[E] コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン6 第23話 士官候補生 -後編- Into the Blue

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第23話 士官候補生 -後編- Into the Blue

脚本/Jennifer Johnson、Greg Plageman 監督/Jeannot Szwarc

【前回までのあらすじ】

父親は娘のケイト・バトラーがペンシルベニア軍事大学(PMI)
に入学することに反対する立場だった。娘が入学する日、娘は
絶対に失望させないとして出て行く。
3年前から行方不明になっているケイトがロックスボローの墓地
から発見され、PMIの大学のトランクに入れられていたことから
フィラデルフィアの殺人課では学校の関係者を調べて回って
いた。女子学生が入学したのは初めての年だったことでケイト
は周りからは白い目で見られ、キースはあそこまで嫌われてい
る思わなかったという。ライアンはケイトに負けてリアナとい
うアダナと付けられていた。アディソンはケイトが用心すべき
相手は学生じゃないという。ムリロ校長はローレンス候補生に
モー業務部長の部屋に案内する。すると確かに候補生で彼女を
嫌う人も居たことを語る。リリーは寮内には手書きの記録が
残されていることを知り犯人に気がつくと、急いで車で現場に
向かう。スコッティにも急いで合流する様電話するが、電話
している最中に突然彼女は車をぶつけられて川の中に突き落と
されてしまう。

【ストーリー】

— 回想(76年) —
自転車に乗るブロンドの少女(リリー)の姿をあった。

— 現在 —
リリーは気がつくと水中に車ごと落とされた為に、窓を銃で
開けて外に出て行く。なんとか岸から這い上がり、びしょ濡れ
の状態で車によって助けられる。

リリーは病院にいた。医者から目のかすみや吐き気は有るかと
問われるがそれを否定する。体温などに異常はないが頭を打っ
ているので脳しんとうの可能性に言及し、CT検査をしようと言
われるが、リリーは隙を見て病院から逃げ出す。
外に出るとスティルマンから安静にしていなくて良いのかと
問われるが、検査で異常がなかったことを語る。リリーの車は
まだ引き上げられていないという。追突された車のタイヤ痕と
PMI構内の車と照合しているという。リリーはローレンス・ガ
ードナーが犯人だと告げ、脅迫状も書いてシャワー室で襲った
のも彼で殺意があるという。ローレンスには周辺全域を探して
いるが見つからないこと。追突したのも彼だろうという。
スティルマンはリリーに対して家まで送るので服を着替えろと
告げびしょ濡れだと語る。リリーは署に着替えがあると語る。

ヴェラはよく脱出出来たなとリリーに語る。
スコッティはローレンスの資料を集めると在学中なのにケイト
の失踪後に半年間休学している事を語る。ママによると病気だ
ということ。黒人のキースは?と問うと、本人の言うとおり懲罰
リストに名前があるという。校外に出た形跡はないとのこと。
寮の記録ではケイトと一緒に出ているという。その記録のコピ
ーだったことが夕べ気がついたという。ケイト失踪日の11月15日
と11月1日のを比べてくれという。名前とサインと時刻も同じで
日付の1を15に変えているだけだという。ケイトが出かけたよう
に見せられていること。ホントに寮にいたのだろうと。

クーパーが署にやってくると、リリーに対して手紙を読んで
くれたかと問う。そんなクーパーを見てリリーは当時のことを
思い出す。

— 1980年当時 —
リリーは父・クーパーとチェスを指しながら婚約指輪に触れる
様子を思い出していた。パパはやらなければならないことがあ
るので暫く家から出なければならないこと。何処に行くのか
分からないがママは一緒ではないという。ママの隣に誰が寝る
のか?というリリー。お前はお利口な子だなと語る。

— 現在 —
リリーはボーっとしていた。
クーパーからどうしたのかと問われ、今の妻の名前はセレステ
で再婚して22年が経つこと。娘はマギーで息子はフィン。お前に
逢いたがっているのだという。そんな中スティルマンがやって
くると話を遮る形になってしまう。お前を橋から落とした車が
PMIで見つかったのだという。

ヴェラは助手席のミラーが曲がって正面がへこんでいる車だと
いう。ジェフリーズは他の車の塗料も付着していること。タイ
ヤ痕も一致しそうだとして、これが該当者かと。ミラーはリリー
の姿を見て無事で良かったという。職員によると学校用の車だ
という。使った人と鍵を見つけないといけないというヴェラ。
犯人を追い込もうと語る。

