リベンジ Revenge シーズン4 第5話 波紋 Repercussions

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第5話 波紋 Repercussions

脚本/Ted Sullivan 監督/Kate Woods
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【前回までのあらすじ】
デビッドはルイーズと接近し、資産を増やすと約束。
マルゴーはヴィクトリアに融資した事を語る。エミリーは
深夜実父・デビッド・クラーク襲われかけるが、バルコニー
から飛び降りて逃げてしまい顔は見えなかったという。
アルヴァレス警察本部長はデビッド・クラークは生きている
と告げジャックはエミリーは面通しの為にデビッドの姿を
見る。デビッドはコンラッドに長い間監禁されていたことを
告げる中、マスコミはデビッドに殺到する。ヴィクトリアは
そんなマスコミたちに家族で静香に暮らせるよう放って置いて
くれという。エミリーはヴィクトリアに先を越されたと考える。

【ストーリー】
デビッドはヴィクトリアと共にアマンダの墓参りをする。
マスコミは放って置いてはくれないなというデビッド。
しかしどうしてもデビッドはこの目でアマンダの墓を見たかっ
たと告げる。FBIの聴取のせいで苛ついていること。この10年
のことは思い出したくない事を語る。デビッドはヴィクトリア
か口裏合わせをしてくれたお陰でコンラッドかせ殺された件で
は誰にも知られていない事を語る。例えあの時駆け落ちしていて
もスキャンダルになっていただろうなと語る。デビッドは
心が折れそうになった時にはビーチで暮らした日々を思い出した
という。実現しなかった僕らの未来のことを実現させたいこと
を語る。

エミリーの元にノーランがやってくる。
エミリーはサンドバックでパンクグローブを使って汗を流していた。
ノーランは怒りは分かるがそれくらいにしたらどうかという。
エミリーはテレビで父親の姿を見る度にヴィクトリアが隣に居る
のだという。長年監禁されどれだけ心が脆くなっているか分からない
がヴィクトリアはそこにつけ込んで操ろうとしているのだという。
あの二人はワシントンDCから戻ったこと。エミリーはこれ以上
二人がいるのは耐えられないとし、引き離さないといけないこと
を語る。ヴィクトリアはまたエミリーがデビッドの娘のことを
伝えていないこと。向こうが何を企んでいるのか探るべきだとし、
デビッドは君の事を殺そうとしたことを忘れたのかと問う。
父が狙ったのは私ではなくコンラッドなのかも知れないという
エミリー。しかしそれでも人格が変わっていることは分かるだろう
と言われる。

ジャックの元にもリポーターが現れ、アマンダを守れなかったこと
をデビッドから責められたらどうするのかなど嫌な質問を聞かされ
る。

マルゴーはヴィクトリアからデビッドの件で話を聞きたい為に
連絡して欲しいと何度も電話するが通じなかった。ダニエルは
現在母は祭りを取り仕切るのに忙しいのだろうと語る。
ダニエルはマルゴーに対してヴィクトリアに付き合っていること
は秘密にして欲しいと語る。そうすることが君のためになるのだ
という。マルゴーはデビッドを不幸に陥れたのはコンラッド
でありダニエルとは関係はないとするが、それでも世間から
見ればグレイソンであり、ルイーズ・エリス以外は僕に仕事
さえくれないのだという。マスコミは使うことなく自分で何とか
するという。エミリーとの交際をオープンにしたのは間違いだっ
たとし、秘密にした方が互いにうまくいく事を告げる。ルイーズ
のことを話したがらないのもそういうことなのかと問うと、彼女は
大事な顧客であり、彼女のポートフォリオには0の数字が沢山
並んでいるのだという。僕にそんな資金管理を任せてくれるなんて
奇跡だとし、選んでくれたことに対して正しかったことを示したい
のだという。

エミリーはホテルから出てくるヴィクトリアとデビッドの様子
を見に行く。すると突然月のタトゥーをしたドライバーによって
デビッドはひき殺されそうになる。
犯人の車は三ブロック先で乗り捨てにされた盗難車だったこと。
ヴィクトリアは安全なところに逃げようとし、メリーランドに
知り合いの家があるという。しかしデビッドはこれまでアマンダ
のことを聞いたがどうも納得がいかないのだという。墓参りをした
ことで更に疑問が湧いたという。ヴィクトリアは知らない方が良い事
も有るというが、娘に何があったのが必ず突き止めると語る。
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デビッド・クラークが生きていることがマスコミの前にも知ら
され大騒ぎになる。コンラッドによって長い間監禁されていた
ことで世間的には同情心で彼のことを見守っていた。しかし
スキャンダル好きのマスコミは、それ以降デビッドやグレイソン
家の人々の元には殺到して色々と報道競争が始まる。
デビッドは娘のアマンダの墓参りをするが、どうしても納得が
いかないとして違和感を唱えていた。
エミリーは常にヴィクトリアがデビッドの近くにいて近づけない
様にしていることに怒りを覚え、彼女が弱った父を操っている
であろうことに耐えられなかった。なんとかして二人を引き離し
たいとするが・・・

