第2話 崩壊した家族 The Dark at the Top of the Stairs
脚本/Brian Tanen
監督/Tawnia McKiernan
【前回までのあらすじ】
パウエル家のディナーの際に4人組の強盗が押し入り、エヴリン
や招待客の大事な宝石類を盗んでいく。強盗は宝石を売りに出す
が高価すぎて買い取れないと言われ、強盗はホームレスの女性に
それを渡す。エイドリアンが不安になった為にボディガードの
トニーを雇うことに。ヴァレンティナはゾイラの居る家に帰り
たくないとしてパウエル家でメイドの仕事を住み込みでする
ことに。アレハンドロのレコード会社のマックスはカルメンに
対してアルバムを出すのを保障するので、ゲイであるアレハンドロ
のことがばれないように偽結婚をして欲しいと頼む。ニコラスは
メイドのオーパルに今夜マリソルにプロポーズすることを語る。
マリソルは前妻のダリアが亡くなって15年も経つのでしょと語る。
ロージーはレジー弁護士のお陰で強制送還は回避され、ペリの
元にいくとスペンスを探す。
【ストーリー】
ペリは焦って医者にすぐに妊娠させて欲しいと頼む。排卵誘発剤を
使えるが急ぐ必要があるのかと問われる。子供が出来れば夫婦関係が
円満になるという。
ペリは帰宅するとスペンスに初回の妊婦診断に行ってきた事を語る。
しかしスペンサはロージーと浮気していたことを語り、一時の迷い
ではなく愛しているので一緒になりたいのだという。離婚して欲しい
とすると、最悪なタイミングなのは分かるが、僕らの結婚生活は
終わっているのだとし、互いにそれぞれの道で幸せになるべきだと
語る。
ロージーはレジー・ミラーの実家でメイドの仕事をすることになる。
あなたのお陰でアメリカに居られるのだから当然だというロージー。
家族のお世話は任せてと。一番世話が居るのは叔父のケネスで脳卒中
で倒れたという。彼には妻も娘もいるとのこと。自分は中に入るのは
ゴメンなのでここで失礼するとしてレジーは出て行ってしまう。
そこにいたのは主人のケネスと妻のディディ、そしてケネスの娘の
ルシンダだった。ディディが2年前にケネスと結婚したのだという。
ディディとルシンダの仲は最悪で、ディディはルシンダのことを40歳
なのに結婚したこともないとバカにすると、今度はルシンダがディディ
のことをストリッパーをしていた人物で、ドラッグ所持の逮捕歴も
あるので養子はもらえないのだという。ドラッグはエクスタシーだ
とすると、ミゲルはそれって何なのかと問う。
パブロは朝食を食べているとゾイラは取り上げる。これはトルティーヤ
にくるんだ心臓発作の元だという。医者からもコレステロールの
取りすぎだと言われているのでしょとしてゾイラはゴミ箱に捨ててし
まう。そんな中パブロの元にヴァレンティナから電話が鳴る。
ゾイラとの会話は拒否する中、娘は父にメイドをしていることを
語る。住み込みでの仕事だと告げその家を教える。パブロはゾイラに
ヴァレンティナはパウエル家のメイルをし始めたようだと語る。
イーサンとマリソルは物置の片付けをする。
オーパルは何をしているのかと問うと、私に荷物が時期に届くので
ここにあるものをガレージに移すだけだという。屋敷のものを動かし
たいのであればニコラスの許可を取ってというが、私は結婚するので
決定権は私にもあるのだと語る。
アレハンドロはパーティーの場でダリオと会話していた。
そこにカルメンがやってくると、アレハンドロはダリオは古い友達
だという。カルメンは彼にそんなに鼻の下を伸ばしていたらばれる
わよと語る。
トニーはエヴリンとターニャの買い物の為にモールまで送る。
ターニャは最高のボディガードだと語るが、エヴリンは夫に遠慮
してトニーのことをそれ程賞賛しなかった。ターニャは私は正直に
話すとして胸は本物だし、夫の連れ子も大好きだという。エヴリン
