ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time シーズン3 第18話 亡霊との対話 Bleeding Through

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第18話 亡霊との対話 Bleeding Through

監督/Romeo Tirone 脚本/Daniel T. Thomsen
Jane Espenson

【前回までのあらすじ】

恐怖と向き合うと真の勇気が出てくる。勇気の剣のつかにつぎ込まれ
魔女がそれを取ったのだという。妊婦のメアリーに近づくゼリーナ。
ゴールドはゼリーナに対してメアリーの赤ん坊に近づくなというが
今となっては関係がないとし、この脳みそも私のものだという。
ゼリーナはフックに対して魔法を掛ける。今後あの唇がエマの唇に
触れたら彼女の魔力は奪われるという。レジーナは暫くこれを預かって
おいてとロビンに心臓を渡す。レジーナとゼリーナは対決する中、
母から教わったのは戦いに心臓を持って行くなということ。ゼリーナ
は必ずレジーナの心臓をもらうと告げる。

【ストーリー】

レジーナは鏡の前で化粧をしているとチャイムが鳴る。
外には青リンゴが置かれゼリーナは姉から妹へのプレゼントだと語る。
あなたの木ではダメだとして赤いリンゴは甘すぎるのだという。
みんなが好きになるのは酸味のあるもの。ミドリのものは苦みがある
というレジーナ。何をしに来たのかと問うと、姉として妹の様子を
見に来たのだという。あの決闘で参っているのではないかと。
それにしても素敵な部屋だとしてレジーナの家を褒める。贅沢な感じ。
あなたには普通なんでしょうというゼリーナ。私には何でも有るがあな
たには何もないという。嫉妬から強い魔力を生み出したならご遠慮なく
というが、嫉妬は言い換えれば野心だというレジーナ。それを否定する
ゼリーナは私は野心を実現しようと努力しているがあなたは逃げ出す
ため呪いをかけただけだという。どんなチャンスが有っても幸せに
背を向けていると言われ、リスクを恐れて人生を無駄にしているという。
母さんがあなたにがっかりしたのも当然だとされるが、でも母は
私ではなくあなたを捨てたのよと笑うレジーナ。本当に何か有ったの
かも知らないクセにという彼女はそれがあなたの弱点になると語る。

レジーナは姉として心配だから様子を見に来たなんてウソでしょと
して本当の狙いは何かと尋ねる。ここへ来たのは貴方が他の場所に
居ないか確かめる為だという。そうすればあるものが手に入る。
闇の王が取りに行っているのだという。奪われたのを感じるかとすると
取りに行っているのはあなたの心臓だという。

ゴールドはロビンの元に現れる。
ロビンはゴールドに止まるよう警告し矢を放つと告げる。こっちも
引き下がることは出来ないとして心臓を寄越せという。
そんな中ローランドが出てきてしまうと、ゴールドは私だって
こんなことはしたくないとして子供に手を出そうとする。ロビンは
ゴールドに向けて矢を射るが、それを止めると、この矢の的を変えて
やると告げる。ロビンは待つよう告げると、心臓を仕方なく差し出す。
ありがとう、そして申し訳ないとして立ち去る。
その直後にレジーナがやってくると、ロビンは一部始終を語り心臓を
奪われたことを告げ謝罪する。オレを信じて預けてくれたのに・・と
いうロビンは謝罪する。レジーナは良いのとして子供の命には代えられ
ないことをだという。でも不味いことになっているのではないかと
すると私はまだ生きて居るとし、心臓を奪われたのに生きて居るという
ことは魔女は心臓を握りつぶすよりももっと悪い事を企んでいるのだ
ろうという。私が食い止めるというレジーナ。

