スーパーマン&ロイス Superman & Lois 第8話 無力な自分 Holding the Wrench

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スーパーマン&ロイス Superman & Lois
(2022年・アメリカ)

原作/DC Comics
制作/Warner Bros. Entertainment Inc
Berlanti Productions

https://www.nhk.jp/p/supermanandlois/ts/J9VXR22WY8/

脚本/Kristi Korzec
監督/Norma Bailey

第8話 無力な自分 Holding the Wrench

【STORY】

・Previously on ..

・引っ越したのは家族のため
・カル=エルが俺の世界でしたことをここで食い止める
・ルーサーの本名はジョン・ヘンリー・アイアンズ
・スーパーマンはアイアンズからの攻撃でトドメを
刺されそうになるが二人の息子がやってきて車で衝突
させる
・国防総省の収監施設に入れられたアイアンズ。
・スーパーマンは自分が誰よりも先に話す事を告げる。

・心理カウンセリング

ロイスは椅子に座り落ち着かない様子で医師を待つ。
Dr.ワイルズ(Wendy Crewson)がやってくる。
突然のロイスの頼みでカウンセリングすることに
なったので恐縮するが、ワイルズの方も彼女の夫が
士官学校を退学になりたけた際にロイスの父・サム
に二度も助けられたことが有ったので、何時でも歓迎
だという。

「今日はどうしたのか。」

ロイスは現況を語る。
最近生活が大きく変わったこと・・人生大転換。
人生は色々とあるものだし厄介ごとには慣れている
と思って居たが、今日は不意打ちを食らって何もかも
失ってしまうように感じているという。
感情的になり、早急に自分を取り戻さなければ、また
愛する人を傷つけてしまうかも知れない。

・ケント家

この数週間は家族みんなキツかった。
それはあまりにも色々とありすぎたからだった。
エッジのこと、そしてパワーを得た人たち、
クラークを狙う謎の男。

ロイスは二人に対してどう思って居るのかを確認
したいその旨胸を伝える。

コーチとは話して休部にしてもらったこと。
彼は相当渋っていたという。
ユニフォームを返しておくよう告げるとジョーダン
が行くという。ロッカールームに行くのは最後だろう
し・・

クラークは二人がぶつけて壊れている車のバンパー
をヒートビジョンを使って溶接する。

ロイスは語る。
「私たちは誰がやっても大変な事をしている。スト
レスを感じたら話して欲しい」

そんなロイスの元に義父からの連絡が入る。ジョン・
アイアンズの尋問が始まること。
クラークは行ってくるというとロイスはジョン・アイ
アンズの乗っていたキャンピングカーを調べておく
という。二人にも納屋にいるので面倒は起こさない
ように告げる中、ジョナサンは母に対して一緒に調べ
に行ってもいいかを尋ねる。車の修理は手伝えなかっ
たから・・と。

・ケント家・納屋

ジョンの車が置かれていた。何があるのか分からない
が車の周りは鉛で覆われている状態だった。

車内に入る。
すると突然人工知能/AIの声が聞こえる。

「個人認証が必要です。あなたのお名前をどうぞ」

ロイスは名前を言うと声紋認証が完了する。

「こんにちは、ロイス」
とAIが話しかけてきたことも有り、ロイスも質問する。

「私たちを知っているのか?」
「あなたは承認されたユーザーの一人です」

ジョンについて尋ねると突然モニタが作動して映像
が映し出される。

・クッシング家

カイルはラナの元にやってくる。
ラナは助けが必要な業者のリストを見ていたという。
エッジの新しい支援プログラムに適合する人に融資
すること。これで大勢が救える。
サラは母親に対して、探しているのはリーダー候補
ではなかったのかと尋ねる。
候補は揃ったのでエッジからは別の仕事を任された
という。
【最高の自分】の意味は分からないが大勢にそうな
って欲しいみたいだという。
カイルはリーダーが必要ならば俺がいると語る。

一方サラはラナに対してカーカーさんの事を助けた
のか?と問う。ジェスが「ミュージカルのオーディシ
ョンを受けないか」
と言ってきたこと。
6年くらい話していない子なのに・・・

それを聞いたカイルはサラに対して歌が好きだろう
とし、絶対にオーディションを受けるべきことを
語る。練習をしていないとして臆する彼女にカイル
はギターがあるし二人で練習しようという。とにかく
歌ってみて気が乗らなければ辞めれば良いとし、
絶対に楽しいと語る。

