第2話 狙われたベケット パート2 XX
脚本/Alexi Hawley
Terence Paul Winter
監督/Paul Holahan
【ストーリー】
ケイトはリックに大丈夫かとして助けに来る。意識が朦朧と
しているリックは何処に居たのかと尋ねると、ケイトは連絡が
出来なかったことを語る。何が起きているのか?と問うも
ケイトは行かなければならないという。事情を話してくれと
いうリックだが「愛して居る」という言葉を残してケイトは
立ち去る。
ケイトとヴィクラム(Sunkrish Bala)は、彼女の用意した
隠れ家に一時待機していた。ここは安全なのか。市警が麻薬
絡みの事件で差し押さえたアパートで私との繋がりはないと
いうケイト。2、3日ならばバレないだろうと。このままだと
飢え死にするというが・・ここから出れば撃たれて死ぬこと
を語る。
しかしそんな状況の中敵のチームがやってくる。
ヴィクラムは司法省に入って世界を変えて少しだけ持てたい
だけだったのに・・パソコン1台で世界を救いたかったことを
語る。まさか映画みたいに追われるなんて夢にも思わなかった
こと。ケイトは今朝は警部になって初めて出勤する筈だった
けどリックと一緒に居られないことだけが不安だったという。
そんな時にあなたから電話が有ったのだという。
ブルックス(Coby Ryan McLaughlin)らAチームは10秒でケイト
たちの居る場所に到着するという。ケイトは洗面所で顔を
洗うと銃は洗面所に起きっぱなしにしてしまう。
するとドアの向こう側からガラスを踏む音が聞こえた為に
ヴィクラムに逃げる様告げる。相手はドア越しにいきなり発砲
してくる。
もう駄目かと思わせた時に突然女性・リタ(Ann Cusack)が
現れるとケイトたちを助けてくれる。逃げるわよという彼女
は喋っているヒマなどないという。敵側はBチームがやられた
としCチームもリタが全て退治していた為に応答が無くなって
いた。私はリタ、リックの義理の母だという。
リックとアレクシスは事件を整理しようと語る。
夕べケイトの司法省時代の仲間が殺されたこと。で、今朝は
司法省の新入りのヴィクラムから電話があり、そこから悪夢
が始まったという。アレクシスはケイトが司法省時代のこと
で何か有るとするが、リックはもう2年前のことだぞと。今
なら何が有っても驚かないかと。
マーサがアレクシスとリックの為にコーヒーを持ってくる中
ヘイリー・シプトン (Toks Olagundoye)がやってくる。
一緒に居ればあなたを囮にして犯人を追えたのに・・と彼女。
協力するとしあなたに悪い事をしたからだという。パパ捜し
にも彼女は手伝ってくれたとアレクシスも語ったので今は
ケイト探しにネコの手も借りたい状況であることを語る。
ヘイリーは仲間に目撃情報のあるそうなところを調べている
という。タクシー会社、銀行、ホテル、駅など・・・
防犯カメラも確認中なので街に居れば見つかるとのこと。
リタは車に乗りながらジャクソンとは結婚して10年だと語る。
機密事項で話が出来ないがこの仕事をしていると沢山敵が
出来ること。愛情が弱点になるからあまり人には言えないと
いう。ジェームズとはもう9ヶ月逢っていないという。あなたは
CIAなのか?と問うと、アルファベット3文字だけどCIAより
もっと凄い組織だという。信じられないというケイトに対して
助けたでしょとリタ。犠牲を出したくなきゃ何があったか話
をしてと。大体は思ってるより遙かに深刻。死にたくなければ
私を信じてと語る。
ケイトは語り出す。始まりは今朝のこと。
・18時間前
ヴィクラムからの電話がなった。リックからはその時指輪だ
としてサプライズに”永遠に”と書かれたブレスレットをもら
っていたところだった。しかしヴィクラムは電話の中で
「緊急事態に陥ったLV.7だ。時間がない。ヒル劇場に一人で
来て。誰にも言わずに・・」と言ったこと。リックには
本部で会議が有るから行くわとして出て来たこと。
・ヒル劇場
ケイトは銃を手にして場内にいく。するとヴィクラムと合流
する。自分は武器を持っていないとし司法省でデータ分析を
しているだけの人間だとヴィクラムは紹介する。最近入った
ばかりだがみんな死んだんだという。マコード、ヘンドリッ
クス・・君のチーム全員。一人は刺し殺されて他は交通事故に
見せられた殺害。ボクも殺されそうになったという。なんで
通報しないのか?としFBIに言えば良いという。しかし君しか
信用出来ないという。事件の当時者・・・殺された人たちとは
一年以上ケイトは逢っていないことを告げる。
そんな中敵が場内に入ってくる。そこで撃ち合いがあり