モーからデフコンワンを発令したとし、ドアは全て封鎖したと
いう。車の用途について尋ねると職員が必要に応じて使うと
いう。他に学生助手が使っていること。ローレンスはどうかと
尋ねると、あいつがケイトを殺して警察の車を襲ったと見て居る
のかと問うと、傷ついた四駆を使ったのはローレンスかと尋ねる。
昨日はフットボールの迎えで空港に行っているとスコッティに
語る。鍵は戻っていなかった。彼は2005年寮の出入りを捜査出来
たのか?と問うと事務官だったという。2005年12月から半年間
休学しているのは病気ではなくて疲労だという。今にしてみれば
ケイトが消える2、3日前から変だったとして当時を思い出す。
——————————————————–

■シーズン6の最終話

このドラマとしては珍しく前・後半の構成だった。
リリーが事件の真相を知ったが、走行中の車を横からぶつけら
れて川に落ちる中、ドラマとしてはリリーの記憶が断片的に
失われてしまい、また捜査が振り出しのようになるのかなと
思って見て居た。しかしそういう展開にはならず、寧ろリリー
は検査をしたと偽り、脳しんとうを起こして脳へのダメージが
どれほどのものか分からない状況での捜査だったので、寧ろ
彼女自身の体の方が心配になるような流れだった。
しかし後々判明するが、その流れさえも嘘で、実際にはリリー
は川の中に沈んだ状況で自力で助かることはなく、ダイバー
によって助けられている姿が有ったね。

■追体験することで記憶がよみがえる

ドラマとしてはリリーの記憶が何かを目視するきっかけと
同時に少しずつよみがえる格好だったので、何か有るのかな
と思って恐る恐る見て居た。
しかし後々分かってみると、最終話のエピソードはリリーが
居ない状況の中で、リリーの中だけで処理された話であり、
どのくらいの時間が経過されたのか分からず、彼女の中で
封印されていた抑圧された記憶の解放がテーマだったのだろうか。

■ケイトとオーバーラップするリリーの状況

恐らくそんな意図が存在したのだろうけど、人それぞれ人生は
違う訳で、全く同じ状況という訳でもないし、ケイトの件と
リリーの家庭の事情が完全にオーバーラップされて描かれた
ようには感じなかった。
ただ父親と娘の不和な状況。父親の娘に対する後悔の念。
男性社会を生きる中、女性が居場所を求める過程の中、成功を
収めるものと道半ばにして無念の死を遂げたこと。これまで
見られなかったリリーが父親と別れてから警察官に至るまで
の状況が描かれた。

ケイトが初の功績をあげてPMI名誉賞を得る流れ。
リリーが初めて逮捕した時の光景。
どちらもまだか細い感じの女性の姿が有ったので頼りなさそう
なところも有ったけど、一歩を踏み出したことを喜んでくれる
人がいることのありがたさというのが有ったな。

■父親の様な存在のスティルマン

リリーは幼少期に暴行を受けて警察署で犯人への面通しする
姿が有った。先日父親が語っていた誕生日の自転車の件でも
彼女が乗っている光景が冒頭で回想シーンとして描かれた。
回想シーンというか、リリーが川に沈められている状況なので
無意識の潜在化でのこと。リリー本人がそれを認識してのこと
なのかは分からない。

面通しした際にその男を逮捕した人物が若かりし頃のスティル
マンだった。

それ以降もリリーが卒業式の制服を着た際のことや刑事任用試験
に受かり、恐らく東分署辺りに配置されることになるとしていた
が、スティルマンは女性初のフィラデルフィア市警殺人課になる
気は無いかとして、その気があれば時期を見て声をかけること
を語っていた。リリーの成長の過程の重要な節目にはスティルマン
がいたこと。

■手紙

亡くなったケイトに向けてアディソン中尉が過去校長命令
で彼女を見守っていたけど、気がつくと愛が芽生えていた
ことが描かれた。その証拠の手紙が彼女の部屋から見つかった
こと。

クーパーもまたリリーに手紙を残していた。
何処までリリーに対してその手紙の内容が伝わっていたのかも
よく分からないけれど、途中でリリーが手紙を探すシーンが
有ったりするシーンが有った。

