キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン3 第13話 ノックダウン Knockdown

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第13話 ノックダウン Knockdown

脚本/Will Beall
監督/Tom Wright

【前回までのあらすじ】

10年よ。家に帰るとラグリン刑事が待っていたあの日から・・と。
そして母が刺殺体で見つかったというケイト。3人が同じ手口で
同じ頃に殺されていること。マーレイはプロの犯行と見て居るという。
ケイトは母親を殺害したディックを捕まえたとするが、犯人は雇われて
いたのだという。誰に依頼されていたのかとするが、ケイトはディック
が危険な行動に出た為に射殺してしまう。真相を聞く前に撃ち殺して
しまっていた。ディックは雇っていた真犯人は近いうち絶対に見つけ
るのでその時は居て欲しいとリックに語る。

【ストーリー】

ケイトは自宅でトレーニング中にジョン・ラグリン刑事から電話が
鳴る。12年前君のお母さんの事件を担当した刑事だと名乗ると、
あの事件について黙って居たことがあるので話がしたいという。4番街
のコーヒー店に一時間後に逢おうとし、その際警察は連れてこないで
きれという。
ケイトはその足でリックの元に行くとちょっと話したいと語る。

2人でラグリンがまつ店に行く。
母の事件で黙って居た事とは何かと尋ねる。ラグリンはこの前医者
から診断されたとしリンパ腫で半年の命だという。クリスマスが
近づくと、大抵映画「クリスマス・キャロル」が放送されるよなと
告げると子供の頃ジョイコブ・マーレイが怖くて仕方がなかったと
いう。死んでからもあの重い鎖で引きずっていること。
リックは「無慈悲な行いの結果」だと語る。私は刑事のバッジを利用
して罪を隠してきたこと。十字架を背負っているという。お母さんの
事件が一番重いとし、真相を知ってた癖に・・と。ギャングの無差別
事件として扱った事件でしょというケイトに対して命令されたのだ
という。1年前、君はディック・キーナンという殺し屋を射殺したが
事の始まりは19年前で、私はジョアンナ・ベケットの存在も知らなか
ったという。その時私は過ちを犯したこと。その後はドミノ倒しの
如く不正に手を染めたという。しかし真相を語ろうとする前に
突然店の外から発砲が有りラグリンは銃弾を受けて倒れる。
ケイトは4番街メイン通りで発砲だとして無線で助けを求めるが、
交信している間にラグリンは死亡する。殺人事件が発生したと言い直す。

モンゴメリーが現場にやってくると、引退した刑事が現役の刑事の
前で射殺されるとは・・と嘆く。これから記者会見を開くとし、ケイト
は事件に近すぎるとして、ラグリンを殺した犯人より彼が何を言おう
としていたのか気になっていると指摘する。母の事件について何か
話そうとしていたのか?と問うモンゴメリーは余計なことを考えずに
手がかりだけを見ろと語る。

座席にはマグナム弾。対人用の銃弾で弾道検査によると向かいのビル
の4階からの発砲だった。エスポジートに向かいのビルを閉鎖して調べ
る様告げ、ライアンにはラグリンを自宅から尾行していた人物が居る
はずだとして、周囲で聞き込みするよう告げる。
ケイトはリックに対して目の前で人が息を引き取ると死体を見慣れて
いてもショックでしょと語る。リックは最初はケイトが撃たれたのか
と思って心配した事を語り、彼は帰らずこのまま捜査に加わると語る。

エスポジートは4階を調べたが指紋・薬莢・目撃者はいないという。
しかしビルに入るにはロビーを必ず通らなければならないし、入る
にはキーカードが必要だという。従業員リストを要求したとし、防犯
カメラの映像も調べるという。
ライアンはラグリンに関して、妻を亡くしていて身内は居ないとし、
遊びに来る客も少ないという。しかしたまにヤンキースの中継を
見に来る友達のゲイリー・マカリスターがいるとのこと。警察学校時代
のクライメイトだと。
ラグリンは19年前の話をしようとしていたが、母の事件は12年前だと
語る。

