ポリティカル・アニマルズ Political Animals 第3話 妥協しない女たち The Woman Problem

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July 29, 2012
第3話 妥協しない女たち The Woman Problem

監督/Michael Morris 脚本/Phil Klemmer、Brian Wayne Peterson
Kelly Souders
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父さんはまた母さんを傷つけるとし、母は大統領選挙に出馬
することで家族よりも国を優先すると考えたダニエルは誰かが
家族を守らなければならないとして、スーザンに母が選挙に
出馬することをリークして不利な状況に追い込もうとする。
しかしスーザンは裏を取らないと掲載出来ない事を告げるが
母は大統領選に出てガルセッティと戦うのだという。

— 過去 —
バドはレイチェルのテレビインタビューに出演し、エレインの
出馬について聞かれる。序盤は好調だったが、その後貴方の奥
さんは女性層から下がっているという。しかしバドは女性支持が
下がっていることを馬鹿げたことだとし、エレイン程女性の為に
頑張っている人は居ないのだという。女性の健康を守る活動を
して30年、ナッシュ最高裁判事の任命も支援し、家庭内暴力
も早くから取り上げてきたのだという。更にバドはレイチェルが
ハモンド夫人というのが気に入らずに妻はハモンド知事だと
語る。女性が嫌っている連中の殆どがバギナの無い連中だとして
テレビの前でとんでもない発言をしてしまう。

— 2年前 —
ダニエルはバドのテレビでの発言を非難するが、そんなに騒ぐ
ことではないと語る。カリフォルニアを控えているのにこの発言は
致命的だという。明日は三つの州を回るというエレイン。
エレインはダニエルに対して、バドに原稿通り話すことと
落ち着くようダグラスから話して欲しいと頼む。

婦人連合会、特別功労賞を授与されたダイアン・ナッシュ判事の
集まりに来ていたエレイン。ロースクール時代にエレインは
ダイアンから指導を受けていたのである。ハモンド大統領が
ナッシュを判事に指名したこと。同性愛者と公表してる人が
指名されたのは初めてだったという。上院でも揉めたが、
ナッシュ自身の上品さ、知的さ、ウィットに富んでいる公聴会後
に世論が大きく傾いたことを語る。男女平等達成に対する期待
と現実との間があることも、裁判所高裁で示していったとし、
2012年の今、保守的政治家に屈せずに中絶の権利を守ろうとして
エレインは改めてナッシュを支援する。
しかしナッシュはエレインが何故バドにいつも華を持たせるのか
として理解が出来ない事を語る。ガルセッティにプッシュし
バドをイランに送ったのもアナタだという。何か選挙戦にでも
でようとしているのかと問われると、ガルセッティも新米
議員ではないので対処してくるはずだという。
エレインはナッシュにパートナーであるコリーンの体調は
どうかと尋ねると、恐れている日は近いかも知れないと語る。

ワシントングローブ誌ではスタッフ会議をしていた。
アレックスを中心としてバリッシュか大統領選挙に出ることを
アレックスは語る。スーザンは誰が言っているのかと問うと、
ワシントン中が言っているという。アレックスはスーザンに
対してどう思うかと問うと、他紙から元気で人気がある限りは
出馬の可能性は否定出来ない事を告げるが、ガルセッティも
出馬を恐れて先制攻撃をするのではないかという。
一方ジョージアは一つ記事にしたいネタがあるとして発言する。
ジョージタウンで買い物をしていいる時に気がついたという
彼女。あそこにはバス路線が2つ有り、メトロバスとジョージ
タウン巡回バスだという。巡回バスは白人が利用しているので
綺麗である事を語るとアレックスはジョージアに対して
君は調査ネタは良いと一蹴する。TJハモンドがナイトクラブ
を開くのでblogネタにしたらどうかという。

