コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン6 第19話 アメリカン・ドリーム Libertyville

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第19話 アメリカン・ドリーム Libertyville

脚本/Kathy Ebel 監督/Marcos Siega

【ストーリー】

1958年1月30日。
ケンプの会社に面接にいくジュリアン。
フォートベニングの訓練を耐え抜いて5年で2つの学位を取得。
GI法のお陰で夏も勉強できたのだという。デクスターブロード
マン広告にパートタイム勤務してMBAを取得した後はフルタイム
で働いていたのに、どうしてそんな人物がうち見たいな家族
経営の会社に来るのかと問われると、会社の大小に興味はなく
ボクには多く名アイデアがありそれを売るだけのノウハウが
有るとして売り込む。フィラデルフィアは住宅難で復員兵には
住宅購入の支援が有るが、家を持とうにも土地が無くてみんな
困っているのだという。建て売りをして大衆の住む街を作る
のだという。不動産業界のフォードになって欲しいとして
ジュリアンは告げる。プランは?と問われ、一緒に見てもらった
方が早いという。去年の夏、この土地は一面トウモロコシ畑
だったが、疫病にやられた場所で、22平方立法メートルの土地
が格安で売られていること。市内は窮屈で汚くて直線的だが、
ここならば緩やかな曲線を描く美しい通り沿いに閑静な街を
作ることが出来るという。まずはショールームを作りCMを流そ
うという。リバティヴィルという街だと。ケンプは学校とか
買い物はどうするのかと問うと、ショッピングセンターも作る
のだという。子供が野球を出来る遊び場も作り新世界を作る
こと。しかしそのための資金はどうするのかと問うと開発前に
売るのだとし、家を持ってこそ一人前なので、間違いなく売れ
るとのこと。
現場には早速「リバティヴィル、家という名のアメリカンドリ
ーム」という立て看板が立てられる中、1958年11月、
ジュリアン・ベローズは鋭利な刃物で死亡する。

— 2009年・現在 —
スティルマンはリリーに対してメアリー・チザムという人が
58年にサマートンで起きた殺人の情報があるとして来ている事
を語る。
メアリーから話を聞くと、被害者はジュリアンの事件で、私が
メードをやってる時に会った素敵な人だという。ハリソン・
ケンプの娘・キャロラインと結婚したこと。ジュリアンはリバ
ティヴィルという大きな住宅街を作ったという。彼と出会った
のかと問うと、ケンプ家はセネターズクラブのメンバー
で私がそこで働いていたのだという。名刺のたまり場だった
ところで、ジュリアンは開発予定地で殺されていたと言われる
が、私はクラブで殺されたと思うという。遺体が見つかる前日
レガシールームでケンプ社の会議があったが、その夜に掃除に
行ったらジュリアンが入っていくのを見かけたのだという。
ドアが閉まってすぐに喧嘩が始まりガラスの割れる音が聞こえた
こと。助けを呼びにいったら静まりかえっていたとし中を覗いた
という。あんな終わり方をした会議は初めてで、会議に出席
していた人のリストは取ってあるという。50年間ずっと気になっ
ていたことで、当時の上司に言ったら首になるので嫌ならば
キレイに片付けて黙って居ろと言われたのだという。何故今
になって話すのかと問うと、医者に言ったら命がもう長くはない
と言われたのだという。

スコッティとリリーは現場のレガシールームを見に行く。
すると50年間改装していないとするが、証拠が残っている
のは難しいのではないかという。メアリーによるとこの部屋で
喧嘩が有りガラスの割れる音がしたとのこと。昔のガラスは
細かく割れるとすると、リリーはここのガラスがおかしいこと
に気がつき床を調べると、そこには空気孔のようなものが
設置されていて、その中にはなんとガラス片が落ちてて居たの
である。しかもガラスには血痕が付着していた。壁は無口だけ
ど床は教えてくれたわねとスコッティに皮肉る。

「リバティヴィル、家という名のアメリカンドリーム」
資料を見に行くジェフリーズは夢が叶う前、34歳で殺された
という。喉を切られていること。スティルマンは叔父がはじめ
の頃、ここを買ったが、どの家もそっくりで酔うと家を間違っ
ていたという。妻はキャロライン・ケンプ。写真を見ると
美男美女だった。賢志報告書には凶器は波刃のナイフかガラス
が使われていること。レガシールームの破片で殺されたのかも。
しかしクラブからリバティヴィルまで25kmもあるとし、サマー
トンまで当時高速は無かったので一時間はかかるだろうという
ヴェラ。サイフが無くなっていたので行きずりの強盗ということ
になっているが、車はそばに合ったこと。ジュリアンの結婚
指輪からDNAを取り出してガラスの血と比べるよう告げる。
メアリー・チザムのリストで不審者はいるかと問うとリリーは
2名気になる人物がいるという。アンジェロ・ロマノと息子の
ポールだという。建築会社の黒幕だというスティルマン。
喉を切るのはマフィア風だという。ジュリアンは殺害前夜にセネ
タリークラブに居て、ケンプ家に長年会員なのにクラブ関係者
の証言が殆どないという。被害者の遺族の供述も無いとのこと。
資料が少なすぎるのは不自然だというリリーに対してスティル
マンはそこで鍵になるかもと語る。
——————————————————–

