第4話 ヒット・アンド・ラン Hit and Run, Run, Run
脚本/Maya Goldsmith
監督/Michael Goi
【これまでのあらすじ】
スペンサーはメアリーには頼むと言ったのに結果的に
メアリーとエリオットを引き合わせたでしょとエミリー
に告げる。メアリーとエリオットが揉めてたからって
どこが怪しいのかとハンナ。ただ揉めていたのではなく
知り合いみたいだったのだというエミリー。電話で
助けを求めて来たのだとしアリソンは誰かに怯えてい
る・・アリソンが危ないのだと。これにアリソンとエリ
オットの接点が有るかも知れないとしてエミリーは今度
はスペンサーに勝手に資料をトビーに持って行ってしま
う。ケイレブから聞いた・・あの夜ロストウッズで何が
有ったのかとスペンサーはハンナに言う。ハンナは
スペンサーにキスした事を告げゴメンと謝罪する。
ケイレブはスペンサーに君の全てが好きだという。しかし
スペンサーはそこが問題であなたは「好き」だが私は
「愛して居る」だという。エリオットが送って来た・・
これは彼の現在地を示す携帯のGPS。しかしアリアは
これを送っているのはエリオットではなくアリソンだ
という。ハンナが運転する中信号を頼りに現場へと
向かう。アリソンはエリオットの元から森へと逃げる中、
ハンナは飛び出して来たエリオットを轢き殺してしまう。
フロントガラスにはエリオットが血だらけになって
まるでハンナを見つめているかのようにして死んで居た。
【ストーリー】
エリオットを土に埋める一同。エミリーは土に埋める
なんて・・と嘆くとスペンサーはこれしか方法がないと
いう。計画は完璧だったがこうなった以上第一級殺人だ
という。エミリーに続けようとアリア。あの2人は大丈夫
か?としてアリソンとハンナを心配する。ショックでボー
っとしているだけだというアリア。ハンナも手伝わせて
としじっとしているとおかしくなりそうだとして車から
出てくる。あなたが警察に行きたいなら今からでも遅くな
いというアリア。スペンサーはもう話合ったでしょとして
その選択は無い事を語る。しかしアリアはなんで警察に
話してはダメなのか?として理解が出来ないという。彼は
ハンナとアリソンを傷つけたのよとエミリーも告げる。
アリアは車の前に飛び出して来たのであって避け様はな
かったと語る。エミリーはでも誰も信じてくれないわと
語る。私たちには動機が有るからとエミリー。真実を
話した方が良いアリア。何て話すのか?というスペンサー
はハンナがペダルを踏み間違えたというのか?と。
エミリーはみんなに落ち着こうとしてケンカしても始ま
らないからと語る。選択肢は一つ、エリオットが町から
逃げたように見せかけるのよとスペンサー。逃げる理由
なんてあるのか?とアリア。クソ野郎だからとスペンサー。
【私たちの痕跡を消すのよ】とエミリー。今まで散々やっ
てきたから出来るよと。これが上手く行ったとしてアリソン
を上手く病院に連れ戻せるか?とアリア。夜中の看護師は
呼び出しがない限りは誰も見に来ないというエミリー。
すぐにバレるとしフロントガラスが割れた車で乗り付けた
ら嫌でもねとアリア。ルーカスの車はここに置いて行く
というスペンサー。どうやって中に入るのか?ノックする
訳にはいかないというアリア。
そこにフラフラと歩いてアリソンがやってくる。
アリソンはこれで入れるよとして土の中にあるエリオット
のID掘り出す。
エリオットの携帯を調べる。
変なメールが来ていない・・・なさ過ぎておかしいという
エミリー。絵文字一つ使った形跡がないという。追われて
居るのに気づいて履歴を消したのではないかとスペンサー。
指紋はちゃんと拭いて・・潔癖症だとからかわれたが今度
ばかりは私ら感謝して欲しいわとスペンサー。アリアは
私は病院からメールすれば良いのね?と。出た後にメール