バリッシュ家では家族全員でディナーを取ることになる。
アンが来られないのは残念だというエレイン。
TJも少し遅れてやってくる。すぐにナイトクラブに戻らない
と準備があるのだというTJ。オープンしようとしていることを
語るとエレインとマーガレットは金はどうしたのかと問う。
エレインは大統領選挙に出る事を告げガルセッティと戦うと
語る。倫理的には閣僚を辞めなければならないとし、準備が
出来るまでは誰にも口外しないで欲しいと箝口令を敷く。
するとマーガレットは「私たちの意見を聞くだけ聞いて、
全部無視して好き勝手にやるって話でしょ」としてエレイン
に冷めた発言をする。マーガレットはもう嫌だとして、ニュー
ヨークポスト誌にゴミバケツを開けられるような日常はこりごり
だという。ダニエルもTJも2年前の選挙戦の時のような地獄は
味わいたくない事を語る。エレインランド合衆国の女王様
になるなんて反対だと言う。ダニエルは選挙対策本部長と
して助けてくれるだろうとするとマーガレットは諦めたように
勝手にしなさいという。
そんな中、バドもバイロンとのポーカーの序でに寄ったと
いう。二人が食器を洗いながら会話しているのを見て不思議
な光景だと語る。バドは息子達を甘やかせすぎたと反省する中、
これから偵察任務に行くという。ジュバル・ジェイコブズ
を見つけたとし、党を相手にクーデターを起こすのであれば
勝ち目があるかどうかを確認しないといけないのだという。
選挙アナリストとして優秀なジュバルに話を聞くとするが、
息子達は例の件で口も聞いてくれないのではないかと語る。
ダニエルも東アジア経済サミットまで一週間もないのに
そんなところに行くのは無理だという。
バドはそろそろオオクチバスのシーズンだとして、それを口実
にするのだという。バドはTJにも一緒に来て釣りに行こうと
語る。
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ガルセッティ大統領の下で働く国務長官・エレインは密かに
大統領戦に向けて始動する。しかし女性が大統領戦に出る
ことは世間からの風当たりも強く、男性に比べて強欲である
と捉えられることも多かった。2年前の選挙戦に於いてその中傷
に耐えてきたバリッシュ家としては、エレインの再出馬に
良い顔をしなかった。

ドラマとしてはそれぞれに持つ信念というものを見せつけられた
感じの内容だった。信念なのか我の強さなのかは分からないけど
相変わらずドラマとしては、バドの下半身の弱さと下品さとは
裏腹に存在する優秀さを示すばかりの展開で、エレインの才能
というのはあまり見えてこない。
ドラマを見ていると少しずつバドの良さを感じる流れが有るな。

今回のドラマは2年前の選挙戦に於ける顛末を描くと同時に、
現代に於けるエレインの出馬を巡り、ガルセッティ陣営との
影での激しいつばぜり合いが行われるという物語だった。

しかしドラマとしては大統領とのつばぜり合い以前に家族の
間で起きている葛藤というのがメインであり、今回は親子での
葛藤・・・それは父と息子、母と祖母の葛藤として描かれて
いる。

エレインと母・マーガレットが言い合いをする中で、祖母は
エレインランド合衆国に関しては反対の立場で、家族の意見を
聞く振りして結局自分で決めるということを抓るシーンが
有った。エレインは寧ろ母こそ幼少期の頃からパット入りのブラ
をつけさせたり、レオタードを着る姿が不格好で、バレエ
がつまらないという理由で辞めさせたことを根に持っている。
互いに感謝の言葉もないとして非難合戦をする中で、上述した
レオタードネタで責められたエレインは国務長官の就任式での
宣誓の際での母が昼間からスパンコールだらけのカクテルドレス
を着てきたことを責める。結局二人共自分が目立ちたい思いと
いうのが強いのだろうし、そういう性格でないとなかなか大統領
は務まらないのだろうな。

それとは対象的にして、男性の親子での葛藤も描かれた。
2年前にバドがカリフォルニア州での選挙区に於いて、エレインの
支援をしている際にテレビインタビューの場で発した”バギナ”
や”チンコ”発言に際して興味深い葛藤が有った。
当時から選挙活動の支援をしていたダニエルは責任感が強いのか、
それとも無能なのかは分からないけど、バドが発したテレビ
での問題発言に対して、インタビュー対策をしようとする日に
TJとアンが用意したサプライズで酒を飲みドラッグ(エクスタシー)
を飲み、そしてプロポーズするという舞台裏があった。
正直、そんな酔っていてドラッグでラリっている
時にプロポーズされて嬉しいものなのかは分からないけど、
ダニエルが寝過ごしている間に、バドが再びゲイのレイチェル・シル
バートンとのインタビューで問題発言を繰り返す所など、愚の骨頂
かと思わせたが、実際にはバドが悪役となることで、次なるチャンス
の為の工作だったことを選挙参謀のジュバルから話を聞く。

息子は父のことを「党の顔をガルセッティに奪われるのが我慢出来ず
自分かわいさで選挙運動を壊している」とするが、寧ろ父は、
「お前がしっかりしていれば俺なんか必要がない」とし、
「母さんならば大胆で世界を揺るがす選挙をして新しい政治で
この国を元気に出来たのだ」として、支持率ばかりを気にする
バリーの意見ばかりをすくい取っているダニエルに対して苦言を
呈する姿が有る。その意味合いも上述したようにフォローする
意味合いがあったところなど知って愕然とするものが有ったのだ
ろうし、女同士の付き合いは難しいとしながらも、エレインと
祖母との間では素直じゃないが最高で粋な励ましの言葉をかけられ
ていくところなど、上手く出来ている。