ゴールドの店でレジーナは物を探す。ベルは何をしているのかとして
止めようとする。姉が私の心臓を奪ったのだとし、心臓で操ることは
出来ないようにはしているという。問題はそれを何に使うつもりなのか
分からないことだとし、だから姉のことを調べるのだという。
ベルに頼みがあるとして力を貸して欲しいという。それを聞いたベル
はよくそんなことが言えるわねとしどうして私があなたを助けなければ
いけないのかという。あなたは自分の城の塔に私を幽閉したし、しかも
こっちに来て病院に28年間も閉じ込めたのだという。あなたから受けた
のは精神的にも肉体的にも拷問だけだという。出会ってから今まで
ずっとそうだというベルに対して、本の虫がよく喋るわねと語る。
確かに私は酷いことばかりしてきたこと。特に昔は・・。でも今は
あの女を倒したいのだとし、あなたの恋人を操り人形のようにした女
だという。このままではあなたも彼には二度と会えないかも知れない
という。今までのことは謝るとして本当にゴメンなさいとレジーナは
謝罪する。するとベルは私もずっと考えていたとしゼリーナが集めている
材料からどんな呪いをかけようとしているのか割り出せないかと。
そもそも貴方の心臓はどんな特別な意味があるのかと問うと、レジーナ
は自分にも分からないという。するとレジーナは「ロウソク」はないか
とすると白雪が私の母・コーラを殺すときに使ったロウソクだという。
もう力はないというベルに対して、母が死んだので力はもう良いのだとし
母がどう生きたのかを知りたいのだというレジーナ。

— 昔 —
コーラはバーでアルバイトしていた。酔っぱらいのチャーリーは
コーラに踊ってくれと語る。そんな中一人の男性・ジョナサンは
コーラに対してちょっと座ってくれないかと語る。一週間ずっと君の
ことを見て居たこと。君の仕草は淑女のように品があるという。
しかしコーラは私は粉ひきの娘でここは小遣い稼ぎで来ているという。
ある人に「なりたいもののように振る舞え」と言われたので自分を
よく見せようとしているだけだと語る。ジョナサンは明日には行かない
とならないとすると、突然わざとらしく懐からハンカチを落とす。
そこには王家の紋章が付いていた。ボクのことを僕自身とみて欲しい
とし王子ではなくてジョナサンという一人の男性として見て欲しいと
いう。貴族の娘たちはボクが何をしてもチヤホヤすること。君はボクに
身の程を教えてくれるという。生涯に一度の質問だとして、だが二度
聞かせて欲しいという。一度目は今、藁で指輪を作ろうとし、でも
二週間後にもどる時にはこれが金の指輪に変わるという。ボクがその
指輪を持ってくるとし君を妻として城に連れて行くという。「結婚して
くれますか」という彼に、「もちろん」と答える。2週間は地獄だとし
2週間後にこの先の十字路で会おうと語る。明日の朝早くに出発する
というと、酒場はもう閉店になるし、妻ならばあなたの部屋に泊まって
も良いはずだという。

— 現在 —
レジーナの家にフック、エマ、メアリー、デビッドが呼び出される。
フックがミドリのリンゴを手にしているのを見てエマはこの家のリンゴ
はヤバイかもと語る。レジーナに何か計画があるとしていたが一体
何なのか。そんな中デビッドとメアリーの間では子供の名前を巡り
決めかねていた。デビッドはエマに対してお前の母に言ってくれとし、
弟をレオポルドとは名付けたくないと。メアリーは私の父親の名前
だとして何が悪いのかとすると、みんなからからかわれるという。父は
王様だというメアリーに、だからからかわれなかったのだという。
それならば母親の名前をとってエヴァはどうか?という。

そんな中レジーナがやってくると、みんな前に並べられた金杯に
液体を注いでいく。これは暗い渦を呼び出す為の猛毒だとして飲まない
で欲しいと語る。今朝ゼリーナと有ったこと。私の心臓を闇の王に
盗ませている間に私をからかいに来たのだという。その彼女は私に
「過去を知らない事が私の弱点だ」と言ったのだという。だから過去を
知る人に聞くとし、今から母親を呼び出す事を語る。