ケイトは腹部を撃たれて負傷する。
車に乗り込むとケイトの携帯をヴィクラムは捨てる。
携帯を追跡されたんだとし誰だか知らないがあいつらがハッ
キングをして君が電話した相手も殺させるという。まずは
血を止めないといけないとしてケイトはクリーニング工場に
入る。そこで店主(Alla Korot)に警察バッジを見せると針と
糸を借りるという。ヴィクラムは自分は糖尿病だとして
近くのコカコーラを飲む。インスリンが必要だとすると、
順番に治療しようという。傷を縫う間に話を聞かせてくれと。
ケイトは何が起きているのかと。
昨日の朝に通知が来たとヴィクラム。
それは省庁間のデータベース検索。保留になっていたヤツの
結果が出たという。しかし検索されたのは2年も前のもの。
検索したのは元捜査官のケイト・ベケットだった。
電子化されたメモが最近機密解除されたこと。黒塗りの部分は
多いけど見た所「議事録」だったという。政府機関の誰かと
ブラッケン上院議員のもの。司法省で働き始めた頃、ブラッ
ケンについて検索したというケイト。昨日出た途端それで5人が
死んだという。
・ウィンターキル刑務所
■事件
ケイトが警部に昇格して初日に突然彼女は連絡が取れなくな
ってしまう。ニューヨーク市警の12分署、そしてキャッスル
探偵社、そしてヘイリーというイギリス生まれの調査員と
共にケイトを捜すことになる。ケイトは司法省で働くヴィク
ラムと行動を共にしていたが、殺し屋が次々と訪れ、ニュー
ヨーク市警の麻薬課が抑えた物件にも現れ始める。万事休す
かと思っていた所、突然助けに来た女性が居た。
話を聞くとなんとジャクソンの再婚相手だというリタという
リックにとっては義理の母だった。
何とかして事件の真相を証そうとするが・・・
■感想
2年前の司法省時代のことを取り上げたエピソード。
ケイトが大きな仕事をしたいという事でワシントンD.Cで
FBI捜査官としての仕事をしたのがシーズン6だったでしょうか。
そこでキャッスルからプロポーズされて仕事か恋愛かという
選択を迫られて結局恋愛の方を選び、その後はケイトに
とっては結婚/子供の存在まで臭わせていたのに、結局また
司法省時代の大きな陰謀に巻き込まれてリックとケイトは
距離をとって捜査を行っていきそうだ。
元々ケイトがシーズン8で辞める辞めないの話になっていた
ことも有るのでその後を想定した流れを作ろうとしていたのか。
ただ正直2話を見た限りでは、忘れた頃に色々と後付する
ような設定を次々に披露して強引に話を持っていくような
流れになった。
リックがシーズン7で2ヶ月居なくなったのだから、今度は
ケイトが・・ってことになるのかなと思って見て居ましたが、
今回のことは相当根深そうで刑務所に居るブラッケン元上院
議員も含めた不正の流れを明らかにさせていくという巨大な
陰謀の話なので、シーズンを通して戻れないのかも知れないな
と思わせる。その間にまたリックとアレクシスの関係を
親密化させるのか。
シーズン5でアレクシスは一度誘拐されたことが有ったけど
その際、アレクシスはリックの父・ジェームズに助けられた
ことがある。そして今回そのジェームズと結婚したという
リタからケイトが助けられることになり、色々と複雑な
ことをしている感じだ。
ドラマでは18時間前から改めて回想する形で居なくなった
ときの様子を描いて見せた。
1話をみて居れば流れは補助的な感じに見えるけれど、視聴者
に提示されていなかった裏側を見せられるような構成だった。
■司法省時代
ケイトがFBIに居たのはシーズン6だったかな。
シーズン5の終わりにそんな話が出て色々と考えさせられて
いたからね。スカウトされていたし、当時一緒に捜査をした
マコード捜査官とは僅か3話しか共演していない。
マコード捜査官は「Dr.HOUSE / House M.D」のリサ・カッディ
先生役のLisa Edelsteinだったんだよね。
そのマコードやヘンドリックスなどのチームが殺害され、
その他関わったものはヴィクラム以外全員殺されたという
ことも有り、FBI捜査官を大量死させるなんてただ事ではない。
やはり政治的大きな陰謀が関与していることは想像に難くない。
ヘンドリックスだって僅か2話しか当時共演していない。
演じていたのはJocko Sims。
シーズン6話の冒頭の「極秘任務 パート1とパート2」だけ
だ。
■パンドラの箱を開けた
ヴィクラムによるとケイトがFBI捜査官時代に検索したことが
当時は閲覧できず、現在になって電子化されて公開されるに
至った為に狙われることになった。
見た感じでは「議事録」で政治機関の誰かとブラッケンの
ものだとされた。
