第1話 再生 Renaissance
脚本/Sunil Nayar、Sallie Patrick 監督/John Terlesky
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【前回までのあらすじ】
レイエスはシャーロットにタイして誘拐されたことについて
何か情報を持っているかと問われる。
マルゴーはダニエルにタイして正式に私の補佐をしてもらう
ことにしたと決定する。マルゴーの弟のギデオンは今や姉が
ルマルシャルグループのボスだとし、姉さんはオレから会社を
奪ったと告げる。ノーランはそれを知りギデオンに会社を取り
戻して僕と組むかと問う。ダニエルを脅す写真で手に入ったと
いうギデオン。その写真は赤毛の女性と酔いつぶれて女性が
亡くなっている時の写真だった。ノーランはこういうやり方は
好きではないとして下りる。
モストロウスキーに対してああして置けばあんたが消えても
怪しまれないという。コンラッドは殺されたと思っていたデビ
ッドによって刺されて殺される。エミリーはヴィクトリアを
精神病院に連れて行くとこの場所で全てが終わるとし、お似合
いだと語る。ヴィクトリアはあの女はアマンダ・クラークだ
とするが完全に頭がイカれてしまったと思われ病院に収容され
る。
【ストーリー】
『これまでの人生で学んだことが有る。人が存在を消す方法は3つ。
1つ目は死ぬ事。2つ目は嘘を付くこと。3つ目は生まれ変わること。
半年前前の夫が死んだことをきっかけに私は変わり始めた。私を
傷つけて来た相手を許し、憎しみ続けてきた相手さえ許すことにし
た。エミリー・ソーンのことも・・・。』
ヴィクトリアは精神病院で集団カウンセリングをする。
医師・ミラーが指導の下、フィリスやヴィクトリアは如何に自分
がこれまでに現実を受け入れて回復しているかを語る。
ヴィクトリアがフィリスと仲良くしている事を知り、ミラーは
ようやく友達が出来たようですねと語る。一方ルイーズという
女性が新たに精神病院に入ってくる。一度入ればなかなか出られ
ない病院。
エミリーはグレイソン邸を買い取り自分色に改装する。
ノーランはそんなエミリーに対して、この屋敷は今後なんと呼ぶの
か?と問う。グレーなソーン邸とか、ソーンヒルとか、ロス宮殿
とか。屋敷には名前は要らないとし、まずはハッピーメモリアルデ
ーのパーティーをすることを語る。ノーランはこのパーティーが
アマンダ・のデビューの場になることに期待していることを
告げるが、私はエミリーのままだとし、パーティーはただのパーテ
ィーだと語る。グレイソンも居ないし少しは楽しむと。
逮捕も脅迫も無いのか?と。コンラッドも死んだし、ヴィクトリア
は病院、ダニエルは自滅中だし、他に誰か標的は居るのかと問う。
詮索は辞めて夏を楽しもうと。復讐を辞めた少女の物語を知って
いるか?というノーランは幸せに暮らすのだという。
モストロウスキーはデビッドにどうしたのかと問うと、ここから
出る事を語る。今しかないとし、いつか借りを返すと語る。
サウスハンプトンでやり残したことがあるのだというデビッド。
ダニエルはスポーツカーに乗ってマルゴーの元にいく。
今リプリーホテルのペントハウスに住んでいるという彼。
ギデオンの没落のお陰で儲かっているのかとマルゴーに語る。
マルゴーはダニエルに対して一体何をしているのかと問うと自分の
名声は守ってもらえるとでも思っているのかと問う。折角
補佐にしたのに何で急に相談もなく仕事を辞めたのかと問うと
ダニエルは家族の悲劇を経験したのは君だけではないと語る。
人生立て直す努力でもしたらどうかというマルゴー。弟の心配
をした方が良いというダニエルに対して、ギデオンのすることに
驚かないという。
一方ジャックは警察官になっていた。先輩のベンの相棒として
仕事をしていた。ロッカールームでマークやケラーから飲みに
行こうと誘われるが、ジャックは息子を迎えに行かねばならない
と語る。ベンも父子家庭で育ちオヤジだけだったという。そんな
ベンからは警察官として大事なのは初心を忘れず相棒を信じる
ことだという。
なんで警察官になったのかと問われ、カールの学費を稼ぐ為だ