■今回の事件

土地開発業者に勤める優秀な”白人”社員、ジュリアン・ベロー
ズが1958年11月に殺害されて発見される。
事件としては被害者の所持品からサイフが無くなっていたこと
から、行きずりの強盗による犯行として処理されていたが、
末期の患者で50年前のこの事件に疑問を抱いていた従業員の
メアリー・チザムという人物が話しに来たことから、事件捜査
が改めて洗い直されるというものだった。

■「MAD MEN」みたいな設定

「MAD MEN」では60年代の広告業界を扱ったドラマだけど、
主人公のドン・ドレイパーには優秀な広告マンだが過去が有り、
その過去が何なのかが明らかにされない。
そして朝鮮戦争当時の関係で、当時を知るものが現れてきたり、
なかなか家族の事情を話せずにいること。

多少設定は違うが謎めいた被害者のジュリアンの事情やそれ
に関わってくる人物たちの設定は、ドン・ドレイパーという
人物像にヒントを与えたような役柄だった。
彼のようにキャリアを持つ身であれば、もっと大きな会社に
勤務することも可能なのに、何故かそれが出来ずに居る。

■容疑者として浮上してくる5人の人物

・キャロラインと当時付き合っていたという建築業者のアンジェ
ロの息子・ポール。
結果としてみるとジュリアンはポールから彼女を奪った形であり、
アンジェロはマフィアみたいな男だし、建築業界のつきあい
が有るので、ケンプ家とロマノ家の深い付き合いを求めていた
ハズ。

・ケンプ家の長男・ハリー・ケンプ。
ジュリアンが会社に来てからというもの、完全に彼に仕事や
立場を奪われた格好で、家族経営というケイプ家に割り込んだ
格好のジュリアンのことをハリーが面白く思わないハズはない。
特にジュリアンが副社長の座についたということで、ハリーと
しては面白くないはずだ。後にハリーはジュリアンの過去を
探ろうとしていたことが判明していく。

・祖父の土地を奪われたとするホレンベック

200年間守ってきたという土地を奪われたとして、ジュリアン
が言葉巧みに祖父を騙してサインさせたのだろうと乗り込んで
きた。1800年代から土地を守ってきたということは移民の中でも
かなり古い部類に入りそうだね。

・謎の黒人女性・レジーナ

会社に乗り込んできたレジーナという女性。
愛人とか浮気をしているのかと思ったら、なんと妹。
義理の妹かと思ったけど、黒人の父と白人の母との間で生まれた
子で、ジュリアンは白人の中でもより白く写るような子として
生まれ、レジーナは肌の色が黒人として生まれてきていた。
コールドケースに黒人差別の問題は欠かせないものとして存在
しているなと思わせる。

・謎の黒人男性・ジョージ

レジーナと会話しているサウスフィリーのダイナーでジュリアン
を見て声をかけてくる男性・ジョージの姿が有った。
彼のことを中尉と呼んでいたこと。ジョージア州・フォート
ベニング駐屯地では一緒だったということで、一体どういう関係
なのかと思った。
「MAD MEN」のドン・ドレイパーのように実はジュリアンが戦争
の混乱に乗じて違う人とすり替わっているのかと想像したけどね。
その後彼はサマートンでカーペットの会社で成功を収めている
ということで、ジュリアンの過去の弱みを知って何か脅して
金でも受け取った金で成功を収めたのかと思わせた。

■父親が末期でも会いに行けない辛い選択

肌の色だけで、人生が変わっていくというのは確かに尋常では
ないね。ドラマとしては1958年が舞台だったけど、1949年当時
の映像も有り、ベローズがまだ二等兵でジョージと仲良くして
いる際に、書類の記入で、黒人の欄にサインするか白人の欄に
サインするかで、選択を迫られていた。
出世のためには白人が一つの無条件な肩書きとなってしまう
ところは不条理だ。どの国でもあることなんでしょうけど・・

■当時は教会がコミュニティ

ハリーがジュリアンを探るために彼が通っていたという
オールソエルズ教会の助祭のジーン・ライリーを尋ねたが、
知らないという。
実際には彼が通っていたのはアビシニアン・バプテスト教会
で洗礼を受けている人物だったこと。

