ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン2 第17話 マインド・ゲーム Mind Games

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March 3, 2006
第17話 マインド・ゲーム Mind Games

脚本/Andrew Dettmann、Peter MacNicol
監督/Peter Markle
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3141km、国境越え27万5千件、不法移民700万人、感覚6つ。

捜索隊は何らかのスケッチを見ながら国境近くの山林を捜索
すると、なんと3人の女性の遺体を発見する。
すぐにFBIのミーガンたちもそれを聞きつけ現場入りする。
デビッドは被害者は3人で何れもラテン系の若い女性だという。
今は鑑識を待った方が良さそうだという。コルビーは3人の
遺体共に内臓が抜かれているという。ここで殺されて投げ捨て
られたのか。近くには不気味な像が幾つも並べ立てられていた
ことも有り、何らかのメッセージ性があるものなのか、それ
とも悪魔崇拝によるものなのかと疑う。大抵悪魔崇拝の儀式を
するのはティーンエイジャーが多いというミーガン。
ここらは国有地で有りその先は農地だという。3人は恐らく
不法移民者だという。何故こんなところに遺体があることが
分かったのかと尋ねると、通報が有ったのだという。通報して
来たのは霊能力者でスケットを書いてこの場所に遺体がある
と言ったのだという。その人物は自分が容疑者になるという
ことも知ってわざわざ知らせたのかと告げる。

霊能力者はサイモン・クラフトという胡散臭い男性だった。
取り調べ室でクラフトから事情を聞く。
ドンは随分と見た事があるような細かい描写の絵がスケッチ
として描かれていることを指摘する。現場にいったことは有る
のかと問うと、実際には行った事はないが、意識をイメージ
として投影出来るのだという。天から授かった力であり、自分
にはビジョンが送られそれが見えるのだという。2年前にも
子供が行方不明の事件で力を貸したことがあるとのこと。
ドンやミーガンは自分が誘拐したのではないかとするが、
子供の両親の方から頼まれたことだという。結果として発見され
保護されてことを語る。クラフトはこの事件にも協力する変わり
にFBIに私の力を求めて欲しいという。今度本を出すのだというと、
自分で事件を起こして霊能力を使って解決したよう見せかけて
いるのではないかとし、本を売る為には良い方法だと告げる。
嫌みを言われたクラフトはミーガンに対して突然あることを
語り出す。君の父は息子が欲しかったのだろうとし、君は末っ子
だという。姉が3人居て君が最後のチャンスだったのだという。
ミーガンはそれ以上話さないでと告げ、幾らでも調べること
は出来る情報だと語る。

チャーリーも取り調べ室の様子を見ていて彼は殺害を知っていた
のだろうと語る。ビジョンなんて信じては駄目だと語る。霊能力
の存在など科学的に証明されたことは何一つないのだと語る。
闇雲に投げるダーツと同じで、この手の人物はみんな自分に
霊能力があると強く思い込むのだという。いわゆる楽観バイアス
と呼ばれるものだという。しかしミーガンは調べることがある
としてその場を後にする。

3人の遺体はいずれも10代後半から20代前半だという。
遺体の1号は3日前にメキシコのテカヤにいたことはレシートから
も判明しているという。三人ともバッサリ腹を切られているとし
その切り口を見れば医学に何の知識もないものによる仕業だという。
あの現場近くに有ったオカルト風の像は何なのかと問うドンに
対してデビッドは中米ではある儀式に使われるもので、セマナサンヌ
と呼ばれるもので先住民の伝統と現代の宗教が融合した儀式
だという。近年単身越境する若い女性が増えている傾向にある
という。

チャーリーとクラフトはエレベーターホールでばったり遭遇する。
チャーリーはクラフトから霊能力を信じていないのだろうとし、
先ほどの取り調べの様子を見ていたであろうことを指摘される。
チャーリーは論理的じゃないし証拠もないことだとすると、君の
近くに亡くなった母さんの霊がいると言っても驚かないかと問う。
それを聞いたチャーリーは激怒し、そこまでいくと妄想以上の
ペテン師だと語る。

