第8話 隠していた思い Clean
監督/Millicent Shelton 脚本/David Ehrman
Paul Sciarrotta
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【前回までのあらすじ】
マイクは飲んでいた為にブランドンのオーディションの日にも
遅刻する。ヘスースはマリアナに誰と連絡を取っているのか
知っていると語る。マリアナはアナと逢うが金はないという。
アナは家に有る何か要らないものをくれれば良いという。
レクシは転校はしないと両親に告げ、私は不法移民だという。
無理強いされたら移民局に行くと語る。リアムはキャリーに
対して俺やサラに関わるなとしてやってくると、ワイアットが
それを止めに入る。キャリーは関わらないでとし、これで面倒に
なってしまったと嘆く。ワイアットはそんなキャリーに失望して
去っていく。
【ストーリー】
サラは例の里親の元から他所に移されたとして検事の友人にリアム
のことを話したというステフ。何か進展が有れば伝えるという
ステフに感謝するキャリー。朝食際にブランドンは音楽を流して
いた。”死に神”の前で弾く曲だという。ピアノの先生のことだと。
食事中は携帯は禁止だとマリアナにいうリーナ。レクシは明日
学校に戻ってくるそうだという。移民局に駆け込まれたら困る
からねとヘスース。しかしリーナは親を脅迫するなんて関心しない
と語る。でも修道院に送られたらどうするのかとするとステフは
女子校よと語る。家族なのだから一緒に乗り切るしかないことだと
いう。
明日はグレッチェンとディナーだった。リーナの元彼女でリーナだ
けでなくステフも行く事になっていた。
そんな中久しぶりに自宅の固定電話に電話が鳴る。
マリアナ宛に電話だとすると、電話して来たのはアンだった。
家への電話は困るとし見つかったら大変なんだという。
アナはメールしても返事もくれないからだという。金は渡せないと
いうと、ママ達からも盗めないと語る。ママは私でしょうという
アナ。ヘスースはマリアナに誰から電話かと尋ねる。
ブランドンはマーシャル先生のピアノレッスンを受ける。
ピアノを弾いている間に何を感じたのかと問われ音符を辿るだけ
ならば機会に弾かせればいいのだという。正確に弾こうとした
だけだというが、寧ろ正確さは気にするなという。まだ間違う方
が良いとのこと。何もさらけ出さずに完璧に弾くよりもねと。
ベートーベンは26歳で聴力に障害を負い自殺も考えたが、「第九」
のない世界など考えられないだろうという。自殺の変わりに
自分の苦しみから美しい曲を作ったんだという。僕には苦しみが
足りないのかも知れないというブランドン。
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ステフはリーナの元彼女のグレッチェンとディナーを取ることに
なる。何も無ければ良いが、互いにリーナを巡り、当初はリーナ
を酒の肴にして盛り上がっていたが、徐々に互いに自分の方が
彼女のことを知っているということを誇示し始め、知らなかった
彼女の心情などにも触れていくことになる。
一方マリアナとヘスースは未だに生みの親のアナに苦心していた。
マリアナは過去騙された手前、依存症の人物が使う手だとして、
演出していると思っているが、ヘスースは危険な場所に住んでいて
しかも依存症である状態故に危険だと感じて、なんとか女性用の
シェルターに移り住んで欲しいと考えていた。
一方タリアとブランドン、そしてキャリーとワイアットは互いに
意見や心情がすれ違っていたが、少しずつ互いに意見がスリ合わさ
っていくのだった。
ステフとリーナの結婚に対する微妙なすれ違い方を通して、二人の
色んな考え方の違いというのを見せられた感じ。
リーナは今の彼女・ステフとの幸せな関係をグレッチェンに見せつ
けてやりたいとする思いも有ったのだろうけど、肝心のステフは
制服のままでレストランにやってきたり、リーナは寧ろグレッチェン
と意気投合して、家にまで招待してしまう。
結婚に関しては微妙だけど、今の状態でこの二人が別れるとなると
子供たちがどうなってしまうのかが心配で、二人のことよりも子供
視線を見ている感じだな。
食事の際に銃に対する考え方についても、リーナはとても弱虫で、
射撃訓練場に行った際に、涙していたとして笑い合っていた。
その中でグレッチェンからステフに対して銃で人を撃ったことが
あるかどうかと問われた際に、何か嫌なフラッグが立った気が
したんだよね。そしてそれが最後のシーンになって銃弾となって
鳴り響く辺りのエンディングがまた何とも言えない憎らしいまでの
上手い演出として響いてくる。