・高校・ロッカールーム前

【公開オーディション】に関して出場希望者は
ホワイトボードに名前を記入する。そこで躊躇して
いるとユニフォームを返しに来たジョーダンと鉢合う。

「まさか演劇オタク?」

というジョーダンに対してそれを否定し、オーディ
ションを受けようと思って居るが、ここだけの話、
私はあがり症だという。もしこの件で笑ったらぶっ
殺すからねと彼女。ジョーダンは昔ピアノを弾いて
いたとし、子供の頃にはよくリサイタルとかやって
いたことを語る。でも大きくなり不安症が酷くなった
からそれどころじゃ無くなったという。今はパニク
る。もし受けることになったら教えてくれないかと
いうと応援に行くからと告げる。

【感想】

パワーを持つことによってパワーを失う(何かを犠牲
にする)ことがある。なんとも皮肉なものだ。

成熟していない子供たちとの親子関係、そして
その人が置かれた特殊・特別な環境を知るものと
知らないものとの間のギャップ。

家族・家庭の問題や信用・信頼関係に於ける問題
依然としてこのドラマの中核を成すものとして存在
しており、普通の人であろうとも、そうでなくても
少なからず問題は起きている。

それらの要素が少しずつ歪み始めて空回りしている
ところは何とももどかしい。

これまで親に怒られる役割はジョーダンが多かった
が今回はジョナサンに回ってきた感じだ。

かねてから存在するものだが感情の問題、そして
それに因んで自らの精神をコントロールすることの
難しさを改めて感じさせる展開が続く。

能力を持つ者が普通の生活をおくるということの意味。

話し合いが必要なのにそれぞれに守秘義務にも近い
ものが有り、自ら壁を作ったり、解決した問題だと
思い込もうとしては事態を遅らせてしまう。

個々の問題を覗いていくと内面的なことに関しては
常識的にも簡単に話せなかったりするし、そもそもの
問題の根底にあるものが何かを認識する必要がある。
それらは一人では解決するのが極めて難しいもので、
他人から指摘されて始めて分かるものもあれば、認知
していたとしてもなかなか目を向けずに後回しにし、
別の問題や他人に問題に転化しようとしてしまう。

その手の問題を子供達の成長に絡ませて描いて
いく所だったり、家族を失ったことによる心の傷が
それぞれに消化し切れていない為に感情が時に爆発
してしまう所は興味深く作って有り、いずれで
あっても問題が何かを認識していくことが必要だ。

また今回はロイスから説明があったけれど、

『マルチバースの中に幾つものパラレルユニバースが
有ってそれぞれのアースがある』
(Multiverse and Parallel universes , each with
it’s own Earth)

という。こういう概念を説明してあっさりと理解し
消化出来るというのもそもそものドラマの世界観故
のことのように思うが、それらは人間の精神的世界
とリンクして表現しているだけなのかも知れない。

例え宇宙には人類と類似する生物が存在することが
あったとしても、仮に世の中自分と似たような人が
世界に三人居るとしても、それらが全く同じように
して連動していたり、生活し機能している可能性は
まずない。

同じようなシチュエーションの中に一部分だけ違った
ものを紛らせて世界観を構築している。
その意味は個々に欠けたもの、欠落したものの様で
多少都合良く作ってはいる感じはするが、興味深い
ものである。

■世の中は問題であふれている

「誰が味方で誰が敵なのか」

それを図る為の指針なり目印でもあれば楽なものだが
姿形が似ていたとしても、肩書きや社会的地位が
有ったとしてもなかなか自分の味方で有るとは言い
切れない。昨日の敵は今日の友。スーパーマンだけが
敵か味方か抽出されているが、意外と身近なところに
そういう要素が転がっている。その信用という名の
綱引きは至る所に有り、時に落とし穴のようにして
最悪な結果を生むことが有る。

「世界を救う方法」

マクロ視点のように見えるタイトルだが、実際に
ドラマの中で起きているのはミクロ視点の問題である。
世界を救う方法の前には、「”自分の”世界を救う方法」
となっていてその殆どが自分自身の感情や精神との
対峙である。
自分に非が有るではない事でも自分の責任だと思って
しまうこと。
事の重大さを時に見誤りリスクを犯すべきタイミング
を見誤り、その責任は自らに刃となって突き刺さる。

・スーパーマン編

スーパーマンの行動を見ていると、問題が発生して
駆けつけるのは早い。そして登場した際の活躍の
インパクトは限りなく大きい。しかしその後の展開は
ワンパターンになる。

ピンチに陥り誰かが助ける。
正直スーパーマンは移動は早い筈なのに、何故戦闘時
には人間レベルになってしまうのだろうか。
勿論先日のように太陽フレアや今回のように国防総省
が開発しているバイオケミカルガスを使って動きを
封じられる。