■犯人は・・・

このドラマは相変わらず犯人かと思わせて気を持たせる展開で
構成させるね。
今回の件でも、冒頭で犯人だと想定していたのはローレンスだ
ったけど、彼が殺害されたことで、容疑者が変わる。
相当泥酔していたケイトの父・ハンクがまた酔った勢いで
殺してしまったのではないかとするところも有ったけど、
どの流れに置いても上手いこと、クロではないとする証拠が
見つかっていく。
ケイトの部屋で見つかった手紙には「ボクらが付き合うべき
理由は3つ」とした際に、署名がJFAだったので、ジェームズ・
フレデリック・アディソンだと判明。取調室ではスコッティ
がまた「お前が逮捕すべきじゃない理由を3つあげてみろ!」
としてねっとり指摘していた。

結局犯人は寮内から週末にも一度も出ていない人物が犯人だ
った。それがライアンだったこと。更にライアンだけでなく、
遺棄した人物、リリーに車をぶつけた人物、そしてローレンス
を自殺に見せかけて殺した人物は、モーだった。
ライアンはモーに殺してしまったことを告白したが、それを
隠蔽していた。上司の命令は絶対で、倫理規定である「士官候補生
は嘘をつかない」ということを逆手に取って告白させた。
リリーは全貌が見えないとして「正しい質問をすれば真相が
見える」としたスティルマンの言葉でも見えない状況である
ことを吐露していたけど、そんな倫理規定を上手く利用していた。

■背を向ける生徒たち

モーとライアンが逮捕される時には、PMIの生徒や関係者たち
は完全に彼らに背を向けていた。

■男女別学のメリット

最後に来て別学のメリットというのが再浮上された。
ケイトの同級生の女子生徒だったコートニーが論文で書いて
いたもので、犯人のモーもまたPMIの家系だったということも
有り、女生徒が入るとPMIとしての権威が落ちると考えたの
だろう。
非常に難しいことだけど、確かに男女は違うように出来ている
ので、全てを同じにしなくても良いような気はするんだよね。
女性先駆者がいるからこそ道が開けることも有るし、その辺は
難しいところだ。

2015年現在日本でも防衛省が配置制限解除を発令したことで、
戦闘機と偵察機の女性パイロットが生まれることになった。
戦闘機にかかる重力で脳に酸素が回らずに男性パイロットでも
気絶する人がいることが言われているけど、なかなかその辺
の線引きは難しいところだね。

■結局恋愛は?

フランキーとスコッティ、検事とミラーの恋愛ネタが最後に
描かれなかったね。結局どうなったのかな。まぁ先週のエピソード
からはそんなに時間が経過している訳ではないのだろうけど・・

■使用された曲

・Once by Pearl Jam
・Alive by Pearl Jam
・Man of the Hour by Pearl Jam
・Nothingman by Pearl Jam
・Given to Fly by Pearl Jam
・Release by Pearl Jam
・Immortality by Pearl Jam
・Black by Pearl Jam

■出演者

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

フランキー・ラファティ (Tania Raymonde) 鑑識
ポール・クーパー (Brant Cotton) 76年当時
ポール・クーパー (Raymond J. Barry)
リリー・ラッシュ (Makenna Barrett) 76年当時
リリー・ラッシュ (Megan Helin) 80年当時
ジョン・スティルマン (Anthony John Crane) 80年当時

ムリロ (Michael Ironside) 校長、大佐
ライアン・スチュワート (Jesse Plemons) “リアナ”
モー・キッチェナー (Daniel Baldwin) 業務部長、少佐
ケイト・バトラー (Maddy Curley) ペンシルベニア軍事大学(PSI)
ジェームズ・アディソン (Jake McLaughlin) 曹長、しごき
ハンク・バトラー (Joe Penny) ケイトの父親
シャーロット・バトラー (Jessica Tuck) ケイトの母
キース・ヘンダーソン (Dennis Hill) 黒人、ケイトの仲間
— (Kinsey McLean) 警察官、80年当時
— (Keith Pillow) E.R. Doctor / EMT
ローレンス・ガードナー (Jason Thomas) 候補生
— (Max Adler) 新人、94年当時
— (Patrick A. Horton) Mistaken Paul Cooper Look Alike
セレステ・クーパー
マギー・クーパー
フィン・クーパー

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