第6話 恋するマーメイド Ariel
監督／Ciaran Donnelly 脚本／Edward Kitsis
Adam Horowitz
【ストーリー】
— 昔 —
白雪は悪い女王の部下の2人のBlack Knightに追われて森の中
を逃げる。しかしついに崖っぷちに追い込まれる。女王から
隠れられると思っているのかと問われ、女王が会いにくること
を語ると、それはダメだとして、白雪は海の中に飛び込むのだ
った。沈んでいく中で彼女のことを助ける女性の姿。
人間にとって海は危ないから気をつけてというアリエルという
女性は人魚だった。
— ネバーランド —
レジーナはエマが魔法を使えるように訓練していた。
しかしエマはレジーナがうるさくて集中できないと語る。
レジーナは色んな気象条件だってあるし、矢が飛んでくる
ことも有る中で気が散ることもあるのだとして、そんなことを
気にせず集中するのだという。しかし集中は難しいとすると、
あなたの怒りを見つけ出すのだとし、それを使って集中するの
だという。あなたは宝の持ち腐れだとレジーナに言われると
あんたは怪物でしょという。そんな中レジーナは煙の臭いが
すると告げると、エマはレジーナに怒りを覚えた際に魔法を
使っていたのである。力はあるが制御出来ないのだという。
フックはデビッドに対してピーターがキタ事を告げ、その
ピーターがニールは生きて居ると言ったことを語る。しかし
メアリーはニールは撃たれて渦の中に落ちたのに助かると思う
のかと等。でも助かってたどり着いたのだという。ピーターが
このキャンプからニールを連れ去ったのだという。何故ピータ
ーは君に話したのかと疑う。理由があるのだろうとすると、
メアリーは確かに引きずった跡がありもみ合った跡があるという。
しかしエマはニールが死んだと思っていること。この情報が
間違っていたらぬか喜びさせるだけだという。しかしエマに
話さなければならないとし嘘はつけないというが、フックは
これはウソではなく確かめるまで黙って居るだけだという。
秘密は大切な人との仲を裂くことになるというメアリーに
対して、デビッドは秘密が大切な人を守ることもあると告げる。
— 昔 —
どうして海に飛び込んだのかとアリエルは尋ねると、悪い女王
に追われている事を語る。つい無茶なことをしたと告げる
白雪に対して、アリエルは無茶したくなる気持ちは分かるとい
う。あなたも飛び込んだのかとすると、私は向かっていると
いう。無茶なことと言えば恋でしょとして、相手は誰なのかと
問うと、この国の王子様のエリックだという。陸に住んでいる
人間なのかと問うと、約一年前に難破した船から彼を助けた
ことが有り気を失っていたが一目見た時この人だと思ったと
いう。バカみたいでしょというが、それは一目惚れだという。
アリエルはコレクションの中から一枚のチラシを出すと、今夜
城で舞踏会が有るという。「海の女神アースラを称える毎年恒例
の宴」で、そこで会えないかと思っているという。しかし尻尾
はどうするのかと問うと、メアリーに人魚の言い伝えを知らな
いのかと問う。毎年海の潮が一番高い時、海の女神アースラが
願いを叶えてくれるのだとし、次の満ち潮までは陸を歩けるよ
うになるのだという。12時間後だと。しかしアースラに関して
はこの1000年みた人は居ないとし謎の人物だという。白雪は
王子を一緒に探してあげると語ると、人魚だということは秘密
にして欲しいという。エリックは知らないのだという。しかし
いずれ打ち明けないのかと問うと、その前に心を確かめたい
という。
— ネバーランド —
メアリーはニールを探しに行く名目を何か訳を考えないとい
けないという。しかし目の前にエマが現れて何処に行くのか
と問うと、フックは水くみに・・デビッドは薪を拾いに・・と
別々の答えを話してしまう。メアリーは秘密に出来ずに、
ニールは生きて居ると語る。多分だけど、エマは知るべきだと
語る。
ルンペルは目を閉じていると、ピーターがやってくる。
ここで未来は見ることは出来ないとし、この島では時が止まって
