オッド スクワッド 出動!ヘンテコ捜査局 4
ODD SQUAD UK (2024 CANADA / UK)
https://www.nhk.jp/p/oddsquad-uk/ts/L8ZZ2XVQZP/
第7話 通せんぼルート Odd Way Round
(シーズン4の7話A)
脚本/ニキ・ルーニー Niki Rooney
監督/アダム・ジェンキンス Adam Jenkins
制作/ローレンス・キバンズ Lauren Huggins
製作/Sinking Ship Entertainment BBC Studios Kids & Family
【STORY】
●
婦人に呼び出される二人。
どんなヘンテコなことが有ったのか?
見せた方が早いと思う。
お茶のポットにボタンなどがくっついて顔型になっていた。
ウサギに見えるようにデコレーションした?
オッド スクワッドを呼ぶ為に色々とくっ付けたのではないのか?
婦人は最初は否定するが、会話するウチに自らでそれらをくっ付けた
ことを認める。
引っ越して来たばかりで寂しくてやったこと。
オルリーはウサギ愛好会に電話すると仲間4人を婦人宅に呼ぶ。
オッド スクワッドにお礼を言い立ち去った後、クッキー入れから
火が飛び出る。
●本部
オルリーのオッド スクワッドのテストが今日行われる。
オジーは彼女に大丈夫か尋ねる。
オルリーは心配はないとし、テストが得意だという。
試しに何か質問してというオルリーにオジーは名前を問う。
わざと名前が分からないふりをした彼女だがオジーは心配する。
合格しなければナイアガラの滝に戻されてしまう。
しかしオルリーは名前くらいは言えるし心配がないとして
テストセンターまで歩いていくと語る。
何故チューブを使っていかないのか? (Ozzie)
歩くと頭がすっきりして集中できるのだというオルリー。
遅刻したらそれだけで不合格になる。(Ozzie)
大丈夫地図が有る。ここからここまで歩くだけだから余裕よ。(Orli)
●ヴィラン、ムッシュー・ラビドとイッカイ・ダーケ・サルサ
その頃、ムッシュー・ラビドとイッカイ・ダーケ・サルサは二人の
会話を聞いていた。
エージェント・オルリーがテストに遅刻したらナイアガラの滝に
帰されること。我らを悩ませるエージェントが一人減るんだ。
テストセンターに行くのを邪魔しないとねと語る。
2人のパワーを使おう。僕のダッシュパワーと君のなんでも出せる
パワーがあれば・・
しかしイッカイ・ダーケ・サルサは1回しか出せない。
今までスッポンは出したことがないが一度スッポンを出したら二度
とそれは出せないことを語る。
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オッド スクワッド 出動!ヘンテコ捜査局 4
ODD SQUAD UK (2024 CANADA / UK)
https://www.nhk.jp/p/oddsquad-uk/ts/L8ZZ2XVQZP/
第7話 ヘンテコ・ダンシング Strictly Odd Dancing
(シーズン4の7話B)
脚本/オマー・カーン Omar Khan
監督/アダム・ジェンキンソン Adam Jenkins
制作/ローレンス・キバンズ Lauren Huggins
製作/Sinking Ship Entertainment BBC Studios Kids & Family
【STORY】
●
ビンセント(Everal A Walsh)から呼び出されたオッド スクワッド。
どんなヘンテコなことがあったのか?
「声をなくしたんだ。ここのどこかにあるはずなんだが分からない」
じゃあ探しましょう。探す間喋っていてください。
オルリーはリモコンに入ってます。
すぐ声を喉に戻します。
ダメリモコンに入れておいて。しゃべるリモコンだよ。
これを持って国中を回ったら有名になって大金持ちだ。
しかし立ち去った後、声はリモコンからではなくソファーから出て
居ることが分かる。
●本部
オルリーはこんな難しいケースは始めてだ。
いろいろやったけど取れない。
オジーとオルリーの二人の手がアタッシュケースに付着して取れない
のである。
2人のエージェントが歌いながらやってくる。
「音楽がキー 歌えば事件も無事に解決 それに楽しいよ」
二人は女オリラ(Amara Kirn-Fedda) 男オースティン(Aston Wray)。
僕がサポート部にいた時、歌と踊りをいきなりやり始めて・・
オルリーは二人と話したいとしてアタッシュケースが付着したまま
近づく。二人に尋ねる。
「何で歌って踊っているのか?」
オリラはそれをすることでパワーアップし、事件を解決する方法が
ひらめくのだという。
決して以前はそう思ってなかった。歌って踊るなんて要らないで
しょっと。
何で歌うの? しゃべる方がずっと簡単なのに。(Ozzie)
踊る?歩く方が簡単じゃない? (Orli)
オリラはでもそうじゃないってわかったの。
キャプテン・オーに部屋に来なさいって言われたあの日から・・。
(回想)
待ちくたびれたわ。とてもヘンテコなことが起きました(Captain O)
新しいヴィランから映像が届いた。ヴィランの名前は
ミュージック・マエストロ (Kathryn Bond)。
ミュージック・マエストロのVTRを見せる。
「私をヴィランと呼ぶ者 天才と呼ぶ者いろいろだけど本当の私は
純粋に音楽を愛する者」
このヴィランはホント話が長いの。
「トイレトレーニングをしてた時、最初のシンフォニーを作った。
運命だと思った。世界を自分のものにする一回一音符ずつ。
この魔法の指揮棒を振って催眠術をかけて歌って踊らせる。
日没までに私を止めなければ誰もが歌って踊り続ける。永遠に。」
ガジェットではマエストロのパワーを消すことは出来ない。
だから陽が沈む前に彼女を見つけて。
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■感想
