第4話 ハロウィーンの天使 Boo!
脚本/Cara DiPaolo 監督/Miguel Arteta
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【前回までのあらすじ】
ポールはキャシーに俺がガンシェルジェだとして面倒を見る。
シャーマン医師の治験を受けられる事になったと喜ぶ。
アンドレアは親が教会の意向で布教に行くことになったとする
とキャシーはウチに住めば良いことを語る。ショーンは今まで
の双極性障害の薬とはまるで違うとして気分が良いことをレベ
ッカに語る。エミリーはアダムの母・キャシー先生がメラノーマ
だと知って近づき、話を聞くとして接近。そして関係を持つ。
アンドレアはキャシーにガンになって恐いかと問うと、全部恐い
と語る。先生はタフなオバサンだから大丈夫だというアンドレア。
【ストーリー】
ハロウィーンが近づき、キャシーもポールも眠れぬ夜を過ごす。
骸骨の飾りがカタカタと窓の外で鳴り響いていた。嫌がらせだ
というポールは近所迷惑だという。
下に起きていくとアンドレアはまだ起きていてハロウィンの衣装
を手縫いで作っていた。まだ仮装をするのかと問うとアンドレア
は私はハロウィンが大好きなんだという。アダムが9歳の頃、
始め親子でハロウィンで近所を一時間くらい回って菓子袋を抱え
て着たがお菓子にまみれて爆睡したのだという。次の朝にはまた
同じ衣装で行く気満々だったと。ポカホンタスの衣装だったと
するとアンドレアは大笑いし、その時の写真が有れば20ドルで
買いたいという。キャシーはどんな衣装を作っているのかと問う
が気分で決めるという。キラキラのゴーストやキラキラの鳥か
キラキラの魔女か・・
そんな中ポールは異教徒の祭りなんて憤怒していた。キャシーは
ハロウィンのデコレーションを取ってはダメだとするが、骸骨の
変わりに墓石があるから良いだろうと。”あの迷惑野郎ここに眠る”
と書かれていた。隣っておかしいだろうとし、死を弄ぶような
飾りばかりだという。
アンドレアに対してキャシーはポールは私が今日から治験が始まる
のでナーバスになっている事を語る。キャシーは楽しみでやっと
受けられるのだという。注射や病院臭さは嫌だというが・・・
そんな中アンドレアは明日渡そうと思っていたけど・・として、
「タフなオバサンシャツ」をプレゼントする。キャシーは大喜び
して来ていく。
ショーンの部屋のハロウィンの飾りは何処か可愛いと語るキャシー。
子供達はウチを幽霊屋敷と言われているし、マーリーンの最後がや
ばかったのでイメチェンの為だという。キャシーは2、3組くらい
は来るわと語る。ライオンとかフリフリのお姫様とかチャップリン
の仮装の子。自分の子にもピサの斜塔の帽子を被って佐藤をもらう
日が来るのかなという。キャシーは兄さんにその日まで外で暮らして
いるような生活を続けるのかと問うと、レベッカの出張中に訓練する
つもりだという。夕べはポーチで寝たし、今日はソファーで寝ること。
そしてレベッカが帰る頃にはベッドで眠れるようにするという。
私の治験もそのくらい順調に効けばいいとすると、俺たち親が
悪いのかと告げ、兄妹揃って病気とはなと。ハッピーハロウィン!
