第8話 接触 Contact
脚本/Hanelle M. Culpepper 監督/Shannon Goss
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【前回までのあらすじ】
マルゴーをサウナで殺そうとしたルイーズ。ダニエルがそんな
ルイーズとの関係を断たないことを知り、あの子と寝たことを
知ったマルゴーはダニエルに三行半を下す。傷心しているノー
ランに対してルイーズは願いは叶えられる事を告げ、何でも手に
入るものだと語る。それを知ったノーランはチャールズから
クラブの経営権を100万ドル上乗せした上で購入する。
ジャックとベンはコンラッド殺害の凶器の特徴と一致している
武器をあるチンピラの家から発見する。
ダニエルはヴィクトリアの前でシャーロットが街を出る前に
全てを教えてくれた事を告げ、エミリーとシャーロットは
姉妹なのだろうと語る。そんなエミリーの元にダニエルは
近づくとデビッドの件で騒ぎが広がっても僕に影響が無いように
して欲しいと取引する。
エミリーはデビッドに耐えかねて、”もっと早くに来て欲しかっ
た”と語る。デビッドはエミリーの手首に∞×∞のタトゥーを
見てアマンダなのかと語る。ヴィクトリアが帰宅しようとする
と突然電線から電流が流れ車に乗ろうとしたヴィクトリアに
直撃する。
【ストーリー】
デビッドはエミリーに早く救急車を呼ぶよう告げるが、エミリー
は何もしなかった。デビッドはヴィクトリアに応急措置をする
とエミリーの携帯を借りて911に電話する。オールドモントーク
ハイウェイ3342で電線が切れて感電した人がいると告げる。
ダニエルはマルゴーの元に行くが、説明なんて要らないという
彼女。嫉妬に駆られた女に殺されそうになったのはあなたが
だらしないせいだという。ホンの出来心でクライアントとして
失いたくなかったのだという。謝れば済むと思っているのかと
問うと、ウソを付かれていたことがいやなのだという。あなた
は変わったと思ったが、全然変わっていないとし、あなたみたいな
人を愛した自分が許せないというマルゴー。努力するという
ダニエルだがこれ以上は辛くなるので辞めてくれと語る。
そんなマルゴーの前にはルイーズが現れる。偶然ねという彼女
は一緒に飲まないかと問うが、今度は毒殺するつもりかと問う。
貴方は私をサウナな閉じ込めて殺そうとしたのだとするが、
警察から連絡はないとして証拠もないでしょという。私の勝ち
だとすると、彼の部屋から飛び出したことを指摘する。しかし
マルゴーは私を敵に回したことを覚えて起きなさいと語る。
ジャックはノーランの元へ。
ノーランは隠れていたのに警察にはすぐに見つかってしまうも
のだなと語る。君がSNSに写真を掲載しているし、俺のことを
避けているのだろうと語る。しかしノーランは電話は水没した
のだという。今朝エミリーに話したこと。コンラッド殺害容疑が
デビッドにかかっていること。身元不明遺体と一緒に見つけた
凶器からしてエミリーの仕業としか思えないという。エミリー
が殺したのかと問うと、ノーランは半分は当たっているという。
エミリーはナイフを置いただけで殺したのはシャーロットだと
いう。しかも正当防衛であること。シャーロットをエサにデビッド
を呼びだし殺そうとしたものがいるのだという。後はバレない
ように祈るしかないとし、君の義理の父のせいで既に僕は痛い目
に逢っているのだというノーラン。何れ流れが変わるとという。
エミリーがデビッドに真実さえ明かせば問題は全て片付くだろう
というノーラン。
一方デビッドとエミリーは彼女に対してヴィクトリアを助けよう
としなかったのは恐かったからだろうと問う。あなた人を助ける
必要がないからだというエミリー。助けと欲しかったのは寧ろ私
だとし、生きていたのにもう一人のアマンダと私が苦しんでいた
時にもがっと何もしなかったのは何故なのかと問う。エミリーは
答えてくれというが、デビッドは何も言わなかった。
帰宅するエミリーは自宅でトレーニングをしていると、ノーラン
はハッキングして、ヴィクトリアは助かった養田という。心拍数の
観察する為に鎮静剤を投与しているので今ならばデビッドとゆっく
り話せるのではないかという。父は話をすることを拒んでいるの
だとすると、説明すればヴィクトリアの裏切りを知って命を助けた
ことに深く行為するハズだと語る。しかし写真についてもまるで