は確かにトニーはハンサムだけど私は使用人を誘惑する人物では
ないという。そんな中ホームレスの女性が”お恵みを”と札を下げて
立っていた。なんとエヴリンの目に入ったのは彼女がぶらさげて
いるネックレス。エヴリンはそれを見て取り上げようとするが・・
アレハンドロは朝6時に帰宅する。カルメンは私はフィアンセだと
すると電話くらいはして欲しいと語る。これからいい男とセックス
したければこの場所でしてくれと告げると、バレたら危険だと
いう。しかしダリオとは10年ぶりに会って話しただけだという。オレ
のせいで別れたという。彼から一緒に欧州に引っ越して暮らそうと
岩桁が自分はキャリアを捨てられなかったこと。しかし今回道は色々
とあると気がついたとして、彼とスペインで過ごさないかと誘われて
いるので今回は前向きに考えているという。カルメンは金曜日は
婚約パーティーなのよと語り、一ヶ月半後には結婚式だと語るが、
アレハンドロは今夜はダリオと逢うとし、その時は関係を持つかも
知れないことを匂わせる。
■パウエル家
夫・エイドリアン
妻・エヴリン
子・バレット ((死亡)・生きていれば21歳)
ボディガード・トニー・ビシャラ
メイド・ヴァレンティナ
パウエル家ではトニーを巡り、エヴリンが彼にどんな態度を見せて
いくのか気になる中、盗まれたネックレスを巡り、トニーとエイドリ
アンが全く違った態度を取ったことで、夫婦関係に亀裂が走りかねない
事態へと発展していきそうだ。エヴリンが無謀にもホームレスの
集まるスラムに行くという暴挙もあるが、そんな彼女がホームレスに
近寄られる中、エイドリアンが車の中から窓越しに様子を見守って
いたシーンは面白かった。
トニーが取り戻してきたことで感動しているエヴリンだけど、事情を
知らないホームレス仲間から見たら今度はトニーが強盗のように見える。
そしてトニーが奪う中で何処までホームレスの夫人に酷いことをしたの
かだよね。
■ウェストモア家
夫・スペンス (男優)
妻・ペリ (女優)
メイド・??
関係者・ロージー
ペリとスペンスはペリの偽の妊娠の話で関係を留めようとしたが、
スペンスはそれでもロージーとの関係を告白してペリとは別れて
互いの幸せを求めようとする。ペリは欧州で一緒に暮らそうと言った
り、”妊娠は嘘でした”とシラーっと語っていたけれど、今の立場
では散々浮気の限りを尽くしてきたペリの方がショウビズ界では
優利な立場で、俳優としての格付けに於いても昼メロの男優vs映画
女優という関係がペリの発言力の方が強い様子。
スペンスとしてはペリとは円満に別れようとして、家も慰謝料も
要らないとしていたけれど、ペリはスペンスと別れないようにして
脅しを賭けてきた。もしも今度ロージーと逢えば、スペンスのキャリ
アをマスコミを使って潰すと脅して来た。そんな状態で関係を続けて
何の意味が・・って感じだけど、息子も居るしやり直す機会になるの
か。ロージーをまた悲しませる展開になったのがかわいそうだったね。
■デラトゥア家
母・ジャンヴィエーヴ
息子・レミ (大学生)
メイド・ゾイラ
メイドの娘・ヴァレンティナ
メイドの夫・パブロ
今回はジャンヴィエーヴは出演せず。
ゾイラが何もかもコントロール出来ると思っていると夫のパブロから
言われた。「世界を牛耳るのはゾイラだ」「愛しているが一緒にいる
と憂鬱になる。」「覚えている限りずっとそうだ」と言われてショック。
ただゾイラという名前を否定するわけではないが、なんだか世界を牛耳る
と聞いて確かにそんな名前のイメージがあるなと思うと笑えるところ
が逢った。
しかしパブロは長いこと不満に思っていたのだろうけど、娘の加勢も
合ってのことなのかついに妻に本音をぶちまけたという感じ。
2対1の構図になれば勝てるということで、今回は3人の関係の中にいる