と告げるキャシーにきっと成功すると語る。
“明日ねハニーバニー” Mia-ahh36より。
アンドレアはアダム宛にメッセージが届いているのを見てしまう。
アダムは勝手に入るなと告げる。ママが治験に行くのだからハグし
て頑張ってと言ったらどうかというと、絶対に母はそんなことを
したら泣くだろうという。別に泣いても良いでしょと語る。
ショーンは自宅で物音を聞いていた。薬を飲むショーン。
ポールとキャシーは病院へと車で向かう。ポールの仕事の打ち合わせ
の件で忙しい為にキャシーが運転し、ポールはずっとメールしていた。
明日が締め切りのプロジェクトなんだとする中、病院の駐車場は
満杯だった。入れるところを捜す中で、イヤフォンをしている男が
キャシーの車の前に飛び出しぶつかってしまう。二人はビビるが
男がわざとイタズラの為に仕掛けたものだった。駐車場でぶつかる
なんてどれだけ運転が下手なんだと笑う男に対して、ポールも
キャシーもなんてタチの悪いイタズラだとして激怒する。
ショーンは相変わらず天井から物音が聞こえていた。
音楽の音量をあげて現実から逃げようとするが、アンドレアが
ショーンの元にやってくる。キャシー先生からショーンにプレ
ゼントだとすると、身体の悪いお菓子の詰め合わせかと語る。
ショーンはアンドレアに対して何処からか音が聞こえないかと
問う。ドタンバタンと聞こえてくるのだという。これって病気
のせいなのかと問うとそれで幻聴が聞こえるのかと問う。
アンドレアは突然マーリーンだと語る。家で死ぬと霊はそこを
動けないのだとし、しょうちゅっう出てくるのだという。ショーン
は俺の精神状態を知っているだろうとして悪い冗談は止めて
くれというが、自分の知っている人が”掃除の仕事”をしていて
男の人が死んだ部屋を掃除していた際に、頭の上を何かが漂う
気配を感じて上を見たら、電球が突然破裂したのだという。
アンドレアは私ならばセージで除霊するという。マーリーンに対して
意地悪せずにあの世に行ってというとアンドレアは部屋から
出て行こうとする。ショーンは俺を一人にするなというが・・
幽霊なんて見たくないというアンドレア。
キャシーは取りあえずチェックインが終わったと語る。
病院の看護師が可愛い吸血鬼ナースだと気が付く。もしかして
採血係なのかと。ハロウィンのコンプレは良いわとして、病院は
暗くなりがちだから楽しい事は歓迎だという。しかしガン患者の
ナースがゾンビの格好をするなんて悪趣味だろうというポール。
キャシーはポールがメールを気にしているのを知り仕事に行って
くれと語る。メールがガンガン、携帯がブーブーと五月蠅い
事を告げ、それが寧ろストレスになりそうだという。確かに締め
切りでピリピリしている事を語ると、一人で大丈夫なので行って
くれという。ポールはもしも何かアレがすぐに戻るとして出て行く
のだった。
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ハロウィンの日が近づく。ハロウィンが好きな人、嫌いな人、
様々な人がいるが、キャシーは治験が始まることで気分は
上々だった。アンドレアからも勇敢なビッチ”Brave Bitch”
シャツを受け取りそれを着て病院にいく。ポールは縁起でも
ないとして、ハロウィンの仮装や飾り付けに不快感を示す。
そんな中、病院では不快なことばかりが起きてキャシーとして
は散々な目に合う。そしてポールもまた会社から意外な宣告が
あるのだった。
ドラマの序章であるシーズン1ではガンと知った女性が、余命が
あるなら開き直って人生を謳歌しようとしていた物語だったので
明るいキャシーの自らのルールや常識を破る大胆な姿に共感を
持って見守っていた人も多そうだけど、シーズン2は徐々にガンと
向き合う姿になり、ガンに直面した家族とその周りの人の影響に
焦点が当たるようになり、ちょっぴりシーズン1の面白さとは違う
ところで動いているような感じ。
何事にも始まりが有り、最初は面白いのだけど、知れば知るほどに
意外と病気の深刻さとか現実的決断に迫られていき、色んな面で
楽しさとか選択肢がそぎ落とされて、違った意味での興味へと
移行していくってことは有るよね。
今回のドラマは悪態をつく人が多いので実に不快なシーンも多く、
ハロウィンだということを除いてもジョークと見るにはポールが
語る様に縁起が悪いし、キャシーと共に治験に参加する男を見ると
