スーパーマン&ロイス Superman & Lois 第10話 母と再会 O Mother, Where Art Thou?

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スーパーマン&ロイス Superman & Lois
(2022年・アメリカ)

原作/DC Comics
制作/Warner Bros. Entertainment Inc
Berlanti Productions

https://www.nhk.jp/p/supermanandlois/ts/J9VXR22WY8/

脚本/Adam Mallinger
監督/Harry Jierjian

第10話 母と再会 O Mother, Where Art Thou?

【STORY】

・Previously on ..

・お義母そんはここに住んで欲しがった? (Lois)
・僕にはスモールビルが必要だ (Clark)
・俺の世界で有ったことがここで起きている (John)
・エッジは軍隊を作っているのかも ()
・あなたはクリプトン人の意識をみんなに植え付け
ようとしている。支配してパワーを与えている (Lois)
・今夜何かが起きて・・記憶が飛んだ。一体どうなっ
ているのか (Kyle)
・(カイルに対し)エッジにオファーされたのか? (Lana)
・私が誰で何処から来たのか知る時が来たな「兄弟よ」
(Edge)

・渓谷

「兄弟」とは誰の事かを尋ねるクラークに対して、
我々は同じ血を分けているとエッジ。

『インデューシアスソンシャークスアゲン
(お前が信じなくても真実だ)』

【私の名前はタル=ロー (Tal-Rho)。
ゼータ=ロー(Zeta-Rho)の息子で母親はラーラ・
ロー=ヴァン(Lara Lor-Van)。
私の母とお前の父、ジョー = エルが結婚し、それは
私の父と縁組みした数年後に・・私が生まれた後の
事。
星が滅ぶと母が警告し、父が私を地球に送った。
私はクリプトンを去った最初の息子。
ここに来た理由はただ一つ、クリプトンの遺産を広め
ること】

私の母は罪の無い人を殺さないというクラークに対し
て、人類に罪がないと思っているのかと問う。

タル=ローが地球に不時着した際、ジェイコブ
(Todd Mann)とマーガレット (Jenn Forgie)
はタル=ローを発見し、子供であるタル=ローに向けて
発砲する。

お前が守るこの星にはもっと相応しいものが住むべき
だろうと語る。もう決まったこと。これはチャンスだ。

再び同胞の家族を持てる。
「炭鉱」「クリプトナイト」「この町の人」
それらがこれを可能にした。

『クリプトンの復活』

軍隊がここを占拠すれば母が戻ってくる。
もう一度母に会いたいだろう?手を貸してくれという
エル=ロイ。しかし断るクラーク。

同胞が目覚めた時にはお前にも味方で居てもらわな
ければ困るという。拒めば消し去るのみだとして
クラークを岩に叩きつけ消えてしまう。

・クッシング家

夜、カイルは家の外/ポーチで遠くを見ながらボーっ
とする。その様子をコーヒーカップ片手に見ていた
ラナ。

・やっと追い出したのね
・これはいつものパターン。変わると言って結局家族
よりも酒を取る。ちゃんと現実を見て。ママが結婚
した時のパパはもうここには居ない。

サラはラナに対して不満をぶちまけるが、逆に母は
サラに対して「あなたは何も分かっていない」ことを
語り、10代の子に指図されたくもないとバッサリ。
デニースの家に泊まるとして出ていくサラ。

カイルは母娘が言い争っているのを見て、サラが出て
行った後に室内に来る。
ラナはカイルに対してにらが有ったのかすべてのことを
包み隠さず話すよう要求する。
ロイスはそんな会話中のラナに電話するも不在着信に
なる。「これを聞いたらすぐに連絡を・・」

・ケント家

ロイスは父・サムと会話しているとクラークが帰宅
する。

・家族会議

エッジと会話した時のことを双子を交えてすべて話す
クラーク。

エッジは私の兄。それは誰も知りえない事実を知って
いたこと。クリプトン語を使い、パワーも持つ。
狙いは同胞を蘇らせること。

だからクリプトン人の意識を移しているのかとロイス。

「地球をクリプトン星にする気だ」

クリプトンの母を戻し、同胞たちも戻せる。

それが本当かどうかを調べて来るべきだというロイス。
しかしクラークは家族が襲われたことを考えれば
行ける訳がないことを語る。しかしロイスは国防総省
(DoD)が庭に居て目を光らせているとし、何かあれば
呼ぶから大丈夫である事を告げる。

