第7話 英雄になる覚悟 Dark Hollow
監督/Guy Ferland 脚本/Kalinda Vazquez
Andrew Chambliss
【前回までのあらすじ】
レジーナは怒りを見つけるのだとしてエマに魔法を教える。
デビッドはネバーランドから出れば解毒の魔法が解けるので
一生出られないことを告白する。レジーナはルンペルに対して
殺すまでしなくても別の方法を考えれば良いと告げると、
ルンペルは使える物がストーリーブルックにあるという。
人形のアリエルと取引するレジーナ。ピーターはルンペルに
対してストーリーブルックで待ってくれる人が居るのではない
かとして別の人生を進むように説得する。
【ストーリー】
— 5年前(5日前) —
ルンペルはベルに君は残るのだという。グレッグとタマラの仲間
がこれから街に来るので街を隠す呪文をベルに渡す。これで
外の人には街が見つからないと。あなたはどう戻ってくるのか
と問うベルは二度と戻らないのかと問うと、予言では”ヘンリー
が私を破滅させる”とされているが、あの子は孫なので助けない
といけないというルンペル。未来は見えたままとは限らないと
いうベルは、絶対にまた私はあなたに会うと誓う。そうして
ゴールドたちはヘンリーを追いかけてフックのジョリー号に乗っ
てネバーランドへの道を進む。
街は救われたなとしてリロイやアーチー、修道院長たちは駆け
つける。エマたちは何処なのかと問うと、ベルは街を破壊する
装置は止められたけど、外から来たグレッグやタマラがヘンリー
を誘拐し世界の扉を通って消えたのだという。エマはフックの
船で向かい私はこれを頼まれたという。街を隠すための呪文。
ルンペルが言うには外から人が来るのだという。
更に人が来るとは誰のことなのか。
来るのは街を壊そうとした人たちの仲間だと行っていたという。
それならば急いでやらなければならないことを告げると、坑道
へと向かう。妖精の粉は穴の中にあるとし、穴を開けて液を垂
らせば大丈夫だという。ドワーフたちはツルハシで岩に穴を
あける中、ベルは魔法をかけたことがないので修道院長に代わり
にやってくれないかと頼むが、ルンペルはあなたに託したのだ
としてそれを信じるべきだという。
ベルは魔法を使うと再び街にドーム上の魔法の防御が出来る
が、ギリギリの状態で2人の男性が車を飛ばしてストーリー
ブルック内に入り込む。
— 現在・ネバーランド —
これがストリーブルックなのかとしてアリエルはレジーナたち
から場所を聴く。随分遠いところにあるとするが世界を渡って
いけるという。計画通りならばストーリーブルックは魔法で
隠されているが君は海中を通って岩から揚がればバリアから
入れるという。ピーターを倒す物とは何なのかと尋ねるが、ここ
ではピーターが聴いているので話せないという。ベルという
女性にこれを渡してくれという。アリエルはエリックの件はと
尋ねると、その腕輪で歩けるけど24時間だという。レジーナが
約束を守る補償はあるのかと問うと信じてもらうしかないと
いう。
ピーターはフェリックスに誰かネバーランドを出た事を語る。
心配はないとして大陸の仲間に連絡すれば良いという。
それはストーリーブルックの仲間のことかと問うと、少し計画が
早くなるだけだという。ヘンリーの準備をしてくれというと
ピーターは自分はもう一方のかごの友達と話をするという。
エマはピーターの影が唯一ネバーランドから出る手段なのか
とニールに聴く。世界を越えるには飛ばない限り無理なのだ
という。その為に影を捕まえるとのこと。捕まえるなんて無理
なことではないかと問うと、ヤツと影は一緒には居ないという
フック。影だけ遠くに送れるということはヤツに近づかずに
影だけを捕まえられるという。影の場所はニールが知っている
とし、捕まえに行こうという。フックも地理には詳しいので
いくという。デビッドとメアリーはティンカーベルの元に行き
準備をしていてくれという。みんなでティンクの家に集合だと
語る。
— ストーリーブルック —
ハッピーは白雪とチャーミングは好きだけど二人が居ない方が
良かったという。クラーク(スニージー)は、クィシェンも居ない
という。ドックは巨人に車を踏まれることもないとし、ウォル
ター(スリーピー)は確かに平和だという。それを聴いたリロイ
といい加減にしろと語ると白雪たちが帰ってくれば元通りの世界
に戻ると語る。
そんな中海からアリエルという人魚がリロイたちの前に現れる。
ベルって人の居場所は?と問うのだった。
そんなやりとりを少し離れて二人の侵入者が監視していた。
本部の言ったとおりだとし、命令通り彼女の目的を探ろうと。