・貴州省

3話でスーパーマンが貴州省で起きた地震に関連
して崩れる橋を支える姿が有った。

・ジョンとの対峙

アイアンズが容易に口を割るとは思わないけど、
口を割った所でも信じられるのだろうか?
レイン将軍は、「ペントタール(Sodium Pentothal)」
「ベンジル酸塩(benzilate)」
「実験段階のクスリ(a few other drugs)」と称して
拷問・自白させる為のものを使うことを示唆する
が・・

・ケント家

●子供たち

結局ジョーダンとジョナサンは休部することになる。
力を持ったものが中に入れば自然と力が出てしまう
ものだろうし、そもそも若さ故に精神のコントロール
が難しいだろう。
しかし今回問題として発生したのはジョナサンの行動
を端にする母・ロイスの心の傷の問題。

冒頭からカウンセリングする光景があり、その後
時間を遡り、彼女が語る問題点が何かを視聴者と共に
探ることになる。

ジョナサンが母親の言いつけを聞かずにアイアンズ
の所有する車を調べた事により、危うくセキュリティ
に引っかかり排除されそうになる。
そのことでロイスが感情を爆発させた。
ジョナサンとしては、ここの所、家族としての存在感
をジョーダンに奪われ続け、婆を引く役割を引き受け
るハメになっている。
自分もスーパーマンの家族として協力したい思いも
あるのだろうし、彼が語るように丸腰な自分を守る
為の武器を探しにいったというのも嘘では無いのか
も知れない。

結果として息子が死に目に合い、母親が激高する。

ただこの問題も元々はこの世の中で起きている
『マルチバースの中に幾つものパラレルユニバースが
有ってそれぞれのアースがある』
を理解出来ていないが為に、ジョナサンにとっては
目の前のモニタに映し出されたものは余程インパクト
が有った感じは否めない。

AIコンピュータの中で個人認証が出来たのはロイス
だけ。息子には『権限がない』
ETCを使ってスーパーマンが踏み込み、人間の盾に
なってもらう。

●ロイスの問題

それぞれのアースがあるとの事だが、ロイスのアース
でのナタリーの存在の登場の仕方は驚いた。
その名前はロイスの祖母の名前から取ったもの。

Dr.ワイルドとの会話の中で少しずつ問題が何かが
判明していく。ロイスが彼女の元を尋ねたのは
流産して以来二度目だという。

『子供たちを一生懸命育てて成長すると今度は自分
の一部が独り歩きし出したみたいで心が剥き出し
になった』

ロイスは自分のせいで我が子を失うことへの恐怖が
存在していて、それはナタリーの時に抱えてしまった
トラウマに近い心の傷だ。

・悲しみからの回復までのプロセス

このプロセスについてはロイスも知っている。
なかなかそのプロセスを実行しようとしなかった。

先日のエピソードの中でロイスは「全てを話す」
して語っていたことがあるが、今回の事を含めて
話そうとしていたのだろうか?

ナタリーは双子が生まれた1年半後に妊娠したが
流産してしまっている。

・クッシング家

今回は二つの問題が発生する。

●妻・ラナと夫・カイルの関係

リーダー候補でカイルを選出することも出来たが
ラナはそれをしなかった。エミリーが自ら売り込んで
来たことで彼女にすることに決めたのか。
カイルは消防署の中でも署長までしているのに、これ
以上行政や町の開発に関わりたいと感じるものなのか。

レスリーの嘘によって簡単にカイルはラナの信頼を
失うように誘導される。

●サラと父・カイルの関係

ミュージカルの公開オーディションが有りサラが
チャレンジすることになる。
カイルが背中を押してサラもその気になる。
父は娘の練習に付き合い、そして本番でも伴奏して
くれることでやる気になる。

ただ彼女の問題は極度な「あがり症」
5年生の時のクリスマスの劇の際にソロを任せてもら
えることになったが、お腹を壊して出演出来ず。
しかし実際には壊したのはお腹ではなく、勇気でも
有る。

『恐怖は一瞬の痛みだからやらなかったらずっと
後悔する』

受けることになるが、結局本番ではカイルが来る
ことはなかった。上述した妻との間で歪みが生まれ
て、アルコールに逃げたからだ。
結果としてカイルはサラからの信用を失うことに
なる。折角信頼を取り戻しかけていたのに残念だ。
オーディションはジョーダンのフォローで受ける
ことは出来たけれどね。

■その他

●公開オーディション

・11年生 Mary Parks、Jane Noble
・9年生 Oliver Willem、Torres Josef、Charlie H
・10年生 Master Dre-Zj、Mark H、Lizi Merch
・12年生 Katie etc..
・10年生 John Smith、Emma Noble
・12年生 Slade Young

●このアースでのジョン (not ストレンジャーver.)

