リベンジ Revenge シーズン3 第21話 監禁 Impetus

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April 27, 2014
第21話 監禁 Impetus

脚本/Gretchen J. Berg、Aaron Harberts 監督/J. Miller Tobin
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エミリーはパスカルに対して、自分は国土安全保障省のレベッカ
ストーンだとし、グレイソン家を起訴する為に潜入捜査を
していたことを語る。飛行機爆破テロに関する情報を本人から
引き出す為にパスカルに対して盗聴器を付けてコンラッドと会話
し、決定的情報を本人の口から喋らせる様要求する。
パスカルが当局と接触していたことをヴィクトリアは知り、
ダニエルに話す。ダニエルはヴィクトリアに対して当局に差し出す
のであればヴィクトリアではなくコンラッドの方だろうと告げる。
ダニエルはそれをコンラッドに話すと、彼はパスカルをヘリコ
プターの羽根にぶつけて殺害してしまう。
シャーロットはジャックに対して、デビッド・クラークからの
手紙が何度も届いている事を告げ、ノーランに頼んで電子消印
からバークシャーの山小屋から送られてきたものだと突き止め
てもらう。二人でその現場を訪れるが人はいなく、そこには
飛行機事件の資料が多数残されていた。その中でジャックは
デビッドがはめていた指輪を見つけて持ち帰る。

『囚われ換金され自由を奪われる。かつて私は6年間それに耐
えた。少年刑務所で希望を奪われた。私はそれがきっかけで
復讐を決意し心に誓った。いつか開放されたらきっと私を
監禁した奴らに罰を下すと。』

エイダンとエミリーは海辺の砂浜でシャーロットを誘拐する
と彼女を監禁する。

ヴィクトリアとダニエルは一緒砂浜にやってくると、昔は
よくここにバードウォッチングに来ていた事を語る。みんなが
私の元から去っていくと呟く母に対してダニエルはパスカルの
ことは残念だった事を語る。夕べのことが目に焼き付いて離れ
ないというヴィクトリアは、コンラッドとエミリーには必ず報いを
受けさせるという。パスカルはコンラッドと屋上にいく前に
エミリーの目配せしていたのを見たというヴィクトリア。
ダニエルはパスカルが協力していたという謎の捜査官も女性
だった事を告げる。どの機関に尋ねてもそんな捜査をしている
人物はいなかったたという。ダニエルはエミリーの関与を調べ
るとするが、ヴィクトリアはクズどもを退治すると語る。

マルゴーのオフィス、”ヴーレ”にホスコ刑事がやってくる。
昨日の夜の件でコンラッドとヘリのパイロットに話を聞いた
がやはりパスカル本人がふらついて自分から倒れたことを
証言している事を語る。それを否定するような証拠でもあれば
良いと言うが・・・しかしパスカルから盗聴器のようなモノが
発見されていることが唯一疑問に残るとのこと。父はビジネス
の際に信用出来ない相手と逢うときには必ず会話を録音して
いたのだという。

ジャックはエミリーに何度も電話連絡を入れるが通じなかった。
そんな中ハビエルがジャックの店にやってくると、今日来た
のはノーランのことではなくシャーロットの事だという。
昨日から連絡が付かない事を告げ、22時頃この基地局からの
電話を最後に消息が掴めなくなっているという。確かに
シャーロットは夕べここにいたが帰る際には電池が無くなりそう
だと話していた事を語る。何かあば連絡するとして電話番号
を交換する。

コンラッドの元にメールが届く。
シャーロットが監禁され怯えた声を出している映像だった。
お前の娘を預かっている事を告げ、自分は197便でどん底を
味わったものだという。それをお前にも今から味わせるの
だという。お前とヴィクトリアが犯した罪を無実の男になすり
つけたことを公にしろというものだった。
ノーランの使った音声変更のソフトを使って会話したモノだっ
たが、ノーランはまさかこんな事をするとは思わなかったと
し、こんな事をしても大丈夫゛なのかと問う。エミリーは
パスカルず無くなった今、シャーロットを頼るしかない事を
語る。計画が終わるまでは部外者とは一切関わらないよう
告げる。

コンラッドは彼の手下の一人デューク・マリノと連絡を
取ろうとしていた。その電話をノーランは盗聴していた。
16番埠頭で一時間後に会おうと約束しているのを知って、
エミリーは次の計画を実行する。エイダンはその為にこれから
死体安置所に行ってくると語る。

ダニエルはマルゴーが父親を失った今でもオフィスにいる
事を知って大丈夫なのかと声を掛ける。
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パスカルが亡くなったことを受けてマルゴーはショックし、
ヴィクトリアは益々コンラッドに対する不信感を露わにする
中で、この流れにエミリーが関わっていることをヴィクトリア
は感じて居た。それを知ってダニエルもなんとかエミリーの
関与を暴こうとする中、エミリーはグレイソン家の不正を暴く為
に大胆な行動に出ていく。