『第7話A 通せんぼルート Odd Way Round』
『第7話B ヘンテコ・ダンシング Strictly Odd Dancing』
今回の7話は以上の2つ。
●『第7話A 通せんぼルート Odd Way Round』
通せんぼルートでは、オルリーが「ナイアガラの滝」支局から
「イギリス97531」支局に異動する為の試験を受ける話。
テストを受けられなければエージェントとしての資格を失うのか
単に異動が出来ないだけなのかは分からないが、ヴィラン
は活動しやすくするためにオルリーがテスト会場まで行くのを
阻止・妨害しようとする。
冒頭の被害者の女性はヘンテコなことが起きたとして嘘をついて
いたが、実際にはイギリスに引っ越して来て友達・知り合いが
いないのが嘘をつく引き合いとなった。
常にヘンテコな事ばかり起きている世界なので、その嘘をよくぞ
見抜いたなと思う。。
オルリーもまた、この嘘をついた人とは立場は違えど
似たような状況にいる女性である。
オルリーもカナダからイギリスに来たばかりの女性だが、
違和感なく生活に溶け込めているのは仲間・パートナーがいる
為だ。独身で寂しく暮らすよりもパートナーを見つけて
暮らせば生活も満たされたものになるという少子化時代には
うってつけのテーマが隠されていそうだけど、子供のドラマに
そこまでは求めていまい。
パートナーと言えばヴィランも今回は二人がかりでやってくる。
ドラマは目的地までのルート探しがテーマだ。
彼女が地図を広げた時には、学生時代に誰もが一度は目にする
であろう「ケーニヒスベルクの橋の問題」を思い出させる。
川にかけられた7つの橋を2度通らずに全てを渡って元の場所に
戻ることは可能か否かを問うものだ。
ドラマでは一筆書きのようなものではなく、単純に地図の見方を
示すものだった。デジタル時代には珍しく紙の地図を広げて
現在地や目的地までのルートを考えさせる。
小学の低学年でやりそうなことだけど、私も小学生時代に時刻表を
広げてダイヤグラムと睨めっこし、九州の実家に行くまでの
ルートを考えて実際に親がその通りに切符を買ってもらった
ことがある。
因みに私が考えたルートは上野まで高崎線、上野から小倉まで
ブルートレイン/寝台列車「みずほ」、小倉から大分まで日豊本線。
だったと思う。
最後は直接行使に出たが、特別素早いスキルを持たないオルリーが
その特性を持つヴィランよりも素早く行動し、ジャンボドーナツ
ばかりを口にするサルサの武器を逆手に取って相手を攻撃した。
●『第7話B ヘンテコ・ダンシング Strictly Odd Dancing』
今回はまた新たなエージェントであるAGENT オースティン (Aston Wray)
とAGENT オリラ (Amara Kirn-Fedda)がドラマの主人公。
冒頭では声を失い、その声を探すという任務をオルリーとオギーが
こなす。
本部に帰宅する頃、今度は二人はアタッシュケースが手について
離れないという現象に合う。
「歌とダンスで問題を解決する」という上述したオースティンとオリラ
はまさにヘンテコ方法論で問題を解決するエージェント。
歌って踊ると事件を解決する方法がひらめく二人。
その方法論を見つけた経緯を回想シーンを通して描いていく。
過去にもエージェント・オーの回想シーンは有ったよね。
その違った価値観をエージェントに知らせたヴィランは
ミュージック・マエストロという女性。彼女は魔法の指揮棒を振って
催眠術をかけて歌って踊らせる。
「日没までに私を止めないと誰もが歌って踊り続ける」
という脅迫と挑戦をしてくるキャラクターだ。
『通せんぼルート』と似ている部分はある。
犯人にたどり着くまでの道筋を辿っていくということ。
これは過去にもあった気がする。
最初にヴィランが現れた場所を捜索。その場所はマーケットカフェ。
バリスタが歌う歌詞の中に色々とヴィランに繋がるヒントの言葉が
隠されている。
・大きな港沿いのタワマンに住む
・2番目に高いタワマンにいる
・「13で探す 15で探す でもいるのはその真ん中」
少しずつヴィランの居場所を狭めていき、目的地にたどり着く。
ヴィランを見つける = 捕まえるという単純なエンディングだが
歌や踊りは生活では欠かせないものであり、人生で煮詰まった時には
「歌って踊って突破口を見いだせ」
というメッセージ性のあるエピソードだった。
ただミュージック・マエストロは歌ったり踊ったりをさせた結果
悪い方向に転がったけどね。
■使用された曲
・You’ll Never Catch the Maestro
■出演者
オルリー (Asha Soetan) ナイアガラ支局の女性
オジー (Alexander Shaw) サポート部リーダー
キャプテン・オー (Shelly Lagodinsky) おちびさん
オノム (Samir Simon-Keegan) 黒人の子
オーウェル (Alexander Joseph) 黒人の男子
オズグッド (Zach Bent) コック、白衣
オピー (Halle Brady) 小さな女の子
AGENT オマークス (Kayla-Mai Alvares) テスト会場のエージェントA
ミュージック・マエストロ (Kathryn Bond) Bのヴィラン、女性
イッカイ・ダーケ・サルサ (Sophie Ellicott) Aのヴィラン
ディナ (Sara Faraj)
タマラ (Leah Hackett) 嘘をついた被害者A
(Gary Kane) STUNT CO-ORDINATOR
AGENT オリラ (Amara Kirn-Fedda) オースティンのパートナー
トビー (Sam O’Rourke) カヌーの指導員
バリー (Charlie Ryan) バリスタ
ムッシュー・ラビド (Karim Ternane) Aのヴィラン
ビンセント (Everal A Walsh) 声を失う市民
AGENT オースティン (Aston Wray) オリラのパートナー