とし、そして正義感もあるという。罪を逃れているヤツを懲ら
しめる側に立ちたいと思ったという。
ノーランとエミリーは買い物に行く中、エミリーはノーランが
購入した新車を自分が運転するという。ノーランは止めようと
するが、それが出来ないと分かり認める。すると早速後ろに駐
めていた女性・ナンシーの車にぶつけてしまう。ナンシーは
激怒し、エミリーを叱責する。夏にはあんたらみたいな人で大迷惑
していること。エミリーは謝罪すると修理の見積もりを私の
ウチまで持って来て欲しいとし、クーパーズビーチの東の元
グレイソン邸に住んでいるという。あなたはエミリー・ソーン
なのかと問うと、今夜パーティーが有るので、あなたもその
パーティーに来て欲しいとし、その際見積もりを持って来てくれ
れば小切手を切るとのこと。ノーランはその姿を見てエミリーが
成長しているとし、赤いバツ印を付けずに問題を解決したと皮肉る。
ジャックはシャーロットが勝手に保育園からカールを連れ返した
ことに激怒する。半年間アレを無視したのに突然カールを迎えに
行ったのかと。一体何を考えているのかと問うと、逆にシャーロット
はどんな気分なのかと問う。恐怖で首が締め付けられる感じなのか
と問うと、貴方に自分の正体を思い出させたかったのだという。
私を誘拐して監禁したクセに警察官をしているのかと問うと、
どうしてなのかと問う。しかしオレはやっていないとし、あの事件の
ことは忘れるよう告げる。パパが悪徳警察なんて可愛そうな子だと
語る。
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株価の操作の為に何の罪もない乗客の乗った飛行機を墜落させて
大金を掴んだグレイソン家の主・コンラッド。その事件を全ては
アマンダの父・デビッドに罪を着せて逃げて居たコンラッドに
対して復讐しようとして奔走していたエミリーは、マスコミの前
でコンラッドに自分の罪を告白させようとして画策し、見事成功
に終わったかに思われた。しかしコンラッドは刑務所から脱出。
そのコンラッドも刺されて殺されてしまう。なんと殺した相手は
服役中に自殺したと思われていたデビッドだった。
そのデビッドは長い期間の潜伏生活を経て、またハンプントに
戻ってくる。
一見すると平穏な町に戻ったハンプトン。グレイソン邸を購入した
エミリーはグレイソン色を全て排除して、生活をしていた。
ヴィクトリアはエミリーの策略によって精神病棟に閉じ込められる
中、なんとかして脱走しようとして画策する。
Dlifeでのシーズン4の放送が始まった訳だけど、アメリカでは
2014年9月期からの放送なので、まだシーズン4が最終話まで放送
し終わっていない状況での放送。CSとかでは有る事だし、日本で
需要の高い韓国ドラマが放送が終わる前に、放映権を購入したなんて
話は多いけれど、無料のDlifeでそこまで急いで放送するというのは
珍しいね。
シーズン3の段階でそろそろこのドラマも飽きているし、
延命と後付け感が高いシナリオだけど、その辺を強引に掘り起こして
また興味深いドラマに引き込んでいくところはアメリカンドラマの
凄いところ。
シーズン3もそんなに肩入れしていた訳では無いので内容を忘れて
いるので少し復讐の復習(笑)でチラ見して挑んでいるのだけど、
シーズン4の興味としてはなんと言ってもデビッドが生きていて、
何故殺されたことを装わなければならなかったのかということを
精査していくことになりそうだ。
ドラマとしての主導権はエミリーに移ったことも有り、リベンジ
でのナレーションベースが、エミリーからこれから復讐の復讐を
始めようとしているヴィクトリアになっているところが印象的な
スタートだった。
気になるのはグレイソン邸に住んだエミリーは、陣取り合戦でいう
ところの、今度は守るべき立場の人間になり、そしてヴィクトリアは
復讐してその土地を奪う為にやってくること。
ハンプトンでの出来事なのでまた常に花を咲かせたセレブたちの
パーティー三昧でのイベント三昧なのかなと思う所もあるけど、
エミリー自身のリベンジではなく、リベンジという名を借りた
ハンプントで起きた復讐者を支援するものとして当面は活動して
いくということなのかな。