現場ではタイヤ痕が発見され、立地柄4輪駆動車だろうと語る。
タイヤを調べると99年に製造中止になったオフロード用のタイヤ
で軽トラかSUVに使用されているものだという。

チャーリーはラリーに対して霊能力の件を話してばかばかしい
と一蹴するが、ラリーはFBIや色んな捜査機関では霊能力を取り入れ
ている現実がある個とを告げる。超心理的現象を全面的に否定
する根拠は何なのかとラリーは尋ねると、現実性だと語る。
霊能力なんて科学じゃないというが、ラリーはシカゴ大で研究成果が
2つ出ているという。遺伝子変異で特殊知覚力を生じるというもの
だった。しかしチャーリーは頑なに霊能力の存在を否定する。
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メキシコとの国境で超能力者と名乗るクラフトが三名の遺体
をビジョンで見たとして通報し、遺体があるとされる
スケッチ画を元に捜索すると現実に若い三名の女性の遺体が
発見される。遺体の回りに見慣れない銅像、そして遺体の腹部が
切り裂かれていたことから、悪魔崇拝による仕業なのかと疑われる。
しかし問題はクラフトがこれら事件に何ら関わり合いがあるのか
どうかということ。彼はFBIから能力の公式認定を受けた上で
今度出版する本に著名したいのだとするが・・・

実証主義のチャーリーと超常現象で事件を解決するクラフトの
対決。まるで「BONES」のブレナン対他の学者の対決みたいな
流れだった。

ラリーを含めてチャーリー以外の人たちは少しずつ超常現象・超能力
というものの存在を信じ始めている流れの中で、チャーリーとしては
今まで自分が信じてきたものを否定されるようであまり面白さを感じず、
否定する程に孤立していく。

この手のえもいわれぬことが目の前で起きていると、否定も肯定も
なかなか出来ないところがまたもどかしさとして存在している。
この世の中の事象はなんでも数字として表すことが出来ると思って
いるであろうチャーリーも、数値化出来ないもの全てはチャーリー
にとっては容認出来ない現実なのだろう。

絶対に胡散臭いと思っていたクラフトは実際には能力が有った。

カードの実験に於いては例えトリックが存在していたとしても、
クラフト自身はそういうESPカードによる実験のようなお決まりの
FBIの能力試験にはウンザリして皮肉っていたところも有るのだろう。

興味深いところはラリーら天体物理学は数学者と違った感覚で
超能力を眺めているところだろうか。
チャーリーとの討論に於いて大好きなシェイクスピアの言葉を引用
した。「知覚を超えた現実もあるハズ、この転置の間には数学
では夢にも考えられないことが沢山有る」。あまりに一方的な
物事の考え方は、科学ではなく政治だとするように、今回はチャーリー
の考え方自体に柔軟性が見えてこないところが有ったかな。

そして何よりも超能力を否定しているプロファイリングのミーガンも
また当初は否定的立場の人間だったが、親子関係のことを指摘され
少しずつ信じていく流れが有った。10年間父親とは口を利いていない
というミーガンがFBI捜査官のような男っぽい仕事を選んだのも
そういうところに事情が有ったりするのだろう。

ドンに至っては事件が解決すれば良いという立場だった。

逃走した不法移民者を捜す為に、フォッカープランク方程式を使って
割り出そうとしていた。

しかし国境付近で短期滞在の少女の腹が割かれていたということを
考えれば、麻薬捜査官ならば、麻薬の密売に於ける飲み込んだラテッ
クスの取り出しだとは考えられなかったのかな。

・Praise by Sevendust

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
ミーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官

サイモン・クラフト (John Glover) 超能力者、元CIA
カレン (Darren Pettie) 国境警備隊
スコット・ウィナード (Bill Sage) 国境自警団・支部長
ビクター・ボレゴ (Jacob Vargas) 不法移民支援団体”ボーダーケア”
— (Curtis Mark Williams) Agent
ルペ・サンドバル (Mirelly Taylor) メキシコから麻薬を密輸
— (Damian Delgado) Male Migrant Worker
— (Eric Sheffer Stevens) Search Team Member
— (Cassandra Freeman) Tech
アルバ () 1人目の遺体

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