第1話 前に進む時 Move On
脚本/Adam Stein
監督/Peter Leto
【前回までのあらすじ】
3週間前見えないドームがチェスターズミルに出現し、街は外
の世界と切り離された。ドームは我々を極限の状態に置く。
互いに憎しみ会わせ、心に潜む悪魔とも対峙させる。
怒り・悲しみ・恐れ・後悔・・・だがドームの中で愛を見つけ
街を一つにする為に戦い続けた。今我々はついに出口を見つけ
たが、その先に待つのは故郷か、あるいは新たな現実か・・・
ドーム発生源の卵をさっさと投げいけろとしてジムはノリー
とジョーを急かす。ジュニアは父さんが招いたことだとして、
銃で彼を撃つ。この街からは出るなというジム。
バービーはジュリアが崖の向こう側からこちらに来られなく
なってしまった為に、バービーは彼女に必ず戻ると約束をして
町人たちと共に出口へと向かう。洞窟の奥底にいくと、25年前
に死んだハズのメラニーが出てきて、家に帰りましょうという。
彼女は私に付いてきてというとうちに帰りましょうという。
家とは何か?というと、「前に進むのよと」。
ジョーはバービーに対してジュリアを連れてこないといけない
とするが、彼女からはみんなを外に出すよう言われていること
を告げる。ノリーは見捨てる気なのかと問うが、そんなことは
しないというバービー。理屈を超えて信じることも必要だと
いう。ハンターもまたここにいるよりはマシだとしてこの先に
進もうと語る。光の中へと進む中、みんなに決して離れるな
と語る。
【ストーリー】
一同一緒に光の中に入ったつもりだったが、バービーの周りには
誰一人として居なかった。気がつくとバービーはジョーたち
が目の前にいて現実の世界に戻っていた。メラニーはどうした
のかとするが見ていないという。声は聞こえただろうとするが・・
そんな中みんなの耳に不快な音が聞こえる。
ドームの外に出たみたいだとする中、ドームの方に目をやると、
ピンクの光が空高く上り始め、光が集結したかと思うとそれと
同時にドームは消え去る。バービーはジュリアを探しにいくと
ジムが木の枝に刺さって亡くなっていた。ジュニアも近くで
倒れていた。ジュリアの名前を呼んで必死に探すと、近くに
倒れている彼女がいて息をしていないことに涙する。
そんな彼女を抱えてバービーは「戻ったよ、約束通り迎えに来た」
と語る。
— 1年後 —
イエメンでバービーは民間の軍事会社にハンターと共に勤務
していた。1km先に目標地点があり、上空には既にドローンを
配備。バービーは部下たちにひれは標準的な奪還プロトコルだ
として情報では人質を監視しているのは少人数の反乱軍だという。
建物に到着するとドアを破り人質を救出しようとするが中には
いなかった。ハメられたのか。ハンターは敵はそっちにいる
として隠れて待っていたのだという。銃撃戦になり一時形勢は
振りだったバービーたちだが、一人ずつ倒していき、一人の反乱軍
兵士を捕らえる。
バービーは人質は何処だと問うと、ロシアンルーレットの様に
してマガジンに入った空砲と実弾1発を兵士に向けて発砲する。
空砲続きでなんとか助かる兵士は、ついに織物工場にいるとして
バービーに全てを話す。見張りは6人程度だと語ると、バービー
は兵士を射殺する。
無事任務を終えたバービーに、ハンターはやってきた、まるで
さっきはスティーブン・セガールの映画みたいだったと語る。
無事で何よりだというハンター。統括指揮を執っていたエヴァ
はバービーに対してよくやってくれたと労う。自分の仕事を
しただけだとすると、エヴァはあなたを雇ったのは私が出せた
唯一の成果だという。しかしバービーは彼女に君は世界の為に
大変な仕事をしているとし、俺は君の邪魔をする連中を排除して
いるだけだと語る。
バービーはシャワーを浴びてくるというと、彼女もシャワー
室に入ってくる。
エヴァはバービーに対してそろそろ話す気になったかと問う。
人助けの為ならばしなければいけないことも有るとし、私は
あなたが善人でも悪人でも構わないとして全てを受け入れる
という。自分でも時々どっちが出るか分からないという。
そんなバービーの元に来週の追悼式には来るかというメールが
来る。返信したらどうかと言われるが、バービーは少し眠りたい
と語る。
眠るバービーはジュリアを探す夢を見て目覚める。
隣で寝ていたエヴァはまた彼女の名を呼んでいたという。
それだけ深く傷ついているのだろうが、もう一年も同じ夢を