相変わらず意味がよくわからない状況でドラマが回っているな。

この人たちは元々のコンラッドとか組織が関与して株価操作の
陰謀をして大量の人を殺したという事実を忘れてしまったのだろ
うか?
ヴィクトリアとかシャーロット、エミリーはそんな事実を忘れて
しまったかのようにして、一連の流れに対して近視眼的視点しか
持ち合わせて折らず、取った取らないみたいなところで振り回さ
れている。
シャーロットに至っては散々振り回されているけれど、元々グレイ
ソン家に於いてもシーズン3の途中から虐げられていた事実なんか
も忘れてしまっているかのようだ。
アマンダとかデクランが殺害されたのもエミリーが復讐を始めた
からではなく、元々コンラッドが留まることを知らない強欲さ
を今でも反省せず次々と悪事を働いていた事実があるからで、
そういうところに視線を持とうとしないところに違和感がある。

復讐によって人格が変わってしまうものたちが多い中でも、
共通する思い出があることによって、その結び付きの中に復讐を
も越える繋がりを見出し、立ち直らせることが出来るものが
有るのではないかということが、このドラマに於けるソフトランデ
ィング的エンディングを求める人たちの希望となっている様だ。

元々は父を殺されたと考えていたエミリーの人格が変わっていた事。
その中には彼を支援する周りの人に支えられてきた事実が大きく
て、大きく道を外れるようなことにはならなかった。
そして今度は娘を殺されたことで父親の人格が変わってしまって
いる。しかし共通する思い出として、エミリーとジャックの中に
有ったビーチでの一夏の思い出が、壊れかけていたジャックの心に
平静をもたらせたように、(ジャックって父親も弟も婚約者も店も
失って、ある意味最大の被害者だよな。)、デビッドの中でも、この
家で娘と育った記憶というのが存在する。シーズン4が開始と同時に
生存していたデビッドの中には人格の破綻した猟奇的な一面しか
顔を覗かせていなかったのだけど、過去の回想シーンが挿入される
度に視聴者的にも安心させられるものがあるのは確かだ。

よく分からないのは前回同様、何故エミリーが自分がアマンダだ
と名乗れないのかということ。
エミリーがアマンダだとデビッドが知った時に、一番問題として
相手に写ることは何なのだろうか?そもそもデビッドはエミリー
という人物が、ヴィクトリアの口から色々と吹き込まれたとしても
どういう人物なのかも良く知らないだろうし、エミリーとして
コンラッドのことを復讐していたと知っても失望させることなど
有るのだろうか?

みんなが共通して口を閉ざしてしまっている様だ。
ヴィクトリアは勿論、シャーロット、ジャック、ノーラン、
ダニエルは今回デビッドと逢う中で誰もが話す機会を得ていた
けど、結局話す事はなかった。
ノーランがデビッドに対して「きっとアマンダについて色んな
ことを聞いたと思う。あなたが信じられると思った人たちから
の言葉を鵜呑みにしないで自分が心から真実と思えることを信じて」
と言われる。ただデビッドもノーランがアマンダに金を渡した
のかどうか疑問に思っているのかな。アマンダが酒場の上に住んで
いたという事実にちょっぴり疑問に感じていたみたいだしね。

問題として浮上したのはコンラッドが殺害された過程が、あやふや
なものとして処理されているということで、アルヴァレス署長を
始めとしたサフォーク郡警察としては、証されたくない事実が
存在していそうだ。ベンが急に正義感をあらわにして追求しよう
とするが、上から圧力をかけられた。
また今回はデビッドが月のタトゥーの男によって殺されかけた
けれど、まだまだコンラッドとかデビッドの件で恨みに感じて
いる人物は多そうだ。最後にシャーロットが一緒にクラブに行って
いたヴィンスという人物がそんなタトゥーをしていたけれど、
果たして近づく意図は何なのか。

なんと言っても象徴的に写ったのは、シャーロットの奇行だった。
意味のないところで頑張っているシャーロット。
ジャックからは君のしていることはヴィクトリアではなくコンラッド
の様だと言われてしまった。皮肉にもクラークの血が流れている
シャーロットはグレイソン家のしてきたことを行おうとしている。

ルイーズはヴィクトリアに何らかの恨みを持っている様だけど
相変わらず理由は分からない。
エミリー同様に搭乗者リストの中に近親者がいたのかな。
ドレスアップする姿は確かに惹き付けられるものが有ったけど、
相手がダニエルで良いのか的流れも有り、相変わらず青ジョリ
っているヒゲとか見るだけで嫌悪感が出てくるのは何故なんだろうか。

「僕は学んだ。悪魔は多くの顔を持つと。心から信頼する人の中にも
潜んでいる。強い怒りから何よりも大切なものを見失う所だった。
愛する我が娘、お前への愛情は∞×∞だ。まだお前を身近に
感じられる。これから父として全てのことをしよう。僕が信じた
だれかがお前を裏切った。このままでは終わらせない。アマンダ
お前の為に復讐を果たすと誓う。」by デビッド。

まぁデビッドは一番最初に騙されている人なので、容易にヴィクト
リアを信用するなって感じだろうけどね。

■検索用キーワード

■使用された曲

・Everybody’s Talkin’ by Harry Nilsson
・Fever Dream by Young Summer
・Good Evening by The Concretes

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、”アマンダ”を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) 長男
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーとシャーロットの父
マルゴー・ルマルシャル (Karine Vanasse) ダニエルの幼なじみ・フランス人
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘

ベン・ハンター (Brian Hallisay) 警察官
ルイーズ・エリス (Elena Satine) 金持ち?ヴィクトリアと精神病院
エドワード・アルバレス (Nestor Serrano) サフォーク郡警察署長

ウィラード (Eltony Williams) Sergeant
ヴィンス (Lex Shontz) 車でデビッドを飛行とした
— (Shannon McClung) Reporter
— (Mike Kersey) Police Clerk
— (Payson Lewis) Bellhop

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