街からは二度と出さないという。
ベルはグラニーの店に居たが食欲がなくぐったりしていた。
ゴールドが原因なのか。寂しいのかとしてアーチーが声をかける。
あの人は命を捨てる覚悟で出かけたこと。せめて私もヘンリー
を助けられたら良かったという。でも君は街を助けたのだと
語ると、私は岩のくぼみに預かった液を垂らしただけだという。
君は元々英雄にあこがれていたのだろうとし、悪い奴を閉め出し
したのだというアーチー。私は必要無いから船に乗られなかったの
だと居留守、そんなことはないと慰める。
そんな中リロイはグラニーの店にやってくると、この子がベル
を尋ねてやってきたとしてアリエルを紹介する。グラニーは
靴を履いていない人の入店はお断りだとすると、ルビーはヘソ
とか足など沢山出していただろうという。ネバーランドから
来た事を告げ、ゴールドから頼まれたというアリエル。彼は生
きているのか?と問うと彼からあなたにこれを渡してと頼まれた
という。スカシカシパン?これをどうしろと言うのか。ゴールド
は渡せば分かると言っていたという。街に向かっている人間は
想像よりもずっと危険でピーターに操られているのだという。
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■今回のシナリオの構成
・アリエルがストーリーブルックのベルにゴールドの伝言を
伝え、ピーターを倒すためのアイテムを持ち帰る。
・エマ、ニール、フックは島を脱出するためにピーターの影を
捕まえる。
・デビッドとメアリーのケンカ
・ピーターがヘンリーを仲間にする為の工作
■久しぶりのストーリーブルック
人魚が多摩川の「タマちゃん」みたいでひょっこり水から顔
を出してくるところが可愛らしい。
世界を行き来するアリエルのお陰でストーリーブルックの今
を見ることが出来た。
何よりも嬉しかったのは、7人のドワーフたちのそれぞれに
台詞があったのでどの人物がその名前に該当するのかが
分かったことかも。
逆に残念なのはルビーが出ない(笑)ドレスコードが存在する
グラニーの店に有って、ヘソだ足だ沢山出していた(リロイ談)
彼女の姿が見たかった。
■アンダー・ザ・ドーム
流石に卵じゃないですけど・・
ストーリーブルックにドームが出来る姿を見て、そう思って
しまった人は多いかも(笑)。流石にドームにセスナ機はぶつか
らなかったけど、2人の男性が赤いコンバーチブルの車でギリギ
リ街に飛び込んできた。グレッグやタマラが言っていた本部の
人間かと思ったけど、本部はネバーランドで、この人達は人質を
取られた地上部隊のものたちなのか(笑)
ナンバープレートは(0920-EAW)ミネソタ州/10000 Lakesのもの
だった。
冒頭の字幕では5 DAYS AGOなのに、日本語では5年前になっていた
のは何か理由があるのか。
よく考えると、ネバーランドの出入り口にもストーリーブルック
の出入り口にも壁があるんだね。
海の底からならばくぐり抜けられるのであれば、なんとか
抜け出せないのか。
■ストーリーブルックの2人の侵入者ともう1つの籠
色々とこのドラマ大げさにあおる傾向が有るけど、2人の侵入者
はとても危険だとしながらも、ただネバーランドに人質を取ら
れてピーターによって操られている人物だった。
ますますピーターの凶悪説は出てくる訳だけどね。
ストーリーブルックに侵入してきたこの2人、ダーリング家の
子供たちのジョンとマイケル。
S2-21で、若い頃のベルファイアが時空の渦に巻き込まれて、
ロンドンの地にたどり着いた際に助けられたのが、ダーリング家
だった。ウェンディだけは言いつけを守れず影にやって連れ去ら
れていたけど、その流れから今回のエピソードに引き継がれた
格好だった。ニールの時間旅行に関しては、とても興味深いもの
が有るのだけど、このダーリング家が過ごしてきた流れという
のも同時に興味深く写る。かねてからピーターが語るようにこの
島にいれば時が流れない為に、ウェンディだけが幼いときの
姿をしていること。
■ゴールドがベルに求めたもの
ゴールドはストーリーブルックにいるベルに対してメッセージ
を送っていた。その送る方法は貝殻のようなもの(スカシカシパン)
によるもので、ゴールドがそれを渡したときには、武田久美子
さんばりの貝殻ビキニだろうと思わず想像してしまったけど、
ホタテの貝殻みたいだったね。ホログラムのようにしてゴールド
が浮かび上がり、彼からベルに対して
「私たちの愛の絆があれば見つけられる」としていた。
これもまた数奇な運命をたどってきたアイテムの一つ・思い出の
欠けたティーカップだった。ティーカップが鍵となっていて、
