キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C : Hereafter S4 第2話 人生の質 Quality of Life

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キャシーのbig C ~いま私にできること~
The Big C : Hereafter (シーズン4)

第2話 人生の質 Quality of Life

脚本/Darlene Hunt
監督/Michael Engler
プロデューサー/Elicai Bessette
音楽/Maecelo Zarvos
エディタ/Byron Smith

【STORY】

●前回までのあらすじ

(トーマスの)墓標になんて書く?
大学の寮生活は最高よ。
私がスボラだと?
そうだよピアスは見てない。性病の薬ならトイレにあったよ。
大学生でしょ、行きなさい。
化学で赤点のアダム
ポールのアシスタントのアンバー
グエンはキリンのぬいぐるみを自慢してた。
あの堅物女
校長は辛そうね。
幸せよ。
シャーマン医師は化学療法は順調だ、私なら続けるよ。
でもあなたじゃない。シャーマンも大腸がんで治療。
「何故休職しないの?」「好きなんだ」
私は辞めると語る。
退職時に放送局を乗っ取り「好きな事だけをする」と宣言。
ピアノを弾けるようになるわ。
安定剤が効いたみたい。

過去の写真を見る。
写真を切って貼り付ける。the big Cの文字になる。

●キャシー

キャシーは学校に私物を取りに行く。
アダムは母を心配して様子を見に来る。
やるわよ、16歳の誕生会を盛大に。
やりたくないよ。
私がやりたいの、ガン患者の望みよ。
ガンの切り札を出した?
何度も出してる、教室に戻って。やめるのは私だけ。

◆音楽

帰宅するとキリンの人形が置かれていた。
FUCK GWEN ILSON(グエンのクソ女め)
人形をベッドに持っていくと抱きながら寝る。

ポールは「第4章 病気でもスイッチを」
Chapter 4: Flipping Your Switch On lllness
の本を見る。
そして特別に作った電源ライトが調子が悪い Flip that switch
“中国製”なんかクソ食らえ!と激怒のポール。
その声はキャシーにも聞こえていた。

キャシーは起きると吐いてしまう。
その声はアダムにも聞こえていた。

●ピアノの練習をする

キャシーはやりたいことの一つ、電子ピアノを弾く
そこにアンバーがやってくる。
楽しそうだけど少し音を下げてとボタンを勝手に押す。

ポールが新しい章を書くのに集中しづらいみたいで・・
編集者と会う日が早まって焦ってる。
アンバーは誕生会を手伝いましょうか?と問う。
“パーティーの女王”と呼ばれてたの。
行くのも開くのも好きだから。
大丈夫よ。

◆音楽
キャシーは冷蔵庫にあるKowalski’sのパイを食べる。
しかし味覚がおかしい。冷蔵庫に戻す。
アンバーが用意していた食事(グルテンフリーのもの)を
食べてしまう。

■ショッピングモール

キャシーとショーンで買い物へ。

そもそも教師なんか俺は反対だった。
牧場を買おうと持ち掛けただろ。(Sean)
あの時に戻れたらいいのに。別々に買いましょ。
歩く距離が半分で済む(Cathy)
飾りならゴミ捨て場を捜せ。(Sean)
巨大クッキーとピニャータを買って。用品店で合流ね(Cathy)

キャシーはInfomation前で店の売り場の案内図を見る。
受付の人ステファニー (Heather Mac Rae)が気が付いて案内しますよと
声をかけて来る。
パーティー用品店はどこ?
7階です。この2階上。西側エスカレーターから連絡通路へ。

西側と言われるもキャシーは忘れてしまう。
何階かと再び聞いてしまう。
ごめんなさい。化学療法で・・
あら受けているの?スクーターを使ってエレベーターでどうぞ。
化学療法は大変よね。義母が乳がんだったの。
再発して結局三度も受けたの。
問題はガンだけでなくすべてを殺す事ね。
最後は心臓発作よ。化学療法のせいで心臓が弱ったらしいの。
あなたも同じよ。体は日々死に向ってる。
だから白髪になるし老眼鏡も必要になる。
一か所ずつ徐々に壊れて行って最終的には死ぬのよ。
あなたはガンでなきゃ何で死ぬのかしら。(Cathy)

スクーターを乗り回すキャシーとショーン。
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■感想

キャシーは再び化学治療を受けるも体調が悪く、治療の副作用で
度々記憶を喪失する事になる。
「これからは仕事を辞めて好きなことだけをしていく」
そう宣言して校長に辞職を叩きつけ、放送室を占拠し生徒たちに
別れの言葉を告げる。
キャシーは今の自分が何をしたいのかを考えると、やはり息子の
アダムを喜ばせたい、役に立ちたいという気持ちが強かった
アダム16歳の誕生日は大人に足を踏みいれた大切な日だとして、
キャシーは誕生日会を派手に祝おうとするが・・

理想と現実を描いたような話だった。
自分の理想や自分の気持ちが相手の求めるところに結びついて
いかない。
それはガン治療中の身であるという「特例カード」を使っても
まるで効果はない。
寧ろ今回の話を見ると病人は邪魔だといわんばかりの扱いを
感じるほどで、そこがまたドラマを切なくさせるところ。

