キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン2 第9話 ダントンは誰だ? Love Me Dead

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第9話 ダントンは誰だ? Love Me Dead

脚本/Alexi Hawley
監督/Bryan Spicer
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夫婦は上司との会食の場からの帰宅の車の中で、駐車場から
出ようとする際、口げんかしていた。夫は上司の胸ばかり見て
いたとして妻は非難する。服にシミが付いていただけという
夫の言い分。しかしそんな二人のケンカを制するようにして
突然車の上に男が振ってきてフロントガラスを割っていく。

キャッスル家では、アレクシスが電話していた。
“希望は分からない・・・話したらパニックになる。”
娘が電話でそんなやりとりしているのをリックは思わず耳にして
しまう。リックは娘にパニックとは何の事なのかと尋ねるが、
友達のことだという。パパには何でも話せよと語るとアレクシス
はばつが悪そうにその場を後にする。
そんなリックの元にも事件の知らせが入る。

現場に行きケイトと合流する。
お取り込み中邪魔したのではないかとケイトはリックに語る。
しかしリックはケイトに対してお父さんに隠しことをしたこと
は有るのかと問う。オレは友パパだから、娘に秘密など有るハズ
ないと言い聞かせる。

警部・モンゴメリーは現場に来ている中、ビルの屋上から
車に落下したのはジャック・バックリー地方検事補だと語る。
司法取引を嫌う検事で悪人をどんどん刑務所に入れることで
有名な人だった。エスポジートは落とされる前には抵抗していた
ようだという。ライアンは上着が破れているしカバンと左側の靴
だけが屋上に残っているという。リックは被害者は大柄の男性
だということを考えれば犯人は怪力だろうと語る。検事補を
恨んで殺害するなんて、映画「ケープ・フィアー」だなと語ると
ケイトは白い目で見る。

駐車場にいた理由は何なのか。バックリーの秘書によると8時
にオフィスを出て帰宅したハズで、自宅はウエストサイドだという。
しかし通勤には地下鉄を使っていること。それなのに何故イースト
サイドの駐車場に来ているのか。バックリーは離婚していて元妻
はカリフォルニアに住んでいるという。警部は市長からの早期
の解決を求められている事を告げ、元妻からバックリーの私生活
について聞いてこいと語る。

検事補オフィスに行くと、秘書としてニコル、そしてパラリーガル
としてスカーレットが働いていた。検事補が担当した裁判のファイル
をケイトとリックに手渡す。見た限りアーチボルス・スピンクスは
殺人未遂5回、公然わいせつなどで起訴されて怪しい人物だという。
ケイトはバックリーが脅迫されていたことは無かったかと尋ねると、
ニコルは脅迫はマトモな仕事をしている証拠だと言っていたと
いう。しかし最近は特にそういう脅迫はなかったという。
しかしここ数日変だったとのこと。ニコルは警察があの男を連れて
来てからだとし、月曜日の午後バックリーの元に手錠をした
男を警察官が連れて来て二人だけで話をさせて欲しいと言ったと
いう。その後口論になった為に警察官が連れて行ったという。
警察官の名前はフランク・カーティス。
カーティスはバックリーに頼まれて男を連行したという。
男はジョン・ノックスで前科は二桁の悪人とのことだった。

ノックスから話を聞く。
二日前に口論したことは聞いて居る事を告げ、その口論相手の
バックリーが夕べ殺害されたことについて何か知っているが
尋ねる。オレはやっていないという彼。この二年で3度人を殺そう
としている事を指摘すると、一度も有罪にはなっていないと語る。
リックは体を鍛えているのかと尋ね、ムキムキでないと屋上から
人は落とせないという。
何故バックリーと口論したのか。ヤツの嫌がらせだという。
無実のオレを裁判にかけて自分が負けたものだから仕返しした
のだろうと。自分が上だということを誇示したがったのではない
かという。幼稚なヤツだが、オレはそんな相手でも殺す程
バカではないという。夕べの9時半のアリバイを尋ねると、禁酒会
に行っていたという。保証人に聞けば良いとし、ダニエル・ミラー
牧師だと語る。

牧師からアリバイの裏取り、そして鑑識も収穫はないとライアン
は警部に伝える。ただバックリーの地下鉄のカードが不自然だ
という。一ヶ月家とオフィスの往復だけで、毎朝6時に出勤、
夜8時に帰宅しているが、殺された日に限って西77丁目に立ち寄って
から出勤していること。エスポジートは聞き込みの結果、ドアマン
の証言から彼は尾行されていた形跡があるとのこと。防犯カメラ
映像にも黒人の姿が映っていた。すぐに犯罪者リストと照合しろ
という警部だが、リックは見た事のある顔だという。
検事補が担当した案件ファイルにその顔が有ったという。
名前はノーマン・ジョサップ。4年前に銀行強盗でバックリーに
起訴されていた。しかし二週間前上訴裁判で判決が覆って出所
しているという。バックリーも再審の申請をしているとのこと。
リックたちはバーにいくと、突然ジョサップが何処かに居ると
考えて「でて来い何処に隠れる!?」と叫ぶと、それって
デニーロのマネか?と思わず突っ込まれる。
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突然イーストサイドにある駐車場の屋上から人が落下してきて
走行中の車に直撃する。幸い乗車していた人物にケガは無かっ
た。亡くなったのはジャック・バックリー地方検事補で、
司法取引を嫌う悪者には厳格な姿勢で挑む検察官だったこと
が分かる。犯人はこれまで検事が追及してきた犯罪者なのか。