いるのだという。未来は見えないが未来を作り出すことは出来る
というルンペル。脅しなのかと言うと、君の好きな朝食を
作ったというピーター。確かエッグインバスケットが好きだろう
として元気が出るという。君は息子を二度も失っていると指摘
する。
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■今回のシナリオの構成
1) 白雪が悪い女王から逃亡中に人魚のアリエルと出会う
2) ネバーランドで、ニール救出の為の大告白大会
3) 悪い女王と闇の女王の最強タッグ
■髪の毛のパンチが効いている頃のレジーナ
悪い女王が白雪を追いかけている時代のエピソード。
この時代のレジーナのコスプレって毎回の如くエロイ。
そのエロさは水着シーンで登場するアリエルの非じゃないのだが
ただ髪型がパンチ効き過ぎていて相当萎えるのが残念(笑)
白雪はまだ逃走して間もない感じで、弓矢のスキルをもって
いない頃の話って感じだった。そんな白雪が「勇気」をもって
崖に飛び込んだりする光景を見ると、豆を使って時代の渦の中に
飛び込むような光景を想像させる。
■人魚アリエル
アリエル役のJoAnna Garcia Swisher、可愛らしかったですね。
彼女の代表作は「Reba」というシットコムですが、残念ながら
日本では放送してない(と思う)。見てみたいなと思っている
のだけど、ネット系の何処かの動画サイトで放送しているのか
なぁ。「サンフランシスコの空の下」でもシーズン5に出演
しているけど、残念ながらまだシーズン5まで見て居ないので
どんな役か分からない。
このシーズンの冒頭で人魚が出ているけど、その時に出てきた
人魚は相当な凶暴性を発揮していた。
時代を超えて世界を越えて人魚は行き来き出来るみたいだけど、
このスキルをもってしてみれば、レジーナが最後に語るように、
ネバーランドから出てくることの一つの方法論としては成立
するのではないのか。
■アリエルとルンペル
この二人の行動が対照的に描かれたことは言うまでもない。
悪い女王からの提案で、自分の為に幸せになる機械を得た
アリエルだけど、その為には白雪を犠牲にしなければならない。
ルンペルが自分の力と引き替えに、息子を手放した事とは対照的
だし、現在のネバーランドに於いても愛する家族を見捨てて、
ストーリーブルックに戻るという選択肢があることを偽ベルに
よって囁かれて心が揺れ動く姿が有る。もちろんこれはピーター
による画策だったけど・・
■海の女神アースラを称える舞踏会
エリック王子のことを一年前難破船から助けたというアリエル。
アリエルは人形のヒレの魔法の解ける高潮の時にその舞踏会が
あるということで出席したいことを語る。まるで「シンデレラ」
パターンになるのかと思ったけど、人魚なので足が無いしね。
そこでフォークを見つけて矛だと言ってしまうアリエルが
フォークをポケットに入れた瞬間にこれは後半に使用されるだ
ろうなと思って見て居た。
■対価はつきもの
どの時代も足枷のように対価がつきまとうな。
対価が都合良く発生していないレジーナとかルンペルって
何なんだろうかと思うんだが・・、今回のレジーナの対価は
一応”本物”のアースラによって脅されるという程度のものが
存在していた様だ。
アースラだと思っていた人物からもらったブレスレット。
実はレジーナが鏡を使って人魚と白雪のことを監視していて
思いついた作戦で、伝説のアースラは悪い女王が化けていた
ものだった。
腕にブレスレットを付けると、アリエルは人魚のヒレが取れて
足が生えるし、そのブレスレットを付けた白雪が逆に海の世界
で生きることが出来て悪い女王の居ない世界にいけるという。
ウィンウィンの関係かにも思えたけど、残念ながらそれを望ん
でいるのはアリエルの方だけで白雪はこの世界から離れるつもり
は当然無い。
アリエルは騙されたフリをして、結局白雪を助ける為に戻って
来た。その際に悪い女王にフォークを刺していたけど、あんなの
刺されても生きて居られるのか。悪い女王って自らの心臓は
隠していて死なないようになっているんだっけ?