してという。コッチが先に駅に着くと彼の時系列に矛盾が
生じるというスペンサー。警察が彼の携帯を追跡し始める
が本人はデラウェア行きの列車の中・・ジャケットだけが
ねと。無理だというハンナ。何が無理?とアリア。何かって
何かよ!とハンナ。何したのか分かって居るか?逃げ切れる
訳が無いという。私は本音を言っているのだというハンナ。
計画は万全だというアリア。上手くいく訳は新居・・私は
刑務所行き・・絶対に捕まって有罪だよとハンナ。罪状は
過失致死・・隠し通すなんて無理だという。今までに幾つ
罪を犯していると思っているのか?少なくとも50個はある
という。スペンサーはハンナにもう黙ってくれというと
死体を埋めたのはあなただけじゃないのだからと。
落ち着いて計画通りやれば上手くいくのでとにかく隠し
通すのだという。今夜の事を知っているのはここにいる人だけよとエミリー。
トビーはエリオットについての資料を見て居た。
そこに携帯メールが鳴る・・・「もう帰る? イボンヌ」と
いうもの。「ごめん遅くなりそうだよ」と返信する。
ウェルビー病院(Welby State)のページでエリオットのこと
を見て居るとワシントン大を出て居た。
ハンナはシャワーを浴びて泥と血を落とす。すると鏡を
見るとガラス片が髪の毛に付着して居た。
彼の車を綺麗にするのに一生かかるわよとエミリー。
手伝う気が無いならウロウロしないで・・泥だらけになる
としてスペンサーは床を漂白剤で綺麗に磨く。バーに電話
して遅れると連絡しなければならないというエミリーに
対して、いつも通りに行ってというスペンサー。済んだら
私も行くからと。
床ふきしているスペンサーは自虐的に語る。
「グレンマザラがこれを見たらマクベス夫人の役をくれ
そうね」と。
そこにハンナがシャワーから出てくるとエミリーはすっき
りしたのか?と問う。ハンナはスペンサーに手伝おうか?
と問うと彼女の腕に血が付いているとハンナは指摘する。
しかし私の血ではないと語るスペンサー。ハンナはスペン
サーにすまない気持ちで水に流してと語る。あんなこと
をするつもりはなかったと・・。
そこにケイレブがやって来てしまう。スペンサーが無事か
確かめたいだけ・・入れてくれという。君に話が有る。
朝イチで電話するから今日は帰ってというスペンサー。
ケイレブはオレがバカだったとし、どうかしていたとしか
言いようが無いという。ハンナとのことは必死で治した
古傷が突然また開いた感じなんだという。スペンサーは
今は聞きたくないとしてハンナがいる手前何も話せずに居
た。混乱していたのは一瞬だけだというケイレブに対して
頼むから黙って帰ってと語気を荒げるスペンサー。
そんなスペンサーはケイレブは【ワシントンD.Cでの最初
の夏のことを語り出す。】
【感想】
今回の”静かに”というポージングはアリソンでした。
またしても犠牲者が出た感じで、それがしかもエリオット
だった。何となくいつものようにアリソンがハンナたち
が来ていることを利用してエリオットを轢き殺させよう
と誘導したのではないかという感じに見えてしまう。
それだけアリソンって今までに戦略的な方法で駆け引き
してきた人だからね。
エリオットがあれだけ怪しい雰囲気を出して居たのは
何だったのか。薬の種類も多かったしシャーロットの
恨みとばかりにアリソンを痛み付けたいっていうのは分
かるのだけど・・・常軌を逸していたからな。
エリオットはメアリーと組んで居るかと思わせて、
彼が居なくなった後に今度はジェンナが再び登場する。
ジェンナのアリソンへの恨みも相当なものがありそうだ
けどね。何せ失明させてしまった相手ですし・・
一度は治りかけていたのだけどまた失明してしまったの
だっけ?それとも弱視だけど見えることは見える状態なの
か。
エリオットは逃げたように見せかける作戦は果たして
上手く行くのか?
