ヒューマン・ターゲット HUMAN TARGET シーズン2 第12話(24) 想定外の失策 The Trouble with Harry

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第12話(24) 想定外の失策 The Trouble with Harry

脚本/Jonathan E. Steinberg
Robert Levine
監督/Peter Lauer

【ストーリー】

バーで座っていたチャンスにハリーがやってきて声を掛ける。
何をしているのかというハリーに良いから今すぐに店から出るんだ
と語る。今日はツイていない日だと言うと、ハリーに対して死にたく
なければテレビを見て居る振りをするんだという。

事の発端はウィンストンが連れてきた依頼人のサラだった。

48時間前、サラは私のフィアンセに殺すと脅されているという
のである。夫はヘンリー・クレイプールだとするとみんな驚くが
エイムズは誰なのかと問う。セキュリティ会社の社長で正規軍に
準ずる部隊を持ち世界的な大物の護衛をしていること。彼は世捨て人
のように自宅に引きこもっているとし、自分自身の安全にも病的に
うるさいのだという。マリンの邸宅は北米一警備が厳しいとされる
場所だった。彼のパソコンに入っていた個人ファイルを見てしまった
のだというサラ。彼の会社には秘密部門がありその部門は暗殺を
請け負っているのだという。国家元首やライバル会社のトップを
金次第で誰でも暗殺していること。ファイルを見るのがバレて
ハッキリ言われたとし、喋ったり分かれようとしたらその時は殺す
と言われたという。
そんな中イルザがやってくると少しゲレロを貸して欲しいという。

イルザは写真の件での進捗状況を知らせてくれるハズだと語る。
夫と写る女性のことなのか?と問うとそのことはもう忘れた方が良い
という。この女は沢山の偽名を持っていること。偽名で宿泊し支払い
に使われた口座は追跡不可能。携帯電話の通話記録もダンナのマーシ
ャルのみだという。つまり彼女は愛人だという。仕事が長いから
分かるのだというゲレロ。

クレイプールが暗殺に関与している証拠を手に入れてヤツを潰そう
という。ファイルが入っているパソコンは書斎にあり、ネットワーク
には繋がっていないのでハッキングは不可能だという。チャンスは
侵入しようというと、ウィンストンは本気なのかとして邸宅の敷地
は3km平方kmの広さで周りの柵は全て電気が流れていてカメラは6m
間隔で設置。敷地内に入れても精鋭揃いの警備員で構成された
軍隊並みの奴らが24時間体制で守っているという。元軍人だとし、
クレイプールの書斎も厄介で室温は小数点第一位まで管理されて
いて侵入すれば体温に反応。数秒で警報がなるという。また床には
センサーがあり少しでも触れれば警報が鳴り警備が駆けつけるのだ
という。

■感想

いよいよ残り2話。来週からテレ東のランチch.は「Hawaii Five-0」
のシーズン3が始まる。

最終話を前にして、イルザを作戦のメインに加えてのやりとりだった。
ドラマも終盤に来れば難易度の高いミッションになるハズで、
そんな作戦のイルザを加えることには幾つかの意図が存在していた。
イルザは元夫のマーヴィンを通して今回の依頼人との繋がりがあること
によって、彼女が居れば容易に屋敷の中には入れる口実があること
が何よりも今回のイルザの計画に於ける存在意義だったけれど、
チャンスとイルザの恋の行方に関しても言及する為に、イルザを
参加させた意図も有ったようだ。

依頼は・・
サラというアジアン系の妻が夫のしているセキュリティの仕事に
於いて暗殺部門を設置して殺害している事実を夫のパソコンの中
のファイルを通して知ってしまい、それを口外すれば殺害するとして
夫からの脅迫されたことに対して守って欲しいとするものだった。
脅されない為にもそのファイルを盗み出して告発することが解決への
近道だということで、みんなで要塞のように固められている屋敷へ
と潜入していく。

