第1話(13) 新たなる再結成 Ilsa Pucci
脚本／Matthew Miller
監督／Steve Boyum
【ストーリー】
チャンスたちはオフィスが的に襲撃され、ウィンストンが荷物の
在処を知っているものとして誘拐される。チャンスとゲレロは助け
ようと語る。
ウィンストンはチャンスに逢っていなければもっとマシな人生を
送っていただろうという。本を取り返しに行くぞと言うチャンス。
チャンスは銀行の窓口のデニースに預金を全て引き出したいことを
語ると、銃を取り出す。これで警報装置のスイッチを押してくれと
いう。
目的は果たしただろうとし、本には何が書かれているのかとウィンス
トンは尋ねる。
そんな中警報装置はならないことを告げると、チャンスは無理矢理
鳴らす為に銃を使って逃げられないようにする。ウィンストンは
男たちに銃を向けるが、ウィンストンの体には爆弾が巻き付けられて
いた。チャンスはウィンストンに面倒に巻き込んだなと語る。
「スージーおばさん」のことを口に出すチャンス。
そのタイミングでチャンスたちはウィンストンや男に銃弾を浴びせる。
ゲレロは正確に男の持つ起爆スイッチを手から吹き飛ばす。
ウィンストンに巻き付けられた爆弾の解除。どうせこれでお別れだ
というチャンスは爆発しないように線を切断するとなんとか無事
爆発を阻止する。しかしチャンスは消えてしまう。
1週間後。
ウィンストンは犬が置いて行かれるとはなと語る中、ピーターが
事務所にやってくる。チャンスに逢いたいというが居ないという。
ピーターは有る人に雇われている事を告げ大金持ちのその人はチャ
ンスを必要としているのだという。何処に行けば逢えるのかと
問われ、永遠に行ってしまったとし死んだも同然だという。地球の
果てまで行っても見つからないと語る。雇い主はしつこいので地球の
果てまでいくかも知れないと語る。
6ヶ月後。
ネパールの僧侶たちが読経する間に入ってチャンスは瞑想していた。
修行僧たちもあの状態で3日間だとする中、ヘリコプターがネパール
の奥地までやってくる。やってきたのはイルザ・プッチという女性
だった。チャンスを探すのに半年かかったとし、その間莫大な費用
をかけたという。その価値を見せてくれと語る。
チャンスは時間と金をかけて居心地の悪いところまで来てくれた事は
ありがたいが自分はもう護衛はしていないという。30時間のフライト
をしてきたのだから少し話す時間が欲しいというイルザ。8ヶ月前夫
が飛行機事故を装って殺されたこと。夫はマーシャル・プッチだとい
う。ITの億万長者だということをチャンスも知っていたかせ夫人による
と夫はチャリティにも熱心で慈善家だったという。財産と一緒に夫
の敵まで受け継いでしまったのだという。オレはあんたの夫とは違い
善人ではないとすると、元殺し屋で人が最後の手段として雇うことは
知っているという。他の選択肢があればこないとのこと。外出するの
に20人の護衛を付け、自宅は防弾硝子の窓を閉めっぱなしの状態で
そんな暮らしはゴメンだという。危険でも外出したいという。
オレに関わるとロクなことは起きないとし、銃で撃たれて拷問され、
最悪死ぬかも知れないという。私は平気だという。
チャンスの気持ちが変わらないのを知り、何を求め寺に籠もっている
のか分からないが、想像と違ったとし勇敢な人かと思ったという。
それを聞いてチャンスは一緒について行くことになる。
チャンスは事務所にイルザを連れて行く。
ウィンストンを紹介する中、何故事務所の窓硝子が未だに割れた
ままなんだと語ると、ウィンストンはお前が全財産を寺にいくのに
つぎ込んだ挙げ句、仕事の依頼もないので収入がゼロだからだという。
イルザに何故命を狙われているのかと問うと、アフリカにいく途中
ジュルーブで夫から電話があり、来るなと言われたこと。私の為に
彼はピーターを雇ってくれたという。私は反対したが、尾行するヤツ
がいたこと。正体をつかみかけた矢先に部下が殺されたという。
ピーターが尾行に気がついたのならば相手はプロじゃないという。
わざと気づかせたのではないかという。何故命を狙われているのかを
気づかせたいのか。チャンスは再び命が狙われているか見極めたい
事を告げると、夫と毎年この時期にチャリティイベントを開催している
という。それならばパーティーを開いて君の命を狙わせようという。
ピーターは無謀だとして反対するが、招待客になって狙ってくるとし
ドアを開けて敵を招き入れるのも同じだという。2人だけじゃ無理だ
としてもう一人必要だという。ゲレロに電話するとちょっと野暮用
があるので片付けてから向かうという。ゲレロはトランクに刺青男を
閉じ込めていた。
パーティー会場。
ホテルの警備が驚くほど厳重だった。作戦は練らずにアドリブでいく