■印象に残るシーンの一つ
一番印象的なのはスペンサーとケイレブが窓越しで会話
するシーン。このシーンって本当は家の中に彼を入れて
じっくり話合いたいところなんだけど、ケイレブを
殺人の件で巻き込むわけにはいかないし何よりもハンナが
中に居てその会話を聞いていたりするんだよね。
室内が泥で汚れていれば嫌でも巻き込んでしまう。
ケイレブはスペンサーの気持ちが離れたと思い必死になっ
て二人の最高の瞬間である「再会したワシントンD.Cでの
最初の夏」の話をしていた。ケイレブはサンフランシスコ
で就職が決まっていたけどそれを蹴ってでも彼はスペンサ
ーと一緒に居たかった相手。
キャサリン・ヘプバーンの映画を見に行こうと言った事。
何度も就職のことを言おうとしたが言えずにいたケイレブ
の気持ち。
バイオリンを弾いている人が居て座って聞いているウチに
言いそびれたこと。そしてキスしたいと思ったこと。
最高の夜だった。
少し時間が欲しいというスペンサー。
ハンナは追いかけるべきだとするがスペンサーも気持ち
を沈めることで必死。いつもなら問い詰める方だからね。
■ウェルビー病院
アリアとアリソンが二人でアリソンを病院に送ってい
くことに。その後電話連絡があるはずなのになかなか
送られてこない。
アリソンが居なくなった時にはまたしてもこの女!!と
思ったけど実際には階段の下で怖くてうずくまっていた。
「傷つけるエリオットはもう居ないわ」(Aria)
「みんなが追いつめられる」(Aria)
「戻って来て助けると約束して」(Alison)
エリオットが悪魔だったと示す為にSMの道具みたいな
拘束具を身につけていた。
・アリソンはアーミッシュの子を知って居る?
顔のない人形で遊んでいたことをアリアが語ると、
散々苦労してやっと退院させたと語っていた。
・問題の核心
このシーズンの今の所の問題はシャーロットを殺したのが
誰かということだ。エミリーは聞くことは出来なかったが
アリアは思い切ってアリソンに殺したのかを尋ねる。
あの夜に教会に入るのをエズラと見たこと。
回想シーンで当時の事が描かれる。
確かにこの時アリソンは赤いカーデガンのようなセーター
を着ている。
気になるのはシャーロットが殺される前から既にエリオット
はアリソンと婚約したことだ。
シャーロットはその件でショックを受けて居たのは確か。
だとするとエリオットは何を怒っているのか。
■ラドリーホテル
・恋愛関係
スペンサーとエミリーは”ラドリーホテル”のバーラウンジ
で待機。その間にスペンサーは泥酔するまで飲んでいた。
このホテルを改装・経営しているのってハンナの母・
アシュリーなんだよね。
・本音で愚痴る PART 1
スペンサーもトビーの相手・イボンヌの指輪を見た時の
ショックを語っていた。みんな元々の気持ちが残っている
のでなかなか抜け出せない。
ただスペンサーって過去にドラッグ中毒に陥っていたり
もしたのであまりにアルコールを飲むのは怖いな。
エミリーは帰ってしまうがスペンサーだけは飲んでいた。
そんなスペンサーを誘うマルコ(Nicholas Gonzalez)と
いう男性。
なんと現在「グッド・ドクター」でメレンデス先生役を
演じている彼がマルコ役だ。
スペンサーはマルコと間違いを起きそうになるが大丈夫
だった。
酔ったスペンサーのせいで計画は丸つぶれ。
あれだけしつこく計画・計画言っていたのはスペンサー
なんだけどね。ただケイレブとの件でスペンサーも完全に
グロッキー状態だ。
・本音で愚痴る PART 2
スペンサーはこの数年完全に自由だったことを語る。
フードを着た人、見た事も無い携帯番号を見ても怖さは
なくなっていた。恋愛も自由に出来た。
それなのに結局戻ってくるハメになった。
振り出し処か殺人幇助に人間関係のもつれ。
みんな逆戻りだとエミリーは語る。
■証拠品を隠せ!!