床から隠し扉が出て中からパンドラの箱が出てきた。
これを使うと一体どういうことになるのかは定かではないけど、
監視していたドンマイケルもといジョンとマイケルによって
奪われてしまった。ドワーフのツルハシで壊されそうになる
ところを奪い返した。
■ネバーランド組・エマたち
ピーターの影を捕まえる為にココナツを利用する。
何故そんなものに閉じ込めることかは分からないけどね。
ニールによるとピーターの影は「闇のくぼ地」に集まるのだ
という。
そこに到達するまでにはフックとニールのエマを巡る静かな
争いが有った。フックは堂々とエマの心を掴むとして、
ある意味では正直に話したことも有るけれど、エマとキスした
件ではかなり小狡い。そしてニールの形見だと思っていた
刀を渡していたことも有った。
フックはニールが生きて居るという事を黙って居ることも出来
たけれど、それはピーターがゲームと称して古い友達をフックが
見捨てるのかどうかを見守っていたことも有り、フックは
名誉を重んじることを口にしていたけれど、その真意はどうだか
分からない。
ただフックという人物は過去、ルンペルの妻を奪い取っている
し、今度はルンペルの息子のニールから恋人のエマを奪おうと
している。なんたることなのか。
「闇のくぼ地」ではろうそくに火を付けて影を引きつけたいが
ランタンの火は消えていた。せめて木の棒でもこすり合わせて
いるフックの姿を待ってから、ニールが「21世紀へようこそ」
とばかりにライターの火を出して欲しいシーンだったけど、
ライターの火は付かず。先日レジーナと練習していた火を付ける
呪文がまさかこんな所で役に立つとは思わなかった。
影といえば、かつてルンペルは影を使って闇のナイフを隠して
いたけど、あの影は自分の影なのか??
■ネバーランド組・メアリーたち
デビッドが毒矢に犯されて死にかけたことを黙って居たのに
怒り心頭。エマさんからも「口利かない罰、いつまでやるの?」
と問われていた。黙って居たのはヘンリーを助ける為に邪魔し
たくなかったのだとすると、逆にメアリーからもエマの三角関係
は今後落とし穴になりうることだとしていた。
メアリーは直った後にも事実を隠していたことに憤怒している
ようで、デビッドとしてはやはりこの島から自分が抜け出る
事が出来ない為に、メアリーに足枷をしてしまうようなことは
したくないみたいだ。
■ネバーランド組・ピーターパンたち
ピーターはいよいよなにやら行動・作戦を仕掛け始めた。
ヘンリーが頑なにピーターのことを信用していないこと。
ニールたちが助けに来ないのはピーターが邪魔しているのだ
と語る。
ピーターはウェンディを使ってヘンリーをヒーローにさせる
べくして仕掛けを施した。病気でもないウェンディに演技させて
ヘンリーが助けたくなるように誘導する。そんなウェンディが
ピーターの籠の中に捕らわれていた人の一人だった。
今回のテーマは、「選択」と「英雄心を擽る策略」だった
感じだな。
■出演者
メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長
ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ニール・キャシディ (Michael Raymond-James) ベルファイア
— (Robbie Kay) ピーターパン
フェリックス (Parker Croft) ロストボーイ
グラニー (Beverley Elliott) お婆ちゃん
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge) カウンセラー
アリエル (JoAnna Garcia Swisher) 人魚
修道院長 (Keegan Connor Tracy) ブルーフェアリー
マイケル・ダーリング (James Immekus) 兄弟
ジョン・ダーリング (Matt Kane) 兄弟、メガネ
ウェンディ・ダーリング (Freya Tingley) ネバーランドに捕まる娘
— (Rose McIver) ティンカーベル
— (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
— (David-Paul Grove) ドク
— (Jeffrey Kaiser) ドーピー
トム・クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
— (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