・要塞

クラークは要塞でサンストーンを使用して
ジョー=エルのホログラムを映し出す。

兄が居ることをずっと知らなかったことに対する
苛立ち。しかも彼が母の作った技術を利用し、クラプ
トン人の復興を目論んでいる。

ジョー=エルは、それはラーラが意図したものではなく
ゼータ=ローのような使い方は望んでいなかったこと
を語る。

【ラーラの発明は保存の手段】

同胞を救うために意識を保持して移す。
私の意識をここに置いたように・・
しかしゼータは他の星を植民地にすめためにその住民
たちを従えようとしてきた。宿主にして。

クラークはそれを阻止する為にも意識を移された地球
人を元通りにしなければならないとし、それはどの
ようにすればいいのかと尋ねる。

エラディケーター(Eradicator)の仕組みは分からない。
これを開発したお前の母に聞くしかない。

【感想】

重要な情報が意図して非公開化されることは世の中
には沢山あり、その中には遮蔽・遮断させるだけの
意味や理由がある。中には個人的利害が含まれる為に
悪質化したものや、そもそも知識が足りずに意図
せずに公開しないケースもある。

今回のドラマの中でも情報が意図した形で隠されて
いる場合が多く、情報の隠ぺいは即ち子供たちを
守るためなのか、それとも市民たちをパニックに
陥らせない為のものなのか、それとも理解を超えた
遥か先を行く地球の常識では測れないもの為に
話すことが出来ない色んなケースが有った。

エッジが今回どんな立ち位置にいる人物なのかが
提示され、クラークとの繋がりも判明する。
ネタばれになるが、なんとクラークとエッジは異父
兄弟の関係である。

このドラマをやや複雑にさせている要因として
マルチバース(Multiverse)という概念が存在する。
宇宙のそれと似たようなものがあり、それぞれに
持つアースが並行世界として存在しているもの。
その概念により、かつて登場したストレンジャーは
自分の世界の中でクラークを含めたクリプトン人が
自分たちの星を破壊し家族までも奪ったことに激怒
していたが、その中の世界の住民は役割こそ違うけれ
ど他のアースにもまた存在している。

現在クラークはストレンジャーのアースとは逆の立場
で存在し、クリプトン人による侵略を地球人側に
立って阻止する役割を果たす。

それぞれの意識があり、それぞれのアースとか
人生のシナリオがある。
意識自体を移動させるエラディケイターなどの装置
が存在すると、他人の人格を埋め込むことが出来るが
故にマルチバース/他人のアースの中にも別人格が
生まれることになるとシナリオは相当いじられて未来
が変わる。
現在はまだ単体の状態で、ストレンジャーだけの問題
のような扱いだが、役割と配置の問題が色々と
変わってくると厄介である。

ビデオ・動画とはいえ一度でも映像に目を通すと
そのインパクトは計り知れない。

ジョナサンは先日、自分を危機に陥れたストレンジ
ャーの中に有ったコンピューター映像の中から、
彼のアースを目にした。そこでは母であるロイスが
クラークの妻ではなくストレンジャーとの間で
家庭を持っていた事実を目撃して困惑しているところ
がある。

上に書いたことにもつながるが、それぞれにアースが
あり、その都度役割の違う自分と自分の愛するもの
が居るとなると、一つのアースにみんなが集まること
が出来れば、途端に世界は一人の人物に対して色んな
感情の綱引きで混乱し、まさに混沌とした世界観に
よって構成されてしまう。
マルチバースの世界観は今後何処まで都合よく物語
に食い込んでこれるのだろうか。
相手のアースの中に入ってその人物の人格を変えた
時には果たしてどうなるのか気になるところだ。

昔のSFでのタイムマシーンとか物質転送装置の様な
ものはこの手の意識だけを飛ばすという概念が多か
った気がする。

そして今回は興味深いことに、スーパーマンとラナ
が対面するシーンが有る。以下の項目で言及するが、
この二人はクラークが故郷に居た頃の恋人同士であ
る。

■世の中は問題であふれている

・兄弟

今回気になる要素の一つは、兄弟の存在だ。

兄弟は二つのケースで存在する。

一つは今回のメインである「クラークとエッジ」。
一つは「ジョーダンとジョナサン」だ。

先日のエピソードでは親子関係が際立って描かれて
いたが、今回はなんと言ってもエッジとクラークが
兄弟だったことも有り、二人の生い立ち、生育環境
の違いによって大きくその後の世界、その人の持つ
性格とか人生哲学に多大な影響を与えて、その後の
人生観/地球人に対する兄弟の間で見方に差が出て
居る。

