April 21, 2006
第21話 FBI襲撃 Rampage
脚本／Ken Sanzel
監督／J. Miller Tobin
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4次元、犠牲者3人、2級、通り道1つ。
メーガンはFBIのオフィスにやってくる。エレベーターホールに
はアレックとラベラ捜査官がいて、デビッドはライアン・マッ
コールのことを取り調べしていた。ライアンは性犯罪者で10代
の女性を狙っているとして逮捕された格好で、HDDの中から
証拠であるEメールやchatが有ったとして事実関係を認めさせ
ようとするが、まるで話を聞こうともしない。デビッドは君は
病気だとしてそれを治すためににはまずは正直になることだと
語る。
コルビーはミーガンの元にいくが、マッコールはまるで落ちそ
うもない事を語る。被害者自身も話をしようとせず、このまま
だとパソコンのデータだけで罪の立証は難しいものになるという。
チャーリーとドンはこの件で「不等式の有骨化」と呼ばれる
もので犯人を絞りこもうとしていた。把握している現場と時間
を掛け合わせて捜査すれば、対象を絞れるのだと語る。
そんな中突然FBIオフィス内部で発砲音が聞こえ、ガラスが
割れる音が聞こえる。チャーリーたちが居た部屋にも弾が飛んで
来て数式を書いていたホワイトボードに直撃する。
アレックはラベラ捜査官を人質に取り、銃を発砲しまくる。
ドンやミーガン、コルビーやデビッドは銃を取り出し、犯人に
対して投降を呼びかける中、捜査官たちの発砲した弾は
アレックに当たりなんとか制圧することとなる。
負傷者は銃弾に当たったのは2名で、発砲したアレックは何とか
命を取り留めていた。亡くなったのは取調室で尋問を受けて
いたライアン。
発砲してきたのはサイフのIDからアレック・シェイン、パサデナ
で不動産業をしていて美術館の盗難事件に関する情報がある
としてFBIにやってきてエレベーターホールでラベラの銃を
奪いとり発砲したのだという。銃を奪うときのスピードも
腕力もズバ抜けていて15発発砲して一発がライアンに当たった
という。デビッドは証拠回収班が現在オフィスを調べているので
暫くは中に入れないと語る。ドンしシェインとライアンの関係
について何か接点がないか調べる様指示する。
ドンは隣に居たチャーリーに対して大丈夫かと問うと運が良か
ったとしてほほえみかける。しかしチャーリーは精神的ショック
が大きく、よくこんな毎日に耐えられるねと呟くと、大学に戻る
と語る。
コルビーはアレックが入院している病院へといくと、ライアンを
撃った理由を尋ねる。娘さんがライアンの被害者だったのかと問う
が、喋ることの出来ないアレックは紙に”弁護士を”と書いて
黙秘を貫く。
デビッドは事件を聞いて駆けつけたアレックの妻・トリシュと
娘のサマンサから話を聞く。ライアンの写真を見せるが知らない
人物だという。ご主人が何故事件を起こしたのかと問うが、
トリシュは分からないと語る。連邦政府のビルで人を殺したのだ
として分からないでは済まないことを語るが、夫が協力を拒む
のには理由があるハズであり、私はあの人を信じるので何も話さない
ことを語る。
チャーリーは大学に戻るとアミタとラリーに事件のことを話す。
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突然連邦政府・FBIの施設内で発砲事件が起きて一人の人間が
射殺される。発砲した犯人は撃たれはしたものの、一命を取り
留め、事情を聞こうとするが何も話そうとはしなかった。
射殺された人物は性犯罪者として取り調べを受けていた人物で
有り、犯人は娘を襲った仕返しではないかとされる事件だった。
しかし被害者と加害者との間に接点はなく、しかも肝心のチャー
リーは発砲現場にいたことで、精神的に不安定な一面を見せ始める。
冒頭からコルビーの様子が変だったので何か関係しているのかと
思ってドキドキの案件だった。事件が発生する前からコルビーの
視線が何処か不自然なものが有り、何かあるのかなと思っていた。
職場で起きた事件故に誰かしらそれなりに精神的ダメージは
受けて居そうだけどね。
一番気になったのは、今回のコンビがミーガンとデビッドという
珍しい組み合わせだったこと。デビッドがミーガンに話しかける
時の敬語で丁寧な言葉使いを見ると、コルビーとの関係とは随分
違うなと思う所が有り、ちょっぴり気になるところは有ったけど、
まぁ流石に相棒が変わるとやりづらさも有るのかも。
チャーリーがPTSD化してしまうということで、珍しく不安定な
感情を露わにしていたし、ある意味では兄のドンが毎日このような
仕事をしていることで、今まで「兄貴が結婚出来ない」と茶化して