見ているという。町に戻って追悼式に出るのも良いかもしれない
と語る。前に踏み出す為にも・・と。
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■ファイナルシーズンの開始
正直ネタとしてはドームの外に出られたという時点でドラマ
としての興味は半減してしまう訳だけど、その辺はアメリカン
ドラマらしく回収作業としてのシーズン3がスタートした感じ。
しかしこのドラマ、有料チャンネルでも夏に放送していたのに、
Dlifeに下りてくるのが早い(笑)
現地での評判が良かったのか悪かったのか分からないけど、
安く輸入出来たのかな。
■説明もなくシーズン3へ
とりあえずドームが壊れたことを意味するようにして、
これまで散々意味あるものとして語られていた「ピンクの星」
が打ち上がって、終息したかに思われたが・・・
ドームが何故発生したかなどの説明もなければ、誰に責任が
あるのかどうかもまるで説明がなく・・・
■ドームの今、そして一年後の世界
ドームに残されたジュリア、ジュニア、そしてジムだけは
現在のものとしてシーズン2からの流れをそのまんまくんでいる
感じ。
バービー率いる脱出組に関しては1年後の世界でそれぞれの
人生を謳歌している。
どっちの世界が基準とされるべきものなのかによって、「LOST」
みたいな夢オチも考えられるし、メラニーの姿を見たものたち
だけは、全く次元の違う世界へと誘われてしまったのか、死んだ
からこそメラニーの姿を見ることが出来るということなのか。
興味深いのは、互いにバービーもジュリアもそれぞれの相手の
遺体なりカプセルの中に入っている姿というのを目の当たりに
していること。
ドーム内で卵のような所に入っているバービーたちの姿を
見ると映画「エイリアン4」みたい(笑)
■バービーサイド
彼らは1年後の世界にいる様だ。
彼らが共通して口にするのは、メラニーが脱出当時口にしていた
「前へ進む」ということ。「The Walking Dead」のエイブラ
ハムも似たようなことを言って実行した末にロクなことが
起きなかったので、かなり怪しい言葉に思えるが(笑)
バービーは民間の軍事に入隊しているような感じだった。
イエメンで行動を起こす中、ハンターとはその後も関係を
続けている様で、バービーのそばには彼をスカウトしたという
エヴァの姿がある。しかしバービーは未だにジュリアの夢を
毎日のように見ている感じだ。
サムはジョーの姉・アンジー殺害の罪で刑務所に服役中。
刑務所の中でも集会が有り、刑務所に入ったことは断酒にも
繋がったし正気を取り戻すことも出来たということで前向きに
とらえていた。
ジョーとノリー。
二人は疎遠になっているようで、ノリーは大学に進学する為に
早くもソロリティ”ZE”に入会してピンの授与式をしていた感じ。
ジョーは未だにドームの有ったチェスターズミルから離れる事
に抵抗感を感じ、カリフォルニア工科大への合格が決まっている
のに入学の申し込みが出来ずに居た。
■ジュリアサイド
ドームから脱出したバービーたちを追いかける為に、ジュリア
とジュニアだけで向かおうとする。洞窟内で避けられた崖を
飛び越えることは出来ないのではしごをかけて渡ろうとする
為に準備をする。懐中電灯に発煙筒。しかし途中で銃を持った
ジムによってその道を閉ざされるかと思われたけど、ジムは
意外とあっさりと通してくれた。
ジムは「ミステリーゾーン」にそんな話が有ったとして、
「映画「ロッキー」のトレーナー役・ミッキーをやっていた
役者(Burgess Meredith)が出ていた回」のエピソードで、
彼が演じた役は
「核戦争後一人になって読書して救われると思ったが、
なんと眼鏡が壊れてしまう」というものだという。
二人が洞窟に行くと、モナーク蝶によって激しく襲われる。
ジュニアが先に襲われて岩に頭をぶつけてしまった。
ジュリアははしごを渡る途中に襲われていたけど、その先に
有ったのはメラニーがコントロールしていると思われた
バービーたちが卵のようなカプセルに入った光景だった。
■1年後、チェスターズミルの追悼式のために集結
慰霊碑が建っているところが切ないね。
チェスターズミルの人口は1976人ということで、シーズン1
の頃の人口って何人だったかなぁ。
みんなが集まる中、バービーもジョーも弔辞を頼まれるが、
何を言って良いか分からずに、クリスティンが語ることになる