クラークは幸いにして育ての親は好意的でその後
の人間社会に於いては多少の不便は強いられたと
してもうまく適合しているが、宇宙船から降りた
途端に銃を持って撃たれたエッジは相当辛く孤独な
人生を送ってきたに違いない。家族や仲間の存在を
求めるのも合点がいく。

因みにエッジが落下したのはイギリスの田舎町。
世間から隔絶され宇宙人の検体として実験される。

クラークとエッジの件を踏まえて、ジョーダンと
ジョナサンの間には世間に対する見方にどの程度
の差異が存在するのか。
双子という設定がまた皮肉な感じにも思える。
一方が能力を使えて一方が能力を使えないというの
は不自然ではある。興味深いのはこれまで二人は
性格に於いて違う流れが有ったが、スモールビルに
生活の拠点を置いたことによって立場が逆転する
形となったことだ。

世界観はまだ狭いものの「それぞれのアース」と
して考えてみれば、ジョナサンの故郷はメトロポリス
でジョーダンのホームタウンはスモールビルにある
のかも知れない。

・洗脳、交霊、催眠

性格ががらりと変わり、これまでの生活が一変する
出来事がスモールビルの中で起きた。

リーダーシッププログラムという名のある種の
プロセスを経ることで自分を変えることが出来る。
自己啓発のようなもので珍しくはないのだろうけど、
それが可能だとしているのは、

・マシン(エラディケーター)の中に入る事。
・長年Xクリプトナイトにさらされている人物。

カイルは冒頭では”お尋ね者”となっていて、この
プログラムを行っていた。私はスモールビルに来た
時には既に彼や彼の一家は能力を身に着けている
と思っていたので初期の段階からクッシング家の
人々には何か秘密があるのかと思っていた。

ロイスやラナたちがカイルと会話している際に
変貌し、ロイスが緑クリプトナイトで彼を弱らせて
いる内に軍隊によって確保される。

ロイスやクラークがラナに情報を開示することで
サブジェクトの存在やエッジのしようとしている
ことが明かされる。

*Dr.ダブニー・ドノバン(43歳) (Robel Zere)

リーダーシッププログラムに於ける参加者全員の
健康診断を担当。
MITの終身雇用を蹴って転職している。
遺伝学(genetics)と神経化学(neuro-chemistry)で
博士号を持つ。

しかし彼は単にサブジェクトたちの身体条件を
検査していただけのようで、装置そのものはどういう
原理で働いているのかは知る由も無い。
ちなみに装置は宇宙人兄弟の母・ラーラだ。

・カイルとサラ

拘束されたカイルは強化ガラスで囲まれた透明の
牢獄の様な所に収監される。
「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」とか
「The Flash」などでもインヒューマンズを収監する
ものが有ったよね。

サラがカイルと会うシーンを見ると寧ろ
「羊たちの沈黙 / The Silence of the Lambs」とか
「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間 / Lie To Me」っぽい。

彼もストレンジャー同様に話を聞くことになるが、
意外と彼とは違いペラペラ話をしてくれる。

娘のサラは父親の件で確執が有り何度も裏切られて
は、彼の言葉を信じて生きている。今度こそは・・
と思った矢先にまたしても彼女の前から消えたりして
信頼関係は揺らいでいる。
しかし国防省の脅威削減局が町に来ていることなど
説明し、更にはカイルがエッジに何かをされて体を
乗っ取られている(body snatched)であろうことを
説明し、ロンよりツモとばかりに実際に面通しする
ことになる。

・ロイスとラーラ(ラナ)、クラークと母

下に言及するが意識の転送が行われて、ロイスと
クラークはそれぞれラーラと会話するシーンがある。

中に居る意識はそのままでは活動せず、対話したい
意識を選び宿主に移せば呼び出せるという。

クラークの疑問はゼータ=ローとの間に異父兄弟が
居たこと。遺伝子のマッチングであり、クリプトン人
はそうやって何千年も結婚が行われて来たが、
その後クラークの父・ジョーと恋に落ち、そして
ゼータとの縁が切れたという。

逆にラーラは息子が家族を築いたこと、子供の事、
育ての親など知りたがっていた。

ラーラは息子との生活について尋ねていた。

『彼は地球の偉大なヒーローです。それ以上に素晴
らしい人です』

・痛みと恐れ

未知の物には誰もが恐れを抱く。
宇宙人との文化交流は実に難しい。
「マーズ・アタック! Mars Attacks!」のように
ちょっとの誤解が争いに発展する。

「ドラえもん」でものび太くんがUFO/宇宙人を
何度も呼びすぎて怒らせたことがあるが、ビー玉が
珍しくて何とか宇宙戦争を免れたことがある(笑)

■解決する為に・・

・変身、その可逆性は?