というチャンス。ルールは一つ「オレに従うこと」。しかしイルザ
は従うのは得意じゃないというと、怖いのは無理もないと語る。誰でも
死ぬのは怖いことだというイルザ。
そんなイルザの前にシェリーがやってくる。夫の弁護士で今でも私の
弁護士を引き継いでくれているとのこと。そこにゲレロも到着。
物騒な武器を所持していた。M14?、208だよという。敵の出方を見ている
ことをゲレロに語る。エイムズという女性がイルザに会いたかったと
して、尊敬していると語ると握手を求める。
そんな中敵がエサに食いついたとして、エイムズは夫人のものを
盗んだ事を語る。ウィンストンはホシは女性20代前半・ブロンドで
身長は160cm、警備員の格好をしているという。
■感想
いよいよシーズン2が始まりました。
地上波での放送の割りに誰も見て居ないような気がするけど、
海外ドラマファンは「スーパー!ドラマTV」なんかで見てしまったのか、
あまりにつまらなさで既に見切ってシーズン2までたどり着けなかった
のか。後者が大多数だろうけど(笑)
シーズン2に入り、二人の女性が加わることになった。
軍資金を捻出するのが今回の警備に関わるイルサ・ブッチ。
夫のマーシャルは大金持ちのIT長者だけど、飛行機事故で殺害された
という。しかしそれだけの人物を殺したのは誰なのか。
ネタばれっぽくなるかも知れないんだけど、S2-1のサブタイトルは
「Ilsa Pucci」、S2-13の最終話のタイトルが「Marshall Pucci」
だったりするんだよね。なんか怪しくないか?
イルサは元々慈善家の活動をしていたということで、彼女を助けた
後にチャンスたちの活動にも力を貸してくれることになった。
家と資金とそして自家用飛行機の提供。
もう一人加わったのは天才的な泥棒のエイムズ。
「ホワイト・カラー」に於けるニールばりの泥棒的スキルを擁して
いるけど、何処かで裏切らないとも限らない。とにかくシーズン2
に辺り即席に集められた感じもするし、やはりドラマでネックと
なっていた女性キャラの存在感をシーズン2では反映させたという
ところだろうか。
ゲレロが捕まえる際にパンチして殴って捕まえていたのは凄いけど。
彼がじんわりエイムズに恐怖心を与えるところとかなかなか
良い味を出している感じがするし、少しずつゲレロが良い感じの
味を感じてきた。
今回のドラマは結果としてイルサを狙っていたのは、マーシャルの
弁護士・シェリーだった。シェリーを演じるのはRick Hoffman。
現在「SUITS / スーツ」でルイス・リット弁護士として活躍中の
彼だけど、このドラマの中でもSUITSを意識したのか分からない
けど、ハーバード出身だということを強調していた。まぁまだ
SUITSは制作されていないので偶然だろうけど・・。
作戦名の「アンディおじさん」「ビリーおじさん」「スージーおばさん」
など色々とあるのね。過去にもそんな作戦が使われたことはあったね。
そういえば、シーズン1とのつなぎのエピソード。
ウィンストンが誘拐され、彼か本の在処を知っているということで
連れて行かれたけど、Interrogatorの男は結局ゲレロたちによって
手を打たれて作戦は終わったようだ。
チャンスたちのボスの存在とか、色々と大物が背景に待っている
雰囲気も有ったけど、そういうところも後に回収されていくエピソード
としての余地が残されているのか?
■使用された曲
・Gotta Work by Ameriie
■出演者
クリストファー・チャンス (Mark Valley) ボディガード的な
ウィンストン (Chi McBride) 元サンフランシスコ市警
ゲレロ (Jackie Earle Haley) 元ハッカー
イルサ・プッチ (Indira Varma) 依頼人、マーシャルの妻
エイムズ (Janet Montgomery) イルサから指輪を盗む
シェリー (Rick Hoffman) 弁護士、悪徳
— (Timothy Omundson) Interrogator
ピーター (Tahmoh Penikett) イルサのボディガード、チャンスを探す
— (Tony Ali) パキスタン人
—(Lars Anderson) Security Guard ジャネーブにて
ラーズ (Georgie Daburas)
— (Michael Jonsson) Security Guard サンフランシスコにて
ラリー (Jarod Joseph) 守衛
— (Thai-Hoa Le) Monk
— (Chhultim Sherpa) Monk
— (Ecstasia Sanders) Teller (Denise-SF)
— (Jeff Dimitriou) Dancer
— (Vicky Lambert) Dancer