・レンジャーとしてアフガニスタンに二度派兵。
・民間に移り、機械系エンジニアとして成功
・6年前に他界

●ロゼッティ

2m近い軍人のトラスクをいとも簡単に壁にぶつけて
殺してしまった彼。
三世代軍人の家で育ち、自分の仕事、そして国を愛し
ていた。

●回想シーン

アイアンズの回想シーン。

彼は自分のアースから逃げようとして宇宙船で
逃げた。しかしそれをスーパーマンが追いかけて
来て防弾シールドを剥がしていく。生きているという
ことは剥がされる直前に逃げられたということなの
か。

●国防総省での実験

第5セクター(7734)で、クリプトナイトを使った武器
の研究をしている。国としてはスーパーマンが敵側
に回った時の怖さもあるのだろう。

「破片手榴弾」「刀剣」「噴射スプレー」
「バイオケミカルガス(合成クリプトナイト)」

これらを使って実験している。

しかしあのラボには現在12種類の試験的道具があり、
最後にアイアンズは「刀剣」を使ってスーパーマン
を殺せるかどうかの選択が出来るところまで及んで
いた。
彼には自制心が働いた。
それは彼自身が持つ近親者の死を克服できた事にも
繋がっている。

●国の中にも敵が紛れ込む?

4話の感想の中で言及したが、3話の中でロゼッティ
が死んだのかと思ったけど、生きていることに違和感
は有った。そのロゼッティがトラスクを殺害し、
連行されるアイアンズをどうにかしようとしていた。
ロゼッティ本人は宇宙人なのか。それとも人工的に
作られたパワーマンなのか。
愛国心が強いとしていた事からも現実的には愛国では
なく愛地球心であり、アイアンズやスーパーマンの
存在を危惧しているのかも知れない。レイン将軍自身
もあくまで最悪の事態を想定して一般人でもスーパー
パワーを持つ相手が戦える武器を開発していることを
語っていた。

■MEMO

・デレク・パウエルは既に死んでいて肉体と精神は
別に有った。「僕はもう死んでいる」「もうお前だけ
じゃない」
・サラがオーディションで歌った曲はLittle Light。
・エッジは宇宙人の”個性(individually)”を人間に
移す方法は見つけている。
・エッジは軍隊を作っているのかも。
・「完璧な自分」
・People Management
・「お前を生かしたが一緒に戦う為じゃ無い」
・Department of Defense 国防総省
・合成クリプトナイト(Synthetic Kryptonite)
= 呼吸器系に入り込み内側から弱らせる。

【SOUNDTRACKS】

・Put On A Happy Face
・Little Light (feat. Inde Navarrette)

【出演】

クラーク・ケント (Tyler Hoechlin) スーパーマン
ロイス・レイン (Elizabeth Tulloch) クラークの妻
ジョナサン・ケント (Jordan Elsass) クラークの息子
ジョーダン・ケント (Alex Garfin) クラークの息子
カイル・クッシング (Erik Valdez) 消防士
サラ・クッシング (Inde Navarrette) 長女
ストレンジャー (Wole Parks) キャプテン・ルーサー
モーガン・エッジ (Adam Rayner) 大物実業家
サム・レイン (Dylan Walsh) ロイスの父・将軍
ラナ・ラング・クッシング (Emmanuelle Chriqui) 銀行員

**ジョー = エル (Angus Macfadyen) クラークの父
**クリッシー・ベッポ (Sofia Hasmik) スモールビルガセット紙
レスリー・ラー (Stacey Farber) エッジの秘書
(Daisy Torme) AIデバイスの声

Dr.ワイルズ (Wendy Crewson) 心理カウンセラー
Lt.ロゼッティ (Hesham Hammoud) 軍人、突然に
Lt.ジェイソン・トラスク (Spencer Lang) 中尉

エミリー・ファン (Leeah Wong) 選ばれし女性
ナオミ・ウィラー (Amanda Khan) 店の融資、選ばれ

– HighSchool –

**ゲインズ (Danny Wattley) アメフトコーチ”CROWS”
**ショーン・スミス (Fritzy-Klevans Destine) サラの彼
**タグ・ハリス (Wern Lee) 同級生、アジア系
**ティミー・ライアン (Zane Clifford) ショーンの友達
**マルコム・ティーグ (Austin Anozie) 学生、アメフト
**コーリー・ウェルニッツ (Pavel Romano) 学生
ソフィー・クッシング (Joselyn Picard) 次女

— (Shakil Jessa) オーディションで歌う学生
(Marika Siewert) 女性審査員
(Emma Colling) 女性の軍人、???terhouse

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