ゲイリーに逢う。
青春も結婚生活もこの街がダメにしたがそれに加えて親友まで奪う
とはと失望する。ラグリンと最後に逢ったのは一週間前で、病気の
ことを聞かされたという。アイツは引退しているのに何の用なのか
とすると、未解決事件の協力をしてもらっていたとし、口封じの為に
殺されたのだという。ゲイリーは当時のニューヨークは今とは違うとし
警察は善人には勤まらなかったという。ケイトはそれを責めようとは
思っていないとし、犯人を捕まえたいだけだという。オレには関わる
なと忠告をした人物がするとしてヴァルカン・シモンズだという。
麻薬組織の元締め。ラグリンは競馬好きで19年から20年前にヤツの
不運がが続いて金に困っていたという。ラグリンがシモンズの運び屋
になったというウワサを聞いたという。パトカーでブツを運んだこと。
ラグリンは4年前殺人課にいたこと。シモンズの殺人も隠蔽していた
という。

■今回の事件

ケイトの元にかかってきた一本の電話から始まる今回の事件。
ケイトの母親・ジョアンナが殺害された当時のことを知っている
当時の捜査官・ジョン・ラグリンからの情報の提供で、ケイト
が刑事に至るようになった母親の死に対する追求を行うという
もの。残念ながらラグリンは殺されて死の真相は聞けなかった。
ただことの始まりは19年前ということは語っていたので、母親
が殺害された12年前のこととの関連を探っていくことになる。
告白されては困る人物が少なくともいるということで、
今になっても監視しているという辺りはある意味凄い執念深さが
あるな。

■今回はガチ

このドラマにしても珍しい。
ガチの時にはアレクシスが出てこない(笑)
マーサはリックが殺されそうになったと知りもの凄く心配している
姿が有り、これ以上捜査に加わる必要性はないことを説く。
リックがアレクシスを心配しているようにしてマーサにも息子を溺愛
しているところがあるようだ。しかしリックはケイトを助けたい
思いが強いのだろう。ケイトからリックに捜査継続する意図を尋ねら
れた際には思わず告白するのかと思った。

また終盤のことになるけどライアンたちが拷問にかけられる中で、
結婚したばかりのライアンが実は殺されてしまったりするのかなと
いう不気味なフラッグが存在していたような流れがあった。

■ジョアンナの死の真相を知るもの

シーズン2-13でケイトの母殺しの件にせまる流れが有ったけど、
今回はその続きって感じで、またしても12年前に母親が殺害された
事件・ドラマが動き出した。
どうやら荒んでいた頃のニューヨークの警察組織の実態が背景には
存在していて、当時のNYPDは腐敗していた事実がありそうだ。

当時の事情を知らない物が非難するのはフェアじゃないような口ぶり
だったけど、確かに昔のニューヨークは相当危険な場所という認識
が有ったよな。

ケイトの母・ジョアンナが弁護士をしていたというのは知らなかった。
前にもそんなネタが有ったっけか。
ジョアンナは弁護士の傍らで麻薬撲滅運動をしていたことがあったり、
当時ボブ・アーメンというFBI捜査官が殺害された際にマフィアの
用心棒をしていたジョー・プルガッティが捕まっているけど、彼は
アーメンを殺害していないということで、法曹界の至る所に手紙を
書いていたらしいこと。ジョアンナだけがそれを信じて捜査していた
現実があるようだ。

■ケイトは捜査を外される

ラグリンの件はともかく麻薬組織の元締めヴァルカン・シモンズが
挑発してきたこともあって、ケイトは感情的になり、その結果
モンゴメリーから「君は外れろ、もう帰れ!」と激怒され、リック
に対しても「遊びのヤツは居ないで欲しい」として追い出される姿
がある。

ライアンとエスポジートの2人が捜査に主導する。
もう少しモンゴメリーも人員を割いてくれても良いんじゃないかと
思わず小一時間だけど、そもそもこの二人だけで大丈夫なのか不安
だった。相手は元刑事の男も殺害しているし、スナイパーだという
ことで、気がつくと弾が飛んでくるという危険な状況である。

アパートに入る際にキャシーという人物に容疑者が手を触れている
ことから上手いこと指紋を採取する事に成功。指紋はハル・ロック
ウッドのものだと判明する。

■当時殺害されたもの

・ジョアンナ・ベケット 1999年1月9日(土)
・ダイアン・カヴァナー 1999年3月7日(日)
・ジェニファー・スチュワート 1999年5月21日(金)
・スコット・マーレイ 1999年3月7日(日)

事件調書を見ると上3人がジョアンナの仲間として活動していて
殺害されたことになっている。そして今回4人目として裁判所の事務員
だったスコットが殺害されたことが判明。

