ヒューマン・ターゲット HUMAN TARGET 第5話 終わりなき逃走 Run

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第5話 終わりなき逃走 Run

脚本/Jonathan E. Steinberg
監督/Kevin Hooks

【ストーリー】

「自分自身からは逃げられない。どんなに早く遠くに行っても結局は
引き戻される。過去の影はすぐ後ろについて回る。何度振り落とそう
として、名前を変えて消息を絶ち、全てから逃れようとしても結局
戻る。それが人生だ。」

地方検事補のアリソン・ルッソは情報提供者と会うために、橋に
一人で来ていた。情報提供者の男は部下に一人かどうか確認して
来いとしてルッソの前にやってくる。証拠を渡したいと言ってきた
のはそっちでしょとルッソは語る。あなたはフランク・マーフィー、
ウェストランドギャングのトップの殺し屋で最重要手配犯だという。
60秒以内に彼をここに連れてきてというルッソ。しかしそんな中
突然何者かが発砲してくる。フランクは急いで車に戻り負傷しながらも
なんとか覆面のものたちから逃げ通す。

ルッソはウィンストンたちの元にやってくる。
4年がかりでウェストランドギャングの残党を起訴しようとして追っ
ていた所、ある情報提供者が接触してきたという。その人物と逢って
情報の台帳を受け取ろうとしていたところ、何者かによって襲撃され
たという。情報提供者を黙らせたい人が居るのかというと、心当たり
は無いのかと問うウィンストン。何故ばれたのかも分からないとし
あの日以来車を調べられたりゴミを漁られていたりし、ハッキングも
されたという。凶悪犯との取引は大丈夫だが、こういうのは初めての
感情だとすると、恐怖心かというウィンストン。護衛は付いているが
狙ってくる人を一掃してくれる人を紹介して欲しいという。
ウィンストンはスペシャリストを紹介するが同席するよう言ってある
とし、彼を呼びに行く。チャンスに対してウィンストンは、予約の
クライアントが来ている事を告げ、地方検事補だという。
未来のクライアントを紹介してくれる大事な事なんだとすると、
犬のカーマインにエサを与えていたチャンスはすぐに行くと語る。

ウィンストンはルッソにチャンスを紹介する。
驚異を予測して護衛の能力で右に出るものが居ない人物だという。
彼があなたの生活環境に自然に溶け込み無防備に見せかけてその
驚異のものたちをおびき出すという。この人が一番だとする根拠は
何処に有るのかとして、シャツには麺が付いているだらしない格好の
チャンス。チャンスは上に居たが全ての話を聞いていて、事情は
飲み込めていた。それで情報提供者とは誰なのかと尋ねると名前は
証せないという。数日前にライフルの男に襲われて状況は深刻、守り
たいのは秘密か命か?と。何故オレなのかと言ったが、オレは警察
でもボディガードでもないが、問題を特定し驚異を消し去ることが
出来るとし全てを任せてくれればだという。
ルッソは情報提供者の名前はホワイティ・ドイルだと語る。
ウィンストンはそれを聞いて驚く。ギャングを20年仕切り、ここ10年
身を隠していた人物のことなのかという。何故情報提供してくれる
としたのか分からないとし、罪悪感か誰かに恨まれているのか・・
しかし何故君が選ばれたのかとし、検事局には20名以上いること。
私が彼の手下を追いかけていたからではないかという。ホワイティ
とそれを狙う暗殺団の両方を相手にするとは相当骨を折る作業だと
して、引き受けるというチャンス。

面会を設定しておびき寄せようという。私の背中に的を書いて敵を
引き寄せるのか?まずは面会の話をしてオレの立場を分からせる
というと痕は上手くやるという。

チャンスはホワイティの弁護士のマーク・ネルソンだとして、
ルッソにもう一度ドイルが逢いたいと言っているという。逃亡者の
弁護士が要求するというのかとしてその場にいたハリス検事とギブソン
巡査部長が違和感を唱える。こちらの要求は、ドイルが場所を指定
すること、免責特権を求めるもの、取引相手はルッソだけだという。