けど、最後はジョーが姉について語り、言葉に詰まったところ
をバービーがフォローする形で語っていた。
クリスティンが代弁としてサムの言葉を語っていたのか・・。
「荒野に道を切り開き、先の事どもを思い出さず、昔の事ども
を考えるな。火の中を通る時、その身が焦がされず、そして
炎に焼き尽くされぬ為に・・」と。
■懸念されるべき事
これって「LOST」そのまんまで、足が不自由だった
ロックが島では歩けるようになっていたことが有るけど、
それと同様にベンは呼吸器が必要だったのに今の世界では
必要がなくなっていたり、みんなかつての自分とは違うのでは
ないかとする思いに気がついている人物がいる。
ベンは証拠があるとしてバービーに告げようとしていたけど、
その直前にメラニーらしき人物によって殺されてしまった感じ。
あの部屋から人生をコントロール出来るのか。
もはやメラニー宇宙人説が一番になってきた。
X-FILE課の出動お願いします。
■新キャラクターの登場
・クリスティン
心理カウンセラー役として緊急事態管理庁から派遣役として
登場するのはクリスティン役のMarg Helgenberger。
「CSI:科学捜査班」でのキャサリン・ウィローズ役を演じた
彼女。「CSI:NY」のフラック刑事役のEddie Cahillと刑務所
で面会した時には、クロスオーバーエピソードみたいな感覚
だったな。
・エヴァ・シンクレア
エヴァを演じるKylie Bunburyは「ねじれた疑惑 Twisted」で
親友のジョーやダニーと幼なじみのようなレイシー役を演じて
いた。バービーのことを支えている役みたいだね。
■使用された曲
・Go by Kari Kimmel
■出演者
デール・バーバラ (Mike Vogel) “バービー”、謎の男
ジュリア・シャムウェイ (Rachelle Lefevre) 新聞記者
レニー・Jr. (Alexander Koch) “ビッグジム”の息子
サム・ヴェルドロー (Eddie Cahill) 元救命士
ジョー・マカリスター (Colin Ford) アンジーの弟、高校生
ノリー・カルバート・ヒル (Mackenzie Lintz) アリスの娘
エヴァ・シンクレア (Kylie Bunbury) デールの仲間
ジェームズ・レニー (Dean Norris) “ビッグジム”、街の権力者
クリスティン・プライス (Marg Helgenberger) 緊急事態管理庁
メラニー・クロス (Grace Victoria Cox) 謎の少女
ハンター・メイ (Max Ehrich) ドンの部下、ハッカー
キャロライン・ヒル (Aisha Hinds) アリスのパートナー・黒人
ドン・バーバラ (Brett Cullen) デイルの父、アクタイオンエネルギー社CEO
— (Ryan Shams) Last Insurgent
ヘクター・マーティン (Eriq La Salle)
ベン・ドレイク (John Elvis) アジア系、吸入器必要な青年
マリック (Mike Whaley)
— (Brian Stapf) Mercenary
— (Nick J. McNeil) Mercenary
— (Shelton Grant) Guard
— (Megan Glover) Zeta Sister / 社交クラブ
若い頃のジュニア (Andrew Kochman) 父親から飛び込め!と。
— (Edward Gelhaus) Skinhead
エイミー (Hailey Wist)
— (Josue Gutierrez) Gangster
— (Rochelle Aycoth) 看護師
— (Chevy Lamont Cofield) Police Officer
— (Kari Jauch) Waitress at Sweetbriar
– Chester’s Mill Townsfolk –
(Kayla Austin)(Mary Austin)(Melissa Austin)(Rusty Burrow)
(William Frasca)(Bailey Ingersoll)(Caroline Kahn)
(Kimi Jauch)(Sandra McMilleon)(David Pascua)
(Sherri Robinson)(Chris Sepulveda)(Jacalyn E. Stanley)
(Gissette Valentin)