公開された途端に5人の捜査官が殺されたとなれば、普通
捜査機関が動くだろう。
ウィンターキル刑務所に収監されているブラッケン上院議員
も殺害されていた。
日本同様公開される文章は黒塗りが多いらしく読めたのは
「ロクサット / Loksat 2011BD」と書かれていた。
ブラッケンにそれを聞くと「君の手には終えない」「生きて
居るのが不思議だ」とされた。その後ブラッケンも刑務所で
殺されているのだからなんとも言えないね。
■ヘイリーも助けてくれる
最終的には割が合わないものだとしてヘイリーは退散してしま
う案件だけど、これは今後はケイトたちが単独で動いていく
ものなのか。シーズンは始まったばかりなのでどういう形で
ドラマが動いていくのか分からない。
ただリックが署にいかないとエスポやライアンが出なくなって
しまうとケイトが居なければ尚更NYPDに足を運ぶ機会が無くな
るよね。
■アレクシスが手助けする
将来やりたいことが決まらない彼女。
色々とやっていたような印象も有るんだけど・・
付き合った男からの影響は受けなかったのか。
で、結局暫くはキャッスル探偵社をインターンの形で手伝う
ことになる。
リックもそうだけどアレクシスだって探偵の訓練を受けている
訳では無い。相当危険な気がするんだけど・・・
少しくらいは銃器の訓練なの格闘術を習っても良さそうな気が
するんだけど・・・
■ケイトは動き回る
実にどうでも良い事だけど、舞台がNew Amsterdam Hotelになっ
たりwest chesterに居たりするなど色々と忙しい。
ただアメリカの地名ってアメリカ以外の外国かと思わせる
地名が多い様な気がするんだよね。まぁ色々と入植、植民地
の時代も有ったので、移民大国のアメリカらしいところでは
あるんだけど・・
・ロクサット / Loksat 2011BDとは?
CIAがブラッケンとシモンズの為にやっていた麻薬の密輸では
無いかとされていた。2011BDは輸送の機体番号ではないかと
いうこと。
■結論
取りあえずケイトとリックは掴んだ情報をニュースで流した。
「政府組織内部の陰謀を告発」。
ブルックスとA.Jがリックたちを殺しに来るがエスポたちが
テーザー銃で倒したり、また1話の中で相当拘っていたデスク
の仕掛けが銃が飛び出す仕様のもの。
飛び出した銃を使って発砲していたけど、あの銃が飛んでいる
間に殺し屋ならば全員殺してたと思うぞ(笑)
再びケイトの本能的なものに火が付く。
陰謀だと聞けばそれを暴かずには居られない。
キャッスルもそうだけどやっぱりケイトも同様の正義感、
真実への探求心を求めているところがあるね。
リタからは愛するものが近くに居ることへの弱点を指摘されて
いたけれど、やはりリックやアレクシスなど家族のものを
狙われると弱いな。ケイトの父は生きて居る訳だし・・
それとジェームズは何故出てこない?
またリックがシーズン7で助けたギャングが何か困ったことが
あれば助けてくれるようなことを口にしていたよね。
二人は距離を置いての捜査になるが同じ事件を追っていく
わけでは無さそうだけどどうするのかな。
それとケイトは銃弾を受けていたけど赤チン塗っておくだけじゃ
駄目だよ。ちゃんと銃弾を体から排除してね。
■使用された曲
・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・Georgia by Phoebe Bridgers
■出演者
リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺
人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部
ヘイリー・シプトン (Toks Olagundoye) フリーのセキュリティ
ウィリアム・ブラッケン (Jack Coleman) 元上院議員
ヴィクラム・シン (Sunkrish Bala) 司法長官付き若手分析官
リタ (Ann Cusack) ジャクソンの妻、リックの義母
アリソン・ハイド (Jacqueline Obradors) 司法省の人間、悪?
A.J (Daisy Betts) 殺し屋の女性
ブルックス (Coby Ryan McLaughlin) A.Jの仲間
(Alla Korot) 23丁目クリーニング店オーナー
(Jason Ambrose) 最後の忠実な部下
(Fernando Martinez) ガード
ハリス (Adam Mondschein) CIAの航空機体、麻薬の密輸??
(Danielle Rayne) WLQL3 ニュースアンカー