■今回のシナリオの構成

・ゼリーナが闇の王を使いレジーナの心臓を預けていたロビンから奪取
する。
・レジーナは心臓を奪われて尚生きて居ることに対して、ゼリーナは
何かとんでもないことを考えているのではないかとして、それが何か
を突き止めようとする。
・ゼリーナはレジーナに「過去を知らない事が弱点」だと言われたことが
気にかかり亡きコーラを呼び出して話を聞こうとする。
・思惑通りの登場の仕方ではなかったが、コーラの霊はメアリーの体内
に乗り移り過去を照らし出していく。

■感想

全体的にレジーナとゼリーナの対決も飽きかけているけど、
コーラの過去のエピソードはなかなか興味深かったね。
過去に一度は理解していたつもりだったけど、白雪とレジーナ
とコーラと白雪の両親のことに関して、今更ながら詳細に描かれたこと
で、どういう経緯を経てメアリーが生まれたのかとか、コーラが
ゼリーナを捨てることになったのかとか、メアリーの両親がどういう
人物だったのかということが理解出来て、改めてその流れを掘り下げた
格好だった。

テーマにして見ると過去に起こした事への「謝罪」だっただろうか。
その謝罪の連鎖の輪の形が面白く、

・ロビンは預かった心臓を奪われたことでレジーナに謝罪。
・レジーナは過去から現在に至るまでベルにした仕打ちを謝罪。
・メアリーはコーラを殺してしまったことでレジーナに謝罪。
・レジーナは元々コーラがメアリーの母・エヴァを殺した事に謝罪。

色々と謝罪のシーンが訪れ、特にレジーナがもの凄く寛容な心を
持っていたところが印象的だったのだけど、謝罪と許しを通して見る
レジーナに対して、彼女は「心臓(ハート)」を奪われた状態での謝罪は
正直どうよ?って感じもするし、その辺は多少微妙には写るところ。
心臓を取られることで特に問題は無いのかなと思うところも有って
違和感が有るけど、無事に取り戻す事は出来るのか。

■ゼリーナの計画

彼女が集めているのは「レジーナの不屈の心臓」「チャーミングの勇気」
「ルンペルの脳みそ」そして「白雪の赤ちゃん」

これが集まるとどうなるのか。

レジーナの家からみんなが出て行く時に扉が消えたんですよ。
まさかダンテの叙事詩・神曲に出てくる地獄の門なのか。

>地獄が三位一体の神(聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛)の
>創造によるもの

というwikiの文を引用してみるけれど、ゼリーナが集めているもの
を見るとそれに類似するようなところがあるな。

レジーナの心臓を奪取した祝いで、ゼリーナは上機嫌にルンペルに
正装させてディナーパーティーを開くも、ルンペル本人はそもそも
オレに何の関係が有るのかとして質問する姿が有る。

ゼリーナの計画はズバリ「時間旅行」だということ。

過去に成功した試しがなく魔法の基本法則に反していることを語る
が、ゼリーナは過去を変える秘策を見つけたようで、時間を遡って
本来の人生を取り戻すのだという。

過去に実験して失敗したと言えば、ホエール医師の
「フランケンシュタイン」のエピソードを思い出す。
彼の場合、死んだものを生き返らせようとしていた強い心臓を求めて
いたけれど、結局失敗したんだよな。

■コーラの過去

毎回色んな詐欺師が出てくるな(笑)
今回出てきたのはジョナサンという王子と称してコーラを騙した男の
存在。
前回の「オズの魔法使い」でも詐欺師のような男の物語だったけど、
ジョナサンはコーラと寝るが為に近づいた結婚詐欺師。
王族の紋章の手ぬぐいを見せただけでコロっと騙されるコーラも
当初は淑女の様な人かと思ったけど、徐々に本性がむき出しになって
いく感じがして怖い。

一番悪いのはエヴァ王女だったとしていたけど、どう見ても悪いのは
ジョナサンに思える。エヴァの女王って単なる事実をレオポルド王子
に話しただけのように見えるのだけど、何か庭師を使って画策でも
したんですかね。