不快以外の何でもなかった。色々と気を使ってくれているのか、
それともキャシーと同様に腐っていても仕方がないと前向きにな
っているのか、それとも彼は今回終始音楽を聴いていたので、
ショーンが地縛霊と化したマーリーンが天井裏に居るのではないかと
知ってボリュームをあげて音楽をかけていたけど、現実逃避のため
の行動なのかはよく分からない。ただこういう男性が良い人で
最も信頼の於ける人みたいになっていくであろうことは想像出来る
んだけどね。
アンドレアの語る地縛霊の話がジョークなのか本当のことなのか
イマイチよく分からなかったし、ショーンは精神疾患を患っている
ので、なんとなく趣味の悪い話だったけど、実際に天井裏で確認
にいくとそこに居たのは居着いていたフクロウの姿が有った。
人は心配する生き物だけど、実際は杞憂に終わることも多いのだ
けど、このショーンの流れ同様にキャシーの流れも繋がれば良いな
とは思う。
アダムのエピソードもまた不快だった。エミリーが話を聞いて
くれるというのに、逆にアダムとしてはただただ彼女を都合よく
利用しただけの状態だった。アダムの精神状態が徐々に崩れて
いく姿を目にしていくことになるのかどうか。
エミリー役には「The Walking Dead」のベス・グリーン役を演じて
いたEmily Kinneyが演じているけど、可愛い子なんだけどね。
アダムとしては寧ろ今は話したくない時なんだろうか。
この件が大事になってミアと別れていくことも考えられたのだ
けど、今回のエピソードで出演は終わりみたい。
アンドレアの天使のネタもイマイチ効果的なのかどうか分からなか
った。彼女の存在によって癒されるものだったのかと言われると
かなり微妙に映るし。
それよりもNHKの翻訳が悪くてイマイチ意味が伝わらないところ
も多かった気がする。
これから僕たちは治験でグループでの仲間のようになっていくの
に、初登校日に意地悪ブロンドだと友達は出来ないと語るシーン
が有ったのだけど、その前にキャシーとファロンが隣有って座った
際にキャシーを見て「駐車場の殺し屋」と称した後のヘマトーマ
とメラノーマのことを例に出して話し出したシーンは正直何を
話しているのか意味不明だった。
あのシーン、ファロンが轢かれたのでもしかしたら俺に血腫(ヘマ
トーマ)が出来たかも知れない。黒色腫(メラトーマ)と名前が似ている
よな。それはとんだヘマだとしてジョークを言ったシーンだけど、
キャシーが「問診票」「免責事項」「緊急時」「副作用に関して」
という書類に目を通している中で神経質になっていたので、
ファロンが軽々しく声をかけてきた後に、「アドバイスしてやるよ」
と語ってきた時には、正直殺意みたいなものを感じる流れだった。
ファロン役のHugh Dancy、「ハンニバル」では、ウィル・グラハム
役としてリクターを捕まえる犯罪プロファイラー役を演じている
イギリスの役者。最近までDlife放送していた「HOME LAND」の主人公
キャリー役のClaire Danesのダンナさん。
このドラマのキャシー役の本名は、キャサリン・トルキー・ジェイ
ミソン。クレア・デインズの本名ってクレア・キャサリン・デーンズ
だと考えるとキャサリン繋がりだね。
■使用された曲
・
キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ
レベッカ (Cynthia Nixon) キャシーの親友
ミア (Alexandra Socha) アダムの彼女
エミリー (Emily Kinney) 母が乳がんだった。
リー・ファロン (Hugh Dancy) 治験患者
— (Marsha Stephanie Blake) Vampire Nurse
Mr.イングボル (Andrew Friedman) 科学の教師
ジャスティン・ボビック (Ryan Nunn) アダムにイタズラ
タミー (Malika Samuel) 看護師
シェリル (Marcia DeBonis) ポールの会社の人事課
グレン (Preston Sadleir) 社員
— (Jeffrey C. Hawkins) パパ
— (David Schallipp) 息子
— (Matthew Schallipp) 息子
— (Lauren Mizenko) Highschooler
— (Sarah Ann Vail) Nurse