キャシーは仕事を辞めて好きなことをしようとするが、実際には
好きな事とは程遠いところにある。仕事を辞めて好きなことを
して楽しいのは将来に心配がない上に加えて健康体である必要
がある。体を休めようとしても休めない。好きなものを食べよう
としても食べれない、ピアノを弾いても楽しくない。
体調が万全でない状態では何をしても楽しくはない。

アダムの誕生日に関しても彼女の理想で段取りを組み立てていく
が、キャシーが描いている誕生日の形は、正直一昔前の誕生日会
を彷彿とさせる。
記憶はアダムが子供の時のまんま止まってしまったかのようで、
アダムが幼いときに好きだったものを用意すれば
いいのではないかという安易な感じに思える。

「子供はいつまで経っても子供」という親の主張の中に親の
エゴを感じる。間違っている訳ではないが、そこに執着
し過ぎていると見えるものが見えなくなる。
今でも変わらぬ子供だと考えているキャシーはその成長の過程
で何を見てきたのだろうか。
キャシーはアダムが驚きその後に訪れる子供の時に見た笑顔を
再現し、また見たいと考えている。

当たり前のようにあるものが、ある時当たり前では無くなって
しまう。キャシーの味覚、キャシーの中に有る記憶がそれだ。

シーズン3でのアダムの回り道はちょっと酷かったが、シーズン4
に入り再び普通の高校生に戻り、親に優しい顔を見せる彼の
姿が視界に入るようになってきた。

そしてシーズン3にはそれぞれのキャラクターが探して来た
身近に感じて話をする相手がだれかということをシーズン4での
キャシーは考えることになる。これはセラピストから言われた
ことだ。

自分の好みに合うのは息子でも旦那でもなく兄のショーンだ
ったというところが何とも言えない。
そしてまたエコテロリストのようになり、シーズン2の頃の
ショーンが戻って来る。

●アンドレア

理想と現実はアンドレアの生活環境にも訪れる。
大学の学生寮が必ずしも楽しいところではないこと。
設定的には大学はジェイミソン家からそう遠くはないみたい
なのでいつでも戻ってこれる。
彼女は自分の居場所を大学の中で見つけることが出来るのか。

●ポール

ポールは今でも仕事を続けている。
彼の仕事が生活の柱になっている以上それを否定するのも
難しいことだろう。
講演会や本の出版の仕事の形態は変わらずだが、いつまで
その仕事が続くのか。

■誕生日のプレゼント

誕生日のプレゼントはもらえれば誰でも喜ぶ。
それが見返りの求めるプレゼントであるなら嫌なものだが
親からのプレゼントは無条件に喜べるものがあるのではないか。
アダムは今回いよいよキャシーから将来のプレゼントを受け取る。
信託されるものではなく、口約束であるかもしれないけど、
アダムにとってはうれしいかも。

・18歳の誕生日

花火とメッセージカード。

・25歳の時

キャンディー

・28歳の時

高級財布。2ドル札が入っている。
2ドル札をお守りのように入れて置く人はいる。

・30歳の時
「面白い鳥の面白い話 The Amazing Book of Amazing Birds by
DARRYL KASEL」

そして何よりも二人が涙し喜んだのは「花火」だった。
今使わなければ余程温度や湿度を管理するレンタルガレージ
でも湿気てしまい火をつけても花は開かないかもしれない。
二人で飛ばした花火に喜んでいた。
バックで流れている音楽 William Elliott Whitmoreさんの
「There’s Hope for You」はこの雰囲気にあっていたし、まるで
このシーン、このドラマの為に作ったかのような歌詞が素晴らし
い。

■その他

●パスワードを忘れる

キャシーはPCメールのパスワードを忘れてしまう。
色々と何がパスワードなのかを想定し入力するが開くことが
出来ずにいる。

●誕生日会予定

家でダーツ
ノンアルコールのカクテル。
リムジン移動。
バウンシーキャッスル。
ボーリング。
真夜中のスケート。

●墓碑

セラピストからは死んだ他人の犬のことをそこまで気にすることは
ないと言われビートルズの歌詞でも入れて置けば良いとされた。
結局「トーマスは生きて居た Thomas Lived」の文字。

■使用された曲

・Game Called Life by Leftover Cuties (Main)
・There’s Hope for You by William Elliott Whitmore
・Beetle in the Box by Admiral Fallow
・Hold On by Rupert Pope 、Giles Palmer
・It´s all right by Vassy
・Stop by Great Northern
・Keep believing by Bob Mould
・The Cinematic Orchestra
To Build a Home (Edit) [feat. Patrick Watson]
・Among the Leaves by Sun Kil Moon

■出演者

キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ

アンヘル (Michael Ray Escamilla) 漁師 “Angel”と書いてアンヘル
Dr.アティカス・シャーマン (Alan Alda) がん治療医師
マーリーン (Phyllis Somerville) 亡くなった隣人・犬”トーマス”
(Kathy Najimy) キャシーのセラピスト
コニー・シューラー (Connie Ray) 学校長
アンバー (Liz Holtan) ポールの新しいアシスタント
リディア・ハイ (Samantha Futerman) ウェストヒル高校・成績優秀
ダイナ (Emily Tremaine) Dina 大学生・ズボラ
(Roslyn Ruff) 看護師
ステファニー (Heather Mac Rae) モールの案内係
アマンダ (Elly Noble)
ラルフ (Brandon Tyler Harris) 大学生・喫煙・ニット帽
(Catherine Manett) 大学生・眼鏡
ホリス (Jesse Newman)

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