ルーカスの車が無くなってしまう。
アリアとハンナが処分しようとしにいったけど、相変わ
らずこの二人はコンビとして面白い。
ハンナは車が無くなったのは妖精/エルフだという始末。
息が苦しい・・
「車は勝手に消えたりしない」(Aria)
タイヤ痕がある。
結局モナが持ち去ったものだった。
元々はハンナが「A.D」の標的にされたのでエリオットを
追跡していたという。
ルーカスの仕事はすぐに見つかったこと。
車は直してあった。
モナはエリオットには使い捨て携帯があるハズだとするが
アリアもハンナもその事実に気がついていない。
「好奇心は命取りよ」(Aria)
・
みんなで朝食を取った時にもアリアが心配性で口数が多く
なった際にハンナが
「アリア五月蠅い!!ミモザでも飲んで!」(Hanna)
・携帯は何処?
使い捨て携帯を使うときはエリオットと会話している
相手はイギリス訛りだったという。
このドラマでイギリスに行ってしまった人は何人かいる
よね。でもそんなにすぐには分からないからね。
共犯者はメアリーだとスペンサーは言い張る姿。
そんな中ジェンナの登場。
臭いや声で分かってしまう。まさか全員居るの?
トビーの婚約を家族全員で祝うために来たというジェンナ。
またハンナも婚約したことをジェンナは知って居た。
「昔の恩も返さないとね」(Jenna)
轢き殺した翌日にジェンナの登場にみんなが不審がる。
「偶然なんて悪魔が正体を隠す為に使う口実」(Spencer)
■キャラクターの組み合わせ
・スペンサーとハンナ
スペンサーはケイレブからの電話を無視してしまった。
ハンナはスペンサーにケイレブと遭ってくれとし携帯は
自分達が探すという。
・ハンナとモナ
モナとハンナも仲が良かったんだよね。
動揺して車で轢いてしまったハンナ。
ブレーキをかけられたこと。
モナには偽の指輪だとあっさりバレた。
ジョーダンと別れたこと。
ゴールドチェーンのブレスレットを無くしたという
車は駅前に放置されていた。
ブレスレットを取りに行くと携帯がなる。
なんとシートの下に使い捨て携帯が隠されていた。
『エリオット(アーチャー)と接触していたのはジェンナだ
った。』
・アリアとエミリー
アリソンの元にいくと警察が調べていた。
トビーが二人を呼んで話をする。
エリオットとメアリーの接点は無い。
エリオットは15年前に死んで居る。
本物のエリオット医師は脳卒中で72歳で死んで居たこと。
偶然にも経歴詐称で偽エリオットは逃げたのだろうと
いうことになる。
■その他
・トビーとジェンナ
父親には黙って来た。昔は幸せ家族だった。
ジェンナはまた家族仲良くしたいと考えて居るようだ。
「3年前にも修復しようとしたが上手く行かなかった」
この3年前って空白の5年間なんだよね。
ジェンナたちの間に何が有ったんだろうね。
■使用された曲
・Secret by The Pierces
・Pretty Little Liars End Credits Theme
Written by Michael Suby
・Borderline by Tove Styrke
・heatwave by Wild Ones
・Shotgun 2 My Heart by Ayer
・Dive by Jacq Becker
・Kill of the Night by Gin Wigmore
・Don’t Look Back (feat. Ashe) by Ben Phipps
■出演者
スペンサー・ヘースティングス (Troian Bellisario) マジメ生徒
ハンナ・マリン (Ashley Benson) 母子家庭
アリア・モンゴメリー (Lucy Hale) 娘
エミリー・フィールズ (Shay Mitchell) 同性愛者
アリソン・ロリンズ (Sasha Pieterse) 精神病院へ
ケイレブ・リバース (Tyler Blackburn) スペンサーの彼
トビー・キャバノー (Keegan Allen) 警察官
モナ・ヴァンダーウォール (Janel Parrish) 天才だが根暗
エズラ・フィッツ (Ian Harding) 小説を書く
メアリー・ドレイク (Andrea Parker) ジェシカの双子の姉
Dr.エリオット・ロリンズ (Huw Collins) カウンセラー
シシー・ドレイク / シャーロット・ディローレンティス(Vanessa Ray)
マルコ・フレイ (Nicholas Gonzalez) 捜査官
ジェンナ・マーシャル (Tammin Sursok) 盲目の同級生
(David Bianchi) “ラドリーバー”、バーテンダー