いたチャーリーとしては反省しきりのところがあるのかも。
チャーリーが初めてその時の恐怖を父親に口にする際に、
「何が恐いかと言えば、また(同じような)恐怖を感じること」だ
としていたけど、これってパニック障害の思考がそのまんま出ている
感じだなぁと思った。
チャーリーに関してはそれぞれの人物が色んなアプローチで慰める
姿が有ったし、事件捜査が行き詰まった時には助言する姿がある。
アランはサム・ティッチェルという3年生の時のいじめっ子の話
を引き合いに出して、世の中安全ではないことを教えたかったので
見て見ぬ振りをしていたことが有った事を語る。しかしその時サム
が一度だけ立ち向かっていたこと。
ラリーは事件が起きた時の状況をカオスだとして、思い付きで
声を掛けたことが、チャーリーが本気で受け取ったことで
思わず「思い付きで話した事が議論を呼んで思わぬ高めに立ってい
った」と表現する辺りが笑えた。
「人間の暴力は人としての根本的な要素であり、素粒子同士がぶつかっ
たり銀河がぶつかるようなものだ」と語る辺りもラリーらしいところ
だった。
容疑者が今回武術に長けているということで、日本式の道場のような
ところで聞き込み。そこでミーガンは自らをクラブマガを教えて
いる事を告げ、ミーガンは師範のことを以前に見た事があるとして
語りかけていた。防犯カメラ映像から容疑者はサバットの蹴りから
裸締めの連続コンボでラベラ捜査官から銃を奪っていたので、
その連携技を教えているのがこの道場だと見抜いていくところは
良く出来ていたね。
アレックはとても熱心でマジメな弟子だったとして、とても犯罪を
犯すような人物ではないこと。アレックの妻子が夫を信じる姿を
見ればその人となりを見る事が出来るけど、どうしてそんな人物が
事件を起こしたのか。
理論としては色んな話が出てきた。
無閉路乱歩理論、ランジュバン方程式、組み合わせの最適化、
最小全域木問題、巡回セールスマン問題、脅威分析の逆分析、
ブラウン運動、確率論、マルコフ仮定、自己組織化臨界現象
BTW砂山模型、アフィン変換など色んな言葉が出てきた。
一番印象に残るのは、パスタは一本を曲げようとすると3つ以上
に折れるという分裂連鎖だったことかも。リチャードファインマン
とダニーコリスは20年間それを調べて解明したことを最後に語って
チャーリーがドンを慰める姿があるところが有った。
コルビーはデビッドに、北部同盟がカンダハルに入って居た時に
タリバンがシャイコト山脈で抵抗したことを知って襲撃しよう
とした際に、実はは先にイギリスの特殊部隊が制圧していて、
仲間を襲撃してしまった時のことを思い出したとして、今回コルビー
の様子がおかしかったことの説明を行っていた。
コルビーの銃弾が弾道の検査、ライアンに当たったとされていたので
相当悩まされる姿が有ったけど、チャーリーがCSIばりの弾道検査を
していた。
結果としてドラマは、ビクター・ミラーという武器商人のせいで
タガート捜査官がカート・デロックという殺し屋に脅され、
ミラーの裁判に於いて不都合な人物を削除させる為の工作だった
ことが判明した。
オクラホマシティーに仕掛けられていた爆弾・20kgの硝酸アンモニ
ウム爆弾を設置して脅していたカートが起爆装置を押す前に
ドンが彼の前に躍り出て、銃を突きつけるという緊迫したシーン
が有ったけど、あの周辺って人通りもなく見晴らしもいいので
FBIとかSWATが車で近づけばすぐにバレそうな気がした。
アランが最後にミーガンを食事に誘っていた。
ケータリングサービスの女とはどうなった?とか、ミーガンと
ラリーの関係はどうなった?とか色々と疑問はあるにせよ、
終わりはほのぼのとしたものが有ったかなと。
・Flunk.のSpring to Kingdom Come
ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
ミーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官
デイブ・タガート (Craig Zimmerman) FBI諜報部門第7級アシスタント
センセイ (Kevin Carroll) 護身術の師範
トリシュ・シェイン (Veanne Cox) アレックの妻
アレック・シェイン (Al Espinosa) パサデナの不動産業者
ライアン・マッコール (William Charlton) 出会い系買春
— (Matthew Yang King) Tech
マット・プリビテック (Brian Cousins) 囮捜査官
Mrs.プリビテック (Sandra L. Feeley) マットの妻
カート・デロック (Robert O’Reilly) 南アフリカ軍特殊部隊
— (Tino Struckmann) SWAT Team Officer