勿論コンラッドとエミリーの聖戦によって被害を受けた人のケア
は必要でダニエルがどうなろうと別に良いのだけど、やはりシャー
ロットがヤク中になっていてサイコっぽいギデオンと手を組んで
いるところの危うさを感じるところ。
何故エミリーが事件を解決した後にもアマンダだと言えないのかな
ということも有るけれど、エミリーとデビッドは互いに生きている
と知った時のリアクションが一番の興味なのかな。
今回はそんなニアミスのようなことが起きて、元クラーク邸に
侵入するデビッドとエミリーの構図が有ったけど、残念ながら
再会には至らなかった。シーズン3の終わりにヴィクトリアが
苦し紛れに「デビッドはあなたが思っているような人物ではない」
としていたけど、果たしてホントのデビッドはエミリーが回想
シーンで淡い思い出として残っているままの父親でいるのかどうか。
デビッドがシャーロットの存在を知ったら助けるのか。
そして案外デビッドとシャーロットが一緒になってエミリーに
復讐してくるのではないかという展開も想像出来る(勿論シャーロット
はエミリーが姉だという事を知らないままで)し、可能性としては
幾つか考えられるな。
ハンプトンの町で変わった事と言えば、ジャックが警察官になって
いること。
先輩刑事のベン役のBrian Hallisayは「クライアント・リスト」で
Jennifer Love Hewittの夫役で家庭を捨てて戻ってくるカイル役
として登場していたし、今回エミリーが助けることになるナンシー
役のAlicia Laganoもまた「クライアント・リスト」では
Jennifer Love Hewittと同じ店で働くマッサージ師のセリーナ役
で出演していたので、その繋がりは驚くものが有った。
ノーランが結構髪型が変わっていたので驚いたな。
ノーランとエミリーの友情もずっと続いていくのかも気になる
けど、この二人は永遠に家族として裏切り合い無しの方向で
行って欲しいね。
新キャラとして新たにルイーズ・エリスという人物が登場。
エリス家はハンプトンにとってどういう人物なのか。
今回はヴィクトリアの居る精神病院施設に閉じ込められてしまった
格好だったけどね。
後はプリズン・ブレイクのベリック役のWade Williamsが
デビッドの逃走を手伝っているという辺りが不気味かなと思った
けど、S3-22とこのエピで取りあえず出演は終わりっぽいね。
■検索用キーワード
■使用された曲
・Fancy (Feat. Charli XCX) by Iggy Azalea
・Dangerous (Feat. Joywave) by Big Data
・Romanticise by Chela
・Tongues (Feat. Kopps) by Joywave
・The Heat by Jungle
ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、”アマンダ”を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーとシャーロットの父
マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘
ベン・ハンター (Brian Hallisay) 警察官
ギデオン・ルマルシャル (Daniel Zovatto) マルゴーの兄
ルイーズ・エリス (Elena Satine) 精神病院の患者
フィリス (Yeardley Smith) 精神病院の患者
ナンシー (Alicia Lagano) エミリーが車をぶつける
デニス・フォーリー (Ned Vaughn)
ジェニファー・フォーリー (Allison McAtee) デニスの妻
モストロウスキ (Wade Williams) 捜査官
Dr.ミラー (Ray Proscia) 精神病院の医師
カヤ (Chasty Ballesteros)
マーク・ケラー (Nicholas James) 警察官
オルガ (Irene Roseen) 精神病院の患者
— (Ryan P. Shrime) バイヤー
— (DeAnna Cali) パーティ客