスタンに降り立つ。勿論アメリカ
に居た時には分からなかったよう・・
この時にヘイスティングスはJJに対してBAU内でエミリーと
いう人に何か有ったみたいだぞと語っている。

・2011年4月

プレンティスのパリ行きが決まりドイルと戦った傷跡の痛さ
を訴えていた。心因性のものかも知れないとし焼き印は
ドイルの支配の印。それによって精神的にダメージを
受けたと。傷というよりもアイツに勝利した勲章として受け
取りタトゥーでも入れたらどうかとしていた。生まれ変わり
を象徴する不死鳥。ブラックバードなど・・

内部に二重スパイがいることでJJは情報提供者を殺した男
を追っていた。

■犯人

ずばり犯人は当時アフガニスタンに居たティヴォン・アスカリ
とCIAの特殊部隊のマイケル・ヘイスティングス。

彼らは単純に金目的で、最高機密のセキュリティコードの
インテグリティを奪おうとする。
問題なのはこのセキュリティは2人がそれぞれ分けて持ってい
る。ここではそのセキュリティを持つのがJJとクルーズだ。

JJはそろそろ耐えられないとする中で幻覚のようなものを
目にしていた。
「PT02-JP03-WH01-BLACKBIRD」

このBLACKBIRDは緊急事態の際に送る事が出来るメッセージ
のようだ。

■クローズド

アメリカ内でしかもD.C内に居る事は明らかだった。
ペンタゴンのサーバーにアクセスする為に必要だからで、
そのサーバーを捜して回っている内にBLACKBIRDが画面上に
現れる。

敵に情報が伝わったように、敵に伝わらないようにして
味方に最小限の情報を送る。

ガルシアは送って来た情報を知る為には極秘のサーバーに
アクセスしなければならず、そうするとすぐにFBIが飛んで
くるとされた。

「サールーとチーチャドーロブ」(Garcia)

「逆さ言葉ならば言語学者は要らないわね」(Blake)

「ルーサーとブレードチューチの交差点」(Reid)

ここには研究開発会社があるので隠れ蓑にしていた。
BAUがその会社に行き銃撃戦の末に制圧。
ただクルーズは相当な深傷を負っていたね。

■その他

・クルーズのJJへの愛

Jennifer Jareauを嫌いな人は少ないと思うけど(笑)
ヘイスティングスはこんな事を続けている内に拷問の中に
性的な暴行する傾向が出来上がっている。
俺の子を作ってやろうかみたいな言葉で語る光景にただただ
気持ち悪いという。でもこの状況でそんな気になれるとしたら
異常過ぎる。まぁ金の欲望に負けるようなヤツラだから
性欲にも負けそうだけど。

・昨日の味方は今日の敵

アメリカがよく陥るものだね。
アメリカは中途半端に戦争を起こして技術だけを教えて逃走
していくのでより被害が大きくなる。

・みんなでお祝い

最近はBAUは家族的雰囲気をすぐに醸し出すな。
今回はプレンティスまで居たので特別感は有った。
ただブレイクとプレンティスって知らない関係なんだね。
伝説は聞いているとのこと。

■使用された曲

・Criminal Minds Theme
Composed by Mark Mancina by Ha Ha Tonka
・Blackbird by Sarah Darling

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) BAU
アレックス・ブレイク (Jeanne Tripplehorn) S8新加入、大学教授

エミリー・プレンティス (Paget Brewster) インターポール
マイケル・ヘイスティングス (Tahmoh Penikett) 元CIA特殊部隊
ティヴォン・アスカリ (Faran Tahir) 元イラク特殊部隊・隊長
ウィリアム・ラモンテーンJr. (Josh Stewart) JJの夫
ケヴィン・リンチ (Nicholas Brendon) BAUの分析官
ローズマリー・ジャクソン (Debrah Farentino) 国務次官
エリン・ストラウス (Jayne Atkinson) BAU部長(2011年当時)
マテオ・クルーズ (Esai Morales) セクションチーフ
アンダーソン (Brian Appel) 捜査官
シャープ (Gina Garcia) 捜査官、ヘンリーをお預かり
ヘンリー・ラモンテーン (Mekhai Andersen) JJの息子
ナディア・ムバリ (Nicole Shalhoub) サヴィンの妻
(Chervine Namani) 敵のテック
(Gregory Fuller) ビルの管理人
(Darrian Lorenzo) セキュリティガード
(Greg Caldwell) 救命士
サヴィン・ムバリ ビンラディンの側近
ビンラディン アルカイダの長

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