倫理感もクソも有ったものじゃないって感じのエピソードで
したね。現在の混沌とした世界を象徴するようなもので、何が
正義で何が悪なのか。人は何を信じて生きていけば良いのかが
分からなくなりそうなものが有る。
こんなの日本で放送したら、関係各位からの圧力で再放送中止に
なるんじゃないだろうかって感じで、検事補は罪人を使って
悪行を繰り返し、牧師は買春していて、そのせいでアリバイの
偽証まで行っているという流れが有る。
こんな悪行をしていたとなると、検事補が扱っていたとする
事件に関して、裁判に於ける信憑性を全て否定されることになり
またややこしい事態になり社会的にも影響力が有りそうだ。

犯罪にも色々と有るけど、4年前銀行強盗で起訴されたノーマン・
ジェサップが寧ろ同情すべきものが有った。彼の話が何処まで
本当かは分からないけど、彼の人間性を見ていると、知らずに
銀行強盗に荷担させられていたという流れも嘘ではない感じにも
思える。そんな彼を逮捕しに行く際に、バーでケンカが有り、
バーでのケンカに入るとケガをするとして、ケイトがタイミング
を見計らって介入する流れが面白く、すぐに止めよう
として介入したリックはあっさりと殴られてしまった。

ネタ的には検事が狙われたということで、映画「ケープ・フィアー」
が引き合いに出されていた。リックがデニーロのモノマネして
「出てこい、何処に居る」と言った辺りのセリフは、映画の中で
大学の教室に逃げる娘役のジュリエット・ルイスにかけた言葉なのか、
嵐のボートの中で検事のニック・ノルティにかけた言葉なのか
分からないけど、すぐに映画に物事を例える彼に、ケイトがちょっと
白けた表情を見せていたのが印象的だった。

アレクシスが何か秘密にしていることがあることが判明。
父親には相談せずにケイトに相談するという辺りが意地が悪い。
サットンズに7時半に約束して話を聞く事になるけど、ケイトも
人が良いね。

話を聞いていくウチに、検事補が犯罪に手を染めたのは、元妻との
離婚に於いてその慰謝料が原因だとされていたけど、そんなに
巨額なものになるのだろうか?検事補自身が法律によって苦しめれる
というものだけど、基本的に夫婦の資産って折半であり、そこまで
苦しめられるということは、元々この検事補には裏の顔が有って
浮気をしていたということなのだろうか。

検事補は売春婦と精通していた。
売春婦に話を聞くと、なんと売春婦は検事補の事務所で働くスカー
レットで、彼とは確かに金銭的やりとりが有ったモノの、
寧ろ体の関係ではなく会話中心のデートをしていただけだという。
そんな彼はスカーレットがロースクールの学費を稼ぐ為に売春を
していることをしていると事務所に雇ってくれたとのこと。
またリックと会話する際には、初めてニューヨークに来た時のこと
を語り、青いオンボロの車でニューヨークに来てから辛い生活を
送って来た事を語る。

ダントンという男性が元締めだと判明。
しかし元々のダントン(ダン・トネリ)は7年前に捕まり現在グリーン・
ヘブン刑務所に捕まっていた。

そんな彼が確立した性売買のシステムだけが一人歩きしていた。
日本でも振り込め詐欺などに見る犯罪システムが年々巧妙化して
いるけど、アメリカの売春システムもそんな感じなんですかね。

ダントンが男性かと思いきや実際には検事補とノックス、そして
スカーレットの三人が経営していたこと。
スカーレットが上手い事、男性を手玉にとっていた。
人質に取られているハズのスカーレットだが、ドアに鍵がかけられ
ていないことを見破ったジェサップの功績が大きかった。
この人ならば犯罪コンサルタントに雇えそうだ。

しかし風紀課の刑事のマザラとエスポジートは顔なじみだった様で、
ライアンのことを見て、「ミルクちゃん」かと語る辺り、どんな
意味があるのだろうか(笑)

娘のアレクシスが悩んでいたのは留学のことだった。
フランスの交換留学の話が有るとのことで、ケイトは過去に
留学経験があるので相談してもらったのだということ。
でも行かないことを語っていたし、信頼してくれたリックにハグ
するアレクシスの行動が可愛らしいものが有ったね。

■検索キーワード

・Castle Theme
Written by ‘Robert Duncan (VII)’ (qv)

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部

シドニー・パールマター (Arye Gross) M.E.

スカーレット・プライス (Michaela McManus) 売春婦、弁護士志望?
ノーマン・ジェサップ (J.B. Smoove) 鍵抜けが特異
ジョン・ノックス (Jonathan LaPaglia) 前科多数の怪しい男
ギルバート・マザラ (Danny Nucci) 風紀課刑事
ポール・チョ (Charles Rahi Chun) 妹がジャックと結婚していた
ニコル・キャメロン (Shari Headley) 検事補の秘書
ダン・トネリ (Ray Laska) “ダントン”、売春組織
— (Christian Conrad) 夫
— (Nancy Young) 妻
ジャック・バックリー (Jeff Castle) 地方検事
— (Britten Kelley) Escort
ダニエル・ミラー () 牧師

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