中心的人物がどちらに味方するかということで揺れる話だった。
「食べ物の恨みは・・」と言われるけど、パブロがゾイラに決意した
きっかけもその恨みの着火点は食べ物だった。
ゾイラは夫や娘のことを心配しての行動なんだけど、その誠意や気持ち
が伝わらないのは切ないね。
パウエル家から卵の置物を盗んでヴァレンティナを首にさせようとした
が、プール係のニコラスにあっさり見られてしまい発覚してしまい、
ゾイラの信用は一気に失墜した。
■ルビオ家
主人・アレハンドロ (ラテン系音楽家)
メイド長・オデッサ
メイド・カルメン (アレハンドロの偽恋人)
アレハンドロの前に現れた元パートナーのダリオが現れたことで
アレハンドロは再度過去に出来なかった決断をする機会が与えられた
としてその決断を取ろうとしている。
カルメンとしてはアレハンドロが結婚してくれないとマックスと契約
した、アルバムを出すこととツアーに回るという夢を叶えてもらえな
いと知り、なんとかしてアレハンドロと結婚しようとする。
カジュアルなパーティーだと思っていたハズが、気がつくとフォーマル
なパーティーとして変貌し、カルメンはバーテンダーや神父をその
パーティーに仕込んで、否定できない状況で無理矢理結婚式の流れ
を演出しようとする。
しかし不運なことにビバヒルを襲う強盗団がルビオ家のパーティーに
もやってきて突然威嚇発砲をしたハズだったが、その銃弾は二階に
いたアレハンドロに直撃。4人組だったけど、1人は女性に見えた。
一人逃げる際に心配していたのはタイという名前の男性のようで、
この子だけが今のところ字幕では名前が明らかになっている。
アレハンドロは亡くなる前にカルメンに結婚しなくてもカルメンの夢
はかなえるとしていたけれど、口約束なだけだし、残念ながら何の
証拠もなくなってしまった。
それよりもアレハンドロの死によって、メイドの仕事とかどうなって
しまうのか。
「そろそろ現実を直視したら?」
「私はカルメン・ルナ、直視しない!」
オデッサとカルメンって良い感じの関係になってきたのにね。
■ダーリング家
主人・ニコラス
妻・ダリア(1999年・自殺扱い)
メイド・オーパル
メイドの息子・イーサン
フィアンセ・マリソル
マリソルがいよいよニコラスの家に引っ越ししてくることになる。
しかし反発心を抱いているのはオーパルだった。
マリソルはニコラスの元妻・ダリアの荷物をガレージに追いやろう
とするが、その行為に反発するのはオーパル。
マリソルはニコラスに圧力をかけてダリアの荷物をガレージに追い
やろうとさせる。更にオーパルに話したら妨害されたことを告げる
と、思い切って処分しようと言い始めた。
ロージーとゾイラとマリソルでその件について話し合う。
マリソルはニコラスに言ってオーパルを首にさせようかと考えている
というが、メイドとして20年働いているとそこを自分の家・居場所だ
と思うもので、ゾイラはマリソルからオパールに謝りその機会に関係
を近づけるべきだと語る。
マリソルはオーパルに15年間ずっと大切に保管していたものを勝手に
処分してしまったことを謝罪すると、オーパルはダリアとの関係を
語り始めた。オーパルが19歳の頃ダリアと出会ったこと。未婚で
妊娠して怯えていた際にダリアが住む場所をくれてメイドとして雇って
くれたとしてただの雇い主と使用人の関係ではなく友達だという。
ただ最後にロッカーを掃除していると、メモ紙が残されていてそこには
「どんな手段を使っても良いわダリア、オーパルを裏から追い出しな
さい」
というものが出てきた。それが回想シーンに於けるダリアが告白しよう
としていたことに繋がるのだろうけど、果たして何なのか。
またダリアが自殺したときの詳細(瞬間)が描かれていないので、どう
いう形で橋の上から落下したのか分かっていないのよね。
■ミラー家
主人・ケネス (脳梗塞)