ジュバルとバドの間でも女房を寝取ったとかどうかで激しい
やりとりが有り、ショットガンを向けるジュバルとバドの警護官
サムが銃を向け合うシーンが有った。
しかしバドがジュバルの元を尋ねるのも、ある意味では自分を嫌って
いる相手だからこそという感じもするね。

ガルセッティとエレインの密かな対決も興味深いものが有った。
リベラル派で、男女平等を唱えるエレインの師匠であるダイアン・
ナッシュ最高裁判事を利用し、ガルセッティは彼女を使って
エレインの再出馬を阻止しようとする。最高裁判事には共和党も
その座席を狙っており、ショーがパイクを使って司法委員会の
票を集めるだろうとして、今すぐにダイアンが身を引いて、
後任としてエレインを最高裁判事として任命すれば良いことを語る。

出版業界でも男女関係に於いては気むずかしい状況が描かれている。
エレインがバドとの関係に於いて腐れ縁のような関係を築いている
のと同時に、スーザンもまたアレックスとの関係に於いて
グズグズさを引きずっている。
「普通寝ている女性にひいき目にするのにあなたは逆のことをして
いる」みたいな主張があったけど、アレックスが語る様に、
仕事人間のスーザンにとっては、彼の事は仕事をする上での便宜を
図る上での関係ではないかと思うところも有るし、彼女に初めての
夜のことを尋ねると、彼女は真っ先に「政権移行チームが指名された
日だ」という色気もない言葉を出して、アレックスを萎えさせる
ところなど、彼の失望感が分かるような感じがする。
ただスーザンが下着を履くシーンはもの凄い際どい絵面だったね。

ジュバルによると、勝ち目は十分に有り、勝敗を左右するのは、
オハイオ、コロラド、バージニアだという。
しかしバドに対して、君が一緒だと彼女がひ弱に見えてしまうので
一緒ではない方が良いと言われていた。それでも父は母の為ならば
になんでもする人だというように、最後まで関わってくるという
感じかな。

ダニエルはスーザンにリークしたことを後悔。
スーザンは掲載しない変わりに、計画の全てを教える様要求する
けど、彼女自身がリークしてきた内容を掲載するつもりは無かった
と話しているのに、いきなり借り貸しの話をし始めて、要求を
たたき付けるところなど、違和感は有ったけど、そんな脅しに屈する
ところがダニエルの弱さだな。

・Jerk It by Thunderheist

エレイン・バリッシュ (Sigourney Weaver) バドの元妻・国務長官
スーザン・バーグ (Carla Gugino) ジャーナリスト
ダグラス・ハモンド (James Wolk) エレインの補佐、息子・次男
T.J.ハモンド (Sebastian Stan) エレインとバドの息子、長男・ゲイ
アン・オガミ (Brittany Ishibashi) ダグラスの婚約者、摂食障害?
マーガレット・バリッシュ (Ellen Burstyn) エレインの母
バド・ハモンド (Ciaran Hinds) 元アメリカ大統領
アレックス・デービーズ (Dan Futterman) ワシントングローブ誌デスク
ポール・ガルセッティ (Adrian Pasdar) アメリカ大統領
バリー・ハリス (Roger Bart) 大統領の首席補佐官
アリス (Kristine Nielsen) エレインの秘書

ダイアン・ナッシュ (Vanessa Redgrave) 最高裁判事
ジュバル・ジェイコブズ (Chris Ellis) 政治アナリスト
ジョージア・ギボンズ (Meghann Fahy) ワシントングローブ誌記者
— (Brooke Behmke) Male Reporter
マイク (David Healy) the Interviewer
サム (R.J. Kelly) Secret Service Agent
— (Montana Marks) Sorority Girl
ラス (Griffin Newman) ワシントングローブ誌
レイチェル・シルバートン (Elizabeth Norment) テレビ司会者、ゲイ
— (Connor Senning) Frat Boy
— (Shawn Gonzalez) Washington Globe Employee
— (Alan Davis) Washington Globe Intern
— (John DiRenzo) Secrete Service Agent
— (Chris Dyer) Washington Globe Reporter
— (Justin Fortmeier) Agent
— (JaQuinley Kerr) Guest
— (David Kneeream) Washington Globe Reporter

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