■感想

今回の依頼は地方検事補のアリソン・ルッソからのもの。
4年追いかけてきたウェストランドギャングに関して起訴する為の
情報を情報提供者だと名乗る人物から受け取りつつ、ルッソを
守る。

情報提供者がルッソと生き別れた父親であり、ギャングのボスの
ホワイティ・ドイルだということ。そしてそんな不正を暴かれたく
ないのが、ギャングたちではなく、彼らに抱き込まれていた刑事や
検察側の人間であること。

この10年間身を隠していられたというのは、警察などを抱き込んで
いたからなのだろうか。

どの時点でルッソとホワイティの関係が発覚したのか。
ルッソが検事補となったのは皮肉にも親子として正反対の立場であり
そんな娘の成長を実感出来ることが自分たちを検挙することになる
ということで、なんとも皮肉な感じだった。

今見て居る「TRUE DETECTIVE ロサンゼルス」のエピソードの一端を
彷彿とさせる一面が有る。ヴィンチ市に蔓延る悪を特別捜査班が
暴こうとしている流れ。

街ぐるみで検事補や証拠を持つ物を殺そうとしていること。
どのようにすれば多くの役人が抱き込まれた状況の中で、それら
事実を公のものにすることが出来るのか。

部下で殺し屋のフランクにしても、その義理堅さを考えると
「TRUE DETECTIVE」に出てきたボスと部下の関係にも思えるし・・。

体内に発信器を飲まされたとしていたけれど、そんな発信器が
何処まで遠くまで受信出来るとも思えないな。もう少しそんな発信器
の妨害電波くらいは出せるかと思ったけど、かなり難航していた。

気がつくと巡査部長のギブソンが不正をもみ消すためのリーダー
的役割を果たしていたけれど、検事補を狙っていても誰も何も
言わない異常な状況。「LAW & ORDER SVU」でもキャボット検事補
は麻薬組織に狙われてしまうことは有ったけど、少なくともここまで
身内に広範囲に狙われるという状況はないよな。

発信器が何処についているのか。
服を脱がす辺りのやりとりはそれなりに面白かったし、車内での
戦いもある意味では迫力があった。結局体内によって飲み込まされて
いるものだという。下剤でも飲ませてウンチさせろと小一時間だっ
たけどね。

ドイルがまた隠れてしまうのではないかと心配するルッソに対して
「親はいつも子供のことを思っている」として、必ず来るだろう
ことを告げていた。
最後は頭を使って裁判所まで届けに来ると共に親子の再会が有った。
大抵ガンの末期で改心するという流れがあるものだけど、66歳で潮時
だと感じての自首だった。

「自分自身から逃げるのは止したら?」
「あなたは何から逃げているのか?」

そんなやりとりがチャンスとルッソの間で有ったけど、チクチクっと
チャンスに対する過去の言及にも触れていくのかな。

■出演者詳細

内務調査官のアル役のChris Mulkey。

とても懐かしい顔だと思ったけど、Chris Mulkeyを見て思い出すのは
「ツインピークス」のハンク・ジェニングス役かな。

■使用された曲

■出演者

クリストファー・チャンス (Mark Valley)
ウィンストン (Chi McBride) 元サンフランシスコ市警
ゲレロ (Jackie Earle Haley) 元ハッカー

アリソン・ルッソ (Kristin Lehman) 地方検事補
アル・ジェンキンス (Chris Mulkey) 捜査官
ホワイティ・ドイル (William B. Davis) ウエストランドギャングボス
ウェス・ギブソン (Dylan Neal) 汚職警官
ヒアード・コーン (BJ Harrison) 判事
— (Andrew Hedge) Scar
— (Jay Lewyn) Thug
— (Henry Mah) Electronics Store Clerk
オマー (Brandon Jay McLaren) 盗聴周波の解決法
フランク・マーフィー (Gardiner Millar) ドイルに30年尽くした殺し屋
フッドラム (Shaun Omaid) オマーの客
ハリス (Ted Whittall) ADA

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