話してくれないという。今こそ父を取り返すチャンスだとし、ヴ
ィクトリアの黒い心臓はしぶとそうだぞというノーラン。
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デビッドがヴィクトリアに毒されていること、そして近くにいた
にも関わらずエミリーの存在に気が付かなかったことを受けて、
エミリーは思わずデビッドの前に自ら名乗り出て、自分の正体を
証す。しかしデビッドはそんなエミリーとは何故か向き合おうと
はせず、ヴィクトリアのことを助けないエミリーに対して、違和感
を唱える。
デビッドがエミリーの事情に対して無神経な態度を見せる度に、
なんとなくデビッドが生きていたことに寧ろ恨むような展開として
描かれているけど、ヴィクトリアとかコンラッドがより悪い奴
によって脅迫されていたように、デビッドもまた脅迫を受けて居る
であろう事を知る。
脱走した件に於いてもデビッドが裏金を使って何らかの画策を
しているのではないかと思う所も有ったけど、実際には何者かが
デビッドを連れ去り監禁していたこと。
なかなかエミリーの主張とデビッドの主張が合致しないところが
有ってもどかしさが有り、そんなに難しいことではないと思って
いた再会後のシナリオは意外にも拗れている感じがしてなんとも
言えないかな。
そんなデビッドの流れ以外のサイドストーリーの中には二つの
流れが有る。
1つは出世欲の強いベン捜査官がこの件に関して、ジャックが功績
を盗もうとしているのではないかとして、不信感を露わにしている
こと。ベンのはやる気持ちは分からないでもないけど、皮肉にも
FBI捜査官のケイト・タイラーがジャックに興味を示す流れの中に
何か捜査官としてだけではなく別の意図で接近しているのかどうか
が気になる点か。
そしてもう一つは今まで謎のような形でドラマに関わってきた
ルイーズにはライマン・エリスという政治家の兄の姿が有ること。
マルゴーがマスコミの人間だということを考えるとルイーズの奇行
はライマンの選挙選に於いては相当致命的なダメージを与える
ことが出来る爆弾娘であること。これまで母親がルイーズのこと
を精神科病棟に閉じ込めていた理由の中には、予め問題を起こさせ
ない為の行動が含まれていたりするのか。
この流れにノーランが関係していく辺り、またなんとも言えない
けど、やはりノーランには常に捜査に関わって欲しい。
ラストではエミリーがデビッドたちを襲って来たヤンを捕まえて
拷問し事情を引き出そうとしている。一体彼らは何処に属している
人物なのか。
■検索用キーワード
■使用された曲
・End Credits Theme
Written by Fil Eisler
・It All Feels Right by Washed Out
・Good Thing by Smokin’ Mary
・No Rest For The Wicked by Lykke Li
ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、”アマンダ”を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) 長男
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーとシャーロットの父
マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘
ベン・ハンター (Brian Hallisay) サフォーク郡警察警察官
ルイーズ・エリス (Elena Satine) 金持ち?ヴィクトリアと精神病院
エドワード・アルバレス (Nestor Serrano) 署長
ケイト・タイラー (Courtney Ford) FBI捜査官
ペネロペ・エリス (Carolyn Hennesy) ルイーズの母
サイモン (Michael Greco) ホテルのコンシェルジュ
マッセイ (Jason Sims-Prewitt) 守衛
Dr.アルブライト (Anzu Lawson) 医者
— (Michael Medico) バーテンダー
ヤン (Chase Kim) デビッドを狙う
— (Mike Kalinowski) 救命士
— (Robyn Ashley Dennis) Girl in Hospital Bed