あの部屋で喧嘩したのはハリーだったけど、結果として
彼は犯人ではなかった。ジンで酔っぱらって喧嘩しようとした
けど、軍人相手にはあっさりと制圧されていたね。

■犯人は・・

予想外にもカーペット業界で大成功を収めたというジョージ・
ワトソンが犯人。CMにも多く流れているとしていたけれど、
結局ジョージはジュリアンとの話し合いの中で、何を要求した
のだろうか?
住む家が欲しかった為にローンを組めるようにしてもらった
ことが全てだったのか。
住宅地の開発に於いてアンジェロやケンプ家は資材の話をして
いたので、ジョージはジュリアンの過去をネタにしてカーペット
を開発地の住宅に使ってもらって成功したのかなとも思った
けと、結局は銀行で家族の目の前でローンを断られたことで、
プライドが傷つけられたことが全てだったようだ。
大抵殴るくらいで終わるけど、あのシーンからナイフで刺し殺す
というのは怒りが有ったとしても、相当危険人物な気がする。

クローザーは怪我から復帰のジェフリーズの担当だった。
黒人同士で話が通じると思ったからだろうか。
レジーナ家に行く際にも、スコッティとミラーというコンビで
尋ねて行き、問い詰めたのは黒人のミラーだったけど、
彼が兄だとする辺りは驚きだった。

■懸念されていたことへの結末とその後

何と言ってもジュリアンが恐れていたのは肌の色だ。
キャロラインが妊娠したことで、祖父が黒人だったという
ジュリアンにとっては、子供の肌が黒人として生まれてきても
おかしくはない。正直人種が違うとそういう心配があるんだな
って感じだったけど、二人の子供のジョイの肌は白だった。

キャロラインが望んでいたのは夫の家族と会うことだったので
最後に二つの家族が会えた姿は感動だったね。

■捜査官たちの私生活

エピソード時期はクリスマスということも無いのだろうけど、
リリーはポールと随分と打ち解け合っていたね。
一緒に行ったというチャイニーズレストランがまだ残っている
のは驚きか。子供の頃にプレゼントが買えず母親は涙して
いたとしていたけど、帰宅すると自転車が置かれていて、父親
が贈っていたことが判明。
そして親子であることを証明するかのように、チャイニーズで
注文したのは、親子共々、ごま焼きそば、四川風サヤインゲン
炒め、スーラータンだった。リリーはちょっと線が細いので
ガンガン食べてくれ!

そして何よりもヴェラが今回建て売りの件で興味を持っていた。
ジェフリーズはさりげなく、リバティヴィルに売り家がある
としていたけど、暗に出て行ってくれという思いが込められて
いたのか。

■使用された曲

・Never Again by Carmen McRae
・Oh, Look At Me Now by Frank Sinatra
・Are You Having Any Fun? by Tony Bennett and Count Basie and His Orchestra
・This Land Is Your Land by The Dap-Kings
・It Looks Like Love by Dean Martin

■出演者

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

カーティス・ベル (Jonathan LaPaglia) 地方検事補
ポール・クーパー (Raymond J. Barry) 1976年当時
リリー・ラッシュ (Makenna Barrett) 1976年当時
ポール・クーパー (Brant Cotton) リリーの父

2009年
ポール・ロマノ (John Aprea)
ジョージ・ワトソン (Richard Gant)
キャロライン・ケンプ / ベローズ (Constance Towers)
レジーナ・レイノルズ (Hattie Winston)
ジョーン・ラスキー (Phoebe Dorin)
メアリー・チザム (Lynn Hamilton) 当時ケンプ家の使用人
ハリー・ケンプJr. (Harve Presnell)
ジョイ・ベローズ (Deborah Geffner) キャロリンの娘

1958年
ジュリアン・ベローズ (Johnathon Schaech) 不動産開発業者
ハリー・ケンプJr. (Ken Howard) ハリソンの息子
キャロリン・ケンプ/ベローズ (Alexandra Holden) ジュリアンの妻
ジョージ・ワトソン (Brian Hooks) ジュリアンと同じ兵士
ハリソン・ケンプ (Sam Littlefield) 不動産開発業者社長
レジーナ・レイノルズ (Erica Ash) ジュリアンの妹
アンジェロ・ロマノ (Ron Gilbert) 建設会社のドン
ポール・ロマノ (David Arrigotti) アンジェロの息子
ケイシー・ホレンベック (Lukus Grace) 元々の土地の持ち主
— (Zach McGowan) Corporal Clerk 1949年
ジョーン・ラスキー (Claire Titelman) 秘書
ジェームズ・リドリー・ベローズ () ジュリアンの父

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