母親が殺される前に申請している裁判所のファイルが消えていること。
一体何の事件を調べていたのか。

■ケイトの幼少期の写真

ケイトがスケートに行った時の写真があった。
ネガフィルムなのでネガが残されていて、現像されたのにこの場に
存在しない4枚の写真がある事が分かる。
そこは母親が殺害されたという通りの写真だった。

■ハル・ロックウッドを追跡

スナイパーで殺し屋のロックウッドがカードを使用しているという
ことでホテルの部屋を捜索。するとケイトたちは監視されていて、
写真が残されていた。
モンゴメリーはこれはプロによる犯行でチームを組んでいる可能性
があるとして警護することを語っていたが、ケイトはそれを断り、
寧ろ一番安全なのは署にいて捜査していることだとして説得するが、
あくまでモンゴメリーは認めようとはしなかった。

正直モンゴメリーが何か関係していないか不安で仕方がない(笑)
ただケイトが暴走しないように厳しく言っているだけならば良いんだ
けどね。

■19年前に発生した殺人事件

パレルモの息子というバーは当時マフィアが集まるクラブ。
ボブ・アーメンはFBIの潜入捜査官で、それを殺害したのはマフィア
の用心棒のジョー・プルガッティだとされていた。しかし自分は
目撃しただけで犯人にさせられたというジョー。
当時自分のことを拉致しようとした3人の男がいるとして、アーメン
はその際ジョーを助けようとして撃たれていたことが判明する。

そのジョーがケイトの母親に助けてもらおうとして調査してもらって
いた事が判明。
当時ラグリンと2人の刑事が身代金目当てでマフィアを拉致をする
ことを繰り返していたことがあるとのことで、残りの2人の内1人は
親友だとしていたゲイリー・マカリスターだと判明する。
当時ジョーの逮捕に応援に来たとしていた人物だった。

■ジョリーン

ロックウッドの部屋に残されていたドラッグから、売人を突き止め
ロックウッドの部屋に有ったドラッグは彼に売ったものではなく
ジョリーンという女性に売っていたことを聞き出す。ケイトとリック
がこの街にいる2人のジョリーンの内、ジョリーン・グレンジャーの
家を訪ねると殺されていた。
一方ジョリーン・アンダースの家を捜索に行ったライアンとエスポジ
ートもロックウッドに閃光弾を使われて拉致される。

ジョリーンの情報を急いで調べてなんとか居場所を突き止めるが、
建物近くには用心棒がいて近づけない。

■リックとケイトのキス

元々この二人、シーズン2で良い感じの関係にはなったけど、リック
はケイトには別の相手がいると思い、元妻とハンプトンズで過ごす
時があった。ケイトはその日以来、母親の件での捜索を本格的に
し始めたということで彼女の部屋にはミニ捜査本部のような情報が
集まっていた。

用心棒に怪しまれずに近づこうとして酔っぱらいのフリをする二人。
ケイトとリックが濃厚なキスをするシーンがあるけど、このシーン
って何処かの映画で見たな。
途中でリックが「ダーティハリー」「コブラ」「ポリスアカデミー」
を引き合いに出したけど、流石にこの映画ではなかった。
何の映画だったかな。

■前回はケイトがリックを、今回はリックがケイトを・・

シーズン2-13ではリックが犯人によって人質にされるところを
ケイトが射殺するというシーンが描かれた。今回は激しい銃撃戦が
行われる中で、ケイトが囮のような形になりリックがロックウッド
を倒すシーンに繋げた。

ライアンとエスポジートが拷問に合うけど、ライアンだけがいたぶら
れていた感じだったな。残り一人は一体誰なんだろうか。

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan
・Rise by The Frames

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部

ハル・ロックウッド (Max Martini) スナイパー、白人32歳
ゲイリー・マカリスター (Brian Goodman) 元刑事、汚職の一人
ヴァルカン・シモンズ (Jonathan Adams) 麻薬組織の元締め
ジョン・ラグリン (Joel Polis) 元刑事、汚職の一人
ジョー・パルガッティ (John Kapelos) 元用心棒、容疑者として捕まる
チャド・ロドリック (Brian Norris) ソーホーの売人
キャシー・モーア (Chryssie Whitehead) 住民、指紋を腕から採取
ウィリアム (Ajay Vidure) 検死官
ダイアン・カヴァナー (Lisa Cash)
ジム・ベケット (Scott Paulin) 父親
— (Sapphire) Press Member

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