そんなジョナサンは一瞬見た時「ニキータ / NIKITA」のマイケル役の
Shane Westに見えた(笑)無駄にイケメン。ロビンと交代した方が良い
かも知れない。

捨てる神あれば拾う神もある。
ニセジョナサン王子に捨てられたコーラは本物のレオポルド王に声を
掛けられた。
レオポルド王との会話でコーラは上手いこと立ち回ったけれど、いざ
結婚式を2日前にしてジョナサンと再会して、エヴァ女王に色々と
聞かれてしまった。エヴァはその事を王子に告げ口したことで、
完全に悪い物扱い。でも本当にエヴァってメアリーとかレジーナが語る
ように悪い人なのか?

それとコーラはどの辺りから”黒い心”を持ち始めたのだろうか?
酒場で働いている彼女は確かに淑女とは言わないけど、良い子だった
気がする。

■気になること

■エマとフック

ココアを瞬間移動させたエマ。「チェーン店が開ける。」。
Amazonでは相当重宝されそうな魔法だ。
フックのフックもまた瞬間移動させた。
じゃれ合う姿は良い感じの関係に見えて、フックの事情を知らない
事とはいえナチュラルに親近感をはぐくむ辺りはちょっと嫌らしい(笑)
そんな事されたら”惚れてまうやろう”って感じだけど、ベルがやって
きて、ゼリーナが集めているものから何をしようとしているのかの一
端が判明した事を語る。

■レジーナとロビン

心臓(ハート)に因んで、メアリーとレジーナはツーショットと会話する。
きっと取り戻せる、不屈の心臓を。もっと強くなって戻ってくると。
「いつか必ずハートは幸せを見つけるハズ」
「ハートは有っても無くても魂で感じ取っているハズ。幸せに背を
向けないでと。」

メアリーの一声でロビンの元に行ったレジーナはキスすることになった。

■服装への拘り

今回のエマさんにしても冒頭でのレジーナにしても青色のシャツに
身を包んでいた姿が有った。ルンペルはゼリーナの操り・着せ替え人形
と化しているけど正装するとダンディな姿が有った。

■気になるアイテム

ゼリーナの集めている4種の神器もそうだけど、
コーラを倒した「ロウソク」だったり、藁を金に紡ぐというコーラ
とジョナサンのエピソードを見ると、何処かでゴールドの匂いが
してくるね。

■過去の出来事

コーラの一人目の相手はジョナサンだと判明し、それが父親だった。
その後コーラがどのようにしてエヴァを殺して王に近づくのか。
エヴァはメアリーを産むまでは殺されないハズだし、結局コーラは
自分が王子と結ばれない無念を娘レジーナに託すことになるけれど、
レジーナの父親は誰なのか。
どういうタイミングで殺していくのかも気になるし、コーラが魔法
を習うタイミングなんかも気になるな。

■時計台は直った?

レジーナが吹き飛ばされて壊れた図書館の上の時計台。
またいつか町の光景を写さなければならないと思うのだけど、
それまでに直しておかないと、なんだか滑稽に写ってしまう。

■出演者

メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長

ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ニール・キャシディ (Michael Raymond-James) ベルファイア
ゼリーナ (Rebecca Mader) オズの世界の悪い魔女、レジーナの義姉
グラニー (Beverley Elliott) 狼族、ルビーの祖母、店、宿屋

ジョナサン (David de Lautour) 庭師、コーラに嘘をついて体の関係
— (Eric Lange) レオポルド王、エヴァの姫と許嫁
若い頃のコーラ (Rose McGowan)
— (Sean Maguire) ロビン・フッド
ローランド (Raphael Alejandro) ロビンの息子
— (Eva Bourne) エヴァ王女
— (Yvette Dudley-Neuman) Mid-Wife
チャーリー (Steven Elliot) 酔っぱらい
— (Gabrielle Giraud) Royal Aide
— (Brian Knox McGugan) Drunk Charlie’s Friend
— (Michael P. Northey) Friar Tuck

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