しかし前提から変な話で、そんな重要なことを知られた妻のことを
監視無しで外出させるだろうかという疑問が存在すること。この夫は
セキュリティ会社の社長というだけでなく、自らの安全も異常な程に
うるさいという人物。
そんな用心深い人物が自分の地位を危うくするかも知れない情報を
知られた妻を自由に外出させているのだからね。

ドラマではチャンスとハリーが今回のミッションをバーで会話している
流れで進行する。侵入作戦の成功と失敗のこと。そしてその流れは
今尚続いていて、相手はデータを盗まれたことを知り、チャンス自身
とデータの取引を要求していること。
ハリーはやたらとウザいキャラだけど、今回はそんな仲間らしくない
ところが役に立った様子。

相手が軍隊並みの世界的なセキュリティ会社というにはかなり
お粗末な状態だったけど、屋敷に侵入する過程とか、それぞれの
役割は楽しいモノが有った。
エイムズが突然チャンスに対して付き合っている人が居ないのか
と問う流れがあったので何事かと思ったけど、エイムズは紹介した
い人がいるのだという。実はイルザのことを紹介するのかなと
思っていたのだけど、全く違うメラニーという人物。
気さくな人なので食事奢って酒でも飲み交わせばセックス出来る
みたいなことを言っていたし、エイムズ自身もチャンスはイケメン
である事を語っていた。チャンスがそんな人物にもなびかない理由
としてエイムズは自らのことを好きなのかみたいな勘違いをして
いたけれど、確かにエイムズは可愛い(笑)

侵入は大して難しくなかったし、結局ゲレロが力業を使ったところ
も有る。
エイムズとチャンスでパソコンルームに侵入していたけれど、
本人がパソコンを使うときはどんなことをしているんでしょうかね。

イオペンタールナトリウムをワインの中に入れて自白剤として利用
していた。これを飲むだけで正直なことしか話せなくなるという
ことで、色々と正直に語っていたところは笑えたけどパスワードまで
ピンポイントで話すものなのかな。イルザまで飲んでしまったことで
チャンスのことを好きだと言うのかなと思っていたけど、そこまで
は言うことはなかった。

脱出する際に、イルザが馬で逃げたけど、どうやって逃げられたの
かは謎。散々電流が流れた柵があるといったのに・・

バーで取引が行われた。
チャンスの下に仕掛けられていた爆弾は意外と爆発力が無かったね。

ハリーがこの店に来ていた理由はネットで知り合った女性とデート
する為だった。
ラヴァーンという人物と待ち合わせしていたけど、ラヴァーンは
ウィンストンの名前(笑)元々作戦の中にハリーまで含めていたという
ところは面白く機能していたかな。

「君は幸せになるべき人だ」

最後に飲んだくれるイルザとチャンスがキスしていたけれど、
それ以前にチャンスはみんなから集中力を欠いて判断力が鈍っている
のはチャンスがイルザを気にしているせいだと言われていたことで
チャンス自身も自分の気持ちに感づいていたのかな。

さていよいよ月曜日は最終話。

■出演者

今回セキュリティ会社の社長ヘンリー役を演じていたのは
Michael Massee。「Rizzoli & Isles」でチャールド・ホイトという
リゾーリを殺害しようとした凶悪犯役の人。

■使用された曲

・Mountain Man by Crash Kings
・Revenge by The Flaming Lips

■出演者

クリストファー・チャンス (Mark Valley) ボディガード的な
ウィンストン (Chi McBride) 元サンフランシスコ市警
ゲレロ (Jackie Earle Haley) 元ハッカー
イルザ・プッチ (Indira Varma) プッチ財団
エイムズ (Janet Montgomery) イルサから指輪を盗む

ハリー (Tony Hale) 私立探偵
サラ・ハン (Nicole Bilderback) ヘンリーの妻
ヘンリー・クレイプール (Michael Massee) セキュリティ会社社長
ヴォーン (Adrian Holmes) 警備主任
— (Darren Bennett) バーテンダー
— (Phil Carey) ガード
— (Joe Dall’Antonia) 強盗
— (Mark Gash) マネージャー

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