第17話(36) 消された歌 Tracks & Troubles
監督/Sean K. Lambert 脚本/Steve Freeman
Aaron Ho
【ストーリー】
屋内でサッカーゲームで遊んでいたアリーとオースティンの
前にデズが現れる。外は気温32度なのに何でウールを着ている
のかと尋ねるアリー。しかしこれは100%アルパカフリースだ
というデズは従兄弟が飼育場を持っているのだという。
フワフワだから触ってみてくれというと、懐疑的視線を持って
いたアリーもオースティンもあまりのフワフワさに驚く。
トリッシュがやってくるとアリーは彼女にも触ってくれと告げ
空のクモとテディベアから生まれた赤ちゃんみたいだという。
トリッシュはデズに触るなんて出来ないので辞めると断る。
そんな中トリッシュはビッグニュースだとしてアリーに告げる。
ジミー・スターがアリーに逢いたがっているという。
アリーの新曲を送ったら連絡が有ったのだとし、もしかすると
と気が変わって契約したいというものではないかと。トリッシュ
はアリーに年間優秀マネージャーに私のことを推薦してくれと
告げると、資料は全て用意してあるので後は送るだけだという。
みんなでアリーの件で喜びハグすると、デズのアルパカフリース
にトリッシュも感動する。
ジミーに会いに行くアリーとトリッシュ。
彼は新曲が素晴らしいことをアリーに告げる。送ってもらった曲
は間違いなくヒットするとして新人女性歌手に歌わせたいという。
これがウチの新人歌手だとするとやってきたのはジミーの娘の
キラだった。アリーに曲を書いてもらってキラに歌わせたいの
だという。私とレコード契約はしないのかと問うと、オースティ
ンとは同じレコード会社ではない方が良いという従来の姿勢を
語る。しかしアリーはこれは渡せないと告げる。
キラはアリーにオースティンを巡って色々と有ったことが影響
しているのかと問うと、タイトルの「本当の私」の私は私だと
いう。ジミーは要するに兼ねの問題だろうとして、提示額を
紙に書いたので見て欲しいという。アリーは見ないとして紙を
返すがトリッシュはその額を見て勝手に契約しようとする。
あの曲は個人的なもので自分で歌いたいのだというアリー。
店ではデズとオースティンが「契約おめでとう」と祝杯する
用意をしていたが、いち早く帰宅したトリッシュはパーティー
をキャンセルしてと語る。契約は出来なかったのだという。
アリーがもどってくるまでに装飾品を急いで片付ける中、
アリーは二度とレコード会社との契約なんて聞きたくないという。
しかしオースティンが用意したメッセージ入りカードが
契約を祝うメッセージが鳴り響くのだった。
ジミーは何のようだったのかと問うとアリーの曲をキラに
歌わせる為に買い取りたいと言ってきたのだとし、キラが
スターレコードからデビューするのだという。スターレゴード
のことは別れようとすると、絶対に君が歌う場所があることを
語る。
しかし明日ジミーから新しいレコーディングスタジオに一同
招待されていた。気まずいというよりも屈辱だというが・・
■感想
スターレコー社から呼び出されたアリーとしては、いよいよ
レコード契約をしてもらえるのかと期待する。
ただかねてから社長のジミーはアリーとオースティンは同じ
所属会社からデビューしない方が良いと言われていた為に
どういう事情が存在するのかということだった。
新人歌手に歌を歌わせたいとしたジミーの台詞を聞いて、
アリーは自分のことだと考えたみたいだけど、どうみても
アリー以外の人物を指した言葉だった。
なんとその新人歌手とはジミーの娘のキラ。
ドラマが面白くなったのは、キラはかつてオースティンと
付き合っていたことも有り、アリーが楽曲を提供してくれない
のはそんな嫉妬心から来るものではないかとする疑いを
もたれたことか。
要するに金だろうとして提示額を出してきたけど、一体幾ら
くらいだったのだろうか。
トリッシュとしては金を受け取る気満々だったけど、アリー
としては渡せないだけの理由がある。
契約は取れたも同然だと考えた仲間が店内を装飾していたけど
ダメだと分かった時の変わり身がまた素早かったね。
レゴーディングスタジオに遊びに行くことになり、機材を
操っていると、キラがレコーディングしたばかりの
Elevator Doorsを上書きして消してしまうという失態。
なんとかしてキラにまた気づかれないウチにその曲を歌わせ
ようとして奮闘する。
トリッシュは完全に最優秀マネージャーになる夢を見て
スピーチまで考えていたようだ。夫に感謝するとして、
テイラー・ロートナーとライアン・ゴズリングの名前をあげて
いた。
キラがヨガをすることを知り、一緒にヨガをしながら歌わせる
ことに成功するが、更にまたその録音の上に録音をしてしまう。
娘のデビューを邪魔するものだろうとして、ジミーから
オースティンに契約の解除を言い渡された。
オースティンはジミーの会社が全てではないだろうに、突然
電気技師の勉強をし始める始末。業界の偉い人を怒らせた
ので二度とステージに立てないと思ったのだろうか。
再契約させる為に、色々と奔走する中、キラには誤解である
ことを説明すると、キラが父親に話してオースティンとの契約
を見直してくれるという。お礼にアリーは楽曲を歌わせようと
するが、アリーが自分をさらけ出した曲なので自分で歌う
べきだとしてステージにあげた。
それを聴いたジミーはアリーとも契約をすることになり、アリー
とオースティンの二人と契約することになる。
デズは従兄弟が飼っているアルパカの件で投資話をしていた。
■使用された曲
・Elevator Doors by Kiersey Clemons
・I Got That Rock’n Roll (A Capella Parody) by Laura Marano
・Finally Me by Laura Marano
■出演者
オースティン・ムーン (Ross Lynch) 歌手目指す
アリー・ドーソン (Laura Marano) 楽器店”ソニックブーム”、あがり症
トリッシュ・デラロサ (Raini Rodriguez) アリーの親友
デズ (Calum Worthy) オースティンの親友
キラ・スター (Kiersey Clemons) ジミーの娘、デビュー
ジミー・スター (Richard Whiten) スターレコード社