エラディケイターに入るとXクリプトナイトに長い間
さらされた人物には(クリプトン人の)意識は移される。
気になるのは誰か特定人物の意識を植え付けている
のか。
それとも能力を開花させるだけの装置なのか。

新しい意識を宿主に移したら本来の意識はどうな
るのか。
「人間」と「意識の持ち主」の関係。

発明者のラーラから可逆性が可能であるかどうかを
聞くために、ラーラの意識を誰かに移して会話する
しかない。
本来ラーラのサンストーンがあれば、ジョー=エル
のホログラムを映し出すようにして会話出来るのに
それを邪魔したのがゼータ=ロー(エッジの父)によって
奪われている状態である。

この装置の中にラナは入ることになる。
結局誰かが犠牲になるしかない訳で
それを決断して装置の元に行く際には兵士たちが
整列。映画「アルマゲドン / Armageddon」での
AerosmithのI DON’T WANT TO MISS A THINGでも
流れて来そうなシーンである。

そして意識は転送され、色々とラーラから事情を聴く。

・意識の解放

完全に乗っ取られるかは人次第。数日か数週間か。
新しい意識を受け入れたいと考える宿主次第である
とのことだった。

元に戻すためには大量のエネルギーが必要だという
ことでスーパーマンが太陽フレアを作り、意識が
奪われた町人たちの解放を行う。

元通りになったが、レスリーとエッジはまだ生きて
いるからね。

■その他

・クリプトン人

Kal-El = クラーク・ケント
Tal-Rho = モーガン・エッジ
Jor-El = Kal-Elの父
Zeta-Rho = Tal-Rhoの父
Lara Lor-Van = Kal-ElとTal-Rhoの母

・やりとり

・パパはもう居ないぞ。こいつは叫ぶ死体、火葬場
の灰だ。

・お爺ちゃんの秘密にはウンザリ。(その秘密が
人を救う)といつも言っているけど結局救ったこと
はない。自分は正しいことをしているつもりだろう
けどその結果はいつも逆。間違っている。一度で
良いから軍人ではなく人としてふるまって。

・復活は私のライフワーク。クリプトンの文明が永遠
に売鼻われないようにする為の手段。決して別の
種族を取っとる為に作られたものではない。

【SOUNDTRACKS】

【出演】

クラーク・ケント (Tyler Hoechlin) スーパーマン
ロイス・レイン (Elizabeth Tulloch) クラークの妻
ジョナサン・ケント (Jordan Elsass) クラークの息子
ジョーダン・ケント (Alex Garfin) クラークの息子
カイル・クッシング (Erik Valdez) 消防士
サラ・クッシング (Inde Navarrette) 長女
**ジョン・ヘンリー・アイアンズ (Wole Parks) 別アース
モーガン・エッジ (Adam Rayner) 大物実業家 Tal-Rho
サム・レイン (Dylan Walsh) ロイスの父・将軍
ラナ・ラング・クッシング (Emmanuelle Chriqui) 銀行員

ジョー = エル (Angus Macfadyen) クラークの父
**クリッシー・ベッポ (Sofia Hasmik) スモールビルガセット紙
レスリー・ラー (Stacey Farber) エッジの秘書
ゲインズ (Danny Wattley) アメフトコーチ”CROWS”

ショーン・スミス (Fritzy-Klevans Destine) サラの彼
タグ・ハリス (Wern Lee) 同級生、アジア系
ティミー・ライアン (Zane Clifford) ショーンの友達
マルコム・ティーグ (Austin Anozie) 学生、アメフト
コーリー・ウェルニッツ (Pavel Romano) 学生
ソフィー・クッシング (Joselyn Picard) 次女

エミリー・ファン (Leeah Wong) 選ばれ
ダブニー・ドノバン (Robel Zere) エッジの部下、博士
ジャスパー・タウンズ (Shawn Stewart) 能力者
ジェイコブ (Todd Mann) タル=ローを発見、発砲
マーガレット (Jenn Forgie) タル=ローを発見
(Jericho Cabinas) Victoria May’sのウェイター
(Stewart Prince) イギリス人守衛(エッジが収監)

10歳のエッジ (Jack Rehbein) 地球到達時
19歳のエッジ (Ben Cockell)
(Herve David) 国防総省のガード
(Brittany Palmer) 国防総省の女性兵士

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