■ピーターとルンペルの間の対価
今回のエピソードでかつて予言者が語っていたヘンリーの存在
がルンペルを死に至らしめるということの流れ・道筋が思い
描けたというところなのかな。
ピーターを殺すとルンペルも死ぬ。そんな取り決めみたいな
ものが存在しているようだ。これは逆もしかりなので、どちら
も手を出せず、心理戦を行っているのか。
後々ルンペルがヘンリーを助ける場面になった際に、またしても
身内のことを見捨てて自分が生きようとするのかどうか。
予言者の言うようにヘンリーを助けて生き残るのか。
■ニールは生きて居た
このドラマで散々知っている事実を話さなかったばかりに、
仲間割れするシーンがあるので、メアリーにしてもニールが
生きて居るという情報を耳にした際には話さずには居られなか
ったところが有るのだろう。
一時期エマがヘンリーに対して父親が生きて居ることを隠して
居たときには相当嫌われてしまったものね。
ニールはピーターによって「こだまの洞穴」に閉じ込められた。
フックによると部下の半数を失ったとするけど、どうやって
亡くなったのだろうか。「魁!!男塾」で、人間を使って橋を
作って渡るシーンを思い出すけど、こんなことを使用として
洞窟の下に落下したのか?
フック情報では、こだまには真実が宿っているということで、
ここでは真実を明かすことが求められているという。
「秘密を話せば翼でも生えるの?」(エマ談)
真実・秘密を話していくと有るはずのない岩の橋が延びていく
仕掛け。「ピノキオ」の鼻の法則とは真逆だ。
■秘密の告白
秘密の告白・話す順番がある意味では計算されていた感じかな。
1) フック。ミラを愛した彼は他の女を愛せないと思ったが、
エマと出会ってその意識が変わったことを語る。
2) メアリー。エマは聡明で美人な娘で愛していることに違いは
ないが、やはり娘の育つ成長を見たいとして、もう一度子供を
作りたいことを語る。
3) デビッド。少なくともメアリーの夢は僕とは叶わないこと。
自分はドリームシェードの毒に冒されている為に、島から出れば
対価で生きられないということを語る。
4) エマ。ニールのことを多分一生愛している。
でもあんたが死んでる方が良い。あんたの事を忘れる方が楽だ。
■新しい世界へ、未来、希望
どの人物も新しい世界に行く事を望んでいる様だった。
それは希望でも有り未来でもある。
話を聞いていると、全ての関係を清算したくは無いのだろう
けど、四世代に渡って共存しているルンペル、メアリー、
エマ、ヘンリーの中には、それぞれ新しい生活をして家庭を
築きたいとする思いはあるみたい。
・ルンペルは過去を捨てて、ベルとやり直すことも出来る。
・人魚は砂漠の王国・アグラバーに旅するというエリックと
帯同する未来の可能性を知る。
・メアリーはエマとの関係も大事だが、子供の成長の過程を
見て過ごしたい事を告げ、ストーリーブルックに戻ったら
新しい家族を持ちたいことを語っていた。
■島から出る方法
ニールによるとヘンリーが居れば出られるという。
ティンクを呼んでヘンリーを取り戻そうとしていたけど、
ティンクは何処に居るのか。
そしてニールと共に捕らわれていたあのかごの中には誰が
いるんだろうね。
人魚アリエルは無条件に戻れるみたい。
レジーナは彼女から声を奪ったのに自信たっぷり協力者だと
言えるところが凄い。ストーリーブルックにエリック王子
なんて居たっけ?
■出演者
メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長
ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ニール・キャシディ (Michael Raymond-James) ベルファイア
— (Robbie Kay) ピーターパン
フェリックス (Parker Croft) ロストボーイ
アリエル (JoAnna Garcia Swisher) 人魚
アースラ (Yvette Nicole Brown) (声)、海の女神
エリック王子 (Gil McKinney) アリエルが助けた王子
— (Arpad Balogh) Eric’s Footman
— (Josh Kalender) Black Knight
— (Adam Lolacher) Black Knight