シャーロットを利用する流れを作ってコンラッドをはめようと
するエミリーたち。ノーランとジャックはそれを知ってやり過ぎ
だと感じるも、エミリーがこれまでに受けて来た仕打ちを考える
と何も言うことは出来ず、そしてこれでエミリーの復讐劇が終わる
とするならば、やむなしとの考えも有ったのかも知れない。

エミリーに対して「アマンダ・クラークに戻ったら何をしたいのか」
と問うシーンが有るも、そこまでは何も考えていない様子。
寧ろエミリーという人物は私が作ったロボットだとして、心が感情
がないと語るも、最後になって涙する姿を見れば、十分に感情が
残っており、エミリーとしてではなく、一定の復讐を果たしたことで
アマンダとしての顔を取り戻してきたのかも知れない。

そんな被害者としてのエミリーの心情とは対を成しているのが
ダニエルの感情である。ダニエルがマルゴーに対して一連の事件
に対するエミリーの復讐劇の根幹に有るモノが、コンラッドと
パスカルが手がけた国際的なテロ組織に手を貸してマネーロンダリ
ングをしていた事実であり、彼女に対して事実の全て話した様だ。
その事実を知ったマルゴーはどうすれば良いのかと困惑していたけ
ど、ダニエルは「魂を捨てる」ことを語っていた。
マルゴーはあれだけ真実を知りたがり、197便についての真相究明
に関しても調べようとしていたのに、いざ自分の父親が関与して
いたとなると追求の手は辞めてしまうのだろうか?

ダニエルが相変わらず憎たらしい。
ヴィクトリアも完全に被害者意識満載だけど、不幸の元凶はあなた
たちですって感じで、思いっきり突っ込み処が存在する。

シャーロットがエミリーによって誘拐されたのとは逆にヴィクトリア
がカールを誘拐するのかなと思って見ていたけど、怪我して手を
すりむいたカールの血液を採取したようだ。シャーロットの耳だと
思われるものがコンラッドの元に送られてきたけど、ヴィクトリア
が調べていたのは、カール(シャーロットの姉・アマンダの子)と
シャーロットに遺伝子アレルに共通が有るかどうかを調べていた
ということなのか。カートという人物にDNA鑑定を頼んでいたけど
どんなに急いでもDNA鑑定って時間がかかる。先日の「NCIS」S4-11
の中で、トニーの恋人のジャンヌは細胞診には2、3日かかるのに
「DR.HOUSE」では10分で調べてしまうなんてデタラメだと一蹴
しているシーンを思い出させた。

シャーロットがハビエルと付き合い始めたときには
「世間知らずは鴨にされそして笑われる(c)コンラッド」という
感じで、シャーロットの頭がおかしくなったのかと思ったけど、
取りあえずはシャーロットの都合の良い正義感が顔を覗かせて
上手いこと血のつながりのないコンラッドへの追求の流れへと
繋がったところは面白い流れだった。その流れをエミリー
が主導していたこと。エミリーはジャックがシャーロットを
逃がすハズだと見込んで盗聴器・カメラ仕組んだものかと思ったけ
ど、ジャックにも計画のすりあわせを行っていたのね。

シャーロットをジャックが逃がす際にナイフを渡していたので
シャーロットが逆上してジャックを刺し殺すんじゃないかと
思わずヒヤリ。ジャックってシーズンの後半になるといつも
この砂浜で怪しい行動を取っている印象しかない(笑)

ヴィクトリアとコンラッドが互いに不審に思い合っているところ
は相変わらず。今まではなんだかんだ言ってコンラッドに言いくるめ
られている部分も有ったけど、ヴィクトリアがようやく主導権
を握り始めた感じだった。この辺はシーズン4につなげていくのか。
それともシーズン4ではダニエル・マルゴー対エミリー・ジャック
の対決となっていくのだろうか?

「私はどんな時でも正しい判断を下せるのよ(c)ヴィクトリア」
だけど、いつも間違った判断しか下していないのに・・と小一時間。

ヴィクトリアはコンラッドのやりとりもまた相変わらず冴えを
見せていた。
「娘に陥れただけでも十分にみっともないわ」「さようなら、
地獄で朽ち果てて。」

そして最後に・・・サプライズとして描かれたのは、手紙を
送って来たカート・レナーが実はヴィクトリアに通じていたことか。
あのバークシャーの山小屋はヴィクトリアとデビッド・クラーク
の思い出の地なのか、それとも記念館のようにしている場所
なのだろうか?

■使用された曲

・Fil EislerのEnd Credits Theme

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、”アマンダ”を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
エイダン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子

マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
ハビエル・サルガド (Henri Esteve) ノーランの刑務所仲間

ホスコ (Tyler Jacob Moore) 捜査官
カート・レナー (Linc Hand) バークシャーの山小屋に住む手紙の送り主
— (Melanie Lewis) カールのシッター
— (Nicola Lambo) Reporter
— (Glen Walker) News Anchor

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