妻・ディディ (元ストリッパー、アンブロージア)
娘・ルシンダ (元彫刻家)
メイド・ロージー
甥・レジー
新しいロージーの職場としてミラー家が登場。
強制送還の件でロージーの為に手を尽くしてくれた弁護士のレジー
の叔父さんがケネスの様だ。
ケネスの妻でルシンダの母が亡くなった頃・彼女はニューヨークで
彫刻家として名前が売れ始めていたが、ケネスが妻の死に憔悴して
いたので仕事を辞めて世話をしに戻って来たという。
しかしそんなケネスは自分よりも若いストリッパーの女性ディディと
2年前に結婚してしまい、娘との仲は最悪だった。
ロージーとしてはどちらに味方することも出来ないとしていたけれど、
ディディは金目当てだということは明らかだし、ルシンダが夢を
諦めて現状に甘んじざるを得ないことを知っていることもあって、
ちょっぴりルシンダの味方をしていくのかな。
最後にケネスの誕生日のディナーで、ロージーはケネスが倒れる前
にはオーダーメイドシャツとイタリア製の靴を履いてばっちり
ビジネスしていた事を知って、そんなシャツに着替えさせる。
ケネスは車椅子だけど、脳死している訳ではなさそうなので、今後
静かに争いを見守ってディディと離婚裁判のような形になっていく
のかな。その時ロージーがどちらに味方をしていくのか・・みたいな。
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの妻。女優
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
アレハンドロ・ルビオ (Matt Cedeno) ラテン系歌手、ゲイ
オデッサ・バラコフ (Melinda Page Hamilton) 足が悪い
ニコラス・ダーリング (Mark Deklin) 元ダリアの恋人、現マリソルの彼
オーパル・シンクレア (Joanna P. Adler) ダーリング家のメイド
イーサン・シンクレア (Colin Woodell) オーパルの息子、プール係
ターニャ・ビシャラ (Dominic Adams) ブロンド、エヴリンの友人
ダリア・ノバ (Susie Abromeit) ニコラスの妻、橋の上から落下する
ミゲル・ファルタ (Octavio Westwood) ロージーの息子
トニー・ビシャラ (Dominic Adams) パウエル家のボディガード
パブロ・ディアズ (Alex Fernandez) ゾイラの夫
レジー・ミラー (Reggie Austin) ロージーを助けた弁護士
タニャ・タセルトフ (Tricia O’Kelley)
ディディ・ミラー (Tiffany Hines) ケネスの妻、元ストリッパー
ルシンダ・ミラー (Kimberly Hebert Gregory) ケネスの娘、元彫刻家
ケネス・ミラー (Willie C. Carpenter) 父、脳梗塞で倒れる
タイ・マッケイ (Gideon Glick) 強盗の一人
— (D.L. Anderson) ホームレス・ウーマン
— (B.J. Grogan) ホームレス・マン
カーター (Alex Biglane)
— (Bradley Bowen) Millionaire
— (Peter Chiamardas) Music Mogul
ヘザー (Autumn Dial)
— (Atkins Estimond) Mover
タイラー (Tyler Kunkle)
Mr.ジェイ (Christopher Maleki)
— (Roy McCrerey) 医者
Dr.ゴールド (Jeff Rose)
ダリオ (Michael Rupnow) アレハンドロの元パートナー
— (Dawn Young) ICU Nurse
— (Alex Lee Corbit) Party Goer