キャリーとワイアットに関しては、正直ブランドンを意識した流れ
がある中なのでかなり微妙には感じるのだけど、ワイアットも
よく見ればイケメンだし、キャリーにとっては居場所とか人脈を
広げていくためにも付き合っていくのも悪くないのではないかな。
ワイアットってもって悪い奴かと思っていたのだけど、実際には
そう悪い人ではないみたいだし、キャリーが以前にブランドンに
口を利いてもらえなかったみたいにして、今度はワイアットから
口を利いてもらえない状況にちょっと可愛そうだなって感じだけど、
彼女対応の仕方が上手くて、上手く心を掴んでいくところがあるね。
リアムの件では意外にもあっさりとステフが処理してくれたけど、
今後問題は起きないのかな。
一方ヘスースとレクシの流れでは、ヘスースは母親のことで彼女
との関係所ではない感じ。不法移民であることが問題ではないの
だろうけど、ちょっと二人の距離が広がってしまったのは残念。
まぁHな関係を持ってしまった訳だし、一度ハードルを下げてしま
った関係なので、普通は周り心配しそうだけど、誰一人として二人に
接触するなという人もなく、若者が自制心無く行動すればもう
終始くんずほぐれつ状態だろうけど、そうならないのもまぁ家族が
多くてそんな関係を持てそうな場所も少なそうだしね。
ここで心配になってきたのはマイクの飲酒・アルコール依存症の流れ。
マイクって依存症だったのか。
正直働きすぎて疲れているだけかと思った。
ステフと別れたことで深酒になったのかとも思った。
でも実際には別れる原因の一つにもなったのが酒の件であり、
アンはドラッグでマイクはアルコールの問題を抱えているところ
など尽きない悩みというのが問題として山積している感じだね。
リーナは「怒るぞキケン」って顔があるらしく、左の眉が上がって
姿勢が固くなるそうだ。また「ポットロースト」以外のリーナの
料理は美味しいとして、からかわれていた。
完全に弄ばれていたリーナは不愉快だったけど、実際に不愉快に
させられたのは、ステフだったのかな。
ブランドンとタリアが元の関係に戻るとは思わなかった。
まだ彼氏・彼女になるとは限らないけど、友達で良いのではなかろ
うか。ザ・ウィーピーズのコンサートチケット。記念日だとしていた
けど、付き合ってどのくらい経つんだろうか。
ブランドンはピアノの教師から常識ばかりにとらわれないよう
助言をうけたことで自分らしさを出していけるのかな。
キャリーとワイアットは無声映画に吹き替えして盛り上がる姿が
有ったね。
■キーワード
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■使用された曲
・Stumble On the Line by Andy Zipf
・One Woman Army by Kate Earl
・Mountains by Odessa Rose
・You Got My Love by Toby Lightman
・Let Yourself Be Loved by Garrison Starr
ステファニー・フォスター (Teri Polo) 警察官、”ステフ”、ゲイ
マリアナ・フォスター (Cierra Ramirez) 双子
ヘスース・フォスター (Jake T. Austin) 双子
ブランドン・フォスター (David Lambert) ステフとマイクの息子
マイク・フォスター (Danny Nucci) 警察官
リーナ・アダムス (Sherri Saum) アンカービーチスクール副校長
ジュード・ジェイコブ (Hayden Byerly) 弟
キャリー・ジェイコブ (Maia Mitchell) 姉、更正施設
ワイアット (Alex Saxon) 生徒、キャリーと似て課題が書けない
レクシ・リベラ (Bianca A. Santos) ヘスースと仲良くなる生徒
グレッチェン (Necar Zadegan) リーナの元彼女、金持ち
タリア (Madisen Beaty) 元ブランドンの彼女、嫉妬心
アナ (Alexandra Barreto) マリアナ、ヘスースの母
ヘンリー・マーシャル (John Rubinstein) ピアノの教師
ロバーツ (April Parker-Jones) 警察署・本部長
エバン (Michael Filipowich) アナと一緒に居るジャンキー
ケン (Jeffrey G. Barnett)
カイル (Barry Livingston)
ガーナー (Myles Grier) 動画を見せる生徒
— (Houston Graham) Kid
— (Danielle Yu) Hostess
バレット (Jack Guzman)